DIGIFLAVOR（デジフレーバー）のVAPEリキッド、AURA RDA 「オーラ」のレビューです。
この製品は有名YouTubeチャンネル、DJLsb VAPESとのコラボレート商品、DJLsb VAPESがデザインしたアトマイザーになっています。特徴としては24mmサイズのドリッピングアトマイザーで、デュアルエアフロー（ボトム/サイド）になっており、その他にも各所にこだわりの仕様が見受けられます。
それでは詳細を見ていきます。
商品提供：HEAVEN GIFTS
VAPEアトマイザー DIGIFLAVOR/AURA RDA のパッケージと内容品
パッケージはDIGIFLAVOR共通のデザイン。白基調で高級感も感じるシンプルなパッケージデザイン。コーポレートカラーを合わせたカラーリングに、箔押しを用いたロゴマークが上質さを主張します。
パッケージ側面には製品偽造防止のスクラッチコード入りステッカーが貼られており、さらにこのステッカーを偽造するのを防止するホログラムプリント仕様になっています。
内容品一覧
- Aura RDA アトマイザー本体
- 810ドリップチップ
- 510DTアダプター
- 予備パーツ(Oリング、ネジ)
- BFピン
- コイルジグ(2.5mm、3.0mm)
- プラスドライバー
ビルドツール、そしてコイルジグやプリメイドコイルも付属するので、まだビルドツールを揃えていないという方にも親切なパッケージングになっています。
ただし、コットンやコイルレッグを切断するニッパー(金属疲労を利用してコイルレッグを切断しても大丈夫です)は入っていませんので、別途購入する必要があります。
VAPEアトマイザー DIGIFLAVOR/AURA RDA の詳細
Auraは、DJLsb Vapesによってデザインされた味のRDAです。これは、デッキ・システムとディープ・リザーブ・タンクだけでなく、ディテールやエクストラにも配慮されているため、最高のワイン・エクスペリエンスを提供します。そのステップクランプ構造デッキは、2つの大きな「ユーザーフレンドリー」スクリューで固定されたコイルを素早く簡単に挿入することができます。2つのエアフローチャネルは最高の風味をもたらし、高さと位置によるリークを防止します。
ステップクランプのデッキを使用すると、コイルを以前より速く簡単に挿入できます。
2つの大きな「使いやすい」ネジで固定されたビルドデッキ。より多くのトルクを加えることを可能にする2組のネジ（フラットヘッドスクリューとプラスネジ）が含まれていますが、それらはしっかりしており、耐久性があり便利です。
2つの空気流チャネルは、コイルに向けられた角度のために高密度で強い香味を生成する。
Ultemディスクプレートは、MODを熱から保護しながら、RDAにはっきりとした外観を与えます。
トップキャップはドーム状で、コイルの近くで機械加工されてさらに風味を増強します。
個人的な好みを満たすために、2セットの810ドリップチップが含まれています。 （ゴールドバージョンにはPEIドリップチップが付属しています）
通常のポジティブコネクタとBF（ボトムフィード）コネクタが含まれています。 BFコネクタは、ボトルを取り外すときでさえ、依然として完全な量の液体を内部に残すほど高くなります。
2つの2.5mmおよび2つの3.0mm巻き取り工具が組み立て中にコイルを位置決めするために含まれています。
2つの3.0mm（2×28/36 SS316L）がDJLsb Vapesによって個人的に選択されました。
The Aura is a flavor RDA designed by DJLsb Vapes, which will deliver you the best vaping experience not only due to its build deck system and deep reservoir but also due to the attention to details and extras included. Its Step clamp build deck allows to insert coils faster and easier, secured by two big “user friendly” screws, while the two airflow channels deliver the best flavor and prevent leakage due to the height and position of it.
Step clamp build deck allows you to insert coils faster and easier than ever.
Build deck secured with two big “user friendly” screws. Two sets of screws included, both flat head screws and Phillips screws, which allows you to apply more torque, they are solid, durable and convenient.
Two airflow channels produce dense and intense flavor due to the angle directed towards the coils.
Ultem disc plate protects the mod from heat while giving the RDA a distinct look.
The top cap is domed and was machined close to the coils to intensify even more flavor.
Two sets of 810 drip tips included to meet personal preference. (Gold version comes with PEI drip tip)
Both regular Positive connector and BF (Bottom Feeding) connector are included. The BF connector comes high enough to still leave a perfect amount of liquid inside even when you remove the bottle.
Two 2.5mm and two 3.0mm coiling tools are included to position the coils while assembling.
Two 3.0mm (2×28/36 SS316L) personallyselected by DJLsb Vapes included.
DIGIFLAVOR/AURA RDAのスペック
| 直径 | 24mm |
| 高さ | 34mm |
| ネジタイプ | 510 |
| ドリップチップ | ハーフインチ(810DT)/510DTアダプター |
| コイル | RBA デュアルコイル |
| エアフロー | サイドエアフロー/ボトムエアフロー |
| 素材 | Stainless Steel |
| BF対応 | ○ BFピン付属 |
DIGIFLAVOR公式サイトより
ドリップチップ及び510スレッドを除いた全長は28mm程です。
AURA RDAを分解しました
大まかに本体を分解してみました。ドリッピングアトマイザーのためパーツ点数は少なめです。
写真左から デッキ/スリーブ/トップキャップ/ドリップチップ になっています。デッキはさらに細かいパーツを分解可能。
AURA RDAのドリップチップ
ドリップチップの取り付け部分はkennedyやGOONなどに互換性のあるハーフインチサイズ(810DT)を採用し、トップキャップ側にOリングが設けられています。
ドリップチップは810サイズのものが2つ、そして510ドリップチプアダプターが付属します。
背が低く、外径の大きい810DT。
外径18mm、全高6mm(取り付け部を除く露出部)、内径10mmでエンドに向けて拡散するデザイン。
背が高く、外径の小さなドリップチップも810DT規格。
外径15mm、全高7mm(取り付け部を除く露出部)、内径10mmから途中で内径が広がるデザイン。
さらに汎用のドリップチップを使うことができる樹脂製の510DTも付属します。充実の付属品です。
AURA RDAのエアフローデザインとトップキャップ
AURA RDAのエアフローはデュアルチャンネル（サイド/ボトム）ふた通りのエアフローを楽しむことができます。
まず、サイドエアフローはスリーブとトップキャップのエアホールから空気を取り込み、コイルに直接空気を取り込みます。ダイレクトな味とミストの質感を楽しめる構造で、ドロー調整はスリーブとトップキャップのエアホールの合わせ具合で調整することができます。
キャップには2箇所エアホールが設けられており、構造からどちらか一方だけを開くことはできないため、基本的にはデュアルコイル前提のディティールになっています。
対してスリーブには４箇所エアホールが設けられています。この構造により、ボトムエアホールとの組み合わせの自由度を生み出しています。
- ボトムエアフローだけで運用
- ボトムエアフロー/サイドエアフロー両方
- サイドエアフローだけで運用
このような組み合わせで運用することができます。
ボトムエアフローはというと、デッキとスリーブに同形状のエアホールが設けられており、この合わせ具合でドロー調整可能。全閉にして殺すこともできます。
キャップ裏のデザインはというと、今流行のドーム型形状を採用しています。
AURA RDAのデッキ構造
デッキはスタンダードな2ポール2スレッドデッキ。
ステップクランプビルドデッキと命名された構造で、コイルの挿入をより迅速かつ簡単に行うことができます。
DJLsb Vapesがデザインしたことを示すように、デッキポストには”DJL SB”の文字が入っています。
耐久性と使いやすさを考慮し、頭の大きななネジを採用しています。ネジ頭はプラスドライバーでアクセスします。
ジュースウェルはかなり深く、メーカーが「ディープ・リザーブ・タンク」と唄っている通り、1.5mlのリキッドを蓄えることができるとのことです。
AURA RDAのポジティブピン、BFに対応
ポジティブピンは金メッキ仕様。通電性を向上させ、腐食による通電不良を防ぎます。このスクリュはデッキのポジティブ側固定ネジを兼用しており、調整は不可になっています。しかし、提供品は十分に出ており、メカニカルMODでの使用も問題ないように見受けられます。
ウルテム製ディスクプレートをスレッド面に設け、MODをコイル熱から守る仕様になっています。また、リキッドを少量漏らしてしまった場合にも、MODに付着する前にこの部分がコースターのような役割を果たすことも。
ウルテム製ディスクプレートはスレッドにより着脱可能になっています。しかし、厚みがそれなりにあるため、多くのMODではディスクを外したままだと、510スレッドに取り付けた時にアトマイザーとMODの間に隙間ができてしまいます。
この仕様は過去レビューした中ではDesire/Rabies RDAとDesire/Mad Dog RDAに採用されていました。
付属品の中にはBFピンも付属しており、付け替えることでスコンかー、ボトムフィーダーMODに対応します。
BFピンのリキッドの出口はジュースウェルより高い位置にあり、ボトムフィーダーボトルにリキッドが戻るのを抑え、ジュースウェルにリキッドを保持できる仕様になっています。
ジュースウェルが深く保持量が十分なので、押しすぎてボトムエアフローホールからリキッドを溢れさせてしまうこともなさそうです。
VAPEアトマイザー DIGIFLAVOR/AURA RDA のビルド
デッキ、コイルレッグ固定部のネジはプラスドライバーで緩めることができます。付属のツールを使用してスクリューを緩めます。このネジですが、頭がかなり大きく、トルク許容量が十分あり、ナメてしまうことを防ぐ耐久性を確保していることを想像させます。
24mmの余裕ある空間、そしてエアホールからトップキャップまでの距離も適切で、コイルビルドの自由度は高いと感じます。ビルドですがデュアルエアフローなので今回はどちらにも行けるようにボトムエアフローホール付近にビルドすることにします。
コイルは、カンタル24G、3.5mmで6ラップ巻いています。
コイルレッグの長さを決めて固定した後に、コイルにジグを通してコイル位置を調整してやります。コイル足を切断していないのは、後にコイル位置の調整幅を残しているためです。
コイル位置をボトムエアフローホール直上より若干高めの位置に調整し、サイドエアフローでもダイレクトな味を楽しめるようにセッティングしました。
今回コットンにはNATIVE WICKSを使用しています。
ウィックで空間を埋めてやり、サイドエアフローから取り込んだ空気がコイル周りを通るようにします。
スリーブを取り付け、コイル位置を最終確認します。その後にリキッドを注げば使うことができます。
VAPEアトマイザー DIGIFLAVOR/AURA RDA のを使ってみました
Joyetech/eVic Primo Mini(18650シングル)
Hcigar/VT75 COLOR(26650シングル)
CoilART/MAGE BOX(18650デュアル・メカニカル)
VAPEアトマイザー DIGIFLAVOR/AURA RDA のまとめ
まず使ってみると味が良い！わかりやすくサイドフローとボトムフローでの味が全く異なり、リキッドやビルドで運用を選べる自由度、調整幅が魅力だと感じます。
サイドフローだと甘さや清涼感、キック感をダイレクトに感じますし、ボトムフローだと柔らかで上品、間接的にフレーバを楽しめます。そして、両方開く運用もできるため、好みのセッティングそして、リキッドに合わせた調整が可能です。
そして、その細かい調整を可能にしているエアフローデザインに秀逸さを感じます。
もちろん、ドロー的にMTL運用は厳しいため、基本DL運用専用のアトマイザーなので用途は自ずと限定されます。
同様のエアフローデザインのドリッパーとしてはVANDY VAPE/GOVAD RDA(ただしシングル前提)やCTHULHU/AZATHOTH RDAなどがあり、真新しいデザインではありませんが、バランスが良いと感じます。
ビルドも簡単で利便性も高く、実用品としては最高レベルの出来だと感じました。
サイズが大きく、好みによりますが見た目に魅力を感じられない部分は否めません。しかし、ミスト量多めの運用で、味を重視するのであれば良い選択肢だと思います。
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