Joyetech「ジョイテック」のVAPEアトマイザー、RIFTCORE DUO「リフトコアデュオ」のレビューです。
RTAってコイルのコストが安いけどビルドは面倒! 安くVAPEを楽しみたいけど、コイルビルドが大変だというユーザー向けにコットン交換だけで使える爆煙アトマイザーがJoyetechから登場しました。
このアトマイザーの特徴
- 長寿命のRFCヒーター採用でコイルビルドの手間いらず
- ウィック交換のみで使えるのでコイルのコストがかからない
- デュアルヒーターの爆煙RTAアトマイザー
コイルの代わりに高寿命のアメリカ製RFCヒーターを使用することで、ウィックを変えるだけで手軽に楽しめ、コイルのコストがかからないのが最大のメリットです。
そこで心配なのは味ですよね。
安心してください!味も楽しめますよ!
それでは詳細をレビューいきます。
商品提供:VapeSourcing
詳細
フィンのようなデザインが特徴的なRIFTCORE DUOアトマイザー。
最大の特徴はデザインではなく、デッキにあります。
そう!プリメイドされている、、、のではなく、ウィックを交換するだけで使えるのが最大の特徴です。
ウィックを挟んでいるのはRFCヒーターというもので、これが長寿命。
コイルの心配をすることなく、コットン交換のみで使えるRTAという新ジャンルの製品です。
スペック
リキッド容量 | 3.5ml |
直径 | 26mm |
全長 | 47mm 32.2mm(DT,510スレッド除く) |
重量 | 52g(実測) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510DT |
コイル | RFCヒーター(ビルド不可) |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
素材 | ステンレススチール |
Joyetech公式サイトより
パッケージ・内容品
パッケージは片手ほどのサイズのペーパーボックス。Joyetechらしいデザインですね。
後ろには付属品などの情報。側面にはスクラッチ式セキュリティーコード。
内容品一覧
- RIFTCORE DUOアトマイザー本体
- コットンパック
- 六角レンチ(RFCヒーター着脱用)
- ピンセット
- マニュアル
- 保証カード
- 警告カード
- スペアパーツ(ガラスチューブ、Oリング、イモネジ)
カットされたものとシート状のもの、コットンがやたら入っています。
コットンをセットするピンセットまで入っているのが親切です。
分解
早速本体を分解して構造を見ていきます。写真のように
- デッキ
- タンク
- ドリップチップ
に分解できます。デッキやタンクはさらに細かく分解可能です。
ドリップチップ
ドリップチップの取り付け部分は510サイズで、社外品に交換できる汎用規格です。
付属のドリップチップはJoyetechが推してるハニカムデザイン。本体と同じブルー系の樹脂素材です。
全長15mm、露出部の高さ10mm、外径14mm、内径5.5→10.5mm(逆テーパー)
タンク
リキッドチャージはトップフィルです。
スライド式のトップキャップ。
トップキャップの「三角印」部分をスライドさせれば、パーツを取り外すことなくリキチャできます。
リキッドチャージホールはオーバル型で大きいので、先が太いスポイトボトルでも問題なく使えます。
さらに便利な機能がこれです!
逆さまにして外せばリキッドがタンクに残っていてもデッキにアクセス可能です。
吸ってる途中にコットンを変えたくなった時、タンクに残ったリキッドを捨てたりすることなく交換できます。
チャンバー部はデッキ上のスペースが拡張されていないので、チャンバー(膨張室)とは言えません。
その代りに太いチムニーで、ミストをダイレクトに口まで導く設計です。
チムニーは太いところで10.5mmと極太サイズ。
ボトムエアフロー
デッキには3箇所エアフローホールが設けられ、コイルに空気を取り込みます。
エアフロー調整リング(AFC)搭載で、ドロー(吸い込みの強さ)を無断階で調整可能です。
ドローが軽く、DL(ダイレクトラング)専用のアトマイザーです。
デッキ
デッキにはコットンがプリセットされています。構造がわかりにくいので取り除きます。
デッキにはコイルの代わりに「RFCヒーター」が2つセットされています。
このヒーターの特徴をメーカーが発表しています。
- 長寿命で交換不要
- 均一に熱が入るので風味が良い
- 熱伝導が早い
- アメリカで製造された安全な材料
長寿命コイルをセットすることで、ウィック交換だけで使えるお手軽RTAを目指した製品です。
詳細は明らかになっていませんが、シリコンヒーター系の素材のようです。
寿命が長く、熱伝導が良いので立ち上がりが早い。そして、風味が良いといいところしか言っていませんが、、、
キットにはこのRFCヒーター着脱用ツール(六角レンチ)とイモネジが付属しますが、ヒーターの予備は付属しませんし、現時点ではヒーター単体でも売っていないようです。
ヒータの寿命=アトマイザーの寿命と考えたほうが良さそうです。
ボトムエアフローから取り込まれた空気はコイル裏に取り込まれます。
コイル主体で考えるとサイドエアフローに近い構造です。コイルの前にはウィックがセットされるのでちゃんと冷却されるのか不安がある構造です。
ポジティブピン
アトマイザー底にはRIFTCORE DUOのエングレービング入り。
ポジティブピンは0.55mmほど突起していました。
このポジティブピンはデッキ固定ネジ兼用。出っ張り具合を緩めて調整できません。
ポジティブピンを外すとデッキが分解するので、使うときはピンがしっかり締まっているか確認して使う必要があります。
ビルド
RFCヒーターは長寿命ですが、これにリキッドを供給するウィックは交換が必要です。
購入時に既にビルドされていますが、コットンの寿命が来たら交換します。
- 使用前に綿を(5×1 8mm)サイズにカットしておきます
- 2つのカットしたコットンを取り出します
- 2つのコットンを慎重にデッキに入れます
付属品には、コットンのサイズを示したプレートが付属するので、このプレートに合わせてコットンをカットすれば楽にウィッキングできます。
また、カット済みのコットンも付属するので、しばらくはこれを使うこともできます。
このようにしっかりとウィッキングします。サイドがジュースチャンネル(タンクからコットンにリキッドを供給する部分)なので、その部分を重点的に埋めます。
かなりキツめに詰めないとリキッドが漏れます。
リビルドのとき、ヒーターにカーボン(燃えカス)が付着している場合は「ドライバーン」して除去します。
古いコットンを取り外し、 RFCヒーターを30w(約3秒)で3回ファイアさせます。各間隔で5秒待つ。
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感想
運用的は最高に良いですね!コイルビルドの手間がいりません。
そして、気になる味は「悪くありません」少しだけ個性的な味ですが、特にマレーシアやフィリピンなどの爆煙対応リキッドだと普通以上においしく吸えます。
ただ気になる点もあります。
- 2つのヒーターの同調が取れていない個体あり
- 長寿命だけどヒーターパーツの予備部品はなし
僕の個体、2つのヒーターが同調されていない。これは初期状態では気が付かなかったのですが、使い続けるごとにどちらかのみに熱が入ってしまう減少が起きています。
金属コイルであればつまんだりして同調できるんですが、RFCヒーターはどうすればいいのか。
スレッドを片側若干緩めたりしても同調してくれません。僕の個体だけかもしれませんがちょっと困りますね。
この状態でも使えるんですが、そうするとハイボルテージかけて無理やり立ち上がらせるみたいになっちゃうのでバッテリーに負担が大きい。4V付近では話にならず、5Vかけてやっと。実用的には6Vほどかける必要があると感じます。
しっかり同調できている個体なら問題ないと思うんですが、僕の個体はあまり調子が良くないですね。
片側のヒーターを外したシングルヒーターでの運用もできるのでそれだと問題ないんですが、エアフローは片側だけ絞れないのでどうしても味が薄くなっちゃいますね。
まとめ
最近のコイル交換式アトマイザーは味が良くなってきたとはいえ、プリメイド式コイルは高いので、コイルのランニングコストがかさみます。
そこでコイル本体よりも寿命の短い「コットン」を交換するだけで使えるアトマイザーは合理的です。
味は普通に良いし、メンテナンスも簡単です。
メリットとデメリットがあるので、天秤にかけてそれでも気になったユーザーは試してみてはいかがでしょうか!
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