Innokin(イノキン)のVAPEアトマイザー、Prism T20 Tank「プリズムT20タンク」のレビューです。
高抵抗コイル採用の、MTLユース。「味重視」タイプのクリアトマイザーです。
スリムな直径20mmサイズで、低価格なのも魅力的です。
では早速レビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
Innokin Prism T20 Tank のパッケージと内容品
シンプルでコンパクトなパッケージデザイン。
背面には使い方の説明が書かれています。
側面には製品偽造防止のスクラッチ式コード入りステッカーが貼られています。
内容品一覧
- Prism T20 Tankクリアロマイザー本体
- 交換用コイル
- 予備パーツ(Oリング)
VAPEアトマイザー Innokin/Prism T20 Tank の詳細
VAPEデバイスメーカーの老舗、InnokinがリリースしたPrism T20 Tankは”味重視”タイプのクリアロマイザーで、高抵抗コイル仕様のMTL(タバコ吸い、口吸い)ユースに向いたクリアロマイザーです。
INNNOKINといえば一iSubシリーズが世を風靡し、味重視のクリアトマイザーで有名なメーカーですが、最近は話題作が少ないように感じます。その中リリースされたのがこのアトマイザー。
直径20mmのスリムなサイジングと、サイズの割に大きな2mlタンクを持った、ボトムエアフロー、トップリキッドチャージのコストパフォーマンスに優れたクリアロマイザーです。
Prism T20 Tankのスペック
直径 | 20mm |
高さ | – |
リキッド容量 | 2ml |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510 |
コイル | プリメイド交換式1.5ohm |
エアフロー | ボトムエアーフロー(固定) |
リキッドチャージ | トップ |
素材 | ステンレス パイレックスガラス |
低価格ながらもそれなりのデザイン。トップパーツ回りが樹脂製なのは軽量化とコストカットからか?
全高はドリップチップと510スレッドを含めずに、約35.5mm。ミドルハイトのクリアロマイザーです。
Innokin/Prism T20 Tankを分解してみました
分解してみるとパーツ点数は少なめです。
写真左から、ベース/コイル/スリーブタンク/トップパーツ/ドリップチップ の5ピース構造で、Oリングなどのショートパーツを除き、これ以上の分解はできません。
Innokin/Prism T20 Tankのドリップチップ
ドリップチップはブラックカラー、樹脂製のドリップチップで、くびれたデザインがAspire/Nautilus 2に付属のドリップチップにも似ています。味重視のアトマイザーに付属のドリップチップはこのデザインが流行っているようです。
口当たりがよく、咥えやすいデザインです。
高さ11.5mm(取付部含まず、露出部のみ)、内径6.5→5→(緩くテーパー)→4→5.5mm。
内径が一度絞られてから口元で拡散するタイプです。
Innokin/Prism T20 Tankのタンク構造とリキッドチャージ方式
リキッドチャージはトップフィル方式で、樹脂製のトップキャップを外すだけで上部からリキッドをタンクにチャージすることが出来ます。トップパーツはスレッド式で、ネジって外すことが出来ます。
タンクは一部がガラスになっていて、リキッド残量の確認が容易で便利です。ガラスの露出部が少ないので、ぶつけて割ってしまうリスクも少ないように思えます。
ただし、割ってしまった場合にはガラスだけの交換ができません。
Innokin/Prism T20 Tankのデッキ構造
ボトムパーツを外してみるとタンクに直接コイルが取り付けられており、510スレッドはコイルと一体化しています。
コイル下部を見てみると510スレッドの部分に小さなエアホールが開いています。ここにはエアフローリングなどはついていないので、調整は不可です。
510スレッドはコイル一体式のため調整はできません。そしてポジティブピンがまったくでておらず、逆に引っ込んでいるため、MODのコンタクトが大きいタイプだと短絡してしまい使用不可なものも合ったので注意が必要です。
Innokin/Prism T20 Tankのプリメイドコイル
タンクに直接取り付けられたコイルは、Oリングを介してタンクに取り付けられています。
1.5ohmの高抵抗コイル。推奨ワッテージは12-14Wです。INNOKIN伝統のコイル形状で、iSub APEX miniと同様に、510スレッドまでコイルと一体化しているデザインです。
コイルはバーチカルビルドで、スペースドで組まれており、コイルの回りにはウィックを媒介にしてリキッドを供給するようになっています。コットンのつまり具合はかなり緩めですね。
VAPEアトマイザー Innokin/Prism T20 Tank を使ってみました
Eleaf/ASTER MOD (18650 Single)
◎見た目とクオリティ
見た目はまさに実用品という印象で、コストカットの工夫を窺い知ることが出来ます。その制約の中、卒なくまとめている印象。樹脂部分のバリなども綺麗に処理されており、一昔前のコスト重視アトマイザーよりも随分クオリティが上がったなと実感します。
◎価格
定価$22程度。モノに対して若干高いように感じますが、提供先ショップでは更にディスカウント価格で購入可能です。
◎機能面、運用性
今リリースされている一般的なクリアロマイザーの標準的な機能を搭載しています。
- トップキャップを外すたけでリキッドチャージ可能なトップフィル
- コイル下からエアーを供給する味を重視したボトムエアーフロー
ただし、タンクにリキッドが残っている状態でのコイル交換は不可。そしてドロー調整も負荷です。
◎ミストの質感、味、ドロー
ドローは固定式で、MTLユースに向いた重めのドローですが、超タイトではありません。ドロー調整が出来ないので、好みの味に調整出来ないのはマイナスポイント。
味は他のMTLユースのクリアロマイザー、最近の優れた製品では
上記の2つが真っ先に思い浮かびますが、ここまでの味は出ない印象です。
VAPEアトマイザー Innokin/Prism T20 Tank のまとめ
気軽に、低価格にMTLユースの味重視を楽しめるアトマイザー。
価格がかなり安いので、味重視のアトマイザーを試しに使ってみたい!というニーズに向いたアトマイザーです。しかし、アトマイザーの質感や機能。そして、見た目のクオリティを求めるのであれば他の製品をセレクトするのが良いでしょう。
しかし、20mmサイズのチューブテクニカルMODにも搭載可能なスリムデザインは重宝しそうです。実際にINNOKINからはInnokin Endura T20スターターキットとしてもリリースがあるのでそちらもチェックしてみては如何でしょうか。
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