Cthulhu MOD(クトゥルフモッド)のVAPEスターターキット、Cthulhu RBA AIO BOX「クトゥルフ・アールビーエー・エーアイオー・ボックス」のレビューです。
ビレットボックスのBORO Tank互換オールインワンVAPEデバイス!
BVCコイルも使えて、独自RBAデッキも付属。18650バッテリー対応。
特徴や使い勝手など詳細をレビューします。
商品提供:ベプログshop
Cthulhu RBA AIO BOXとは?
Cthulhu MODのボックス型オールインワンVAPEデバイス、Cthulhu RBA AIO BOX「クトゥルフ・アールビーエー・エーアイオー・ボックス」です。
CTHULHU RBA AIO BOXは、伝説のハイエンドデバイス『Billet Box(ビレットボックス)通称:BB』のフォロワー的な製品であり、BORO Tank互換デバイスでもあります。
今までにもマスプロダクツメーカーから多数のフォロワーがリリースされていますが、大きな違いはコンパクトなサイズにBORO Tank完全互換というユニークなスペックです。
BBオマージュ製品の多くは、ルックス・構造をフォローしたものであることは共通ですが、小型化するためにタンク部分には独自サイズの規格を用いる製品が多かったのです。
しかし、本製品はBORO TANK完全互換品なので、本家BBのタンクがそのまま使えます。
それはつまり、BB用アトマイザー(本来カトマイザーですが分かりやすく表記)も使用可能だということで、世の中にある多くの名作BBカトマイザーが使えるということでもあります。
しかも、本家ビレットボックスよりもコンパクトで低価格ですから、日常使いに最適です。
Billet Boxを持っている人のサブ機としても最適ですし、BB入門機としても活躍すること間違いなし!その話題作を詳細にレビューしていきますよ。
スペック
サイズ | H 80× W48.2× D22.8mm |
重量 |
113g |
出力 |
5w – 60W |
許容抵抗値範囲 |
0.1 – 3.0Ω |
リキッド容量 | 6ml |
リキッドチャージ | サイドフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整可) |
コイル | プリメイドコイル交換型・RBAデッキ |
充電ポート | USB-C(5V 0.7A) |
バッテリー | 18650シングルバッテリー |
保護機能 |
|
パッケージ・内容品
内容品一覧
- Cthulhu RBA AIO BOX 本体
- CMタンク
- RBAアトマイザー
- エアフローピン 0.8mm
- エアフローピン 1.2mm
- エアフローピン 1.6mm
- エアフローピン 2.0mm
- Nautilusコイル用アダプター
- 510アダプター
- スペアパーツ(Oリング、シリコンキャップ、ネジ)
- プラスドライバー
- USB-C充電ケーブル
- 説明書(日本語表記あり)
Cthulhu RBA AIO BOXの詳細
見るからに「ビレットボックス」、Billet Boxにインスパイアを受けたデザイン。
Cthulhu RBA AIO BOXは、BBフォロワーデバイスとして驚くほどコンパクトで軽量です。
サイズ比較
- Billet Box Rev4 H 87.5× W53.9× D24.2mm 158g
- Artery PAL AIO H 91(79)×W47×D19.4mm 140g
- dotAIO H 78× W45× D23mm 149g
- aspire BOXX H 87× W52.5× D24mm 191g
- Cthulhu RBA AIO BOX H 80× W48.2× D22.8mm 113g
サイズは本家BBと比較して小さくて薄いことがわかります。
しかし、他のビレットボックスフォロワーに比べれば決して小さいとはいえません。
これは搭載するタンクのサイズによりもので、BBフォロワーの多くは独自企画のBORO Tankよりも小さなサイズのタンクを搭載していて、これによって小型サイズを実現しているのが大きな違いです。
BORO Tank互換、というのが本製品の最も大きな特徴です。
特筆すべきは軽さ、なんと!本家BBの70%ほどとウルトラライト。
本体が航空機用アルミニウム合金でできていて、持った時に「おっ!軽い!」と、質量に対する重量に感動すら覚えるほど軽いのが特徴となっています。
ガイドラインはBillet Box(ビレットボックス)そのままですが、ディティールにオリジナルティーがあり、ボタンの作りやウインドウ部分のデザインがユニークです。
パネルは両側が取り外し可能、底部にスリットがあるので取り外ししやすいです。
マグネット式のパネルは簡単に着脱でき、使用時には外見をすっきりさせる仕様。
中側はBillet Boxのように分かれていて、両面にそれぞれ機能が備わっています。
- ボタン、液晶画面、バッテリー収納部
- アトマイザー収納部
ちなみに、マグネットパネルは「本家BB」とは互換性がありません。
Cthulhu RBA AIO BOXはバッテリー交換式ですから、別途18650バッテリーが必要。
メーカーでは、ハイドレインバッテリーの使用を推奨しています。
ビルド抵抗値・出力設定に合わせたバッテリーをチョイスしましょう。
また、メインボタンにはLEDが搭載、バッテリー残量のインジケーターとして機能します。
2段階と簡易的なものですが、パネルを着脱しなくても残量の簡易表示が可能となっていてかなり実用的であり、より詳細な残量はディスプレイで確認できます。
内部の基板部分が透けて見えるボタンは、光っていない時もおしゃれなスケルトン仕様。
モードも多彩で、可変出力にバイパス、温度管理モードを備えています。
制御チップは「91%の高効率」を誇るATOM 60Wとなっています。
裏面にはタンク搭載部分が独立しています。
バッテリー収納側に液晶画面とサブボタン、タンク収納部は裏側なのが本家BBとの違い。
これは、タンクから液漏れが発生した場合に、基板やバッテリーに付着しないためだと思われるため、機能的に本家デバイスよりも優れていると思える仕様であると言えます。
内側にはシンプルな外見とはアンバランスな「AIO」の筆文字と、各種のロゴがプリント。
見えない部分で「粋に個性の主張」を感じさせてくれるディティールです。
エアー流入経路にも違いがあり、本家BBのように側面から直接取り込むのではなく、パネル内部に流入経路がある「ステルス仕様」となっていて、ルックスにもこだわっています。
タンクの固定は本家BBと同じく「スクリュー式」で、マウスピースマウントパーツでロックする方式、パーツ自体も本家のものと同様の作りになっています。
510DT互換で、ドリップチップの交換も可能です。
BORO Tank(ボロタンク)互換、もちろんBOROタンクを使うこともできます。
付属する「CMタンク」は、BORO Tank互換サイズながら作りに違いがあります。
正直、BOROタンクは、中でかとマイザーを分解しなきゃならないなど、メンテナンス性に難があるために「上級者向け」の仕様で、使いやすいとは言えない作り。
ただし、BOROタンクは素材的に「樹脂攻撃性のあるリキッド」耐性に優れていて、一長一短でもあるので、用いるリキッドによってはBOROタンクの入手をおすすめします。
タンクの特徴
- BORO Tank(BB純正) 攻撃性の強いリキッド耐性に優れている
- CMタンク(付属品) メンテナンス性に非常に優れている
対して、CMタンクは上下分割式なので、メンテナンス性に優れています。
とは言っても、この構造はCthulhu MODのオリジナルではなく、BB用タンクをリリースしているサードパーティーメーカーでも採用している、実績のある構造です。
また、他にもBB互換タンクは多くあるので、その全てが使えるのも良い点です。
また、リキッドチャージも簡単で、CMタンク上部あるゴムプラグから装填できます。
BOROタンクだと、側面ガラスをスライドさせなくてはならないので少々面倒です。
その面倒さが、BBの趣味性の高さでもあるんですが、やはり楽なのは良いです。
付属するパーツは2種類で、プリメイドコイルとRBA、両方で楽しめます。
- Nautilus BVC用アタッチメント
- RBAオリジナルデッキ
味にも定評があるBVCコイルが使えるのは本家BBと同じです。
RBAデッキには4種類のAFCアタッチメントが付属(0.8mm,1.2mm,1.6mm,2.0mm)
ちなみに、ビルドごでもパーツの変更が可能と、かなり自由度の高い仕様です。
スペック的に「MTL~DL」までをカバー、中間サイズがないのはAFCで対応できます。
また、「AFC」も装備していて、ドローの微調整が可能です。
AFCパーツはギヤのようなディティールで、装着時に回しやすいように配慮されています。
Seam Tunes Insiderを思い出させる仕様で、全体的なデザインも似ています。
デッキはスタンダードな2ポストのGTAタイプ、極小サイズですがビルドしやすそうです。
ビルド時に便利な「510アダプター」が付属するので、ビルドに困ることもなさそうです。
ポストにはワイヤーガイド付き、装着したAFCがニョキッと出っぱります。
Cthulhu RBA AIO BOXのビルド
さて、お待ちかねのビルドです。
かなり小さなデッキなので、ビルドは若干大変そうですがどうでしょうか。
ちなみに、CMタンクは上下分割式なので、BORO Tankのようにカトマイザーをフルに分解する必要はなく、ボトム部分だけを取ることができるので非常に楽です。
タンク内に多少リキッドが残っていても、タンクを逆さまにすればデッキにアクセス可能。
ですが、上部はOリングではまっているだけなので、場合によっては取れてしまうことも。
念の為、リキッドが漏れても問題ないように準備してから望みたいです。
キットには、RBAデッキを510接続できるアタッチメントが標準で付属するので、ビルドしやすいです。取り付けしやすく外しやすい、側面ローレット加工済みなのも◎
ビルド、簡単そうだな…という第一印象を見事に裏切ってくれました。
ネジとポストの間に絶妙に隙間があって、微妙にワイヤーが逃げる逃げる…
ネジに半周させないとちょっと心配なぐらい。
26ゲージでこれですから、28ゲージ以下だと確実にクランプしにくい。
もうちょっとだけ配慮が欲しかったですね…
正直、頻繁にビルドするにはちょっと厳しいな、と思いました。
別売されているBB互換アトマイザーがかなり良い出来でので、同時購入がおすすめです。
ただ、コイルを固定してしまえばこっちのもので、あとは難しいことはありません。
コイル位置の自由度も高いので、自由にコイル高を設定できるのも良いですね。
ウィックは通して。ジュースチャンネルにフワッと乗せてあげるだけでOKです。
ウィックが外から見えにくく、見た目的にも美しい!
Cthulhu RBA AIO BOXの使い方・操作方法
モードは多いですが使い方はシンプル、LEDのオンオフもできます。
- 電源ON/OFF …パフボタン5クリック
- LED ON/OFF…電源オン時にパフボタンと+ボタン2つを同時長押し
- ディスプレイ ON/OFF…電源オン時にパフボタンと-ボタン2つを同時長押し
- モード変更 …パフボタン3クリック
ディスプレイのオンオフ機能はいらないと思うんですが… でもこの機能があるということはクリアタイプのドアもリリースされる?それともサードパーティー対応?
感想とまとめ
小型軽量!いいところ満載のビレットボックス互換機!
BBの楽しさを余すことなく楽しめる互換機で、普段使いや初心者にも最適です。
BORO Tank互換なので、数多くある名作アトマイザーを楽しむこともできてしまいます。
この完成度でこの価格、もう十分すぎやしませんか、と。
BBをもうすでに持っている人の日常使いにも良いですね!
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