geekvape(ギークベイプ)のVAPEスターターキット、AEGIS BOOST PRO「イージスブーストプロ」のレビューです。
18650バッテリー交換式の防塵防滴・耐ショック性のタフネスPODデバイスがより進化!
最大100W出力!デザイン・視認性アップのカラーディスプレイ!
爆煙に特化した新コイルを採用したカートリッジも!
詳細をレビューします。
商品提供:HEAVEN GIFTS
geekvape AEGIS BOOST PROとは?
タフネスPODデバイス、AEGIS BOOST PRO「イージスブーストプロ」です。
本作は、前作AEGIS BOOST PLUSのアップデートバージョンとなります。
細かいところもいろいろ違うのですが、主に違うのは3点です。
よりハイスペック化したデバイスへと進化したのが本作です。
AEGIS BOOST PROの特徴
- 18650バッテリー交換型 防塵防滴・耐ショック タフネスPODデバイス
- UIデザインを一新!視認性の高いTFTカラーディスプレイ
- 新規格の爆煙スペックコイル「P Series Coil」
- 豊富なアタッチメント!BOOST PLUSとの互換性を確保
それではAEGIS BOOST PROの概要を見ていきます。
18650バッテリー交換型 防塵防滴・耐ショック タフネスPODデバイス
AEGISシリーズと言えば、なんと言ってもタフネス仕様というのが特徴です。
AEGIS BOOST PROもこれまでの機種と同様のスペックを備えています。
また、18650バッテリー交換型なので、末長く使える機種になりました。
UIデザインを一新!視認性の高いTFTカラーディスプレイ
外見は前作とほぼ同じですが、スペックがかなり進化しています。
最大出力などもアップしているのですが、視認性・ルックスを向上させるアップデートも。
デザイン性の高いUIのカラーテーマ、そしてTFT液晶も性能アップしています。
新規格の爆煙スペックコイル「P Series Coil」
また、コイルもより爆煙に特化した新規格を採用したカートリッジが標準になりました。
コスパとメンテナンス性に優れたプリメイド交換式のPODデバイスです。
geekvapeのプリメイドコイル『P Series Coil』を採用。
豊富なアタッチメント!BOOST PLUSとの互換性を確保
PODカートリッジ部をAEGIS BOOST PLUSと共通規格とすることで、様々なオプション品に対応しているのも見逃せないポイントです。
つまり、BOOST PLUSユーザーのアップデートにももってこいですよね!
カラーバリエーション
カラーバリエーションは6色用意されています。
防塵防滴・耐ショック性を実現するため、本体はゴムシーリングで覆われて大部分はブラックカラーですが、フレーム部分の色が異なるバリエーションです。
スペック
サイズ | H 113.04× W50.15× D28.6mm |
出力 | 5w – 100W 0.1 – 6.5V |
リキッド容量 | 6.0ml |
リキッドチャージ | PODトップフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整可) |
コイル | プリメイド交換型 |
充電ポート | USB-C(5V 2A) |
バッテリー | 18650バッテリー交換型 |
保護機能 |
|
パッケージ・内容品
内容品一覧
- geekvape AEGIS BOOST PRO バッテリー本体
- geekvape AEGIS BOOST PRO PODカートリッジ
- エクストラ810ドリップチップ
- コイル取り外しツール
- Geekvape P Series Coil(0.2Ω,60-70W)
- Geekvape P Series Coil(0.4Ω,50-60W)
- USB-C 充電用ケーブル
- ユーザーマニュアル&ワランティーカード(英語)
パッケージはサンプル版ですが、内容品は製品版と変わらないようです。
AEGIS BOOST PROの詳細
デザインは前作「Aegis BOOST Plus」とほぼ同じで、ぱっと見分からないほどです。
それだけ完成されたデザイン。Aegisシリーズとして共通性があるデザインです。
ゴムシーリングボディ・フレームデザイン・レザーグリップなどおなじみのディティール。
スペックが若干異なるものの、サイズ感もPLUSとほぼ同じ。
違いはPOD部分だけのように感じられます。
しかし、バッテリーのスペックがかなり向上しているんですよね!
【バッテリー】テクニカルMOD顔負けのハイスペックPOD!
- 容量:18650バッテリー交換型
- 出力モード:VW , TC-SS , TCR , VPC , BYPASS
- パフ操作:マニュアルパフ
- 充電ポート:USB-C(2A)
- 保護機能:
- 自動カットオフ(10秒)
- バッテリー低電圧保護(3.2V)
- オーバーヒート保護
- 抵抗値保護
- 開回路保護
- ショートサーキット保護
AEGIS BOOST PROは『PODデバイス』ですが、前作と同じくテクニカルMOD顔負けのスペックの本格的なデバイスです。
パネル部分に3つのボタンと、カラーディスプレイを備えています。
- パフボタン
- サブボタン( + , – )
操作はほぼテクニカルMODを踏襲しているので、今までのデバイスの操作に慣れたユーザーも違和感なく使うことができると思います。
最大出力はシングルバッテリーMOD並みの100Wですから、超ハイスペックです。
前作と同じモードバリエーションで、POD MODデバイスとしてはかなり多彩なモードを備えており、温度管理だけでなくカーブモードも備えているのがBOOST PROの特徴です。
- POWER ワッテージモード(VW)
- TC-SS 温度管理モード(SS)
- TC-TCR 温度管理モード(TCR)
- VPC カーブモード
- BP バイパス力モード(擬似メカニカル)
メーカー純正オプションとして510アダプターも用意されているので、テクニカルMODとして使うことができるので、多彩なモードを生かし切れるのも嬉しいポイントです。
UIが一新され、しかもカラーディスプレの視認性もアップ。
かなり見やすくなりました。その証拠に、写真写りが非常に良いです。
5色のカラーテーマ
- Orange オレンジ
- Amber アンバー
- BLUE ブルー
- Yellow イエロー
- PURPLE パープル
5色のカラーモードもプラスされているので、ユーザーの好みに応じて変更できます。
なぜかオレンジ系の色が充実しているのは、Geekvapeのテーマカラーだからでしょうか。
地味にアップデートされたのが充電端子部分。
今までmicroUSBでしたがUSB-C新規格になってより使い勝手が向上しています。
充電スペック
- チャージポート:microUSB
- 充電電流:2A
シリーズ共通の制御基板なのか?今まで頑なに旧規格を守り続けていたAegis BOOSTシリーズ初の新規格端子は地味に嬉しいポイントです。
端子部分はシリーズ共通の分厚いゴムパッキン仕様で、水やホコリから守ります。
バッテリーキャップは防塵防滴性を実現するスクリュー式です。
バッテリーベントホール付き。
塵防滴性能を実現するために、シーリング付きのスクリューキャップが使われています。
開閉が若干面倒な仕様ですが、キャップにはノブ付きなので、工具を必要としません。
また、キャップを固く閉めすぎてしまった場合には、中央溝にコインを使うなどして開けることができる仕様です。
バッテリー収納部には収納方向の記載があります。
バッテリーのシュリンク破れによるショートを防ぐために、内部は絶縁性の素材で覆われています。今や当たり前の仕様とも言えますが、細かい部分にまで配慮されています。
フレーム部分が外れるのもシリーズの伝統、ちなみに金属フレームでした。
T6トルクスネジ4本で着脱可能。通常外す必要はありませんが、レザー部分のカスタムをDIYで施工したいユーザーなどには有効です。
ボディー部分の仕様は、ほぼほぼ前作と同じ仕様のように感じました。
【POD】AEGIS BOOST PLUSと互換性アリ!
- リキッド容量:6.0ml
- 素材:詳細不明(Plastic)
- マウスピース:810DT
- リキッドチャージ:トップフィル(ゴムキャップ)
- エアフロー:サイドtoボトムエアフロー(調整可)
- コイル:プリメイド交換型
PODカートリッジはプッシュボタンリリース式で確実にロックできます。
様々なオプションをロックするのにも最適な仕様となっています。
POD取り付け部の仕様は、バッテリー部分を包んでいる黒い分厚いゴムシールングが端子部分をカバーして防塵防滴性能を確保しています。
PODカートリッジは使い捨てではなく、予備PODは別売です。
破損やスペアなどが必要ならば別途購入する必要があるのが、プリメイドコイル交換式のデメリットです。その分、コイル交換のコストパフォーマンスには優れています。
ちなみに、AEGIS BOOST PLUSカートリッジと互換性があり、相互利用可能です。
つまり、取り付け部の規格が共通なので、オプションパーツにも互換性があります。
ただし、BOOST PROのP Series Coilはかなりハイワッテージでないと性能が発揮できないので、前作デバイスだとスペック不足なのは注意です。
AEGIS BOOST PROカートリッジのドリップチップは810DT仕様です。
コイル抵抗値・スペックからも分かる通り、BOOST PLUSカートリッジよりもより爆煙に特化したカートリッジであることがわかります。
リキッドチャージはAEGIS BOOSTシリーズ共通のトップフィル仕様です。
ゴッキャップ式でルックス・確実性はあまり良いとは言えませんが、カートリッジを外すことなくリキッドを装填できるので利便性には優れた仕様です。
リキッドチャージホールが若干小さめですが、ユニコーンボトルなら全く問題なくチャージできます。
ドロー調整はエアフローリングを回して、無段階調整ができます。
より爆煙に特化したAEGIS BOOST PROのエアフローリング側面には、より多く空気を取り込めるエアホールが開いた仕様に変更されています。
プリメイドコイル 爆煙対応の新規格「P Series Coil」
BOOST PROカートリッジはプリメイドコイル交換式です。
コイルがPOD内蔵タイプと違って、単体での交換が可能なため、ランニングコスト面で優れていますが、コイル交換およびPODクリーニングなどの手間がかかるのがデメリットです。
P Series Coilのコイルスペックは底部に書かれています。
ちなみにコイルを外すための専用ツールが付属しますので、コイルが外れにくいときにはこの付属品使って外すことができます。ただ、通常はツールなしでも簡単に外せます。
キットには2種類のコイルが付属します。
- Geekvape P Series Coil(0.2Ω)60-70W
- Geekvape P Series Coil(0.4Ω)50-60W
両方ともサブオーム、超低抵抗の爆煙メッシュコイルです。
また、コイルのエアホールはPOD内部に通じている(エアホールは側方)ので、リキッド漏れが生じてもPODの外には漏れ出しにくい構造で、リキッド漏れに強い仕様です。
【別売510アダプター】テクニカルMODとして使用可能!
本格的なハイスペックを誇るAEGIS BOOST PROをPODデバイスとしてだけ使うなんてもったいない!ということで、メーカー純正オプションが販売されています。
オプションはプッシュロックで確実に固定されるので、MODとしての使い勝手も申し分ありません。つまり、不意にアダプターが外れることはないということです。
ちなみにこのオプション、AEGIS BOOST PLUSのオプションと共通です。
PODとしては少々大きめなボディーも、テクニカルMODとしては標準で的なサイズ。
コンパクトな22mmサイズからファットなタンクまで様々なアトマイザーにマッチします。
【専用RBA】AEGIS BOOST PLUS&PRO RDTA
また、専用のRBAユニット「AEGIS BOOST PLUS&PRO RDTA」も販売されています。
PODデバイスをRDTAのバッテリーとして使えるというユニークな製品です。
これも、AEGIS BOOST PLUSのオプションと同じものです。
プラスチック製のタンクに、金属のRDAで機がマウントされた構造。
- 矮小ながらビルドしやすいデッキデザイン。シングルコイル専用。
- コイルの固定もやりやすい2ポストデッキ。ボトムエアフロー仕様。
- コイルの抵抗値測定・ドライバーンはPODでできるので別途デバイス不要。
- 片足を長めにタンクに落としてやれば供給は問題なし
通常のRDTAアトマイザーと同じ使い勝手で使うことができます。
AEGIS BOOST PROの使い方
- 電源ON/OFF …パフボタン5クリック
- サブボタンロック …サブボタン2つを同時長押しで操作無効
- 液晶明るさ変更… パフボタンとサブボタン同時押し(どちらでも可 100段階調整)
- ファームウエア確認… 電源OFF時にサブボタン2つを同時長押し
- モード選択 …電源ON時にパフボタン3クリック
→ サブボタンでモード遷移
→モード変更時にパフボタンで移行しそれぞれ設定値変更可能です。 -
BYPASS 抵抗値ロック可能 POWER 抵抗値ロック可能 TC-SS 抵抗値ロック、ワッテージ変更可能 TC-TCR 抵抗値ロック、ワッテージ変更、TCR値変更可能 VPC 1Sごとのワッテージ設定が可能モード
感想とまとめ
AEGIS BOOST PLUSがさらに進化!100W出力!細かいところも最新スペックに!
AEGIS BOOST PLUSのマイナーアップデート的な内容ながら、性能は着実に進化。
サイズ感・デザインはほぼ同じなのに、より爆煙に特化したPODになりました。
最大出力がシングルバッテリーMODの限界値になったことで、よりテクニカルMODとしての使い勝手も向上したのが本作です。
PODとして飽きてしまっても、バッテリー交換式なので末長く使えって行けるでしょう。
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