Wotofo(ウォトフォ)のVAPEアトマイザー、PROFILE RDTA「プロフィール ドリッパータンク」のレビューです。
人気のインフルエンサーコラボモデルにタンクを追加したRDTAバージョン!
大容量タンクからのリキッド供給はステンレススチールウィックを採用!
WOTOFO PROFILE RDTAの特徴
- 25mmサイズ、リキッド容量6.2MLの爆煙ドリッパータンク
- メッシュシート・シングル・デュアルコイルに対応
- ステンレススチールウィックでタンクからリキッドを供給
- タンクは着脱可能!RDAとしても使えます
詳細をレビューしていきます。
商品提供:WOTOFO
WOTOFO PROFILE RDTAとは?
WOTOFO爆煙ドリッパータンク、PROFILE RDTA「プロフィール ドリッパータンク」
#Mr.JustRight 1とのコラボシリーズ第3弾、ダブルネーム製品です。
Profile UNITY RTA・Profile RDAに続く本作PROFILE RDTAは、”Profile RDAのRDTAバージョン”という位置付けの製品です。
人気製品にタンクをドッキングすることで利便性をアップ!
しかも、ただ単にRDTAバージョンにするだけではなく、プロフィールシリーズの個性であるメッシュコイル対応アトマイザーという特徴はそのままに、よりアップデートされたビルドデッキと先進的な供給システムを搭載しています。
それでは、PROFILE RDTAの特徴を見ていきましょう。
爆煙!メッシュシート・シングル・デュアルコイルに対応
ビルドデッキが大幅に進化しました。
プロフィールシリーズの特徴である「nexMESHが付属するメッシュコイル対応デッキ」はそのままに、ワイヤーコイルビルドにも対応しました。
完成されたクランプデッキは、シリーズ共通のウィック保持インシュレーター(スプリング式セラミックサポート)を当然装備しています。
また、そこにはワイヤーコイルビルドにも対応したクランプ部が隠されているのです。
ステンレススチールウィックでタンクからリキッドを供給
RDTAタンクからの供給にはステンレススチールウィックを採用しました。
某ハイエンドアトマイザーに採用され、のちには他のマスプロアトマイザーにも拡散し、今や採用するRDTAが徐々に増え続けている”流行りの方式”です。
大きなタンク容量を現実的に実行可能にし、頻繁な補充の手間を削減。
強力なウィッキング機能によって、タンクの底からリキッドを効率的に持ち上げることができるだけでなく、見た目にもインパクトのある仕様です。
タンクは着脱可能!RDAとしても使えます
PROFILE RDTAは、ドリッパー(RDA)としても使えます。
着脱可能なタンク。ボトムにRDAベースがドッキング可能です。
タンクを取り外し、RDAアダプターをデッキの底にねじ込み、好みに応じてノーマルピンとスコンクピンのどちらかを選択可能です。
カラーバリエーション
全6色。定番を網羅したラインナップです。
スペック
リキッド容量 | 6.2ml |
直径 | 25mm |
全長 | 42.7mm |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 810DT |
コイル |
|
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | サイドエアーフロー(ドロー調整可能) |
素材 | ステンレススチール |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- WOTOFO PROFILE RDTA アトマイザー本体
- nexMESH Clapton Ni80+A1 0.20Ω
- nexMESH Extreme A1 0.16Ω
- nexMESH Turbo A1 0.13Ω
- Framed Staple Clapton Ni80 0.33Ω 2個
- 6mm Thick コットンストリップ 2個
- 3mm Thick コットンストリップ 2個
- ステンレススチールウィック 6個 (4プレインストール+2スペア)
- メッシュベンディングツール
- RDAアダプター
- クロスヘッドスクリュードライバー
- アーレンキー
- アクセサリーバッグ
- ユーザーマニュアル(日本語表記あり)
WOTOFO製品らしい充実の付属品。特にコイルバリエーションが多い!
PROFILE RDTAの詳細
25mmサイズの迫力!巨大なRDTAアトマイザーです。
デザインも派手目で、仕様用途的にもアメリカ市場向けの製品だな、という印象。
製品品質は安定のWOTOFOクオリティー。悪くありません。
ただ、タンク窓部のエッジが少々鋭い印象なので、持って思いっきり回そうとすると手の皮を切りそうになるので注意が必要です。他の部分はしっかりと面取りされていました。
ただ、GUNMETALカラーは本当に汚れが目立つんです…
特に皮脂汚れが目立つカラーで、撮影時にかなり気をつけても完璧は難しいですね。
プロフィールシリーズとして、共通性を感じるデザイン。ロゴマークは全く同じ。
キャップ部分のデザインは、Profile RDAに近いデザイン。
パーツ点数はそこまで多くありません。洗浄程度の分解なら工具無しでできます。
ドリップチップ
810DT(ハーフインチ互換サイズ)仕様、汎用品も使えるサイズのドリップチップ取付部
付属品は『レジン樹脂+金属リング』のハイブリット仕様。
逆テーパーデザインで見た目だけでなく構造にもこだわったドリップチップ。
全長11.5mm、露出部の高さ7mm、外径18mm、内径8.8→11.5mm(逆テーパー)
トップキャップ
2ピース式トップキャップ。キャップを回転させてエアフロー調整が可能です。
階段状のエアフローリングによって、細かいエアフロー調整が可能です。
- 縦列を段階的に閉じる
- 上一列を段階的閉じる
- 上一段は全て閉じて、中下段を段階的に閉じる
この階段型構造によって3種類にエアホールをトリミングできます。
マルチホールエアホール(個人的にはこの呼び方をしていましたが、最近VAPEデバイス各社ではハニカムと呼んでいるようです。ハニカムって正六角形または正六角柱を隙間なく並べた構造だから個人的には違うと思うんですけどね…)
スリーブキャップは凹凸によって接続される位置が固定されます。
つまり、エアホールの位置は固定となり、ユーザーが調整することはできません。
これは、デッキのリキッドチャージをスリーブで塞ぐことを兼用するためでしょう。
キャップ裏はドーム型です。綺麗に切削加工されていますね。
RDTAバージョン
タンク部分は素手で簡単に着脱できます。クルクル回すだけのスレッド接続です。
工具は必要無し。分解洗浄が楽です。とはいっても、今時のRDTAは大体似たような構造。
ちなみに、レビュー品はサンプルなのでガラスタンクが付属しますが、製品版はPCTGとなるようです。チューブは金属でガードされているのでガラスでも良いと思うんですけどね。
PODにも使われているのでクラックには強い素材ではあるんですけど完璧ではないので、PETGだとリキッドの選択肢が狭くなってしまいます。
ポジティブピンは結構出っ張っています。実測1.04mm
RDTAピンの奥には完全固定式RDAピンがあるので、垂直方向にいくら押してもずれて引っ込むことはありえません。しかし、RDTAピンのインシュレーターはゴム式なので、横ズレでネガティブ側と触れてショートする可能性はゼロではありません。
ハイブリッド接続OKです!と言い切れる仕様ではありません。
強く押し付けるような状態じゃなければ大丈夫だとは思いますが…
RDAバージョン
RDAベースに付け替えることで、ドリッパーとしても使えます。
最近は珍しい仕様ですが、以前は多かったです。アメリカで人気の爆煙RDTAに多い作り。
かなり短くなります。半分に近い高さ。
RDAですが、ほんの少しリキッド保持部分(小さいタンク)が残されています。
ドリッパーバージョンのポジティブピンもかなり出っ張っています。
プリセットは「スコンクピン(BF ボトムフィーダーピン)」です。
突出量:実測1.04mm
ノーマルピンも付属します。ダブルピン仕様なので突出量の調整ができる仕様ですが、初期状態でかなり出っ張っているので不要だと思いますし、事故防止のために締め込んで使うのが良いでしょう。
ちなみにピンを分解しても、デッキのポジティブ側は外れません。
工具を使って抜こうと頑張りましたが、硬く圧入されいるらしく分解できませんでした。
デッキ
基本的にはクランプデッキ。メッシュコイルに特化したデッキデザインです。
プロフィールシリーズの伝統、シートコイルを挟み込むのに特化したクランプ形状です。
クランプ部はプラスネジで操作できます。スプリングなどは内蔵されていないので、クランプが自動的に開くことはありませんが、シートコイルなのでビルドのしやすさなどは問題ありません。
ウィックを保持してメッシュコイルとの密着性を確保するセラミックインシュレーターが装備されています。
この部分にはスプリングで上下する機構で、メッシュコイルとの間にコットンをマウントした時に、コットンをスプリングの力で押し上げてメッシュコイルとちゃんと接するように補助する役割を果たしています。
ネジ部をみると、クランプを留めている中央ネジ以外にも、左右にネジがあります。
これは、ウィックを保持するためのセラミックインシュレーターを分解するとわかりやすいのですが、ここにワイヤーコイル用のクランプ部が隠されています。
4つのイモネジでシングルコイル・デュアルコイルをクランプできます。
タンクからデッキへのは、4本のスレンレスウィックによってリキッド供給されます。
リキッドチャージはキャップを外して、デッキのリキッドフィルホールから行います。
PROFILE RDTAのビルド
それではビルドです。PROFILE RDTAには3種類のシートコイルが付属しますので、好きなものを使ってビルドできるようになっています。
このシートコイルは、味に優れたnexMESHです。
もちろん、消耗品ですので別途購入することができます。
付属のメッシュベンディングツールを使って、軽く丸みをつけておきます。
メッシュコイルの固定は、デッキサイドの2本のネジを緩めてからコイルを挟んで締め込むだけ。この簡単さがメッシュコイルが人気の理由です。
もちろんワイヤービルドもできるように工夫されたデッキなのですが、基本はメッシュコイルで使うアトマイザーだと思います。
付属のコットンは先が細いので、コイルに通すのが簡単すぎます。
もちろん別売されています。メッシュコイルで使う場合は一度に2本通すのがちょうど良い量です。一本だとメッシュコイルにちゃんと触れさせることが難しいです。
まっすぐカットしても良いのですが、斜めにカットすると綺麗にウィッキングできます。
スレンレスウィックの上にウィックを詰めたら完成です。
リキッドチャージホールからタンクにリキッドを注ぎます。
味はドリッパーと大差ないですね。それに利便性がプラスされた良作です。
ステンレスウィックの供給力も問題なしです。
アトマイザーのマッチング・使用例
感想とまとめ
迫力のサイズ!大容量&汎用性の高いメッシュコイル特化爆煙ドリッパータンク!
正直言うとオリジナリティーは弱くなりました。
プロフィールといえば、スプリング式セラミックインシュレーターのパイオニア的なアトマイザーで、しかもサイドエアフローだったりとユニークさに秀でていた印象でした。
今作ももちろん個性はあるのですが、他のアトマイザーから影響を受けた部分が多々見受けられます。別にそれが悪いと言うわけではないのですが、個人的にはちょっと残念だなと。
しかし、裏を返せば流行や優れた構造は取り入れると言う意思表示でもあります。
これで残りはクロアロぐらいになったので、シリーズ完成ですね!
コメント