IJOYのデュアルバッテリーMODのスターターキッド。
以前当ブログでは、RDTAのタンク部分がMOD本体に収納された200W IJOY RDTA BOX Full Kitのレビューをお届けしましたが、今回の商品は200W IJOY RDTA BOX Full Kitのタンク部分がないもの、と言った印象。いや、逆に今回のMODにタンクが付いたものが200W IJOY RDTA BOX Full Kitなのでしょう。
爆煙アトマイザー、クリアロマイザーの需要もある昨今、バッテリー性能的にデュアルバッテリーを要求されるケースもあり、注目の商品でもあると思います。
商品提供:VapeSourcing
SOLO V2 200W Box Mod Kitのパッケージ、開封する
さて、パッケージデザインから見ていきます。
良くもなく悪くもなくてきなパッケージデザイン。箱のサイドには偽造防止のスクラッチコードステッカーの添付ありです。
本体はキッズ感というか悪カギ感が漂うプリント。
付属品は
- SOLO V2 Mod バッテリー本体
- Limitless subohm tank(0.6ohm Dual Coil) アトマイザー本体
- 0.3ohm Dual Coil(40-80W)
- USBケーブル
- 510ドリップチップアダプター
- VAPEバンド
- マニュアル
- ワランティーカード
SOLO V2 200W Box Mod Kitの詳細
本体の構成は
・IJOY SOLO V2 200W BOX MOD
・Limitless subohm tankアトマイザー
のセットになります。
IJOY SOLO V2 200W Box Modの詳細
IJOY SOLO V2 200W Box Modは18650バッテリーを2つ収納することができる、デュアルバッテリーBOX MODです。
IJOY SOLO V2 200W Box Modのスペック
サイズ | H 94.3×W54.8×D25.0mm |
ワット数範囲 | 5 – 200W |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 315℃ |
抵抗値 | 0.06-3.0ohm |
最大出力電流 | 40A |
モード | VW /温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS/温度-TCR |
スレッド | 510 |
充電ポート | USB |
バッテリー | 18650デュアルバッテリー(直列) |
カラー | Black , Silver , Dark Blue , Red , Green |
IJOY公式サイトより
スペック上、マニュアルTCRにも対応しており、昨今の標準機能は網羅している印象。
最大出力電流も、40Aとなっており、超低抵抗コイルにも対応。
ただし、バッテリーの性能的に15Aマックスのバッテリーをデュアルにしても40Aにはなりません。そのあたりはバッテリー性能に依存しますので注意が必要です。
ガイコツ的なプリントです。
コントロールボタン類は一面に集約。パフボタン、液晶、サブボタンを配置。
アトマイザー接続は510。コンタクトピンはスプリング式で調整は不要です。
さて、バッテリーを収納するには、本体のカバーを外します。
カバーはスライド式で、本体からスリーブをスライドさせて取り外します。
バッテリーは直列です。ポジティブとネガティブを入れ間違うと回路的にショートしますのでちゃんと見て絶対間違えないよう収納します。
注意点としては
・+,-の向きに注意する。間違えると最悪ショート
・電池の銘柄を混ぜない 同じ18650バッテリーでもスペックが異なります
・同じ銘柄でも同ロット、できれば新品を使う
バッテリーはロットでも多少の性能差があります。ハイワッテージを手の中で扱う危険物、最新の注意を持って使用しましょう。
収納したらスリーブを取り付けます。
メニュー表示
操作系は
・パブボタン 5クリックで電源on/off
・電源On時、パフボタン 3クリックでメニュー呼び出し
・左右ボタンでメニュー移動、温度設定、ワッテージ設定変更
テイストモード(TC) VWモード時に↓ボタンを長押し
メニュー
・P VWモード
・T 温度管理モード(NI/Ti/SS/M1/M2)
・↑↓ 液晶表示上下反転
・パワーモード (NORM/HARD/SOFT/USER)
・TCR M1/M2のTCR設定可能
・RESET PUFF パフ数のリセット
VWモードでの左右ボタンの挙動は、ワッテージ変更
温度管理モードでの左右ボタンの挙動は、温度設定変更
VWで設定したワッテージが、温度管理モードでも引き継がれます。
テイストモード(TC)はカンタルでの温度管理みたいです。カンタルで組んでいる状態でもワッテージが動くので聞いているっぽいんですが、コイル抵抗値は拾っていないみたいです。謎な機能。
下部にはmicroUSBポート。
これ、充電には使えません。RDTA BOXでもそうでしたが
恐らくアップデートなどに使用する端子のようです。
充電できればいざっていう時に便利なんですが、残念です。
Limitless subohm tankの詳細
付属のアトマイザーはLimitless subohm tankクリアロマイザーです。まるでRBAのようなコイルを使用するクリアロマイザー、そう言えばLimitless RDTA Classic EditionやCombo RDTA Tankにも同様のコイルが使えた記憶があります。
Limitless subohm tank クリアロマイザーのスペック
直径 | 25mm |
全長 | 35mm ※510スレッド含まず。 |
リキッド容量 | 2ml |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510 |
コイル | プリメイド交換式 |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
リキッドチャージ | トップ |
素材 | ステンレス、ガラス |
爆煙タンクで見た目に拘ったタンク。見た目重視なためかリキッド容量は2mlと少なめで、抵抗値的にも頻繁なリキッドチャージが必要になります。
タンク以外のフレームの厚みが薄く、独特の見た目。
ガラスタンク開口部が大きいため、破損しないよう注意が必要です。
早速分解してみます。
パーツは、デッキ/コイル/タンクフレーム/ガラスタンク/トップベース/トップキャップの6ピース構造。Oリングなどは取り外し可能ですが、基本これ以上の分解は不可。
さて、上部のパーツから見ていきます。
トップキャップはドリップチップと一体になった樹脂製。
510汎用ドリップチップが接続可能な金属製のアダプターも付属します。
トップキャップを外すと、
トップフィルの為、リキッドホールが露出。ここからリキッドチャージします。
タンクはデッキと別体にはなりますが、リキッドが残っている状態でタンクのみ外すことは出来ません。
さて、デッキです。
AFCはなし。ボトムフローで、デッキ下からエアーを取り込みます。
スケルトンなデッキ裏。ポジティブピンは調整不可。金メッキ仕様です。
最後にコイル。
2種類付属します。
組み込み済みなのは0.6Ωの方。0.3Ωは別途付属します。
まるでRBA、自分でコイルを巻くアトマイザーのようなコイルが設置されているコイル。
コットンは変えることはできそうですが、金属製のスリーブは取り外し式ではないためかなり大変そう。
それをするのであれば組みやすいアトマイザー買ったほうが良さそうなので、交換式コイルと割り切るのが良さそうです。
SOLO V2 200W Box Mod Kitを使ってみる
使ってみます。
使用する際には、MODにバッテリーを搭載し、アトマイザーにリキッドをチャージします。
コイル交換時などの新品状態でリキッドチャージした後は、コットンにリキッドが染み込むまでの間、5分程度は放置するのが良いと思います。
使いだして気がついたのですが、MODの510コンタクトあたりにLEDが仕込まれていて付属アトマイザーを搭載してパフボタンをクリックすると赤色LEDが点灯します。
しかし、通常のアトマイザーの下部はぴったりとMODと接するようになっているため、付属アトマイザー以外のほぼすべてのアトマイザーを搭載して使用するとそれに気が付きません。
SOLO V2 200W Box Mod Kitのまとめ
基本的にはクラウドチェイサーに向けた製品、爆煙を楽しみたい人の機材。
まず、クリアロマイザー Limitless subohm tank
ドローはご想像の通りスカスカです。エアー流入量とコイルのバランス的には0.3Ωコイルのほうがバランス良く感じました。デュアルバッテリーで運用なので、バッテリー次第ですが、抵抗値的にも問題ないので、0.3Ωをセレクトするのが良いと思います。
味はそれなりに出る印象。これ以上を求めるならRBA。コットンを自分好みのものに変えればもうちょっと味でそうな印象ですが、充分味もミストも出るので悪くない。
見た目は、どちらかと言うと若者受けしそうなデザインに思えます。
奇をてらわないまさに箱型なBOX MODはデュアルバッテリーに多機能を搭載した機能面では申し分ない仕様。好みが分かれそうなのは2点。
まずは骸骨をモチーフにしたプリント、そして大き目な本体サイズ。
デュアルバッテリーMODなのである程度の大きさはしょうがないと思うのだが、スタンダードデザインのは小型を採用することで、見た目のボリューム感はより感じる印象。
そして、金属筐体なので重量感もそこそこ。
ただし、ある程度大きさがあったほうが握り心地が良いと個人的には思う。
持ち運び時だけ大きさを感じるけれど、あまりネックにはならないのかな?
スリーブ式のバッテリーカバーにバリエーションがあってもいいと思います。
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