こんにちは、HIiroです。
今までに260以上のアトマイザーを使ってきましたが、メッシュコイルのRTAは激レアです。詳細をレビューしていきます。
WOTOFO(ウォトフォ)のVAPEアトマイザー、Profile UNITY RTA「プロフィール ユニティー」のレビューです。
”Mr.just right1″と”The Vapor Chronicles” そして、Wotofoのトリプルネームによるシートコイルビルドに対応したRTAアトマイザーです。
このアトマイザーの特徴
- シートコイル専用のサイドエアフローDL特化型タンクアトマイザー
商品提供:WOTOFO
WOTOFO Profile UNITY RTAの詳細
WOTOFOがリリースするProfile UNITY RTA
デッキ部分を見れば一目瞭然で、シートコイルに特化したクランプデッキを装備しています。付属のシートコイル「exMESH OFRF」をセットして使います。
このデッキ形状は、同じくコラボアトマイザーのProfile RDAのデッキと酷似しています。
Profile RDAをそのままRTAに仕上げたアトマイザーという位置付けの製品ですね。
今回のアトマイザーは、Profile RDAと同じくアメリカのVAPEブロガー”Mr.just right1″との共同プロジェクトというだけでなく、さらにYoutuber “The Vapor Chronicles” ともダッグを組んだトリプルネームでのリリースになります。
カラーは豊富な6色展開。定番カラー中心に、多くのバリエーションが揃っています。
スペック
リキッド容量 | 3.5ml(エクストラチューブ 5.0ml) |
直径 | 25mm |
全長 | 36.0mm(DT、スレッド含まず) <5.0mlタンクの場合は40mm> |
重量 | 63.2g(実測) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 810DT |
コイル | RBA メッシュコイル |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
素材 | 304ステンレススチール |
メーカー公式サイト | https://www.wotofo.com/pages/profile-unity-rta |
パッケージ・内容品
パッケージのデザインが若干変わりました。以前までの製品とカラーリングは同じで、WOTOFOのコーポレートカラーのブラックとグリーンで統一されているのですが、ケース部分が半透明のものに。
中には本体とガラスチューブがクッション材に保護されて収納されています。
内容品一覧
- WOTOFO Profile UNITY RTA アトマイザー本体
- 5mlガラスチューブ&チムニーアダプター
- ツール(六角レンチ,曲げツール)
- 予備パーツ(Oリング、デッキネジ、スプリング)
- nexMeshコイル(0.13Ω)×2
- 6mmコットン×2
- ユーザーマニュアル(英語)
小分け包装された収納方法はWOTOFO製品共通のディティールです。
必要なものがコットンなどの細かいものやツールまで揃っているので、ビルドするときに他に用意する必要がないぐらい充実しています。
また、マニュアルには日本語の記載もあるので、ビルドに不慣れな初心者にもわかりやすく書かれているのが親切です。
デザインとディティール
デザインですが、構造もルックスもGeekvape Blitzen RTAにそっくりです。いやーこれはやっちゃってますね。
ルックスがそっくりなのはいうまでもないんですが、構造がほぼ一緒なのですよ。
唯一違うのはデッキ部分ぐらいで、デッキはこのProfile UNITY RTAの特徴でもあるシートコイル(メッシュコイル)ビルドに対応したものになっているので丸パクリではないのですが。
まぁ中華VAPEデバイスはパクり、パクられが世の常みたいなノリもあるので、全パクり(クローン)であっても許されてしまう部分も少なからずあるので…
でもどうなんだろう。本当にそっくりですよね。
分解
大まかに分解すると3ピース構造、写真左から≪デッキ , タンク , ドリップチップ≫に分解することができます。構造的には一般的なRTAとあまり違いはありません。
そして、洗浄時に分解するところまで分解を進めると、6ピースのパーツに分解できます。
パーツの点数は多くないので、洗浄は大変ではありません。RTAとしては少ない部類です。
ドリップチップは810DTサイズ
ドリップチップは、ハーフインチ互換サイズ(810DT)です。汎用規格品なので、他のものに交換して使うことももちろん可能です。
付属品はレジン樹脂製。マーブル模様が鮮やかなもの。
内径6.3mm(エンド部は8.4mmまで逆テーパー)810DTにしては細めの内径ですね。逆テーパーデザイン。
タンクのデザイン
まず、リキッドチャージはトップフィル方式です。
トップキャップを外すだけで、リキッドをタンクに注ぐことができるので、便利に使える使用。
トップキャップは凸凹を合わせて、90度回してロックorロック解除する方式。
ヌルッとした感触で、若干の抵抗感がある回し心地なので、不意に開いてしまうことは少ないと思います。
そして、リキッドチャージホールの幅が割と狭目なので、チャージできなくはないですがスポイトボトルのような先が太いものだとやりにくいのは間違いありません。
タンクは4つのパーツで構成されています(タンクベース , ガラスチューブ , タンクトップ , トップキャップ)。
さらにプリセットされているノーマルタンクの他に、若干リキッド容量が大きいエクストラタンクも付属。
- ノーマルタンク 3.5ml
- エクストラタンク5.0ml
エクストラタンクは若干長めに作られているので、チムニー部分にエクステンションを取り付けて交換します。
5.0mlロングタンクは全長が4mm長い使用です。
リキッド容量だけでなく、見た目も変化するので、ルックスの好みに合わせて使うこともできます。
タンクからデッキには、上部からリキッドを供給する方式。
一般的なRTAとは若干異なる方式ですが、このパーツ前出のRTAのパーツとかなりそっくりです。チムニー内径6mm
タンクが単体でしっかり保持できるタイプなので、タンクにリキッドが残っていても、デッキを外してコイルの交換やウィック交換ができます。
ただし、タンクからデッキを外す時は、一度MODから外してからでないと不可です。
サイドエアフローデザイン
エアホローは、RTAとしては搭載している機種の少ないサイドエアフロー方式を採用。
この部分ありきで元ネタからパクったのではないでしょうかね…
エアホールにはAFCを装備。全開から全閉まで無段階でドロー調整が可能です。
AFC部分は非分解、全開と全閉以上は回らないストッパー搭載。
このエアホール部分はデッキに向けて斜め下に向けて供給されます。
写真のように、デッキにセットされたシートコイルのボトムからトップまでを冷却できるようにデザインされているのがわかります。
チャンバートップは綺麗なドーム形状です。
デッキ部分がスイベルのようにくるくる回る構造で、タンク部分と完全に合わせる必要がなく、ラフに回せば取り付けられるようになっています。
そのような構造なので、タンクを取り付けた後にMODに取り付けないとダメです。
MODにデッキを取り付けた後だと、デッキ部分がフリーで回らないので、タンクの取り付けが困難です。
シートコイルに特化したデッキ
デッキデザインは2つのクランプを持つ、nexMESH OFRFでのビルドに特化したデッキです。
同じくシートコイルに特化したドリッパー、Profile RDAのデッキをそのままRTAにセットしたデザインになっています。
クランプ部分の作りも一緒。
センター部分がスプリング式で、ウィッキにテンションをかけて、上部のシートコイルに密接させる構造なのも共通です。
コットンにたくさんのリキッドが浸透すると、重力でコットンの位置がが落下してドライヒットが発生するのを防ぐ構造。
「スプリング式セラミックサポート」を装備。
違いはリキッド供給部分のみ。
デッキの左右にジュースチャンネルが儲けラテていて、タンクからリキッドを供給できる構造になっています。
ドリッパーの構造をそのままRTAに流用するのは簡単そうですが、供給部分の作り込みは並大抵ではないと思うので、よくできていると思います。
ポジティブピンの出っ張り具合の実測1.3mm。
かなり出っ張っています。
ポジティブピン周りはメーカーサイトで見ると分解できそうなのですが、デッキがスイベルのようにくるくる回るので分解しずらいです。
デッキ裏にはWOTOFOのロゴ、WOTOFO Profile UNITY RTAのゴロなどが入っています。
使用例
WOTOFO Profile UNITY RTAのビルド
それではビルドです。
構造的に通常コイルでもビルドできなくはないのですが、シートコイルに特化したアトマイザーなので、当然付属のコイル『nexMESH OFRF』でビルドしていきます。
このコイル、単体販売もされているので、アトマイザーに付属する2枚を消費してしまっても、別途購入できるのでご安心ください。
ビルドはめちゃくちゃ簡単です。
クランプを緩めて、シートコイルの両端を固定するだけ。
固定時にシートコイルを曲げるために曲げツールが付属しますので、曲げながら挟んでやるだけです。
曲げツールは、ドライバーなどシャフトがあれば簡単に曲げることができるので、専用のツールでなくても代用可能です。
このシートコイルに、たっぷりの量のコットンを挟みます。
しっかりとコットンがシートコイルに密着するような量でないと、コイルにリキッドが供給できなくなってしまうので、量に注意します。
ビルドは簡単なのですが、多めのコットンが必要なので、高額なコットンを使いたい場合はランニングコストがかさむのがメッシュコイル系アトマイザーの欠点でもあります。
コイル抵抗値ですが、抵抗値の実測0.15Ωでした。
あとはジュースチャンネル部分にコットンレッグを置いてやるだけです。ビルドはすこぶる簡単ですね。
タンクのボトムパーツを乗せると、シートコイルが丸見えです。
エアホール部分はコートコイルに対して最適な位置で固定される構造なのもProfile UNITY RTAの良いところですね。
ビルドめちゃくちゃ簡単です。
感想
誤解を恐れずにいえば「パクリ製品」なのですが、デッキ部分はオリジナルなので「丸パクと」出ないことは確かです。
もちろんクローンではありません。
もしかして、オリジナルの方も同じくコラボアトマイザーで元ネタ一緒なのか?と思ったほど。
でもオリジナル部分もありますからね。
メッシュコイルに特化したサイドエアフローRTAだなんて、その存在だけで希少ですから。
デッキ部分は間違いなくオリジナルですもの。
味は、メッシュコイルの味ですね。
サイドエアフローのダイレクトさも相まって、ドリッパーライクな味で、Profile RDAにそのままタンクをつけた味といっても過言ではないほどの完成度です。
もちろん、チムニーはがある分、ミストが冷えて口まで届くため、感じ方は異なりますが、ダイレクトな味の方向性は、ドリッパーらしい味と言えるでしょう。
WOTOFO Profile UNITY RTAのまとめ
WOTOFO Profile UNITY RTAの個性は?
- シートコイルに特化した構造のRTA
- サイドエアフロー構造
- 25mmサイズ!
一部他メーカーのアトマイザーを参考に作られてるとはいえ、デッキデザインはオリジナル。
メッシュコイル専用のRTAは、バリエーションも少なくレアな上に、さらにサイドエアフロー構造というのは他に類を見ないアトマイザーではないでしょうか。
「他に探しても似たものがない」ジャンルの製品は、その存在だけで貴重です。
メッシュコイルのサイドエアフローRTAなんて、この先もリリースされないかもしませんね!
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