Geekvape(ギークベイプス)のVAPEアトマイザー、CREED RTA「クリード」のレビューです。
ボトムエアフローの爆煙アトマイザー。ボリューム感のあるサイジングでいかにも爆煙機材であるいでたちが迫力を感じるRTAです。サイズ感の割にデザインがシンプルなのも合わせやすい特徴です。
このアトマイザーの特徴
- 27mmサイズのボリューム感 バブルチューブ部分は30mm
- デュアルコイルに特化した爆煙DL専用RTAアトマイザー
詳細をレビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
詳細
Geekvape のアトマイザー、 Creed RTA「クリード」
サイズがめちゃくちゃ大きいです。Geekvape公式によると、ベース部分が25mmサイズになっていて「なんだ思いの外スリムなんだ」と思わせてくれるんですが、実際に25mmなのはボトム部分(MODと接地する裏側)の直径。
トップキャップ部分やエアフローの上部などは27mmなので、基本的には27mmサイズのアトマイザーと理解した方が良さそうです。25mmってまやかしじゃん、、、紛らわしい。
バブルチューブ部分は30mm。
このCREED RTA最大の特徴といも言えるのが、デッキにセットするための「3種類の交換可能なエアフローシステム」
基本はボトムエアフローなのですが、サイドからもエアーを供給可能な構造で、ボトムエアフローのみの運用と切り替えることが可能です。
カラーバリエーションは6色展開。スタンダードな定番カラーはだいたい用意されています。
SS / GUNMETAL / RAINBOW / GOLD / BLUE / BLACK
スペック
リキッド容量 | 6.5ml (ストレート 4.5ml) |
直径 | 25mm(バブルチューブ 30mm) |
全長 | 40mm(DT、スレッド含まず) |
重量 | 71.2g(実測) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 810DT |
コイル | RBA シングルコイル/デュアルコイル |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
素材 | ステンレススチール |
メーカー公式サイト |
パッケージ・内容品
パッケージを開封して内容品を確認していきましょう。
パッケージデザインはGeekvapeらしいカラーリングのもので、前面には製品イラストと製品名などが書かれているわかりやすいもの。背面には製品の簡単な特徴とともに、シリアルナンバーとスクラッチ方式のセキュリティーコード(偽造防止用)が入っているステッカーが貼られています。
外側のスリーブを外すと、内箱が。内箱にはホログラムステッカー(未開封証明)剥がすか、切断するなどして開封します。
内容品一覧
- GeekVape CREED RTA アトマイザー本体
- 予備パーツ(イモネジ、Oリング、スレートガラスチューブ)
- 510ドリップチップアダプター
- エクストラドリップチップ(810DT / 510DT)
- エアフローチャンバーパーツ
- シングルリデューサー
- ビルド用ツール
- ユーザーマニュアル、ワーニングカード、ワランティーカード(英語)
書類には日本語の記載はなく、基本言語は英語です。
ディティール
分解
分解してみましょう。構造ごとに大まかに分解するとパーツ構成はこの通りです。
- ドリップチップ
- タンク
- エアフローチャンバーパーツ
- デッキ
タンクとデッキはさらに分解可能です。エアフローオプションパーツ以外の構成は一般的なRTAとなんら変わりない構成です。
ドリップチップ
付属のドリップチップを見ていきましょう。3種類が付属。
ドリップチップの取り付け部分は810(ハーフインチサイズ)なので、付属品以外の汎用品を取り付けることもできます。
さらに黒い樹脂性の510ドリップチップアダプターも付属。510ドリップチップも付属。
また、810ドリップチップも2種類が付属するので、好みに合わせて交換して使うことができます。
黒510:全長10.5mm、露出部の高さ10mm、外径15mm、内径 6→11mm
PEI810:全長15mm、露出部の高さ10mm、外径18mm、内径 7.5→14.8mm(逆テーパー)
クリア810:全長15mm、露出部の高さ10mm、外径13mm、内径 10mm
タンク
タンクを見ていきます。
リキッドチャージは便利なトップフィリング構造。上部のトップキャップを外すだけでリキッドをタンクに注ぐことができる利便性を追求した構造です。
スクリュー式のトップキャップは、厚みが薄いので側面をつまんで回すことができない分、上部にデザイン的な要素を兼用した模様が彫られているので、上側を抑えて回すことができます。
工具やゴム手袋を必要としないで回すことができるので、実用性は悪くありません。
しかし、スレッドの感触は「ギュギュ」といった具合で、仕上げが良くないもしくはカスが残っている感触でスルスルとは回りません。
また、トップキャップ上部の掘り込みのエッジが立っているので、回し始める瞬間に若干指に痛みを感じることがありました。
ただ、これはトップキャップをできるだけ薄く作り、前兆を抑えるために工夫した結果だと思うので一長一短である部分です。
また、ボトムフィリングRTAと同様に、タンクにリキッドが残っていても逆さまにして外すことでデッキにアクセス可能な構造です。
このような構造なので、ボトムリフィングでのリキッドチャージも可能。
吸っている途中でリウィッキングしたくなっても、リキッドを無駄にすることなく作業ができる利便性の高い構成です。
タンクは『ガラスチューブ / チムニー&チャンバーパーツ / トップキャップ』の3つの部品で構成されています。
プリセットされているのは、一部が盛り上がったバブルチューブ(直径30mm リキッド容量6.5ml)ですが、ストレートガラスチューブ(直径27mm リキッド容量4.5ml)も付属します。
スリムなストレートガラスチューブを使うことももちろん可能です。
エアフロー
エアフロー構造は、デッキ下部からエアーを取り込むボトムエアフロー方式です。
このエアホールには、ホールの大きさを調整可能なエアフローコントロールリング(AFC)を装備。全閉から全開まで無段階にホールの大きさをコントロール可能。
AFCはスルスルと回る気持ちよさ。若干の抵抗感があるので、不意に回ってしまうことはなさそうです。
AFCは着脱不可能。分解不可です。
エアホールは3箇所。円の周囲120度ごとに長穴形状のエアホールが空いているデザインです。
デッキ
デッキですが、まずはエアフローパーツから見ていきます。
このCREED RTA最大の特徴が、デッキにセットされたエアフローチャンバーパーツです。写真のようにデッキに被せるようにセットできるオプションパーツが3種類用意されています。
公式ページの画像がわかりやすいので拝借してきました。基本はボトムエアフローですが、同時にサイドからも空気をコイルに供給できる構造。
3種類のパーツは
- 穴の空いていないもの(ボトムエアフローのみ)
- 穴が縦に長く空いているもの(ボトムエアフローとサイドエアフロー)
- 穴が細かく空いているもの(ボトムエアフローとサイドエアフロー)
以上のバリエーションを楽しむことができます。
しかも、このパーツはビルドし直したり、タンクを分解することなく交換できるので、吸っている途中で変えたくなってもタンクを外せば交換できるお手軽仕様です。
このパーツを取り外してデッキを見ていきましょう。エアフローチャンバーパーツはデッキ部分にはまっているだけなので、つまんで引っ張れば簡単に取ることができます。
デッキは2ポスト2スレッド。基本的にはデュアルコイルに対応したデッキですが、シングルコイルリデューサー でシングルコイルにも対応。
デッキサイズ、意外に小さいです。18mmサイズ。チャンバーの中にさらにエアフローチャンバーパーツを仕込むせいでスペースがどんどん小さくなっていってしまったんでしょうね。このサイズであれば24mmサイズのアトマイザーでも実現可能なサイズで、躯体サイズを十分に活かしきれていないデッキデザインだと感じてしまいます。
ポストはシンプルな形状。
デッキにはコイルごとに2つのボトムエアフローが用意されています。
タンクからコットンにジュースを供給するジュースチャンネルはデッキ下から供給する構造です。デッキが浮いたようになっているデザインです。
デッキ上部(チャンバートップ)は平らなデザイン。サイドが傾斜しているのはエアフローパーツに合わせた形状です。シリコンゴムのようなものがが貼られていて、エアフローパーツとの間に隙間ができないようになっています。
チムニー内径は7.5mmと極太です。
デッキとチャンバーの相関関係ですが、エアフローチャンバーパーツがそのままチャンバースペースとなっている構造です。
シングルリデューサー
オプションパーツとして、シリコンゴム製のシングルコイルリデューサーが付属します。このパーツには3つの役割が与えられています。
- 空間を塞ぎチャンバースペースを縮小 空気の流れを抑制
- 設置側のボトムエアフローを塞ぐ
- 設置側のジュースチャンネルを塞ぐ
このような役割をすることで、シングルコイルに対応させることができます。
設置はこのようになります。複雑な形状で、特にジュースチャンネル部分が少々セットしにくく、また、外すときに強引に引っ張ってしまうと一部が切れてしまうことが想定されるので、丁寧に作業する必要があります。
ジュースチャンネルも半分塞いでくれるので、ウィックを大量に用いて塞ぐ必要がありません。
まぁでもこのバカでかいサイズのRTAを有効に活かすであれば、デュアルコイルビルドがデフォルトでしょう。シングルコイル前提の運用をするのであれば、もっとスリムなシングル爆煙RTAをチョイスするのが良いでしょう。
ポジティブピン
ポジティブピンを確認するために、アトマイザー裏側を確認します。裏面にはCREEDのロゴ、シリアルやロットナンバーがエングレービングされています。ポジティブピンは金メッキ仕様。
締め込んだ状態での出っ張り具合の実測0.97mm。かなり出っ張っています。
ダブルピン仕様なので、出っ張り具合の調整可能。なのですが、初期状態で1mm近く出っ張っていればこれ以上出す必要はないと思います。それよりも緩みによる通電不良や脱落が怖いので、緩めての使用はやめた方が良いでしょう。
ピンを全て外すと、ポジティブとネガティブ、両方のポストが取れる仕組みです。ポジティブポストは510スレッド部分とポストボトム、2箇所のインシュレーターで絶縁されていますね。
ビルド
ビルドです。当然このサイズのアトマイザーなので、空間を全て有効活用できるようにデュアルコイルで組んでいきます。
カンタル24ゲージ、3.0mm軸、6巻
サイズの割にデッキ部分は18mmほどで小さいんですよ。ごっついクラプトンコイルだと空間的に余裕がなさそうに感じます。
とはいえ、いつも通りの単線ビルドなのですが、これだと逆にエアフローホールのサイズがでかすぎるようにも感じます。
基本はボトムエアフローを活かす形で、できるだけエアホールに近づけます。近づけすぎるとコイルに供給されたリキッドが伝漏れしてしまいますので、近づけすぎないように注意します。ほどほどの近さで。
高さはこのぐらいにセットしました。
サイドエアフローも活用しますので、低すぎない位置としました。
最後にウィッキングです。
ドライバーン忘れたので、撮影後に一回ウィックを外してドライバーンしてからサイドウィッキングしました。
MODに載せる
巨大なサイジングなので、大きめサイズのMOD出ないとサイズ的に頭でっかちになってしまいます。当然セレクトするのはデュアルコイル以上のMODになるでしょう。
21700サイズであればシングルバッテリーでも悪くはありません。
感想
でかい!とにかくでかいです。その割にデザインはシンプルなので、MODには合わせやすいんですが、個人的にはこんなでかいアトマイザー、持ち運ばないなぁというのが率直な感想。
もちろん、好みによってボリューム感のある機材を愛用している嗜好の方ももちろんいると思いますので、そういった方向けの製品です。
味はですね、予想通りというか予想以上ではなかったといった方が正確かもしれません。
エアフローチャンバーパーツを交換可能な構造を優先させたために、躯体サイズに比べてデッキ部分の作りが小さいんですよね。このサイズ感であればもっと余裕があっても良かったはずなんですが、チャンバー内にさらにエアフローチャンバーを内蔵することでより小さなサイズになってしまっています。
この構造であればトップエアフローでもデザイン可能であったはず、、、あ、でもそれだとZEUS Dual RTAに近くなってしまうのか。オリジナリティーを出すって大変ですね、、、
ちなみに、このエアフローチャンバーパーツ、交換してみるとちゃんと違いを実感できます。メインのターゲットだと思われる軽めのDLで運用する分にはボトムだけでなく、サイドが空いているパーツの方がよりフレーバーが引き立つように感じますね。
逆にエアフローを絞って重めのDLで運用するなら、ボトムエアフローのみの方が良い結果になると感じました。
味の個性で言えば、清涼剤やミント、メンソールの清涼感がクリアに感じられます。それはドローが軽く、流入空気量が多いからというわけではなく実感できる部分です。
まとめ
味、全然悪くないんですが、このサイズ感だとそれに見合った味を求めてしまうんでしょう。
正直24mmサイズのデュアルRTAと大差ないんですよね。
でも6.5mlのリキッド容量はこのサイズだから実現できている部分なのでリキッド容量を重視するのであれば悪くない選択だと思います。
通販はこちらから!
→ Geekvape Creed RTA 6.5ml Rebuildable Tank Atomizer [Vape Sourcing]
※当ブログオリジナルクーポンコードVC10でいつでも5%オフで購入可能です。
コメント