FreeMax(フリーマックス)のVAPEアトマイザー、Mesh Pro Tank「メッシュプロタンク」のレビューです。
FreeMaxの爆煙特化型クリアロマイザーです。巨大サイズアトマイザーには、これまた大きなプリメイドコイルをセットして使います。ポジティブピンの仕様がメカニカルでも使用できるように配慮されているのも特徴です。
このアトマイザーの特徴
- 4種類のメッシュコイルが用意された28mmオーバーサイズのクリアロマイザー
詳細をレビューします!
商品提供:VapeSourcing
詳細
FreeMaxは以前にもStarre Pure Ceramic Tankというクリアロマイザーをレビューしたことがありますが、その機種も25mmサイズとボリューミーなサイズが特徴でした。
そして、今回のMesh Pro Tankはそれにもましてボリューム感満点のクリアロマイザーになっています。
ベース部分は同じく25mmサイズなのですが、タンクの最大部分が28.3mmと迫力のあるサイジングが特徴です。
それではより詳細を見ていきます。
スペック
リキッド容量 | 6ml / 5ml |
直径 | ベース部分 25mm(最大部28.3mm) |
全長 | 44mm(DT、スレッド含まず) |
重量 | 60.3g(実測) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 810DT(ハーフインチサイズ) |
コイル | カートリッジ式専用プリメイドコイル |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
素材 | ステンレススチール |
メーカー公式サイト | http://www.freemaxvape.com/product/meshpro/ |
パッケージ・内容品
まずはパッケージを開封して中身を見ていきます。パッケージデザインはシンプルなもので、表に製品の写真、裏に内容品情報が書かれています。ここから、コイルの種類がかなり多いことがわかります。
本体はクッション材に保護されて収納されています。
内容品一覧
- FreeMax Mesh Pro Tank アトマイザー本体
- 予備パーツ(Oリング)
- 予備ガラスチューブ
- プリメイドコイル
マニュアルは全編英語で、日本語の説明はありませんでした。
外観
上下のパーツをレジン樹脂でカバーしてあるルックス。バリエーションには金属外装バージョンもあります。とにかくデカイです。22mmから24mmだとかなり大きく感じることはわかっていただけると思いますが、28mmサイズは相当なものです。
分解
分解します。構造的には一般的なクリアロマイザーのデザインと同様です。
- ドリップチップ
- タンク(トップキャップ&ガラスチューブ)
- プリメイドコイル
- ベースパーツ
4つの部位に分けることができます。パーツ構成はシンプルです。
ドリップチップ
ドリップチップ取付部は810DT(ハーフインチ)サイズ、トップキャップ側にOリングがはまっている構造で、810サイズの汎用品をつけることもできます。
付属品はトップキャップと同じレジン樹脂製。逆テーパーデザインのドリップチップです。
全長16mm、露出部の高さ11mm、外径17.2mm、内径 8.3→13.8mm(逆テーパー)
タンク
トップキャップの側面、金属の土台部分には赤い印がペイントされいて、この部分を目印にトップキャップをスライドさせてリキッドチャージホールを露出させます。
リキッドチャージはトップフィルで行います。トップキャップをスライドさせるだけで、上からリキッドをタンクにチャージ可能な構造です。
ちなみに、タンクにリキッドが並々と残っている状態ではベースとタンクを切り離すことはできません。アトマイザーを逆さまにした時に、タンク上部のチューブ部分(チムニー)よりも水位が低くなれば、ベースを外してコイル交換が可能になります。
タンクはガラスチューブとトップパーツの2ピース構造。プリセットされているガラスタンクの他に、金魚鉢のように丸いフォルムのタンクが付属します。
リキッド容量に変化があるのかないのかは記載がありませんが、サイズ的にはあまり変わりなく、デザインの好みで使う方を選べるようになっています。
ボトムエアフロー
エアホールは2箇所、アトマイザー外周の対角線上に設けられています。大きなエアホールには、ドローを調整できるエアフローコントロールリング(AFC)を装備。AFCを回して取り込む空気量を調整できます。
ポジティブピン
アトマイザーの裏側にはFreeMaXのロゴマークと、Mesh Proの文字がエングレービングされています。
ポジティブピンはクリアロマイザーには珍しい固定式で、しっかりと固定されているタイプ。出っ張り具合の実測は0.6mm。
ピンを緩めて出っ張り具合を調整できる仕様になっています。
プリメイドコイル
同梱されているコイルは2タイプの専用品です。
- Single Mesh 0.15Ω Kanthal(40-70W)
- Double Mesh 0.2Ω Kanthal(60-90W)
どちらもメッシュコイルを使った爆煙コイル。コイルのボディーサイズが異なるので、その分だけタンクのリキッド両々も異なります。デュアルコイルを用いた場合は5ml、シングルの場合は6mlです。
メッシュの荒さもかなり違っています。
そして、付属品以外にも別売りでバリエーションが用意されています。別売りコイルは以下の通りです。
- Triple Mesh 0.15Ω Kanthal(80-110W)
- Single Mesh 0.12Ω SS316L(rated for 400゜F-550゜F)
MODに載せる
サイズがかなりでかいのではみ出してしまう機種が多いのですが、ベース部分が25mmサイズなのでこの部分がはみ出さなければ見た目のマッチングは悪くありません。
しかし、抵抗値的にはかなり低めなので、実用的および安全性を考えればデュアルバッテリー以上のMODで使用するのが現実的だと感じます。
感想
感想は『でかい』です。どうしてもそれが一番の感想になってしまいます。
個人的には、サイズだけで選ぶのを躊躇する大きさ。
この大きさにマッチするMODを選ばなくてはならないので、全体的にはよりでかくなってしまい、システム全体では持ち出すのに躊躇するサイズになってしまいますが、爆煙をメインで楽しむユーザーにはその大きさも愛おしのかもですね。大きな機材を愛用している人ももちろんいらっしゃいます。
味はそれなりに楽しめる印象です。もちろん、爆煙向けのフレーバー・リキッドをセレクトする必要はありますが、悪くない印象です。ミスト量はかなり楽しめます。
何より良いのが、爆煙に特化したジュースチャンネルの大きなコイルで、ボトムエアフローなのにリキッド漏れどころか滲みもしないことで、付属コイル2つとも漏れることはありませんでした。
爆煙のようにミスト量を多く発生するためのコイルは、リキッドの消費もそれだけ多くなるので、リキッドを多く取り込む必要があります。そのため、コイルによってはリキッド粘土が緩かったりすると浸透力が強いので漏れてしまうものもありますが、これは漏れやすい印象はありません。
最初10パフぐらいはウィックが馴染まない印象でしたが、少し使えばすぐに馴染んでおいしく使うことができました。見た目の印象よりも粒子の細かい、上品なミストを楽しむことができました。
まとめ
レジン樹脂を使った個性的なルックス。ボリュームのあるサイジング。
キット付属のクリアロより手間のかかったポジティブピンの仕様(フローティング式ではなく、完全固定式)なので、メカニカルMOD(ハイブリッド接続)でも使用できるのもメリッドです。
自分でコイルを巻くのは面倒だったり難しいけど、爆煙を楽しみたい!というニーズ向けの製品。とにかくミストをたくさんで楽しみたい人にどうぞ!
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