Vapefly「ベイプフライ」のVAPEアトマイザー、Galaxies MTL RTA「ギャラクシーズ タンク」のレビューです。
流行ってますね!色々なメーカーからMTL RTAが続々と登場し、Vapeflyもそれに続けと後発ならではのギミックを搭載して、あの”Galaxies”シリーズとして製品化されましたよ!
このアトマイザーの特徴
- 22.2mmのスリムなサイズ
- MTLに特化したタイトドロー シングルコイルRTA
- エアフロー調整がダイヤル式
類似製品がリリースされる中、このGalaxies MTL RTAならではのオリジナリティーはなんと言ってもダイヤル式のエアフロー調整で、それ以外の構造は標準的で使い勝手が良い!!
商品提供:ベプログshop
詳細
VAPEメーカー各社から、MTL(吸い込み抵抗が重めの、タバコのような吸い方)用のタンクアトマイザーがリリースされ、それの流行に一足遅くGalaxies MTL RDAというドリッパータイプのアトマイザー(ヒット商品!)をリリースしているVapeflyからもRTA(タンクにリキッドを貯めることができる)タイプのアトマイザーがラインナップに追加されました。
その名は「Galaxies MTL RTA」そのままのネーミングです。
チャンバーのロゴ文字と、デッキに星座をモチーフにしたデザインが入っているのが外見デザインの特徴!GalaxiesシリーズとしてRTA(タンク)とRDA(ドリッパー)が揃い踏みしました。
RDAバージョンはルックスの良さと性能から、リリースから時間がたった今も売れ続けるヒット商品になりました。このRTAバージョンも、それに続く人気を獲得できるのか?
詳細を見ていく前に、デッキなどを見ていると、各社からリリースされたMTL RTAのいいとこ取りのようなデザイン。
では、独自性はどこにあるのか?
それはエアフローデザイン。
形式自体はボトムエアフローデザインですが、調整部分にオリジナリティを感じます。
- 2つのダイヤル式エアフローコントロール
- デッキのエアホールが交換可能
という2大特徴を備えています。
スペック
リキッド容量 | 3ml (5ml) |
直径 | 22.2mm (26mm) |
全長 | 38.15mm(DT、スレッド含まず) |
重量 | 52.5g (実測) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510DT |
コイル | RBA シングルコイル |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
素材 | ステンレススチール |
Vapefly公式サイトより
パッケージ・内容品
詳細を見ていく前にまずはパッケージと内容品の詳細を見ていきます。
パッケージはGalaxies(銀河)なだけに星座をモチーフにしたデザイン。スリーブの中に内箱。
内箱には中身すり替え防止のホログラムステッカーが貼ってあり、パッケージ裏面にはセキュリティーコード入りステッカーで偽造品対策されています。
内容品一覧
- Vapefly Galaxies MTL RTA アトマイザー本体
- スペアガラスチューブ
- スペアパーツ(イモネジ、Oリング一式)
- Ni80 26G プリメイドコイル
- コットン
- ユーザーマニュアル
本体に予備部品一式、エクストラパーツ、リブルタブル用品、そしてマニュアルが同梱されています。ツールも揃っていてコイルが2つついているので2度目のコイルビルドまでは他にツールがなくてもビルド可能。充実した内容品です。
分解
最初に分解して構造を理解しておきます。
構造ごとに分解すると、写真のように
- ドリップチップ
- リキッドをたくわえるタンク部
- デッキ部
に分解できます。もちろんこれ以上細かく分解もできますが、それは各部分の項目で詳細を見ていきます。
ドリップチップ
まずは上部のパーツから。2つのドリップチップが付属します。
まず、ドリップチップの取り付け部ですが、汎用510規格なので、付属品以外の単体販売されている汎用品に交換して使うこともできます。
アトマイザーに最初からセットされているのはクリアオレンジのPMMA樹脂製ドリップチップで、くびれ形状で咥えやすさを重視した、内径が口元で細くなるテーパードデザインを採用しています。
全長16mm、露出部の高さ11.5mm、外径14mm(台座部分)、内径4.5→3.5mm(テーパード)
そしてもう一つ。黒いデルリン樹脂製のドリップチップも付属します。サイズスペックはもう一つのPMMA製と全く同じ「素材違い」です。
タンク
次にリキッドを蓄えるタンクパーツを見ていきます。タンクによって2mlのリキッドを保持することができるので、頻繁にリキッドチャージしなくても使うことができる利便性を確保しています。
まずはリキッドの装填方法から見ていきます。
リキッドチャージ方式はトップフィル。
スクリュー式トップキャップを外して上部からリキッドを注ぐことができます。トップキャップ側面には指のかかりが良いように溝が彫られていて、開け閉めしやすくなっています。
スクリュー式はスライド式やロック式に比べてリキッドチャージの際に外すのが面倒な反面、もちろんメリットがあり、しっかりトップキャップをロックできるので携帯時などに不意にトップキャップが開きにくい構造です。
そしてリキッドを注ぐジュースホールは大きいので、注ぎ口が太いスポイトボトルなのでも問題なくチャージ可能です。
タンクの構造も見ていきます。写真のように逆さまにして外せばタンク内にリキッドが残っていてもデッキを外すことができます。
吸っている最中に味が落ちてコットンを変えたくなった場合、全て吸い切らなくてもリウィッキングできるので便利です。
さらにミスト発生部のチャンバー裏も見ていきます。なだらかなドーム型を採用しています。丁寧な仕上がり。チムニー内径 3.5mmと細く絞られています。
ストレートガラスチューブの他に、一部が出っ張った形状のバブルチューブが付属します。
これを装着することで、リキッド容量も3→5mlへとアップ。サイズも26mmサイズへとボリュームアップ。
見た目の変化も楽しめるので、ルックスの好みで使う方を決めても良いかもしれません。
エアフロー
最大の特徴であるエアフローデザインです。
エアフローデザイン自体はボトムエアフローで、デッキ下部から取り込んだ空気を、デッキのコイル下から供給する機構を採用していますが、オリジナリティを感じるのはエアフローコントロール。ギア式エアフローコントロールという今までになかった機構を採用しています。
IからIVまでの4種類のエアフローホールを備えていますが、一箇所ではありません。
写真のように対角線上に2ヶ所に分けてエアホールが用意されています。このコントロールギアをくるくる回転させてエアホールを調整することができるのです。
公式情報として8パターンのエアフロー調整が可能となっていますが、これは片側を閉じる運輸を含めた場合です。上記写真のように中途半端な位置でギアホイールを止めてエアホールを塞ぐ必要があります。これをすることで合計8パターンのエアフローコントロールが可能。
パターンは表にするとわかりやすいので記載しておきます。
閉 | III | IV | |
閉 | 全閉 | III | IV |
I | I | I × III | I × IV |
II | II | II × III | 全開 |
上記の通りの8パターン。
いや、9パターンですね。全閉でも多少吸えるのでこれを入れれば9パターンです。
最初は面倒な機構だなぁ、と思ったんですが、エアフローのセッティングが目視できるのはいちいち確認しなくて良いというメリットがあり、意外にも使いやすく感じます。
デッキ
デッキサイズは直径13.5mm。矮小なスペースに2ポストのシングルコイルデッキです。
ポールデザイン自体はどこかで見たようなMTLタンク製品のいいとこ取りのようなデッキデザインです。
ポール自体はS○R○Nだし、ジュースチャンネルやタンクからの供給はB.R….
いやもう、このサイズのデッキでオリジナリティを表現するのは無理があるのでしょう。
実際独自性を重視するあまりに使いにくく、ビルドしにくいデッキは多くあるので、後発製品はいいとこ取りが正解なのかもしれませんね。
コイルの巻きを考えて、ワイヤーを固定しやすいように互い違いにデザインされたポールはビルドのしやすさを考慮したものです。
ワイヤー固定のイモネジですが、マイナス頭のネジがセットされていますが、六角レンチで操作するイモネジも予備部品として付属するので、使用ツールの好みに合わせて好きな方をチョイス可能。
画像を重ねてデッキを見て見るとこのようになっています。デッキの上にも若干の余裕がありますが、外見上はテーパー形状ですが、内部はドーム状なのでそこまで上部は高くはありません。
唯一オリジナリティーを感じるのがエアホール部分。見ての通りブロック形状のエアフローパーツがイモネジで固定されています。
このエアフローパーツは交換可能で、デッキサイドの固定ネジを外して交換します。
2種類のブロックから好きな方をセレクト可能。コイルビルドに合わせたセレクトが可能です。
ポジティブピン
最後にポジティブピンです。
デッキ裏には製品名Galaxies MTL RTAのエングレービングが入っています。
ポジティブピンの突起具合は1mm程度。
このポジティブピンはデッキのポジティブ側の固定用兼用なので、緩めて調整することはできません。
ビルド
詳細を見終わったところでビルドしていきます。ビルド前にドリップチップを咥えてドローを確認しておきます。
ネーミング通り、MTLユースに合わせたタイトドロー。細めの単線が似合う印象です。
実際付属コイルはNi80のシングルワイヤーです。
デッキのイモネジを緩めてコイルを固定する準備をしておきます。イモネジは外す必要はありません。
付属のにクロムワイヤーコイルでもよかったのですが、巻き数が多く見るからに自分好みのビルドではなかったので、同じくNi80ワイヤー、26ゲージ、2.5mmながら巻き数を減らしてビルドしました。
時計回りに巻いたコイルをそのまま載せるだけでコイルビルドは完了。非常に楽なデッキです。
締め付けの際もワイヤーが逃げるようなことはなく「楽」としか言いようがありません。
余ったコイルレッグは、デッキに彫られた溝に這わせるようにサイドに出してから切断すれば、チャンバーと接触して短絡しないようにデザインされています。この部分も好印象です。
ドライバーンしてホットスポットを除去し、その後ウィッキングします。ジュースチャンネルにふわっと載せる程度で良いと思います。
MODに載せる
ビルドが終わったところでMODに載せて見ます。22mmサイズのスリムなアトマイザーなので、載せるMODを選びません。
まとめ
いいとこ取りのMTLタンク!独自機構にはちょっと疑問
MTLタンクを検討しているユーザーさん、昨年から優れた製品が多々リリースされていて、どれを買っていいかわからないという方も多いと思います。答えは、「どれを買っても美味しい」です。適当なようですが、それぐらいどの機種も優れています。
味は他のヒット製品並みに美味しいです!!
エアフロー構造的にS..ENに近いのかと思いきや、BE..RK.Rに近く感じました。
後はルックスと機構が気にいるかどうかだと思います。エアフローコントロールの独自性が最大の特徴なので、その部分が大きいと思います。
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