envii(エンヴィ)のVAPEテクニカルMOD、Loch Ness「ロッチネス」のレビューです。
本機はハイエンドMODであるLochNessのマスプロダクツVerです。
筐体デザインはオリジナルであるハンドメイドMOD、Loch Nessのものを用いながら、手頃な価格で購入可能なように再構築した製品です。
それでは詳細を見ていきます。
商品提供:VapeSourcing
envii Loch Ness のパッケージと内容品
上品なデザインのパッケージデザイン。ロゴと必要最低限の文字で構築されています。
開封方法が独特で、パッケージ上部に箔押しされたOPENマークを引っ張り開けることで箱を開けることが出来ます。
内容品一覧
- Envii Loch Ness TC Box Mod
- microUSBケーブル
- キャッチカップ
付属品に説明書がありませんが、他サイトで確認する限り英語の説明書が付属するようです。
envii Loch Nessの詳細
enviiがリリースした普及版Loch NessはVAPE機材、テクニカルMODです。オリジナルのLoch NESSはハンドメイド製品で、素材にスタビライズドウッドを使用したハイエンド機であり、高額な製品です。
より301 Moved Permanently
抜粋したように本体のデザインを用いながら、マスプロダクツとしてリデザイン、リプロダクツしたのが本製品になります。
Loch Nessのスペック
サイズ | H99.5 ×W47 ×D34 mm |
ワット数範囲 | 5 – 150W |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 300℃ |
モード | VW /温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS/温度-タングステン/温度-TFR1~5/温度-TCR |
スレッド | 510 |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 18650デュアルバッテリー |
保護機能 | サイト、パッケージに記載なし |
その他の特徴 | ハイエンドMOD、”Loch Ness”の形態を用いた普及版テクニカルMOD |
envii公式サイトより
説明書が付属しておらず、公式サイトの説明も不十分なため、保護機能など細かい仕様などの詳細が不明なのが残念。テクニカルMODのため、最低限の保護機能は搭載されているとは思いますが、注意深く使用する必要があります。
デュアルバッテリーMODのため、相応の大きさがありますが、エルゴノミックデザインを採用しており、大きさの印象よりも手に馴染むのが特徴的。
本体の仕上がりは同社製品FITTと同じようなラバーコーティング。マットで新品状態での質感は上品に感じますが、塗装が剥げやすく、”味”やエイジングの味とはいえない質感になってしまうのが非常に残念です。
本体重量は159g実測。18650デュアルバッテリーMODとして標準的な重量です。
正面から見ると、サブボタンと液晶パネルのバランスから顔のように見える独特なデザイン。
アトマイザー取付部の詳細
アトマイザー取付部は510スレッド。コンタクトはスプリング式で、調整いらずです。
取付面はフラット。MOD上部とツラになっています。
アトマイザー取付部ですが、キャッチカップも付属するため交換することも出来ます。
キャッチカップは22mmサイズのアトマイザーにまで対応します。
キャッチカップを取り付けると数ミリですアトマイザー搭載部が下がります。
キャッチカップをつけることで万が一に漏れたリキッドでMODが汚れるのを防ぐことが出来ます。
操作系統の詳細
操作系統は全面に集約されており、3ボタンと液晶ディスプレイが装備されています。
上部のラウンド面にはメインのパフボタン。局面に備えられており、握った時に自然に指がのるようにデザインされています。
そして、サブボタン2つと液晶画面が備えられており、設定変更などの操作は3つのボタンと液晶画面で確認しながら行います。
サイドにはバッテリー充電用のmicroUSB端子が用意されています。
バッテリー収納部の詳細
MOD底面にあるスライド式のカバーを開けることでバッテリーを収納することが出来ます。
バッテリーの蓋にはバッテリーの向きを間違えないようにネガティブとポジティブの向きが記載されているので、間違いないように収納します。
envii Loch Ness の使い方
使用する際には別売りのVAPEユースに適したハイドレン18650バッテリーを2本用意します。
スペックが公開されておらず、逆差し保護が搭載されているのかわからないため、間違えないように最新の注意を払って収納します。
そして、デュアルバッテリーMODの注意点です。
バッテリーは同じロットの同銘柄の新品バッテリーを用いましょう!
バッテリーの銘柄が異なると性能が違います。そして、使用を繰り返したバッテリーは内部抵抗が増大しており、異なる銘柄、使用頻度のバッテリーを使用すると、どちらかに負担がかかってしまうため大変危険です。
本体充電に対応しており、収納したバッテリーをMOD本体で充電可能です。電源接続したmicroUSBケーブルを本体端子に接続することで内蔵したバッテリーの充電を行うことが出来ます。
envii/Loch Ness の操作方法
- 電源ON/OFF …パフボタン5クリック
- サブボタンロック …パフボタンとサブボタン+を同時長押し
- 抵抗値ロック …サブボタン2つを同時長押し
- モード選択 …電源ON時にパフボタン3クリック
→ サブボタンでモード遷移
→モード変更時にパフボタンで移行しそれぞれ設定値変更可能です。
WATTAGE | POWER VWモード |
STAINLESS | ステンレス温度管理ワイヤーモード 下記3種類のステンレスワイヤーに対応 ・SS304 ・SS316 ・SS317 |
TITANIUM | チタン温度管理ワイヤーモード |
NICKEL | ニッケル温度管理ワイヤーモード |
TANGSTEN | タングステン温度管理ワイヤーモード |
TFR | 温度に合わせた係数を入力するモード PROFILE 1~5までと5種類登録可能200F F=1.3 400F F=2.00 600F F=3.00 |
TCR | 仕様ワイヤー別のTCR値を入力するモード 0.00050~0.00750 |
SYSTEM | システムメニュー ・SCREEN 左右反転 ステルスモード ・USB LINK ・EXIT |
EXIT | メニュー終了 |
- アドバンスドセッティング …3つのボタン同時押しで操作可能
WATTAGEモードのみ表示
NORMAL | 通常モード |
CURVE | カーブモード 5sまで (0.5sステップ) 5W-150W |
SMOOTH | 0.0~6.0s |
TEMPモードのみ表示
DRY SENSE | ドライカットオフ機能 好みに合わせて調整可能 数値が少ない程感度が敏感になる。 1~20 |
TEMP COMP | 温度管理各モードの微調整機能。(SS,Ti,Ni,Tu用) 個人的にはTCR値入力で対応可能なので必要ないと感じます。 1~99 |
共通メニュー
BOOST | プリヒート機能 0~48W 0.0~3.0S(0.1sステップ) |
EXIT | メニュー終了 |
envii Loch Ness にアトマイザーを載せてみました
22-24mサイズのアトマイザーを載せてみました。
搭載面がフラットなので、24mm以上のサイズにも対応していますが、取付部のサークル的には26mm程度までが対応サイズと言えるでしょう。
また、キャッチカップも付属しているため、22mmサイズのアトマイザーにおいてはキャチカップを使用し、数ミリですが全高を下げることも出来ます。
envii Loch Ness のまとめ
コストパフォーマンスに優れながら、ある種ブランドのようなハイエンドのデザインを手にできる製品。それでも価格的には中華系マスプロダクツに比べれば高額であり、DNA基板搭載機並の価格帯です。
デザインは好き好きであり語ることは困難ですが、定評のあるデザインであることは間違いありません。
しかも、プリヒートからカーブモードまでこなす多機能な機能。それが故に3ボタンしかない操作系統のため、少々の慣れが必要です。
しかし、シンプルにVW運用してもよし、使いこなし、必要ならばこれらの機能を使いこなすのも楽しいと思います。
つまりは”ルックス重視”なだけではなく、ある程度中身(機能)も備えたMODであるといえます。趣味的要素が高いVAPEにおいては見た目の要素も重要である上に機能的にも十分です。
ただし、これらの機能は昨今リリースされているテクニカルMODの多くに搭載されているのも事実で、価格的には一歩突き抜けて欲しいのも事実です。
コメント
毎回綺麗な写真で楽しく拝見させて頂いております。
私もこのModを2ヶ月ほど使用していますが、塗装の剥げがすごいですね。2年使用しているModのようです…..機能より見た目重視で購入したので残念です。ま、通常使用する分には問題ないですが。
いっそのこと全部剥がして、DIYでラバーコーティングでしてやろうかと思案しておるところです。駄文失礼しました。
これからも楽しみにしてます!
まささん、コメントありがとうございます!
FITTもそうですが、コーティング弱すぎですよね…
ちょっとした擦れですぐに禿げてしまいます。すぐに禿げる塗装はいらないとすら思います汗
そこそこ高いMODなのでしっかり塗装して欲しいものですね^^;
今後ともよろしくお願いします!!