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【アトマイザー】Bucho Tank「ブーチョー」 (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビュー

【アトマイザー】Bucho Tank (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビュー

DIGIFLAVOR(デジフレーバー) のベイプアトマイザー、Bucho Tankのレビューです。

DIGIFLAVORがリリースするクリアロマイザーで、”Flavor Sub Ohm Tank”のサブタイトルからも分かる通り、サブオームのミスト量ながら、フレーバーを重視した製品のようです。

それでは早速レビューしていきます。

商品提供:GearBest

 

 

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VAPEアトマイザー DIGIFLAVOR/Bucho Tank のパッケージと内容品

【アトマイザー】Bucho Tank (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビュー

白を基調にし、箔押しを施した高級感のあるデザインとカラーリングのパッケージ。

【アトマイザー】Bucho Tank (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビュー

背面はレッドカラーで、内容品についての記載があります。

【アトマイザー】Bucho Tank (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビュー

パッケージの側面には製品偽造防止用のスクラッチ式コード入りステッカーが貼られています。

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内容品一覧

  • Bucho Tankクリアロマイザー本体
  • スペアパーツ(ガラスタンク、Oリング)
  • 予備コイル(0.25ohm,0.5ohm)
  • ユーザーマニュアル

【アトマイザー】Bucho Tank (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビュー

説明書は図解入りで、基本英語のもの。

同社の製品、Pilgrim GTAUBOX Sterter Kitのレビューでも気になっていたんですが、説明書の作りやスクラッチコードの説明などがGeekVapeのそれと酷似しています。それもそれもそのはず、このDIGIFLAVORというメーカーはGeekvapeの子会社です。

 

 

 

VAPEアトマイザー DIGIFLAVOR/Bucho Tankの詳細

【アトマイザー】Bucho Tank (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビュー

DIGIFLAVORのベイプアトマイザー、Bucho Tankはプリメイドコイル交換式のクリアロマイザーと呼ばれる利便性の高い製品です。

自分でコイルビルドする必要がない反面、プリメイドコイルはコイル用ワイヤーとコットンを用意するよりも高額で、消耗品コストが嵩むのがクリアロマイザー全般に言える特徴です。

メーカーの説明を引用します。

Buchoは、George Batareykinによって設計されたフレーバー重視のサブオームタンクで、優れた蒸気生産で究極の風味を生み出すように慎重に設計されています。

“私はコイルを作るのが好きではありません、私は本当に良い風味のサブオームタンクを使いやすいです。” - George Batareykin

DIGIFLAVOR公式サイトより

フレーバー重視でありながら、サブオームのミスト量を楽しめるアトマイザーのようで、ロシアの有名なYoutuber”George Batareykin”が推奨する製品。パッケージにロゴも用いられており、コラボレーションモデルの模様。

 

Bucho Tankのスペック

直径 25mm
全長 36mm
※ドリップチップ、510スレッド除く
リキッド容量 3.3ml
ネジタイプ 510
ドリップチップ 510
コイル プリメイド交換式
・0.5ohm (推奨ワッテージ 25-35W)
・0.25ohm (推奨ワッテージ 35-65W)
エアフロー ボトムエアーフロー
リキッドチャージ トップ
素材 ステンレス

DIGIFLAVOR公式サイトより

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全長はドリップチップ、510スレッドを除き約35.8mmです。

 

 

分解してみました

【アトマイザー】Bucho Tank (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビュー

左からデッキ/プリメイドコイル/タンク/ドリップチップ の4ピース構造。

タンクは更に分解可能。

 

 

 

ドリップチップ

【アトマイザー】Bucho Tank (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビュー

付属のドリップチップは黒い樹脂製で、素材は公開されていません。

取付部は510サイズで、汎用品を交換して使用することも出来ます。

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全高11mm、内径8mm。取付部にOリングが設けられておらず、内径を510の限界近くまで太くしたデザインから、このアトマイザーがDL(直肺吸い、ダイレクトラング)向けであることを想像させます。

若干絞ったハーフインチ(810DT)ぐらいの内径サイズです。

 

 

 

タンク

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まず、リキッドチャージはトップフィル構造

トップキャップはスクリュー式で、外すとリキッドホールが露出します。大きく、広いジュースホールはスポイトボトルでも楽にリキッドチャージ可能です。

【アトマイザー】Bucho Tank (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビュー

タンクは一部がコイルで保持されるタイプのため、パーツ点数を減らせる反面、リキッドがタンクに残った状態で外すことが出来ないため、コイル交換の際にはタンク内を空にする必要があるデメリットがあります。

 

 

 

デッキとエアフローシステム

【アトマイザー】Bucho Tank (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビュー

空気の取り込みはコイル下から取り込むボトムエアフロー構造

ドロー調整はノッチ式で4クリックで全開になるエアフローリングを装備しています。クリック感のない中途半端な場所でもストップ可能なので無段階調整可能とも言えます。

【アトマイザー】Bucho Tank (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビュー

デッキはプリメイドコイルに電力とエアーを供給するための構造です。

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ポジティブピンは固定式で調整不可能。金メッキが施されています。

【アトマイザー】Bucho Tank (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビュー

何度か分解していて気になった点。タンクを外す際に、コイルが残るのがデッキ側であったり、タンク側であったりとバラバラ。構造的にタンクを空にしなくてはコイル交換できないので、さほど問題はありませんが、若干気になります。

 

 

 

プリメイドコイル

【アトマイザー】Bucho Tank (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビュー

コイルは2種類用意されており、両方共付属します。

  • 0.5ohm (推奨ワッテージ 25-35W)
  • 0.25ohm (推奨ワッテージ 35-65W)

抵抗値が低いほうがよりミストが多いタイプです。

 

これは BVCコイル互換品で、規格的互換があり、有名所だとAspireだとNautilus、innokinだとiSub系などのコイルと互換性があります。

つまりは、Aspire Nautilus/Nautilus2やTriton互換機ということで、これらのアトマイザーでもこのコイルを使用することが出来ます。

【アトマイザー】Bucho Tank (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビュー

写真は0.5ohmコイル。内部にはコイルがバーチカル(直立)でセットされています。ボトムのエアホールは4つ穴、直径約3.7mm。

【アトマイザー】Bucho Tank (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビュー

同じく0.25ohmコイル。バーチカルコイル、ワイヤーは0.5ohmコイル同様にパラレルで、より太いワイヤーが用いられています。ボトムのエアホールは0.5ohmコイルと同様です。

 

 

VAPEアトマイザー DIGIFLAVOR/Bucho TankをMODに載せてみました。

【アトマイザー】Bucho Tank (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビュー Eleaf iStick Pico 25(18650シングル)

【アトマイザー】Bucho Tank (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビュー Smokjoy Air 77 TC MOD (26650シングル)

【アトマイザー】Bucho Tank (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビューaspire NX100 (26650シングル)

25mmで大きいサイズのクリアロマイザー。マッチング的には大きなMODに似合います。

 

 

 

VAPEアトマイザー DIGIFLAVOR/Bucho Tankを使ってみました。

【アトマイザー】Bucho Tank (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビュー

タンクにジュースをチャージして使っていきます。

他のクリアロマイザーと同様に、コイル内のコットンにリキッドが染み込むまで放置するのを忘れないようにしましょう。

 

 

◎見た目とクオリティ
シンプルな見た目。それなりにきれいな仕上がりのマスプロダクツ。
ルックスとクオリティに問題はありません。

 

◎価格
定価$35程度。提供先ショップではディスカウント価格で購入可能です。

 

◎機能面、運用性
BVCコイル互換機であるため、より供給量の大きいエアフローを持ったNautilusとも言えるアトマイザーです。クリアロマイザーの本体は実はコイルで、他の部分は、エアーを供給し、量を調整する部分、電力を供給する部分、リキッドを供給する部分でしか無いためです。

クリアロマイザーであるため、プリメイドコイルを交換するだけでだけで、自分でビルドをする必要がない利便性があります。

ただし、低価格を実現するために、多くの廉価機と同様に簡易的な設計になっており、利便性よりもコストを優先し、パーツ点数を少なくしているため、コイル交換の際にはタンク内を空にする必要があります。

その他気になる点は、現時点でヒットしているとはいい難い製品の為、プリメイドコイル(消耗品)の入手性があまり良くありませんが、BVC互換コイルの為、他のメーカーのコイルも使用可能です。

 

◎ドロー
全開ではスッカスカ、ほぼ抵抗感なし。
全閉ではタイトドローで、MTL向け。

ただし、エアフローを少しでも開くと、DL向けの軽いドローになり、軽い方向への調整幅が広い印象。

どちらのコイルをセットしても、半分以上のドローにほぼ変化なし。これらのコイル専用にエアフローをデザインしたのであれば、設計不良感は否めません。

ただし、エアフロ半分だと、エアーの通り道的に笛鳴りが発生するため、ドローの変わらない全開運用が良い感じ

 

◎ミストの質感、味

  • 0.5ohmコイル
    MODの実測値でも0.5ohmジャスト。推奨ワッテージは25W-35W(3.53-4.18V)。
    どのワッテージでも味薄め。抜けたような味。エアホールは35W運用時でノッチ1つ分開けた状態でちょうどよく、DL運用がふさわしく感じます。
    MTL運用するのならば、25W程度の出力でエアフロ全閉すればタイトドローになりますし、コイルの冷却も問題ありません。しかし、MTLでも味の印象は変わりません。
  • 0.25ohmコイル
    アトマイザーの仕様的にこちらのコイルが本命か?実測0.24ohm。推奨ワッテージ 35-65W(2.9-3.94V)基本的にはワッテージをかけて爆煙仕様で運用する用途があっているように感じます。その為、リキッドも爆煙で味の飛ばないもの。どのアトマイザーに入れても味の変わらないような単純な味が向いています。

 

VAPEアトマイザー DIGIFLAVOR/Bucho Tankのまとめ

【アトマイザー】Bucho Tank (DIGIFLAVOR/デジフレーバー) レビュー

BVCコイル互換機でありながら、爆煙ユースに用途を絞ったクリアロマイザー。

設計的に適切でないエアフロー周りもありますが、仕様に合っている0.25ohmコイルで、マッチングするリキッドの運用であれば普通においしく吸えます。しかし、この組み合わせは、機材による味の差が生まれにくいとも言えるので、「どの機材でも大差ない組み合わせ」とも言える為、特別優れたアトマイザーとも言えません。

それでもこのアトマイザーをセレクトする理由は、汎用背の高いBVCコイル機、大口径で、3.3ml容量のタンク、爆煙を許容するエアフロー設計、ぐらいでしょうか。

汎用性を重視するあまり、最近多くリリースされる専用設計の爆煙クリアロマイザーには及ばない印象ですが、用いるリキッドによってはそれらと変わらず美味しく吸える機材であると思います。

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