Kangertech(カンガーテック)のペンタイプスターターキット、Arymi One「アリミーワン」のレビューです。
この直径のタイプをペンタイプと言ってよいのか?24mm系のボリューム感。メカニカルチューブでもちょっとした大き目のサイズですよね。大きな躯体に合わせてバッテリー容量も大容量になっています。
それでは早速レビューしていきます。
商品提供:VAPP
Kangertech Arymi Oneのパッケージと内容品
シックなパッケージデザイン。内容品は
- Arymi Oneスターター本体
- Arymi CHC Coil 0.5ohm
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル
必要なものはあらかた入っているのですが、交換用のコイルが入っていません。購入時には交換用コイルも一緒に買い求める必要があります。
Kangertech Arymi Oneの詳細
Kangertech Arymi Oneはオールインワンのペンタイプスターターキットです。オールインワンタイプVAPEとは、ミストを発生させるアトマイザーと、電力を供給するバッテリーが一体化しているタイプになります。
ペンタイプとはいえ、直径24mmなのでペンタイプと言ってよいのかと迷ってしまいます。メカニカルチューブですら24mmサイズは結構太めですよね。
Kangertech Arymi Oneのスペック
サイズ | H 131.7×W24.0×D24.0mm |
対応アトマイザー抵抗値 | 0.15ohm以上 |
リキッド容量 | 3ml |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | トップエアーフロー |
コイル | プリメイド交換式 バリエーション
|
充電ポート | USB |
バッテリー | 2300mAh(内蔵バッテリー) |
Kangertech公式サイトより
付属するArymi CHC Coil 0.5ohmの他にもコイルのバリエーションがあります。
外見は至ってシンプル。太みのサイズ感からか全長が短く見えますがさほど短く貼りません。
重量は実測で102gでした。バッテリー容量が2300mAhの大容量ということを考えれば納得の重量感です。
本体下部には”ARYMI-ONE”とロゴマークのプリントが入っています。
本体底部にはバッテリーベントホールが設けられていてあん税制にも考慮しています。
本体正面にはボタン(パフボタン)と充電用のmicroUSB端子。
上部はリキッドを蓄え、気化させるアトマイザーになっています。これは付属コイルを取り付けた状態で、エアフローはご覧の通り固定式で、ドロー調整をすることは出来ません。
分解してみるとこのようになります。パーツは左からコイル/トップキャップ/ガラスタンク/本体の4ピース構造です。タンクガラスを外すことは可能ですが、ベースになっている枠を外すことは出来ません。しかし、洗浄には有効だと思います。
コイルはマウスピース一体型で、マウスピースが汚れたり傷ついたりしてもコイル交換と同時に交換することが出来ます。
Kangertech Arymi Oneを使ってみる
使用する前に本体バッテリーの充電をしておきましょう。付属USBケーブルを電源に接続し、さらに本体microUSB端子に接続します。ケーブルが付いていないよりは良いのですが、かなり短いので手持ちのケーブルを利用するのが便利だと思います。充電中はボタン周囲のLEDインジケーターが点灯します。
次にタンクにリキッドを注いでいきます。タンクに注げる量はタンク横の”MAX”表示までで、これ以上注いでしまうとコイルを取り付けた時に溢れてしまうので注意が必要です。
リキッドチャージが終わったらコイルを取り付けます。
取り付けた後はコイル内のコットンにリキッドが浸透するまで、15分程度放置するのをお忘れなく。リキッドが浸透する前に使ってしまうとコットンが焦げてしまい、コイル交換が必要になってしまいます。
操作方法
- 電源のon/off… ボタンを素早く5回押して操作します(5クリック)
- ミストを発生させる… 電源on時にボタンを押す。ミストを吸引する時はボタンを押しながらマウスピースを咥えて吸引する。
使った感想です。
まず、1パフ目の立ち上がりが遅い。Kangertechのスターター全般に言えることですが、コイル的になのか、冷えてる状態からパフしてミストが発生するまで1秒強かかります。
チェーンでの2パフ目からは普通にミストくるので、コイルの問題でしょう。
ちょっとだけストレス感じます。
エアフロー調整は出来ずに固定で、ドローは軽めで口吸い(MTL)出来ないこともないですが、基本的には直肺吸い(DL)向けのドローで、DL用としてもそこまで軽くはないです。
あとは普通ですね。可もなく不可もなく。不味くもなく、特別美味しくもなくです。
普通だと感想も評価もしづらいですね…
このサイズ感も割とある感じなので、他のと違いもなかなか表現しづらいですが、漏れづらい構造で普通に美味しくて、バッテリーも大容量だし、悪いところはないんですよ。
これで何か特徴があれば、と惜しさを感じてしまいます。
タンクも分解できるし、普通に使える。そういう意味ではPockeXやeGo One TFTAなどのライバル機も検討しなくてはなりませんが、正直どんぐりの背比べです。
価格的にも普通に使えれば万々歳なスターターキットだとは思うのですが、多くのペンタイプスターターをレビューしていると、個性を欲してしまうのはブロガーの悪い癖なのかもしれません。
普通に使えます。
Kangertech Arymi Oneのまとめ
前記の通り、オールインワンのペンタイプスターターは各社から様々リリースされていて、どの製品も優れているだけに、どれが一番良い!とは言えません。
僕も試した限り、抜きに出て優れているようなものは今の所ありません。
このスターターの優れている点は
- 構造上リキッドの漏れがかなり発生しづらい
- 構造が簡単で操作も簡単
- タンクが分解可能
- 電池容量が大きい(2300mAh)
上記の通りだと思います。ちょっと前までは20mm以下だったスターターも昨今は24mmサイズが多くリリースされ、サイズ的に18650を内包するようなサイジングに合わせて、バッテリー容量も大容量になってきました。
これだけの容量があれば充電せずに安心して一日使うこともできる容量です。
その反面、重量やサイズが大きくなるのはトレードオフですね。
味や使い勝手的にはちょっと前の世代(eGoAIOなど)の製品でも差はないので、その辺を天秤にかけて製品をセレクトしてみてはどうでしょうか。
お取扱店はこの商品をご提供頂いた株式会社VAPPまでお問い合わせください!!
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