WISMEC(ウィスメック)のVAPEスターターキット、SINUOUS V80「シニュアス V80」のレビューです。
軽い!スリム!かっこいい!3拍子揃った18650シングルバッテリーのSINUOUSV80と。MTLとDLに対応したMULTIをセットにしたスターターキット。個性的なルックスで話題の製品です。
このスターターキットの特徴
- クリアなルックス!超スリム&軽量なテクニカルMOD「SINUOUS V80」
- MODのデザインに合わせたMTL&DL対応のクリアロマイザー「Amor NSE」
- 実用的でデザインにも凝った18650シングルバッテリーキット!
性能・機能が日進月歩で進歩しなくなってしまったVAPEテクニカルMOD。
新機能が目まぐるしく登場していた時代は、新機種がリリースされるごとに話題沸騰でしたが、ここ2年ほどは足踏み状態。2年前の機種がいまだに売れ続けているものも多数あって話題の製品が少ないのが現状です。
しかし、この製品は前作に引き続き話題になるのは間違いないかと思います。
スリム&軽量!そしてデザインも良い!機能はWISMEC定評の基板搭載と言うことなしです!
新たな機能を盛り込んでいるわけではありませんが、そのルックスとコンパクトさ。そして軽さには価値があるのではないでしょうか。
詳細をレビューします!
商品提供:VapeSourcing
SINUOUS V80の詳細
18650シングルバッテリーのスリムなテクニカルMOD『SINUOUS V80』
この製品は以前好評を博していたWismec SINUOUS P80の後継機的な製品です。
そして個性のあるルックス。P80もステルスボタンなども個性的なルックスも特徴でしたが、よりインパクトを感じる見た目に。半透明のクリアボディーが印象的ですね。前面パネルが透明で、制御基板までがデザインとして成立するデザインです。
なおかつボタンもデザインの一部にしていて、使い勝手とデザインを両立したものに昇華しているのがバージョンアップを感じる部分です。
製品サイズをよりコンパクトに(H80.5×W33.5×D28.5mm→H 81×W34×D27mm)高さと横幅は0.5mm高くなりましたが、厚みが1.5mm薄くなっています。
さらにかなり軽い!製品単体で59.8gしかなく、一般的な18650およそ50gと含めても110g以下しかない軽量ボディーが魅力です。
18650セルを搭載し、集中型510コネクタ、2A急速充電、0.91インチディスプレイ、最大80W出力に対応。
色は黒・赤・黄色・緑の全4色。どのカラーリングも発色の良いもので、クリアな質感が魅力的。アトマイザーもMODのカラーリングに合わせたものを採用しています。
このスターターキットはテクニカルMODとアトマイザーのセットです。
- WISMEC SINUOUS V80 テクニカルMOD
- WISMEC Amor NSE アトマイザー
Amor NSEは、MTLとDLの両方のvaping用に設計された実用的なクリアロマイザーですね。
それでは詳細を見ていきます。
パッケージの開封
内容品一覧
- WISMEC SINUOUS V80 テクニカルMOD
- WISMEC Armor NSE アトマイザー(WS-M 0.27ohm Head 組み込み済)
- WS04 MTL 1.3ohm Head
- アトマイザー予備パーツ(Oリング一式)
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル(日本語)、ワランティーカード、アテンションカード
テクニカルMOD WISMEC SINUOUS V80
基板が見えるクリアなボディーデザイン。個性的なルックスと、実用的なスリム&軽量ボディーの18650シングルバッテリーテクニカルMOD、WISMEC SINUOUS V80です。
スペック
サイズ | H 81×W34×D27mm |
重量 | 59.8g |
ワット数範囲 | 1.0 – 80W(20Wまでは0.1Wステップ、以降は1Wステップ) |
温度管理範囲 | 100〜315℃/ 200〜600℃ |
抵抗値 | 0.05Ω-3.5Ω (VW/Bypass mode) 0.05Ω-1.5Ω (TC-Ni/Ti/SS/M1/M2/M3 mode) |
モード | VW / Bypass /TC-Ni/Ti/SS/M1/M2/M3 mode |
スレッド | 510(スプリングコンタクト) |
充電ポート | microUSB(DC5V 2A) |
バッテリー | 18650シングルバッテリー |
保護機能 | ・過充電保護 ・過放電保護 ・自動カットオフ(10s) ・ショートサーキット保護 ・過電流保護 |
メーカー公式サイト | https://www.wismec.com/product/sinuous-v80-with-amor-nse/ |
510スレッド
スプリング式コンタクト。コンタクトピンは金メッキ仕様という、今時のレギュレーテッドおきまりの仕様を採用しています。
アトマイザー取り付け部はMOD上部とツラになっていますが、サークル状の凹みがあって、リキッド漏れ時にスレッドまで到達しないように工夫されています。
かなりスリムな形状のボディー。握りやすくスマートな反面、ボディーの厚みは27mmサイズとなっていて26mmサイズのアトマイザーまでオーバーハングなし(はみ出さずに)で搭載可能。
付属の26mmアトマイザーはもちろん、標準的な22mm、24mmサイズのアトマイザーはもちろん見た目にも問題なく搭載できます。
ボタンと液晶パネル
ボタンの数は3つ(パフボタン、サブボタン2つ)のスタンダードな3ボタンMODです。前面パネル部分がクリアな樹脂素材になっており、基盤がむき出しで見えるのもデザインの一部になっているハイテクなサイバー感を演出していますね。
液晶パネルはWISMECの多くの機種に採用されているサイズのモノクロディスプレイ。パーツを共通にすることで、部品コストを下げて製品価格を安価に済ませるためのものだと思われます。
実用的に十分。視認性も悪くありません。
ボタンはサークル模様が美しい金属製。上下のフレーム部分の金属素材と統一感のあるデザインで、樹脂部分が多いMODながらディティールを凝ることによってチープさを感じさせないデザインに。
サブボタン付近には収納バッテリー充電用のmircoUSB端子を装備。充電だけでなくファームウエアアップデートにも対応。
バッテリー収納部
バッテリーは底部分のスライドカバーから収納します。バッテリーベントホールが開いていますね。
気になるのはスライドカバーが完全に平面ではないためか、置いた時に若干ぐらつくことぐらいでしょうか。
MODの全長を抑えるために採用されたスライド式カバー。ロック機構が搭載されていないので、不意に開いてしまうことは完全に避けられませんが、入れたバッテリーによってテンションがかかるので、トラブルは少ないと思われます。
バッテリー収納部はシュリンク破れによるショートを防ぐ樹脂素材。中にはバッテリー収納方向の記載あり。
透明感のあるボディーデザイン。パネル部分は完全に透けていますが、バッテリー収納部分は意外にもあまり透けていません。ただし、バッテリーに文字などが書いてあるステッカーや、目印を書いていたりすると透けてしまうのでルックス的にあまり良くありません。
バッテリーを収納するときに透けを確認して収納するのが良いでしょう。
アトマイザーを載せてみました
スリムボディーですが、厚み27mmで直径26mmサイズのアトマイザーまでをはみ出すことなく搭載できるので一般的なアトマイザーであれば問題なく搭載できます。細長い見た目なので短いドリッパーでも長めのタンクでもマッチする印象です。
上下のフレーム部分が金属なので、アトマイザーのデザインにマッチしますね。
アトマイザー Amor NSE
付属アトマイザーはAmor NSEです。
名前の通り、WISMECのスターターキット用に開発されたクリアロマイザー Amorシリーズの1機種で、シリーズ共通のプリメイドコイル WS headを採用しています。
共通のコイルを採用するシリーズ、大きな違いはルックスにあり、このNSEはSINUOUS V80に合わせたクリア(透明感)のある見た目が特徴になっています。
つまりはガワ違いのほぼ同じアトマイザーだということですね。
直径 | 26mm |
高さ | 46mm |
重量 | 38.7g |
リキッド容量 | 3ml |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510DT |
コイル | プリメイド交換式 WS head |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
リキッドチャージ | トップ |
素材 | ステンレス、PETG |
メーカー公式サイト | https://www.wismec.com/product/sinuous-v80-with-amor-nse/ |
構造はこれまでのAmorシリーズアトマイザーとほぼ同じですが、SINUOUS V80に合わせたルックスを実現しています。
そのため、トップキャップとチューブ部分を一体化した構造を採用していますが、スライド式トップフィルを実現するために、トップキャップはネジ止めです。ネジを外せば分解可能。PETGタンク。
トップキャップをスライドするだけでリキッドチャージホールが。チャージに便利な使い勝手を重視した仕様。ボールロック式で、全開・全閉時は内蔵されたボールでロックされる仕組み。カッチリとロックされるほどではありませんが、不意にキャップが開閉するのを防ぐ機構です。
タンクと同じPETG素材のドリップチップは510サイズなので、汎用品に付け替えて使うこともできます。逆テーパー構造で、エンド部の内径は大きなDLでも使える仕様ですが、MTLには内径が大きすぎる印象です。
MTLとDL両方に対応したボトムエアフローホールの仕様。MTL向けには小さなホールを、DL向けにはオーバル(長穴)のホールをAFCでオープンにできる機構です。
AFCのボトム部分が若干出っ張っているためか、MODに取り付けるとAFCが回らなくなる機構なので、AFCを調整するときはMODから取り外すか、510スレッドを若干緩める必要があります。
ポジティブピンはかなり出っ張っています。
しかし、一般的なMULTIと同じく、フローティング方式(ゴムではまっているだけで固定されていない)ので、メカニカルMODのハイブリッド接続で使うには危険です。
採用されているのはAmorシリーズ共通のWS headプリメイドコイルです。
- WS-M 0.27ohm Head(DL向けメッシュコイル)
- WS04 MTL 1.3ohm Head(MTL向けコイル)
2種類の抵抗値でDLとMTL両方に対応。
SINUOUS V80の使い方
使い方はWISMECテクニカルMOD共通です。ただし、最新製品なのに、アイコンメニューが搭載されていないので、少し前のファームウエアだと思われます。最新fwへのアップデートが待ち遠しいですね。
- 電源ON/OFF パフボタン5クリック
- ボタンのロック サブボタン同時長押し
- 液晶画面反転 電源OFF時にサブボタン同時長押し
- モード切り替え パフボタン3クリック
- ステルスモード パフボタンとサブボタン(+)同時長押し
- ワット数を調整する:
VWモードでは、+/-ボタンを押すとワット数を調整できます。 +/-ボタンを押し続けるとワット数が急激に増減します。
TC(Ni、Ti、SS、TCR-M1 / M2 / M3)モードでは、まずファイヤーボタンを4回連続して押し、+/-ボタンを押してワット数を調整します - 温度を調節する:
TC(Ni、Ti、SS、TCR-M1 / M2 / M3)モードで+/-ボタンを押すだけで温度設定を増減できます。 - TCR値の変更とプリヒート設定 電源OFF時にパフボタンとサブボタン(-)同時長押しでメニュー呼び出し。パフボタンで次の設定項目、サブボタンで数値の増減など
感想とまとめ
Amorの評価は今までのAmorシリーズ搭載のスターター通り「普通のクリアロ」というものです。
決して悪いわけではないのですが、どこか優れていたり、特別美味しいわけではないので「普通」という印象です。
- MTLコイル、悪くないのですが、ドリップチップでもう少し絞りたいのと、ドローももう少しタイトにしたいですね。
- DLコイルはメッシュコイルにしてはあまり味でないかな、というように感じますが、そこまで味が出ないわけでもないと思います。
あえてこのアトマイザー目的で買うほどではありませんが、キットとしてついてくるなら「まぁいいかな」というもの。ただ、MOD目的であればスターターではなく、単体で買ってしまうのが良いかもしれません。
SINUOUS V80、機能や性能はWISMECなど(Joyetech,Eleafなどの姉妹企業とも共通)の他のシングルバッテリー18650MODと同様です。
新機能なども盛り込まれておらず、むしろファームウエアは最新のもの(アイコンメニュー非搭載)ではありません。
ですが、デザインと軽量コンパクトさには目を見張るものがあります。
デザインに関しては好き好きですが、このテイストが気にいる人であれば良いと思います。実際筆者はこのデザインが好きです。
基板が見えるのを生かしたデザイン。クリアでありながら、バッテリー部分までは透けていない実用性。
しかも驚くほど軽いんです!
このデザインのデメリットは、樹脂部分が多いので使っているうちに傷が目立つであろうことと、落とした時の破損リスクがフルメタル製に比べて高いという部分ぐらいでしょうか。
デメリットを理解した上で使うのには非常に良い機種、良い完成度の製品です。
これからVAPEを始めようと思っているユーザーはもちろん、カジュアルなルックスの軽量スリムボディーのMODを探している人にも良いと思います。
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