VOOPOO「ブープー」のVAPEスターターキット、DRAG MINI KIT「ドラッグ ミニ」のレビューです。
DRAG MODがコンパクトサイズに。その名も『DRAG Mini』
2バッテリーは健在ながら、セルを内蔵することで不可能だと思われたスモールサイズ化に成功。
このスターターキットの特徴
- コンパクトサイズになってアップデートされたDRAG Mini MOD
- レジンパネルと統一されたドリップチップの爆煙クリアロ UFORCE T2
- 爆煙を気軽に楽しめるスターターキット
初代DRAG MODで好評だった立ち上がりの速さは健在で、初代以上のレスポンスを体感できるコンパクトデュアルバッテリーMODです。
詳細をレビューします!
商品提供:VapeSourcing
VOOPOO DRAG MINIの詳細
DRAG Miniは一斉を風靡したDRAG MODのバリエーション商品。
一年半の歳月を経て、Mini版がリリースされました。
一時期SNSなどを中心に『DRAG』の文字が大きくプリントされたボディーを良く見かけましたが、最近ではほぼみることが無くなりました。
たった一年ほどしか経っていないのに、最早懐かしさすら感じるのはVAPE MODデバイスの流行の流れが早すぎるからでしょう。
Mini版というからにはボディーサイズは小さくなっている、はず。なのですが、大して小さくはありません。
このDRAG Miniは、初代DRAGと大きく違う部分があります。それはバッテリー内蔵型だということ。初代DRAGは18650デュアルバッテリーのセル交換可能タイプでしたが、DRAG Miniでは2セル内蔵タイプへと変更。4400mAHバッテリー搭載(2200mAhセルを2つ?)
内蔵型にしたことによってボディーサイズのスモール化に成功しているのですが。
初代DRAG | DRAG Mini |
H 90×W54×D24mm | H 81.5×W48.5×D25.5mm |
そのサイズダウン量は小さなもので、表のように高さで8.5mm、横幅で5.5mmにしか過ぎず、厚みに関しては逆に1.5mmアップになっています。
2セル内蔵型のBOX MODは珍しく、デュアルバッテリーMODとしてはコンパクトサイズなものの、驚くほどコンパクトではありません。
カラーバリエーションは8種類。フレーム部分はブラックで統一されていますが、パネル部分と、ドリップチップ部分のレジンカラーのみセレクト可能。
このDRAG MINI KITはスターターキット。DRAG Mini MODと、UFORCE T2アトマイザーのセットです。
パッケージ・内容品
パッケージを開封していきます。
前面にはVOOPOOロゴとDRAGロゴが金の箔押しで入っています。紙自体にもエンボス加工が施され、高級感を感じるデザイン。背面には内容品情報などがプリントされています。
偽造品防止対策として、スクラッチ式セキュリティーコード入りステッカーも貼られていました。
内容品一覧
- VOOPOO DRAG MINI テクニカルMOD本体
- VOOPOO UFORCE T2 アトマイザー本体
- アトマイザーパーツ(予備Oリング一式、ストレートガラスチューブ3.5ml)
- プリメイドコイル(P2 , N1)
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル(英語)、ワランティーカード
付属品はシンプルながら必要なものが揃っています。DRAG Mini MODに充電用ケーブル。UFORCE T2アトマイザーとプリメイドコイル、予備パーツ。
マニュアルはMODとアトマイザーのものが別々に付属。
マニュアルの表記は英語のみでした。
テクニカルMOD DRAG Mini
まずはキットの要であるBOX MOD “DRAG Mini”から見ていきましょう。
デザイン
デザインが特徴的なのは初代DRAG MODと変わりありません。
初代DRAGはカーボンファイバーのようなパネルデザインになっていましたが、後からレジンバージョンであるDRAG Resinが発売されましたが、そのレジンバージョンと同様のディティールになっています。
大きく『DRAG』とプリントされた、主張するボディーデザイン。一目でそれとわかるデザインです。対して裏面にはレジン樹脂を使ったパネルを装備。こちらにはVOOPOOのロゴがプリントされています。
フレーム部分はブラックカラー。半分艶のあるザラッとした仕上がりのペイントになっています。
レジン樹脂の質感は光沢があるものではなく、マットな質感。手触りはラバーコーティングに近いようなすべすべとした感触で、若干の弾力すら感じる仕上がり。
このレジン樹脂、マーブル模様が美しいもので、色味はカラーバリエーションからセレクト可能ですが、模様自体は2つとして同じものがないオリジナリティーを感じるディティールとなっています。
大きさはデュアルバッテリMODとしてはコンパクトなサイジングですが、極端に小さいサイズではなく、2セルを内蔵するMODとしてはサイズ的に限界なのかもしれません。
同じようなデザインですが、手に持ってみるとエッジ部分が丸みを帯びているため、握った感触は初代DRAGよりも持ちやすく感じます。
スペック
サイズ | H 81.5×W48.5×D25.5mm |
重量 | 178g |
ワット数範囲 | 5 – 117W(1Wステップ) |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 315℃ |
許容最低抵抗値 | 0.05Ω |
許容最高抵抗値 | 5.0Ω |
モード | VW /温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS / M1~5(カーブモード) / FIT(バッテリー,フレーバー,クラウド) |
スレッド | 510 (スプリングコンタクト) |
充電ポート | microUSB (DV5V) |
バッテリー | 18650デュアルバッテリーを内臓(交換不可) |
保護機能 | ・自動カットオフ(10秒) ・温度オーバー保護(TC) ・出力過電流保護 ・過充電防止 ・過放電保護 ・短絡保護 ・バッテリーバランス充電 |
メーカー公式サイト |
アトマイザー搭載部
アトマイザー搭載部はもちろん510スレットを搭載。スプリングコンタクト。コンタクトピンには金メッキ加工。
取り付け部分のサークルが周囲より一段上がっていて、アトマイザーボトムでMODが傷つくのを防ぐ仕様になっています。
MODの幅は25.5mmですが、搭載部が面取りされているので、上面からはみ出さずにマウント可能なサイズは付属のUFORCE T2を乗せてみれば一目瞭然。25mmサイズまでとなっています。
ボタンと液晶パネル
操作ボタンや液晶パネルなどはDRAG Mini本体側面に集約されています。3つのボタンを備える3ボタンMODです。
液晶パネルはモノクロディスプレイ。表示を見ればわかる通り、2つのセルを内蔵。
液晶の光度調整機能は無し。室内では問題ないが、太陽光の下では若干暗めに感じるのが残念。
パフボタンはシルバーカラーの金属ボタン。
サブボタンもパフボタンと統一感のあるカラーリング。
内蔵バッテリーモデルなので当然バッテリー充電機能も搭載。microUSB端子に電源接続したケーブルを挿入して充電可能。
本体底面にはベントホールを備えています。内蔵バッテリー式ですがリセットボタンは備えていません。
操作ボタン背面はこのようなデザインになっていますが、本体は非分解式で、バッテリーの交換はできません。
アトマイザー UFORCE T2
付属アトマイザーはカートリッジ式プリメイドコイル交換型のクリアロマイザー、UFORCE T2です。
スターターキットのために開発されたアトマイザー、さらっと見ていきましょう。
構造は一般的なクリアロマイザー同様。ドリップチップはワイドボアサイズですが、オリジナルサイズなので、汎用品と交換は基本的にはできません(正確には他社の爆煙クリアロでも使われているサイズですは、510、810のように一般的ではありません)
タンクはガラスチューブとトップパーツの2ピース構造。スライド式トップキャップからトップフィルでリキッドチャージが可能。
使われているコイルはUFORCE専用コイル。付属するのは2種類。
- UFORCE P2 Single Mesh 0.6Ω 24-28W
- UFORCE N1 Single Mesh 0.13Ω 50-100W
どちらにもメッシュコイルが使用されていますが、一方はMTLユース、もう一方は超低抵抗の爆煙DLコイルとなっています。
また、このコイル以外にも使用できるコイルが沢山用意されているのも特徴。
なんと現時点で10種類ものプリメイドコイルがラインナップされています。
スペック
リキッド容量 | 5.5ml(ストレートチューブ 3.5ml) |
直径 | 25mm(バブルチューブ 28mm) |
全長 | 39.25mm(DT、スレッドを除く) |
重量 | 59.29g |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 専用ワイドボア |
コイル | UFORCE T2コイル |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
素材 | ステンレススチール |
メーカー公式サイト |
使い方
操作が若干複雑です。 基本操作は変わらずに以下の通り。
- 電源ON/OFF …パフボタン5クリック
- サブボタンロック …パフボタンとプラスボタンを同時長押し
- 液晶画面反転…パフボタンとマイナスボタンを同時長押し
モードセレクトが若干複雑です。
ワッテージモードをスタートとすると、3クリックで温度管理モード、もう3クリックでFITモードに移行します。
それぞれのモードでメニュー呼び出しが可能で、モードによってメニューが若干異なります。
- メニュー呼び出し …プラスボタンとマイナスボタンを同時長押し
ワッテージモード、カーブモード(M1~M5)、シリアルナンバー、バージョン確認 - モード変更 …パフボタン3クリック、温度管理モード(SS,Ni,TI)、FITモードへ変更
- カーブモードの設定変更 …パフボタン4クリック
FITモードなのですが、詳細が分かりかねるのですが、VOOPOOではこのようにアナウンスしており、バッテリー優先、フレーバー重視、ミスト量重視のセッティングが可能になっています。
感想
若干小さくなったDRAG MODですね。
立ち上がりの速さは初代以上かもしれません。むしろレスポンス良すぎて、アトマイザーをつけたままモードを変えたり、電源OFFにしようとして複数クリックする段階でシューシュー言っているので、ウェイトタイムなしで立ち上がるようなセッティングになっているようです。
100Wほどのセッティングでも押した瞬間にミストが発生するので、初めて使うとびっくりしてしまうかも。
立ち上がり重視の人には良いと思います。ストレス無し。
アトマイザーもキットのおまけ程度かと思いきや、以外にも美味しいですね。特に0.13Ωコイルはリキッドがマッチすればミスト量も楽しめるものです。0.6Ωコイルは若干中途半端ですね。結局はDL寄りになってしまいます。
デュアルバッテリー付属のアトマイザーですし、爆煙を楽しむのに特化しているアトマイザー。
後はサイズを取るか?セル交換可能なボディーを取るか?ですね。
このDrag Miniと同時に、DRAG 2 MOD(バージョン2)もリリースされているので、これから立ち上がりの良好なデュアルバッテリーMODを購入したくて、このDRAGの見た目に惹かれたユーザーはどちらかをセレクトするのが良いと思います。
また、最大出力もMiniでは117Wまでとなっているので、それ以上の出力が必要なユーザーは注意が必要です。
僕は過去にはセル交換可能なタイプに惹かれていましたが、3年ほどVAPEを楽しんでいる上で、セル交換可能になる程使い込んだ機種というのも少なく(VAPEヘビーユーザーの多くがそうだと思います)セルの寿命まですら使わないのもしばしばなので、飽きるまで使えればよしという考え方もできると思います。
まとめ
あのDRAG MODが少しだけコンパクトになって帰ってきた。
それ以上でもそれ以下でもなく、初代DRAG MODを使っていたり、過去に試したユーザーには魅力的ではないかもしれませんが、これからコンパクトなデュアルバッテリーMODを検討しているユーザーには十分に魅力的な製品だと思います。
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