Vaporesso(ベイパレッソ)のVAPEスターターキット、Aurora Vape「オーロラ ベイプ」のレビューです。
特徴的なルックス。Zippoライターを模した筐体が特徴的です。
スイッチ類が一切ない「オートスイッチタイプ」のスターターキット。
コンパクトで持ち歩きしやすいサイズが魅力!
それではレビューしていきます。
商品提供:ベプログshop
VAPEスターターキット Vaporesso/Aurora Vape のパッケージと内容品
内容品が見て取れる窓付きのパッケージ。背面には内容品の説明とパッケージ内容の記載があります。
内容品一覧
- Aurora Vapeスターターキット本体
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル
- ワランティーカード
- その他注意書きのカード
箱や説明書には付属品として”Extra Replacement Coil” 予備交換コイルの記載がありますが、実際には付属いたしません。
説明書は英語をはじめとする多言語での記載がありますが、残念ながら日本語の記載はありません。
VAPEスターターキット Vaporesso/Aurora Vape の詳細
Zippoライターのような外見と機構を持つVAPEスターターキット。
大きな特徴は一言で説明できる通りで、コンパクトな筐体にバッテリーやアトマイザーを内蔵したデバイスです。メーカーサイトを確認してみると地味にバッテリー容量がアップしていたり、コイル抵抗値が変更になっていたり、イラストのプリントが入っているなどアップデートもされているようです。
そして、Vaporessoといえば過去数回レビューしている通り、コイルにリキッドを供給する部分にセラミックを使用したプリメイドコイル「CCEL」が有名で、熱に強く、焦げたり劣化しにくく、クリアな味が楽しめるとの呼び声も高いコイルを採用しています。
Vaporesso/Aurora Vapeのスペック
サイズ | H 70.4×W42.5×D14.6mm |
重量 | – |
出力モード | 直接出力 |
対応抵抗値範囲 | ? |
リキッド容量 | 1.2ml |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムフロー(調整不可) |
コイル | カートリッジ式(CCEL SS316 1.3ohm) |
充電ポート | microUSB(DC 5V/1A) |
バッテリー | 650mAh(内蔵バッテリー) |
保護機能 | ・短絡保護 ・低電圧バッテリー保護(3.0V) ・過充電保護(4.23V) ・自動カットオフ(10秒) |
Vaporesso/Aurora Vape のデザイン・外観
一番の特徴であるのがその外見。ライターをモチーフにし、同様の機構を採用しています。Zippoタイプの構造です。内部はもちろんライターではなく、バッテリーとアトマイザーが収納されているので、使う際にはカバーとしても機能するフタ部分を「カチャッ」と開けます。
開閉部分は安っぽさは感じないものの、フタ部分が若干分厚いためか、ZIppoのような軽い音ではなく、少々鈍い音がするものの、手持ち無沙汰の時にはカチカチと開閉するなどして手遊びすることもできます。
Vaporesso/Aurora Vape を持ってみました
サイズはZippoライターサイズより大きいながら、十分コンパクトで、厚みも薄くコンパクトなので持ち運びに便利です。
Vaporesso/Aurora Vape のバッテリー部
ライター型のボディには電気を蓄えるバッテリーと制御基板が収納されています。底部には安全性を考慮したベントホールを配し、ボディー下部両面には目立たないサイズのLEDインジケーター、側面下部には充電用のmicroUSBケーブルを備えています。
バッテリー内蔵型で、分解は推奨されていません。
Vaporesso Aurora Vapeのアトマイザー部
アトマイザーはマグネット式で本体に接続されており、簡単に着脱可能です。
分解してみると、写真左から、コイル / タンク / マウスピース(ドリップチップ) の3ピース構造で、これ以上の分解は通常できません。
Vaporesso/Aurora Vape のドリップチップ(マウスピース)
マウスピースは湾曲しているタイプで、フタを開けて使う際には吸いやすい方向に回して使用します。タンクとはOリングを介してはまっており、取り付け部は独自規格のため、汎用品に交換して使うことはできません。
Vaporesso Aurora Vapeのタンク
タンクは樹脂パーツと金属から構成されており、分解はできません。リキッドチャージの際にはコイルを取り外して、ボトムチャージ(タンク下部)でリキッドを注ぎます。
タンクのメイン素材がクリアな樹脂素材なのでタンク攻撃性の強いメンソールやリモネン(柑橘系)などのリキッドを使った場合、クラックが入る可能性があります。
Vaporesso/Aurora Vape のコイル
コイルは専用品で、タンクボトムのデッキ部分が一体化になった形状になっています。
- CCEL SS316 1.3ohm
ワイヤーはステンレス製で、かなり高抵抗のコイルです。温度管理対応ワイヤーですが、本体は温度管理に対応していません。
チムニーがかなり細く、内径1.5mm。
エアホールがボトムにあるボトムエアフロー構造。エアフローコントロールは搭載されていません。
コイルボトムを分解してみると、コイルがバーチカル(縦)で設置され、コイルと触れる部分がセラミックになっていることが確認できました。
VAPEスターターキット Vaporesso/Aurora Vape の使い方
Vaporesso/Aurora Vapeの充電
購入後はまず本体バッテリーの充電を行います。DC5V/1A電源に接続した付属ケーブルを本体端子に接続して充電します。充電完了後はLEDインジケーターが消灯します。
Vaporesso/Aurora Vapeのリキッドチャージ
リキッドチャージの際には本体からアトマイザー部分を取り外します。
取り外す際ですが、ドリップチップをつまんで引っ張ると、ドリップチップが取れてしまうことが多いため、一度ドリップチップを外してから、取り付け部をつまんで外すのが良いでしょう。
その後、ドリップチップを外さなくてはリキッドチャージできないですからね。
そのあとタンクからコイルも捻って取り外し、写真のように底部からリキッドを注いでいきます。タンク中央のチューブにリキッドを注がないように注意。コイルから発生するミストを口に導くチムニーと呼ばれる部分なので、ここに注いでしまうと、ドリップチップ側からリキッドが漏れてしまいます。
リキッドをチャージしたら、コイルを元どおり戻して本体に取り付けます。
リキッド残量は本体に設けられた窓からアトマイザーを確認することができます。
Vaporesso/Aurora Vape の操作方法
スイッチ類のないオートバッテリー機構のため、本体のフタを開けて、ドリップチップを自分の吸いやすい方向に回した上で、マウスピースを咥えて吸うだけで自動でスイッチが入り、ミストが発生します。
スイッチの感度は良好で、弱いドローでもレスポンスよくスイッチがオンになります。
その上、吹き戻し(吸うのと逆に、息を吐いてしまうとスイッチが入りっぱなしになってしまう誤動作)は思いっきり吹いても発生しませんので安心して使用できる印象。しかし、万が一スイッチが入りっぱなしになってしまった場合には、アトマイザー部分を取り外して通電を防ぐ必要があります。
VAPEスターターキット Vaporesso/Aurora Vape のまとめ
Zippoライターを模したスターターキット、コンパクトで特徴的なルックスが特徴です。
高抵抗コイルでミストは少ないです。味については、「雰囲気は楽しめるかな?」と、正直物足りなく感じ。個人的には今日メンソールなどのキック感を楽しみたいところですが、タンクの素材的にすぐクラックが入りそうなので、基本的な用途としてはニコチンリキッドでのニコチンフィーダーとして使うのが向いていると感じます。
要因として、マウスピースが湾曲している上に、全長が長いためミストが液化している印象で、マウスピースを取り外してアトマイザートップを直接咥えたほうが味がまだ良く感じます。
しかし、味というよりはこのパッケージングを楽しめる人向けの製品で、手の中に収まるサイズで、フタの開閉も気持ちよく、男心をくすぐるディティールが魅力です!
コメント