Sigelei(シゲレイ)のVAPEスターターキット、Snowwolf WOCKET「スノーウルフ ウォケット」のレビューです。
似たような製品がたくさんありますが、この製品の個性は『コスパに優れながらもゴージャスなルックス!メッシュコイルで爆煙特化型のPOD』です。
詳細をレビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
Snowwolf WOCKETとは?
Sigelei(シゲレイ)のPODデバイス Snowwolf WOCKET「スノーウルフ ウォケット」です。
ご覧の通り、液晶ディスプレイを搭載したPODということは出力調整ができます。
出力調整タイプもはやスタンダードになりつつありますね。
Snowwolf WOCKETの特徴
- 5-25Wに出力調整可能
- 大容量1,150mAhバッテリーを搭載
- コスパの良いプリメイドコイル交換式、0.7Ωメッシュコイル
- 0.015秒の素早い立ち上がり
- 豊富な8つのカラーバリエーション
ルックスのも個性のあるWOCKETですが、性能にも特徴があるので簡単に4項目を見ていきまししょう。
5-25Wに出力調整可能
まずは出力調整機能です。5Wから25Wまで1Wごとに変更可能、モノクロディスプレイでわかりやすく表示可能です。
まるでMODのような機能から、POD MODと呼ばれることもあるジャンルの製品です。
大容量1,150mAhバッテリーを搭載
競合機種に比べて、ちょっぴりバッテリー容量の大きい1,150mAhを搭載しているのがWOCKETの強みです。
その分ちょっぴり大きめのボディーサイズ。特に横幅が40.5mmと幅広です。
コスパの良いプリメイドコイル交換式、0.7Ωメッシュコイル
PODといえばコイル内蔵型がスタンダードだったのは過去の話、今はプリメイドコイル交換型が主流です。
PODカートリッジごとの交換を必要としないので、コスパ良く運用できるのがメリット。
反面、コイル交換の手間がかかるのがデメリットです。
用意されているのは0.7Ωのメッシュコイル、説明書には「MTLからDLまで」と書かれていますが、現在用意されているのはこれ一種類だけ。
基本的にはDL特化型のスターターキットという位置付けです。
0.015秒の素早い立ち上がり
メッシュコイルに特化したバッテリースペックとして、0.015sの素早い立ち上がりが実現されています。
パフした瞬間「シュシュッ」と立ち上がるので、体感的にもかなり立ち上がりが早いです。
豊富なカラーバリエーション
そして、8パターンにも及ぶ豊富なカラーバリエーションも魅力の一つ。
ゴージャスで高級感のあるパネル素材から、シンプルでカジュアルなものまでが網羅されています。
スペック
サイズ | H 93.6× W40.5× D15.4mm |
重量 | 99g(実測) |
出力 |
VW(5-25W) |
抵抗値範囲 | 0.35-3.0ohm |
リキッド容量 | 3ml |
リキッドチャージ | PODトップフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整不可) |
コイル | プリメイド交換式 X-Grid-Coil |
充電ポート | microUSB(5V1A) |
バッテリー | 1,150mAh |
保護機能 |
その他不明(未記載) |
パッケージ・内容品
スターターキットであっても、バッテリーとPODが別箱になっているため、それぞれの付属品を確認しておきましょう。
内容品一覧
- Snowwolf WOCKET バッテリー本体
- mimcroUSB 充電用ケーブル
- ユーザーマニュアル(日本語表記あり)・ワランティーカード・QCカード
内容品一覧
- Snowwolf WOCKET PODカートリッジ
- プリメイドコイル X-Grid Coil 0.7Ω ×2
- 予備Oリング一式
- ユーザーマニュアル(日本語表記あり)・ワランティーカード・QCカード
Snowwolf WOCKETの詳細
形状は今流行りのトランシーバー型ですね。もはや定番的なデザインになりつつあります。
デコラティブなパネルがWOCKETデザインの最大の特徴ですね。
交換はできませんが、シールではないようで質感はかなり良いです。
バッテリー部分の金属の質感も良く、ヘアラインと鏡面仕上げが分けられている凝った加工は、安っぽいデバイスには見えません。
バッテリー
- 容量:,150mAh
- 出力モード:VW(5-25W)
- パフ操作:マニュアル(ボタン式)
- 充電ポート:microUSB(1A)
- 保護機能:
- 抵抗値保護(0.35-3.0ohm)
- ショートサーキット保護
モノクロディスプレイを搭載した、可変ワッテージのPODデバイス。搭載されているのは2つのボタンです。
- パフボタン 電源ON/OFF , ロック
- サブボタン 出力変更
出力変更はサブボタンで行いますが、押すと出力アップして、25Wを超えると最低出力5Wにループします。
5-25Wと調整範囲が狭いので、2ボタンでも操作はストレスを感じません。
パフボタンにはSnowwolfのロゴマーク入り。その上にはエアホールが。
本体サイズが大きめなので、パフボタンも大きく押しやすいです。クリック感もしっかりしていて実用的です。
モノクロ液晶、表示項目は4つ(バッテリー残量・出力・パフ回数・最終パフ時間)です。
照度が高く、視認性は良好。直射日光下など明るい環境でも良く見えます。非常に実用的ですね。
1A充電可能なmicroUSB端子。
底部分にはバッテリーベントホールを備えています。
ここまで見て、出力調整できること以外は「典型的なPODバッテリー」という印象ですね。特別な部分はありません。
POD
- リキッド容量:3.0ml
- 素材:PETG
- マウスピース:510DT(交換可能)
- リキッドチャージ:トップフィル(スライドパーツ式)
- エアフロー:ボトムエアフロー(調整可)・トップエアフロー(調整可能)
- コイル:プリメイド交換式0.7Ω(メッシュ)
爪ロック式のカートリッジはちょっぴり固め、少し強めの力で引き抜きます。
サイズはあまり大きくなくて薄型なのに、3mlと容量に余裕のあるPODカートリッジ。
しかし毎度思うんですが、使い捨てじゃないPODは分解できるようにしてもらいたいですよね。
使い続けるわけだから、当然洗うこともあるわけで、そうなるとかなり中の水滴が拭き取りにくいんです。
上と下、2ヶ所エアホールを備えています。
基本的にはボトムエアフローがメインでコイルの中を通りますが、サブ的に上のドリップチップからも空気を取り込める「爆煙」仕様です。
どちらもAFC搭載で、ドローを無段階に調整できます。
ボトム部分の調整はカートリッジをバッテリーから外さなければできませんが、トップは取り付けたままで変更可能です。
サブ的にエアーを供給するドリップチップ部分のエアホール。見た目のミスト量を増やすには有効ですが、味は薄まります。
AFCの精度が良くなく緩いので、全閉にしてもエアーが入ってきてしまい、勝手がよくありません。
というかこれはダメ。味薄い。
しかし、このパーツは510DT仕様なので、交換可能。自分の気に入ったものに変えて使うこともできます。
SMOK Trinity Alphaと同じスライド式トップキャップ。便利ですが、ロック機構が備わっていないので、不意に開く心配も。
もうちょっと固めだったら良かったのですが、かなり簡単に開いてしまうので…
開けやすいのに特化していて、持ち運びは考えられていないかも。
チャージホールは大きめで、ユニコーンボトルの先がすっぽり入るのでリキッドチャージしやすいです。
ただ、スポイトボトルではチャージしにくいので、ユニコーンボトル必須です。
Oリングはめ込み式。簡単に着脱できます。
ボトムがシングル仕様なので漏れが心配でしたが、2−3日放置しても滲みもしないので、ある程度の信頼性は確認できました。
プリメイドコイル
- X-Grid-Coil(メッシュ)BEST 10-15W
エアフローパーツへの取り付けはねじ式。コイルは消耗品ですが、ボトムパーツはずっと使いますから間違えて捨てないように。
プリメイドコイルは0.7Ωメッシュコイルのみ。同じコイルが予備交換用として付属します。
PODというか「AIO」なんですよね。ただ、タンク部分がPODというだけで。
メッシュですね。もはや定番。PODカートリッジもコイルも「定番仕様」ですね。
Snowwolf WOCKETの使い方・操作方法
さて、PODにリキッドを入れて使っていきます。
スライド式キャップは便利ですね。パーツをなくす心配もないので、利便性には優れています。
半透明のカートリッジはリキッド残量が見やすいです。
ちなみにコイルの交換は横倒しにして、コイルに触れないぐらい減ればそのまま抜き取ることができます。というのは他メーカーの競合機種と同様です。
操作方法
操作は簡単、基本的な操作方法は一般的なVAPE MODなどと共通です。
- 電源ON/OFF… パフボタン5クリック
- ロック…パフボタン3クリック
- 出力変更…電源ON時にサブボタンを押す(上昇のみで、25Wを超えると5Wに戻ってループ)
- カウンターリセット…電源ON時にパフボタンとサブボタンを同時長押し
- Vaping…マウスピースを咥えてパフボタンを押しながら吸い込む
感想とまとめ
悪くないですよ。
「メッシュコイル・可変出力」搭載ですから、味は十分出てます。
ただ、普通にうまいけど、他の機種と同じぐらいなんですよね。それなら、他の機種にはない個性が欲しい。
他のメーカーも挙って同ジャンルに製品を投入していますから、性能やデザインに特別な個性がないと、これだけ完成度が高くても他機種を選んでしまう、というのが現状だと思います。
そういう意味では、もう大ヒットしている製品がありますから、それに敵うか?と言われれば正直難しいと答えます。
これで優れたRBAユニットがあればまた違うとは思うんですが、現状は用意されていません。
RBAがあれば、デフォで510DTだし、結構良いんじゃないかな、とは思うんです。
また、厚みが15.4mmだからサイズ的には制約されちゃうので、あまり大きなコイルユニットは入らない。
美しい仕上がりと、ゴージャスなパネル素材というだけで個性的ではあるんですが、あともう一つウリが欲しかった。
ルックスは良く価格も安いので、DLメインのユーザーにはお手軽に使えるサブ機という意味では魅力的かもしれません。
国内に入ってきていなことからも、日本での期待値は低め。ですが、逆を言えば人と被らなくて良いかも?
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