pioneer4you(パイオニア フォーユー)のVAPEスターターキット、iPV Re-Fi POD SYSTEM「アイピーヴブイ レフィ」のレビューです。
MTLに特化したPODデバイス。ニコチンソルトやCBDリキッドの需要拡大から世界的に流行しているPODカートリッジを採用したコンパクトデバイスです。
このスターターキットの特徴
- 軽量コンパクトなPODデバイス
- MTLに特化した1.3Ωセラミックコイル搭載
それでは詳細をレビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
詳細
pioneer4youもPODデバイスをリリース!iPV Re-Fi POD SYSTEMです。
2018年はPODデバイスイヤーでしたね。メーカーは何処もかしこもPODデバイスに力を入れて、PODデバイスをリリースしていないメーカーの方が少ないのではというぐらいの流行っぷりでした。
それもニコチンソルトの世界的な流行に端を発するわけですが、これだけ独自規格のPODが各社からリリースされると、消耗品を買い続けるユーザーとしてはどれを買って良いのかわからなくなってしまいます。
軽量コンパクトなPODデバイス
400mAhバッテリー搭載。2ml容量のリキッド容量で、H 88 × W29.1× D16.6mmのサイズに38.5gはPODデバイスとしては驚くほどのスペックではありませんが、それでも十分に軽量コンパクトです。
カラバリ豊富です。なんと8色展開!これだけあればきっと好みの色があるはずです。
Black / green / Silver / hampagne / Red / Black green / Blue / Purple
スペック
サイズ | H 88 × W29.1× D16.6mm |
重量 | 38.5g |
出力モード | Bypass 3.2 – 4.2v |
リキッド容量 | 2ml |
リキッドチャージ | Podボトムフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整不可) |
コイル | POD内蔵型 1.2Ω セラミックコイル |
充電ポート | microUSB(DC5V) |
バッテリー | 400mAh |
保護機能 | ・バッテリー低電圧保護 ・デバイス過熱保護 ・ショートサーキット保護 |
メーカー公式サイト |
パッケージ・内容品
パッケージは白を基調にしたシンプルなデザイン。
前面にはiPC Re-Fiのロゴマークと製品イラスト、背面には内容品の情報などがプリントされています。
内容品一覧
- iPV Re-Fi バッテリー本体
- iPV Re-Fi PODカートリッジ
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル(英語)、ワランティーカード
パッケージ内側に簡単な使い方などが英語で書かれています。
外観
直線的なデザインを形にしたPODデバイス、iPV Re-Fiの詳細を見ていきます。
バッテリー
iPV Re-Fi本体は丸みを帯びながらも、直線的なデザイン。
プリントなどの飾り気のないシンプルなデザイン。唯一本体下部に”iPV Re-Fi”のプリントが入っています。
本体の大部分は艶のある仕上がりの樹脂ボディーで、一部につや消しパーツか用いられていて、質感の違いを楽しめる作りに。パネル部分もつや消しです。
iPV Re-Fi本体前面にはLEDランプを装備。ランプ上部の三角のパーツはスイッチなどではなく、ただの飾りです。
400mAh内蔵バッテリーの充電用に、底部にはmicroUSB端子を装備。
電源接続したケーブルを挿入してバッテリーの充電が可能です。
POD
まずはマウスピースから。POD一体化構造。
POD先端部がくわえやすい形状になっているもので、プラスチックパーツでできています。
マウスピース中央には、コイルで発生したミストが通る穴があり、ここからミストを吸引することができます。
PODはバッテリー本体から簡単に外すことができます。
PODの側面に突起部分があり、バッテリー部分でホールドされる構造です。
使い捨てのPODアトマイザー。リキッド容量は2ml。1.2Ωセラミックコイルを内臓。
リキッドはトップフィル。
マウスピースが着脱可能で、上部にパッキンが設けられており、リキッドを注げるようになっています。
トップフィルなので、PODを取り外さずに、本体につけたままマウスピースだけを外してリキッドチャージすることもできます。
その場合は、マウスピースだけを左右に揺すって、PODが外れないようにして外します。
シリコンパッキンを外してリキッドをPODにチャージします。
チャージホールが小さいのでユニコーンボトルより先が細い容器が必須。スポイトボトルは不可です。
PODのボトムにはバッテリーからコイルに電気を供給するための電極がその中央にはエアホールがあり、ボトムエアフロー構造であることがわかります。
ボトムエアフローでは漏れが気になりますが、VG60:PG40リキッドを入れたまま3日ほど放置してみましたが、にじみはありませんでしたので、ある程度漏れには強い印象です。
ちなみに、ドロー調整はできません。AFC非搭載。
PODカートリッジの分解とコイル再構築
iPV Re-Fiに使われているPODにはセラミックコイルが使われているので、基本的にはコイル再構築できないと思われますが、コイルの構造も含めて分解してみます。
なお、分解やコイルの再構築はメーカー非推奨行為です。
自己責任でお願いします。
コイルまでのアクセスは簡単、に見えるのですが、電極部分のパーツが硬くて外れません。おそらくは圧入に近いものかと思われます。
ただし、コイルパーツはシリコンゴムパッキンでハマっているだけなので簡単に外すことができます。
この部分だけパーツが出れば、コイル交換できそうな構造。
コイル部分を分解してみると、中にはやはりセラミックパーツが。そのため同じように再構築するのは難しいでしょう。
ボトムの電極パーツが外れれば、コットンウィックを使ってのコイル再構築は難しくはなさそうなのですが、電極がまるで外れないのでコイル再構築は現実的ではありません。
そのため、コイル再構築前提で購入を検討しているユーザーは他の機種をセレクトするのが良いでしょう。
使い方
使い方です。スイッチ類を一切排除したデバイス。オートスイッチで吸い込むだけで使うことができます。
- 電源ON/OFF… 操作なし
- Vaping… PODを咥えて吸い込む
吹き戻しの誤動作について
『吹き戻し」と呼ばれる、オートスイッチ(吸い込むと自動でミストが発生する)のデバイスにはつきものの誤動作ですが、これは吸い込むのではなく、逆に息を吹き込んでしまうとスイッチが入りっぱなしになってしまうものです。
この吹き戻しの誤動作ですが、iPV Re-Fiは全く発生しません。
少し吹き込むのではなく、思いっきり息を吹き込んでも全く誤動作は発生しませんので思いっきり使うことができます。
感想
デザインはユニークですね。
丸みを帯びた形状のデバイスが多い中、直線的なデザインを形にしているのは個性を感じる部分です。
プリントが少なく、主張弱めなのも上品な感じで良いと思います。
では、肝心の味は?というと、普通においしいです。
セラミックコイルを使っているので、クリアな味には感じますが、他のセラミックコイル搭載PODデバイスVaporesso Renova ZEROやOVNS JC01と比べて、特別おいしいというわけではありません。
ドローは結構タイトで、吊るしの状態ではかなり味は出ているとは思うのですが、抜きに出ている印象はありません。
このサイズで、この味が出れば十分に満足感は感じるのですが、それは競合機も同じこと。
それなので、違いはルックスぐらいにしか感じないというのが率直な感想です。
それぐらい2018年はPODデバイスが多くリリースされました。年初めから今まで様々な製品がリリーされ、このブログでも多くのデバイスを取り上げましたが、年初めでは革新的だと感じたジャンルの製品もこなれてきて、PODデバイスもある程度性能が揃ってきてしまっているなという印象です。
まとめ
スペックやサイズ、味は競合機種と同じぐらい優れたPODデバイス。
個性的なのはルックスで、直線的なデザインが気に入れば選択肢として悪くないと思います。
では、このデバイスが買いか?と言われると難しいですね。
日本国内での取り扱いは少ないと思いますし、消耗品の入手性は良くないと思われるので、普通に考えればお勧めできませんが、それでも人と違うデバイスが使いたいということであればアリなのではないか?と思います。
使った印象悪くないですし、普通においしいので、消耗品も余裕を持って入手できるのであれば買っても後悔はないと思いますよ。
コメント