EleafのiCareシリーズです。初心者から上級者まで幅広くヒットしているスターターキッド。
iCareは以前レビューをお届けしましたが、今回はそのコンパクト版「iCare Mini」です。
本体サイズが小さくなって、バッテリー容量が少ない代わりに、外部バッテリーケース「PCC」が付属するスターターキッド。
今回の商品はGearBestさんか提供してもらいました!
Thank you!!! GearBest!!!
iCareとの違いは?
以前にiCare [過去のレビュー]のレビューをしていますので、ほぼ同様の商品のため、最初に違いを見ていきましょう。
まずはスペックから。
iCare | iCare Mini | PCC(mini専用) | |
大きさ | H75×30×D14mm | H75×24.5×D12mm | H71.5×35.5×D28.5mm |
リキッド容量 | 1.8ml | 1.3ml | |
バッテリー容量 | 650mAh | 320mAh | 2300mAh |
出力ワット | 15W max | 15W max | |
コイル | 1.1Ω | 1.1Ω |
大きな違いはサイズですね。
高さは一緒ですが、横幅が5.5mm、厚みが2mm小さくなっています。
それに応じて、リキッド容量も0.5ml小さくなり、バッテリー容量は半分以下、330mAh少なくなっています。
バッテリー容量に関してはPCCが無いと本当に少なく感じますね。
実際のサイズ感はこんな感じです。
手に持った感じはiCareでも充分に小さく、ポケットサイズですが、iCare Miniは本当に100円ライターサイズです。
厚みも2mmとスペック上で見ると微々たる差ですが、結構違うように体感できます。
スペック以外で気がついた点
マウスピースの形状は本体サイズに合わせて若干違うのですが、ホールのデザインが異なります。
・iCare ミスト吸い込み口が円、オートバッテリー負圧感知側が半円
・Mini ミスト吸い込み口が半円、オートバッテリー負圧感知側は小さな円
吸ってみた感じあまり違いは感じませんでした。
そして細かい部分ですが、
触っちゃダメポイントには「Don’t touch!」の表記。
シリコンっぽい丸い物体には触っちゃダメですよ!
iCareには記載はありませんでしたが、いまのロットでは追加になっている可能性はあります。
iCare Mini with PCCのパッケージ、開封
パッケージデザインは
iCareと同様ですね。グリーンを基調にしたデザインです。
開封します。
付属品は
・iCare Mini本体
・PCC
・microUSBケーブル
・1.1ohm IC Headsコイル×2
・ユーザーマニュアル(英語)
iCare Miniの詳細
まずは全体を見てみましょう。
写真では大きく感じていましたがPCC込みでもBOX MODなどと比べれば充分コンパクトなサイズ感です。
手に馴染む丸みを帯びたデザインの為、PCCを外さなくてもそのまま吸うことも苦ではない印象です。
iCare Mini本体
本体の詳細です。
ものすごくコンパクトサイズです。iCareでも充分小さいんですが、これはサイズスペック以上に小さく感じます。
ここまで確認して、電源ボタンなどのボタン類が一切ありません。
そう、このスターターキッドはボタンレスです。
通常のMODと呼ばれる通電装置にはスイッチ類があり、ボタンを押している時だけ通電され、ミストを発生させます。
では、これはというと、
吸っている間だけ電源がONになります。
負圧を検知し、スイッチのON/Offを勝手にやってくれるんですね。これは初心者には入りやすい。
自分も初めてVAPEを吸った時、スイッチ押しながら吸うのに違和感がありました(すぐに慣れましたが)
プルームテックもこの方式で、負圧検知で、自動電源ONしていますので、プルームテックを楽しんでいる人も違和感がないと思います。
塗装はアルマイトの質感に近い、メタリック塗装で質感も上々です。
残念なのはプラスチック部分のバリが残っていること。
iCareでは残っていなかったので、ロット差でしょうか。でも、爪などで除去できるので気になる人はきれいにすれば良いと思います。
今回はあえて撮影前に取り除かずにありのままをお伝えしています。
サイドデザインはiCareと同様。
リキッド残量が見やすい、大きな窓と、上部にはエアホールが設けられています。
これがエアホール。大きさはiCareと同様でここからエアーを取り込みます。
底面には
microUSB端子と、PCC接続端子があります。
PCCの詳細
次にバッテリー部分、PCCの詳細です。
PCCとは、Personal Charging Caseの頭文字を取ったもの。
このケースは付けたままでもiCare Miniを吸うことが可能です。
完全にiCareMini専用バッテリーです。
入力はmicroUSBで充電可能。
出力は専用端子の為、iCareMiniの充電にのみ用いることが出来ます。
専用端子はこのようについています。
この金色の金属パーツでiCareMiniと接続し、充電を行います。
この金具だけではiCareMiniが固定できないのと、プラスとマイナスが逆でもさせてしまいます。
これを解消したのがマグネット、磁石です。
iCareMiniとPCCには
このようにマグネットが入っており、お互いにくっつくことで程よい固定具合を実現しています。
また、逆に刺した場合には、
わかりますか?若干浮いています。完全にくっつくことはなく磁石の反発力で端子につかないようになっています。
正規の向きに指した場合には、磁力でくっつくようになっており、iCareMiniを摘んで持ち上げても、勢いよく振ったりしない限りはPCCは外れないようになっています。
PCCとドッキングして、充電しながら吸うことも出来るのでこの機能は便利ですね。
iCare Mini with PCCを使ってみる
使用の前はまず充電から。
PCCを充電するときは、USB端子から充電します。
充電中は本体下部、左側のLEDランプが赤く光り、充電完了すると消灯します。
PCC充電中もiCareMiniはPCCにセットしたままで大丈夫です。
iCareMiniの充電がなければ充電されます。
また、iCareMiniを直接充電することもできます。
直接充電するときは本体底部のmicroUSB端子から行います。
充電中は赤色のLEDが点灯し、充電完了すると消灯します。
充電が終わったらリキッドをチャージしていきます。
本体上部のプラスチックパーツ(電子タバコの吸い口部分、ドリップチップといいます)を外します。
外れるとこのようになっており、電子タバコのリキッドは写真下部分の金属パーツを外して充填します。
なお、上部分の乳白色、シリコン製のパーツはいじらないで下さい。ここで負圧を検知して、電源のON/Offを制御しています。
試しに弄ったら、電源ONのままになってしまいましたので、通常はいじらないほうが良いです。
さて、リキッドを入れる際には写真下部分の金属パーツ(アトマイザーと呼ばれる、リキッドを気化する装置部分)を外す必要があります。
外す際には先ほど外したドリップチップと呼ばれるプラスチックパーツを使います。
パーツ中央部に四角のへこみがあります、これを金属パーツに入れることで、工具として使用することができるんです。
このように差し込みます。
そして外れるまで回します。
外れるとこのようなパーツになっています。
写真右下のパーツがアトマイザーパーツです。
先ほどドリップチップを引っ掛けた側と反対側に、コイルを取り付けます。
アトマイザーパーツの上部に穴が沢山開いているところがありますね、そこで、吸った時のエアーの取り込み具合を調整できます。
エアフロー調整というやつで、好みの重さに調整することが出来ます。この作業はコイル取り付け後に行います。
コイルを、パッケージから取り出し、
この場所にコイルをねじって取り付けます。
なお、コイルはバッテリーの電気を熱に変え、リキッドを帰化する心臓部です。
コイル本体の中には、金属のコイルと、リキッドをコイルに供給するコットンが入っています。
リキッドを入れた際に、このコットンにリキッドが浸透する前に使用するとコットンが焦げて使い物にならなくなってしまいます。
初めて使用する場合、コイルを新しいコイルに交換した場合は、コイル本体にリキッドを塗布したほうが良いでしょう。
さて、アトマイザーパーツの準備が済んだら、本体のタンクにリキッドを補充します。
本製品では、タンクは本体と一体型になっていて、外すことが出来ませんので本体に直接充填します。
リキッドを入れる量は、
確認窓の中央に線が引かれていますので、そこが上限です。
何故半分ぐらいかというと、充填状態でアトマイザーを挿入するのでその容積分を考えてのことです。
アトマイザーを元通り取り付け、ドリップチップを取り付けたら使用可能です。
初めて使用する場合、コイルを交換した場合には、リキッドがコイルのコットンに浸透するのに時間がかかります。
10分程度は放置してから使用しないと、コットンが焦げてしまい、コイルごと交換が必要になってしまいますので注意です。
ちなみに電池残量は、Vaping時、タンク部分がLEDで光るので、その色で見分けます。
・Green 100-16%
・Yellow 15-6%
・Red 5%以下
この辺の仕様もiCareと同様になっています。
吹き戻しについて
ドリップチップを加えたまま、吸うのではなく逆に吹いてしまうと、オートバッテリーが誤動作を起こし、電源がONのままになってしまいます。その状態になったら焦らずにアトマイザーを外してください。
外せば電源はOFFになります。そうしたら再びアトマイザーを取り付ければOKです。
でも、わざと吹いてしまっては故障の原因になってしまうのでしないようにしましょうね。
以前はこの誤動作ですぐに壊れてしまう製品が多かったそうですが、iCareはその弱点をクリアした優れた製品だと言われています。
iCare Mini with PCCのまとめ
iCare,iCareMiniとほぼ同様の商品の為、選ぶポイントはサイズ感です。
サイズと引き換えにバッテリー容量とリキッド容量が小さくなっているため、この辺の兼ね合いで選ぶと良いと思います。
PCCを一緒に持ち歩く場合は、iCareよりもバッテリーには余裕がありますよね。
良い点、イマ一歩な点はiCareと同様ですが、
・安価である
・軽量、コンパクトで携帯楽々
・小さく、スタイリッシュなので、怪しまれない
・ボタンレス、設定レスで使い方が簡単
・リキッドが構造上漏れにくい
・コイルが安価でランニングコストが安い
・完全洗浄が難しい
・電池残量が大雑把にしかわからない
バッテリー残量の点でiCareに勝っており、リキッド容量で劣っています。
PCCが 2300mAhH+本体320mAhとBOX MODに勝るバッテリー容量です。
最初の一歩として、充電できない環境で使用する場合はこのiCareMiniをセレクトするのが良いとボクは思います。
リキッドはユニコーンボトルで持ち歩けば解決できますが、バッテリーは別途モバイルバッテリーを持ち歩くとかさばるし重くなりますが、PCCはかなり軽いので持ち歩きには便利だし、ケースとして指したままVapingもできちゃう優れものです。
味の出方はiCareとほぼ一緒。美味しいとかで選ぶものではなく、タバコのようにニコチンを摂取するツールとして選ぶのにふさわしいアイテムです。
ツールとしてみると、小さいし、軽いし、本当に便利です。
強めのメンソールに、強めにニコチン添加したリキッドを入れてサクっと補給する。
そんな使い方がボクは好きです。
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