WOTOFO(ウォトフォ)のVAPEアトマイザー、RYUJIN RDA「龍神」(海外名:Elder Dragon RDA)のレビューです。
ついに日本人YouTuberとのコラボアトマが実現!日本のVAPE系YouTuberナンバーワンのRyuseiさんがデザインしたシングル爆煙ドリッパーです。
このアトマイザーの特徴
- 日本人YouTuber Ryusei Sakaue/阪上 龍生さんとのコラボモデル!
- 24mmサイズ!シングルビルドで爆煙、かつ濃厚な味わい!
詳細をレビューしていきます。
商品提供:WOTOFO
詳細
WOTOFO RYUJIN RDA「龍神」(海外名:Elder Dragon RDA)
この龍神RDAは、日本人YouTuber Ryusei Sakaue/阪上 龍生さんとWOTOFOとのコラボレーションアイテム。
登録者数5万人近くを誇る日本国内ナンバーワンの電子タバコ系YouTuberがゼロからデザインした日本人のためのアトマイザーです。
製品コンセプトは
海外の有名YouTuberとのコラボモデルは多数あって、ビッグサイズ、ハイパワーで爆煙に特化したアトマイザーが多く、海外の事情に合わせたモデルとなっています。
それに対して、日本ではより小型で味の濃厚なRDAが求められている。
そんな事情から、ベプログ全面バックアップでコラボモデルが実現!
世界的なVAPEアトマイザーメーカー”WOTOFO”との共同デザインにて、6ヶ月の開発期間、3回もの作り直しを経て完成したのが『RYUJIN Elder Dragon RDA』です。
一つの製品を世に送り出すということは、それほどに時間と手間がかかることなんだと実感させられます。しかも、日本だけでなく、世界中で販売されるのですから、そのプレッシャーたるや並大抵のことではないのでしょう。
その企画をサポートしたのがベプログshopさんです。その証として製品パッケージの側面にはベプログのロゴがプリントされています。
WOTOFOサイトを確認すると『日本ではベプログ.JPが独占販売者である』と書かれているのが確認できますので、日本国内で購入することができるのはベプログショップもしくは、契約店のみということになります。
パッケージにも記載されているほどですから、このコラボレーションはベプログショップさんが橋渡しをしなくては実現しなかったのでしょう。
『あまり類を見ないような変わったものになっているので、好みが激しく分かれ、賛否両論だと思う』という言葉通り、今までにリリースされてきたアトマイザーのスタンダードからは外れるようなユニークなデザインに。
サイズは24mmサイズですが、最も太い部分が24mmとなっているだけで、ベース部分は22mmサイズなので、iStick Picoにもギリギリ搭載できるサイズです。
デッキはシングルコイル専用ですが、コイルの巻き方向がどちらにでも対応できるように4スレッドになったポストレスデッキ。
特徴的なエアフローデザイン。X型にコイルに対して4方向から直接エアーを供給するサイドエアフローデザインです。
WOTOFOではプロモーションビデオまで用意されています。製品の特徴が1分間の動画にまとめられているのでわかりやすいですね!動画で確認したいユーザーはこちらをどうぞ。
カラーバリエーションは充実の6色展開。定番的なカラーリングを取り揃えています。
Black / GunMetal / Blue / Rainbow / Gold / Silver
スペック
直径 | 24mm(デッキサイズ22mm) |
高さ | 22mm(ドリップチップ、スレッド含まず) |
重量 | 38.0g(実測) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 810DT |
コイル | RBA シングルコイル |
エアフロー | サイドエアフロー |
素材 | ステンレス |
BF対応 | ◎ BFピン付属 |
公式サイト | https://www.wotofo.com/collections/rda/products/wotofo-elder-dragon-rda# |
パッケージ・内容品
パッケージを開封して内容物を確認します。
パッケージデザインはWOTOFO共通のペーパーボックス。グリーンとブラックのカラーリングで統一されたもので、おもて面には RYUJIN RDAとWOTOFOロゴ、そして製品が直接見える窓付。内容品の詳細や偽造防止ステッカーはパッケージ側面に。
内容品一覧
- WOTOFO 龍神 RYUJIN RDA(Elder Dragon) アトマイザー本体
- 六角レンチ、プラスドライバー
- コイルレッグカットジグ
- 予備パーツ(Oリング、デッキネジ)
- スコンクピン(BFピン)
- プリビルド クラプトン(26G * 3 + 38G)Ni80 0.17Ω 40-75W
- コットン
- ユーザーマニュアル(日本語記載あり)
充実した内容品。本体の他にオプションパーツや予備部品、そしてツールやビルドのためのコイル・コットンなどが入っています。マニュアルには日本語の記載も。
外観
個性的なデザイン。デザインは
当初はコンセプトやイメージが無く描いてる途中で思いついたデザインを描画しました。
強いて拘った所は、デッキ下部が見えている所でしょうか。
今まで見たRDAは、キャップが完全にデッキを覆い隠すデザインなので
あえて、デッキ下部も見せてキャップとの一体感などを演出した感じですd(‘∀’*)
キャップを被せて初めてデザインが完成するといった感じでしょうか( *´ω`* )イニシャルの「R」と「龍」を入れて
「Ryujin(龍神) RDA」と命名し、「龍」をイメージしました(*゜▽゜)ノキャップ下部と上部のデザインは龍の角の根元。
エングレービングは龍の爪痕。デッキ下部の太極図は「神」というイメージ。
僕が住んでいる「和歌山県に龍神と言う地名がある」。4つのサイドエアホールから斜め上に噴き出す蒸気は龍の髭のようになっています。
ベプログshopより抜粋
このデザインを見て、筆者は「日本的ではなく中国的なデザインだな」と直感的に感じました。
風水の陰と陽を表す「太極図」をモチーフにしたものだと感じたのです。実際にはそのようなことはなく、ゼロからデザインされたものであり、そのラフをモチーフにWOTOFOと共同で作り上げられたアトマイザー。
今までにないもの、ということで見慣れないと不思議なデザインだと感じます。
分解
まずはRYUJIN RDAを分解してみました。構造ごとに大まかに分解すると3つの部位に分けることができます。
- ドリップチップ
- トップキャップ
- デッキ
一般的なRDAの構造ですね。デッキはさらに細かく分解することができます。
ドリップチップ
上部のパーツから順番に見ていきます。
キャップのドリップチップ取り付け部には、810DT(ハーフインチサイズ)のドリチを取り付け可能。
付属品として2つのドリップチップと、510DTを取り付けるためのアダプターが付属。これ以外の汎用品ももちろん取り付け可能です。
RYUJIN RDAにプリセットされているマーブル模様の樹脂製ドリップチップ。逆テーパーデザインで内径は細くもなく、太くもないサイズで、シングルコイルのDLドリッパーとして最適化されています。
全長12mm、露出部の高さ7.75mm、外径16mm、内径 6→8mm(逆テーパー)
もう一つ半透明樹脂製のドリップチップも付属。素材こそ違えど、マーブル模様ドリップチップと形、スペックは共通のものです。
全長12mm、露出部の高さ7.75mm、外径16mm、内径 6→8mm(逆テーパー)
810DTよりも取り付け部寸法が小さく、内径が細い510ドリップチップを取り付けるためのアダプターも付属。樹脂製。
トップキャップの形状は丸みを帯びたドーム形状ですが、トップキャップ上部のドリップチップ取り付け部分だけが台座のようなデザインになっています。
この部分の直径は16mm。汎用ドリップチップをセットする場合には、外径に注意しないとはみ出してしまいます。
トップキャップ
トップキャップはワンピース構造。
キャップには片側2箇所、合計4箇所のエアホールが空いていて、エアフロー調整機構兼用デザイン。
デッキエアホールを、トップキャップでトリミングしてドロー調整が可能です。
全開から全閉まで無段階でドロー調整可能。ただし、片側のエアホールだけを閉じることはできません。
ドローは全開だと軽めのDL向け。スカスカではなく、若干抵抗感あり。全閉でも吸えないということはなく、MTLには軽く、DLするには重たいドローで、キャップとデッキの隙間は若干大きめです。
キャップ内部には周り留めの凸があり、ストッパーとして機能します。
キャップの空回りを抑制して、キャップを回せばMODからアトマイザーが取り外すことができます。
キャップ裏側はドーム形状です。キャップのキワはドーム状にはなってはいませんが、この部分はデッキが接続される部分。デッキ上部だけが綺麗にドーム形状になるようにデザインされています。
デッキ
アトマイザーのルックスもユニークですが、それ以上にユニークなのがデッキデザイン。
デッキ自体は4スレッドのポストレスデッキです。
シングルコイル専用デッキなのに、4つもポストが用意されているのは、コイルの巻き方向がどちらに手も対応できるから。巻く方向を気にせずマウントすることができるのでビルドが非常にやりやすいんです。
ただ。ポストレスデッキって、デッキマウント前にコイルレッグを揃えてカットしておかなくてはならないのが面倒!なのですが、ご安心ください。コイルレッグをカットするジグが付属しますよ。
さらにデッキサイドにはコイルジグマウント部分がえぐられており、ビルドのしやすさを実現。
ユニークなのはデッキのポストデザインではなく、エアフローデザイン。
サイドのエアホールから取り込んだ空気は、4本のチューブを通ってデッキ中央に供給されます。このチューブがスレッド部より高い部分に設置されているんです。
ジュースウェルは写真でいうと、上下のスペースになりますが、このスペースはコットンレッグを置いておく場所になります。そのため、ジュースウェルはほぼ無さそうに見えますが、エアホールが高い位置にあるので、デッキ全体をジュースウェルとして使うことができるため、リキッド保持量は十分です。
ジュースウェル底よりかなり高い位置にエアホールがあるので、リキッド漏れにも強そうです。
このエアホールチューブは、デッキに向かって斜め下に供給され、コイルボトムにもエアーが当たるデザインになっているのが特徴的。
実際にドリップチップを外してトップキャップ上部からリキッドをデッキが浸ってしまうぐらい垂らしてもエアホールから漏れてこないのは、斜め下にエアホールが掘られているからでしょう。
そして、デッキのボトムにはスラントリングのような斜めにカットされていて、この部分もデザイン的にユニークですね。
デザインの特徴となっている部分ですが、スラントリングが装着できないデザインなので注意。
キャップとの接続は2本のOリング。リキッドで濡れていない状態だとOリングがきつめなので、キャップの着脱をする場合はリキッドを垂らしてからにしないと、Oリングを傷めてしまうので注意します。
コイルの固定はデッキサイドのプラスネジを操作します。デッキになみなみとリキッドを注ぐと、このスレッド部からの滲みが気になりますが、しっかりとしまっていればリークは全く問題ありません。
ちなみに、高さ22mmとショートハイトサイズに収められているのに、コイル上部の空間にはしっかりと余裕があり、コイルを設置する高さにはかなり自由度があるので、自分好みの味に調整することが可能です。
ポジティブピン
アトマイザーの裏面には龍神RDAのロゴマーク。Ryusei Sakaue/阪上 龍生さんのサインに、WOTOFOのロゴマークがエングレービングされています。
ポジティブピン、かなり出っ張っています。実測0.96mm。サイドがラウンドしているタイプのピン。
プリセットされているのはスコンクピン(BFピン)です。もちろんノーマルピンも付属。
スコンクピンのリキッド出口はジュースウェルの底からです。
ビルド
それではビルドです。ビルドの前にドローを確認すると、シングルコイルDL RDAらしく、そこまでドローはありません。しかし、キャップとデッキのクリアランスが広いため、ドローを絞ってもそこまでタイトにはならないので、基本的にはドロー軽めで運用するためのアトマイザーであることがわかります。
しかし、単線でも美味しく吸えそうな印象です。
カンタル24ゲージ、3.0mm軸、6巻
デッキには4箇所のコイル固定部があるので、コイルの巻き方向は時計回りでも、反時計回りでもどちらでも問題ありません。
コイルレッグカットジグが付属するので、コイルを巻いた後はジグにセットします。
6mmの位置に目安となるステッカーが貼ってあるので、ここでカットします。
コイルをマウントして、はみ出した部分をニッパーなどで切り取ります。
ジグの目印通りにカットしたコイルをデッキにマウントすると、写真の位置にセットできます。
もう少し高めの位置にセットしても良さそうですね。
ドライバーンしてホットスポットを除去します。
後はコットンを通すだけです。デッキをぐるっと壁が覆っているのでウィッキングはやり難いように見えますが、デッキサイドにコイルジグを通すための切り欠きがあるので、全く問題ありませんでした。
適当な長さにコットンの足をカットして、デッキサイドにマウントすればビルドは完了です。
MODに載せる
スペック上は24mmサイズなのですが、24mmなのはキャップの最も膨らんだ部分(中央付近)で、ボトム部分は22mmサイズ。
そのためiStick Picoにも乗せることができるだけでなく、キャップの着脱やバッテリー交換なども含めて普通に使うことができます。もちろん、新作のiStick Pico Xでも同様です。
アトマ単体で見ると「変わったデザインだな」と感じましたが、MODに乗せてみると悪くないんですよ。
感想
おいしいです!
味の傾向としてはスッキリしています。甘さをダイレクトに感じるタイプではなく、フレーバーの広がりを楽しめるタイプ。ミストは細かく、滑らかです。
コイルからドリップチップまでの距離が短いので、もっとダイレクトにリキッドの味を感じられそうですが、すごく上品。悪くいえば若干間接的な味わいですが、これはリキッドとの相性次第。爆煙対応の甘すぎるリキッドなどが上品に吸えるので全然アリですね。
このアトマ、構造を見るだけでおいしいことが分かっちゃいますよね。シングルビルドのDL好きであれば気にいるはず!筆者もその一人です。
さらに、おいしいのはもちろんですが、運用性が良い。ビルドも簡単。と使いやすいアトマイザーです。
そして、チャンバー部に余裕があるのでコイル位置の調整幅も十分です。
ですが、対応できる幅は狭いので、ピンポイントでこの趣向を求める人に向いたアトマイザーですが、かなり良いです。それは日本人YouTuberデザインであるという贔屓目を抜きに考えてです。
単体で見ると、顔のようにも見えるユニークなデザインも、MODに乗せてみると悪くないのもポイントで、今までにないデザインが所有欲を満たしてくれます。
WOTOFOの製品ですから、コスパに優れながらもクオリティーは十分以上!綺麗に仕上がっています。
余談。本モデルは日本では著名な方とのコラボモデルですが、世界的にアトマイザーを販売していく上ではもっと有名な方とのコラボを模索しても良さそうだと感じてしまいますが、そういえばWOTOFO Profile RDAやWOTOFO WORRIOR RDAなども、日本に住んでいるVAPERさんたちには認知度が低買ったコラボアトマイザー。
これらもある地域では超有名な方だったのでしょう。このコラボモデルで再認識できました。
そして、このモデルが成功すれば続編も期待できるかも、と期待してしまいますね!
Ryuseiさんの動画を見ていると、本当はMTLでチャレンジしたかった意図が汲み取れますが、アメリカ市場をメインターゲットにしているWOTOFOとのコラボということで実現しなかったようなので、次はMTLアトマイにチャレンジしてもらいたいと強く期待してしまいますね!
まとめ
爆煙ユースのシングルドリッパー。
クラプトンコイルはもちろん、単線ビルドでも美味しく味わえるアトマイザーです。
見た目も個性的で、唯一無二感ありますね!気になった方はチェックしてみてくださいませ。
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