VANDY VAPE(バンディーベイプ) のベイプアトマイザー、PULSE 22 BF-RDA「パルス」のレビューです。
特徴的なエアフロー、”サイドダイレクトエアフロー”を実装した22mmサイズのドリッパータイプのアトマイザー。VANDY VAPEのアトマイザーらしくドリップチップなどの付属品も充実しています。
それでは早速レビューしていきます。
商品提供:GearBest
VAPEアトマイザー VANDY VAPE/PULSE 22 BF-RDA のパッケージと内容品
ブランドカラー、水色を基調にしたパッケージデザイン。
側面にはモデル名や色、シリアルナンバーが入ったステッカーが添付されています。
内容品一覧
- PULSE 22 BF-RDA アトマイザー本体
- 16mmウルテムドリップチップ
- 14mmブラックデルリンドリップチップ
- 510ドリップチップアダプター
- 予備パーツ(Oリング一式、イモネジ)
- 通常ピン(BFピン組込済)
- ビルドツール、コイルジグ(2.5mm)
- ユーザーマニュアル
ユーザーマニュアルは英語で記載されていますが、図解入りの分かりやすい説明書です。
VAPEアトマイザー VANDY VAPE/PULSE 22 BF-RDA の詳細
VANDY VAPEがリリースする、PULSE 22 BF-RDAはドリッパータイプのアトマイザー、ベイプ機材になります。名前の通り、BF(ボトムフィーダー、スコンカー)対応しており、穴が開いているBFピンと、通用品が付属します。
特徴は”side direct airflow”サイドダイレクトエアフローの名前通り、サイドから取り込まれたエアーが、パイプを伝い、コイルに直接当たるデザインになっています。
PULSE 22 BF-RDAのスペック
直径 | 22mm |
高さ | 24.4mm ※ドリップチップ、510スレッド除く |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 810DT(ハーフインチ)/510DTアダプター付属 |
コイル | RBA シングルコイル |
エアフロー | サイドダイレクトエアフロー |
素材 | Stainless Steel |
BF対応 | ○ BFピン付属 |
色 | Silver , Black , Gold , Blue , Red , Rainbow |
VANDY VAPE公式サイトより
全高は約24.5mmです。(510スレッド、ドリップチップ含まず)
PULSE 22 BF-RDAを分解してみました
大まかに分解すると、写真左からデッキ/スリーブ/トップキャップ/ドリップチップ の4ピース構造になっており、デッキは更に細かいパーツが分解可能になっています。それぞれの詳細は順番に見ていきます。
PULSE 22 BF-RDAのドリップチップ
VANDY VAPEのアトマイザー、今までレビューしてきた機材全てに共通していますが、ドリップチップの付属品が充実しています。過去のレビューは以下の通りです。
⇒ GOVAD RDA「ゴバッド」 (VANDY VAPE/バンディーベイプ) レビュー
⇒ GOVAD RTA「ゴバッド」 (VANDY VAPE/バンディーベイプ) レビュー
本機PULSE 22 BF-RDAでも同様に充実しており、2種類のハーフインチ(Kennedy,GOON互換タイプ 810DT)ドリップチップと、510アダプターが付属するので、汎用品を使うことも出来ます。
黄色い樹脂製のドリップチップの素材はウルテム製で耐薬品性に優れており、見た目も良いハーフインチサイズドリップチップです。
外径16mm、内径9.5mm、高さ7.4mm(取付部除く)。
黒い樹脂製のドリップチップは黒のデルリン製です。外径14mm、内径9.5mm、高さ9mm(取付部除く)。
PULSE 22 BF-RDAのトップキャップとエアフローシステム
トップキャップのドリップチップ取付部にはOリングが設けられれいます。
トップキャップとスリーブには同じ形状のエアホールが空いており、このホールの合わせ具合を調整することで、取り込む空気の量、ドローを無段階で調整することが出来ます。
同メーカー、GOVAD RDAでも同様でしたが、分割デザインのため、スリーブとトップキャップの質感に若干の差があるのが残念なポイントです。
エアフローはサイドエアフローで、メーカーの謳い文句、”Side Direct AirFlow”の通り、スリーブに設けられたエアホールからは4つのパイプが伸びており、このパイプが直接コイルに当たるようにデザインされています。
トップキャップ裏のデザインはドーム状やテーパー形状ではなく、通常デザインです。
PULSE 22 BF-RDAのデッキ
金メッキが全体に施されたデッキはポールレスタイプ。2スレッドで、基本シングルコイル前提のデッキになっています。
ジュースウェルは分割式で2箇所設けられており、そこそこの深さがあります。
コイルレッグ固定のイモネジはデッキ側面に設けられたイモネジを用いて固定します。
デッキらまで金メッキが施され、錆による通電不良を防ぎ、通電性を上げています。ポジティブピンは初期状態ではBFピンがセットされ、スコンカー(ボトムフィーダー)に対応しています。
BFピンの出口はジュースウェルから一段上がった部分にあり、BFボトルにリキッドが戻るのを防ぎ、ウェルにジュースが保持できるデザインになっています。
通常ピンに交換する場合には付属の工具を用いてBFピンを外します。
通常ピンはダブルスクリュになっており、調整可能だともいえますが、私個人としてはネジの緩みや通電不良を招きかねないので、緩めたい状態での使用は推奨できません。
キチンと締めた状態でもこのようにしっかりとでており、インシュレーターもしっかりしているため、ハイブリッド接続にも対応しているといえます。
VAPEアトマイザー VANDY VAPE/PULSE 22 BF-RDA をビルドしてみました。
さて、ビルドです。ドリップチップやエアホール径などの仕様から言っても、ミスト量多め、ドロー軽めのDL運用が最適なアトマイザーだといえます。空吸いしてみても全開だとかなり軽いドローで、メーカーサイトのビルド画像通り、クラプトンコイルなど熱量の高いコイルを用いるのが良さそうですが、例のごとく単線でビルドしていきます。
ポールレスデッキのため、コイルレッグをデッキマウント前に決めておく必要があります。
今回はカンタル24G 3.5mm 6ラップで巻きました。付属品に2.5mmのコイルジグがついていましたが、単線ビルドだと十分な熱量が確保できないため、より大きな内径で巻いています。
とりあえず適当にコイルを設置し、コイル足を固定します。
固定した後にコイルジグを使用してコイル位置を調整します。メーカーサイトに、デッキにコイルジグ固定部のくぼみがあるのでビルドが簡単との説明がありますが、その位置にコイルを設置すると大分低く、使えないと思います。
そして、スリーブを取り付けてコイル位置を確認します。この状態だと、サイドダイレクトエアフローの出口よりだいぶ低い位置にあるため、あまり良い結果にならないと考えます。
コイルボトムにエアーを供給して、ボトムエアフロー的な考え方を刷るのが良い結果につながると考えます。
その為、最初より高い位置にコイル高を調整しました。
ウィッキングはFiber Freaks Cotton Brendを用いました。
これでも若干低いですね。一度吸ってみて結果が良くなければリビルドしようと考えました。ビルド前の考え方的にはダイレクトサイドフローの出口の下側が、コイル中央より上に位置する程度が良いのではと考えます。ただし、そこから、トップキャップまであまり距離が無いため、とりあえずはあまり高すぎない程度に最初は調整しました。
VAPEアトマイザー VANDY VAPE/PULSE 22 BF-RDA をMODに載せて使ってみました。
Eleaf iStick Pico 25(18650シングル)
Vaporesso/NEBULA MOD(26650シングル)
VOOPOO/DRAG 157W(18650デュアル)
◎価格
定価$30でマスプロダクツのコストパフォーマンスの良さ。
そして提供先ショップでは更にディスカウント価格で購入可能です。
◎見た目とクオリティ
シンプルなルックス。”PULSE”の文字やロゴマークが若干の主張。
ルックス的にはウルテムドリップチップが、ボトムにチラリと見えるゴールドカラーのデッキとマッチングします。
デザインよりも、機能性”ダイレクトサイドフロー”を優先させている印象。
個体差かもしれませんが、GOVAD RDAよりも外見上の仕上げは向上しています。
◎機能面と運用性
ポストレスデッキには若干の慣れは必要ですが、難しいポイントはコイルレッグの長さを決める箇所程度で慣れれば楽にビルド可能です。
ジュースウェルも深く、運用性に問題はありません。BFにも対応しており、ボトムフィーダーでの運用が可能です。
◎ドロー
無段階調整可能なエアフローデザイン。
絞ればMTL可能なタイトドローにも調整できます。その場合は510DTを別途用意するのが適当でしょう。
基本的に用意された仕様では一つ穴以上を開けた軽いドローでDL運用するのが適切です。
全開にすれば相当軽いドローを実現可能です。
◎ミストの質感、味など
今回のビルドではコイルレッグの処理を謝り、コイル位置を上げ切りませんでしたが、サイドダイレクトエアフローの恩恵か、ダイレクトにリキッドの味を感じる直接的なフレーバーを楽しめます。キャップ裏も流行りのドーム状ではなく、ゆるいテーパーな為か、質感はほどほどに細かいながらも荒い粒子を楽しめる為、基本的には直接表現の味を好きな筆者のような趣向の人に推薦したい印象です。
これ以上コイル位置を下げてしまうと抜けたような味に感じる為、ふわふわで煙みたいなミストを求める人には逆に向いていないと思います。
VAPEアトマイザー VANDY VAPE/PULSE 22 BF-RDA のまとめ
実用性の高いデザイン。ダイレクトな味。汎用性の高いサイジングと付属品。
趣向が合えば一つは保有しておきたい優れたアトマイザーです。
リキッド的に濃く出したいフルーツ系などで楽しむとより楽しめるというのが筆者の考えです。
見た目的に残念な部分もありますが、実用品と考えれば、コスト的にも非常に良い製品です。
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コメント
これ買いました。勉強になります。ありがとうございます!
参考にしていただいてありがとうございます!