NCR Nicotine Reinforcer RDAのレビューです。
新たな発想。ウェハーヒーターという新発想の加熱部を採用したドリッピングアトマイザーです。ビルドやメンテナンスが簡単との触れ込みで、ニコチンを強く感じる?
それでは早速レビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
VAPEアトマイザー NCR Nicotine Reinforcer RDA のパッケージと内容品
内容品一覧
- NCR Nicotine Reinforcer RDA
- ツールパック(予備イモネジ,Oリング一式,ヒートブレード,六角レンチ,ヒートインシュレーター)
- ユーザーマニュアル
VAPEアトマイザー NCR Nicotine Reinforcer RDA の詳細
NCR Nicotine Reinforcer RDAは今までにない加熱部をもつ新たな発想のドリッピングアトマイザーです。RDAと呼んで良いのか迷うところですが、RDA(リブルタブル・ドリッピング・アトマイザー)の意味から考えて、コイルのリビルドはできませんがリウィッキングが可能なことからRDAと呼んで支障ないでしょう。
ヒーターの構造については百聞は一見に如かずなので、デッキの項目で詳しくみていきます。
NCR Nicotine Reinforcer RDAのスペック
直径 | 24mm |
高さ | 40mm |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | トップキャップ一体型 |
コイル | ウエハーヒーター |
エアフロー | サイドエアフロー |
BF対応 | × BFピン付属しません |
全高は実測で34mmでした。(510スレッドを除く)
NCR Nicotine Reinforcer RDAのデザイン・外見
ポリカーボネート製のキャップが個性的なRDA。背の高さはミドルサイズで、キャップ上部にはNCRのプリントが入ります。マスプロ感溢れるデザインで、実用品的なデザインに感じます。
NCR Nicotine Reinforcer RDAを分解する
ざっくり分解すると、デッキとキャップから構成されています。キャップはオールインワン構造で分解不可。デッキはさらに分解することができます。
NCR Nicotine Reinforcer RDAのドリップチップ
ドリプチップはトップキャップ一体型。上部は510ではないので、汎用品を取り付けることはできません。内径7mm、外径14mm。
NCR Nicotine Reinforcer RDAのトップキャップ
エアフローはキャップ部に設けられているエアホールから空気を取り込むサイドエアフロー構造で、このホールは固定式、ドローの調整はできません。
キャップの素材はフードグレードのポリカーボネート製です。強度があ流ので落下させるなどしても割れづらい反面、リモネンなどでクラックが入ってしまう素材なので、用いるリキッドに注意が必要です。
キャップには90度ごとに3つづつ、合計12個のエアホールが設置されています。
キャップ裏はドーム形状。
NCR Nicotine Reinforcer RDAのデッキ
デッキはかなり個性的。分解しないと何が何だかわかりませんが、金属製のそそり立つものはコットンホルダーとして機能するもので、コットンを固定しておくためのカバーのようなもの。素材はアルミ製です。
コットンホルダーの中には、加熱部であるウェハーヒーターが入っています。
カバーを外してみると、デッキにウェハーヒーターが固定されています。このウェハーヒーターの素材は公開されていません。ウェハーには電極部があります。
そしてこのウェハーヒーターの予備は付属せず、ネットで情報を集めた限り、今の所予備パーツの販売も見つけられなかったため、取り扱いには注意が必要です。
デッキへの固定はイモネジを使って固定します。説明書によると割れやすい素材のため、デッキ固定の際には固定ネジの締め過ぎには注意が必要です。
このウェハヒーターにはステンレス製の”分割クランプ”を取り付けることができます。
NCR Nicotine Reinforcer RDAのポジティブピン
ポジティブピンはデッキのポール固定兼用なので長さ調整することはできません。金メッキが施されています。
オプションパーツとして、PEI製のTHERMAL INSULATION GASKET(ヒートインシュレーター)が付属します。MODを熱から守るためのもので、スレッド部に取り付けることもできます。
NCR Nicotine Reinforcer RDAのウェハーヒーターを加熱してみました
テクニカルMODに乗せて通電させました。抵抗値は実測で0.45ohm。ワッテージを40Wほどかけてみましたが、抵抗値とボルテージの関係からみても熱が入るのが遅いため、説明書通りプリヒートなどで最初に熱を入れてやるのが実用出来だと思います。
そしてオプションのスレンレス製分割クランプを取り付けてみました。このクランプをつけると、加熱されるのはクランプのみになります。そして抵抗値はステンレスワイヤーと同様に下辺になり、加熱が進むごとに抵抗値が上昇するため、ステンレス鋼のTCR程度での温度管理が可能です。温度管理で用いるならこちらのクランプを取り付けるのが良いでしょう。
VAPEアトマイザー NCR Nicotine Reinforcer RDA のビルド
見るだけではビルド方法がイマイチわかりづらいため実際に組んでいきます。
まずはトップキャップとコットンホルダーを取り外します。
デッキのウェハーヒーターはそのまま使うこともできますし、オプションのクランプを取り付けることもできます。クランプは最初緩めだったので、少し指で潰してやり、しっかりクランプするよう調整しました。
次に帯状のコットンをかぶせてやります。
ウィッキングはこれだけです。非常に簡単。
コットンの上からコットンホルダーをかぶせて、コットンがヒーターに密着し、ずれないようにします。
あとはリキッドをチャージし、トップキャップを被せたら使うことができます。
VAPEアトマイザー NCR Nicotine Reinforcer RDA をMODに載せてみる
Think Vape / FinDER75C DNA75C (18650デュアル)
VAPEアトマイザー NCR Nicotine Reinforcer RDA のまとめ
まずドローは軽め。スカスカまではいかないものの、MTLは厳しい軽いドローです。
構造的に加熱部をウィックで蓋をしてしまうため、「美味しいわけはないだろう」と思っていたのですが、味の出方は独特ですが味が出ないわけではないです。フレーバーよりもメンソールや清涼剤を強く感じる為、この傾向の場合はニコチンのキック感も強く感じるので、ふれ込みの「ニコチンの強化」というのはあながち間違いではないと感じます。
その為リキッドを選ぶ形ですが、爆煙セッティング向きの甘い系リキッドであれば基本美味しく吸えると感じました。筆者はステンレス製のクランプを取り付けた方が美味しいと感じました。
そして、コイルに対する有用性ですが、ビルドやメンテナンスが簡単!という点。味を追求する機種ではないかと思います。
新しいものや変わったものが好きなユーザーはチャレンジしてみてはいかがでしょうか??
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