ijoy(アイジョイ)のVAPEアトマイザー、MYSTIQUE MESH TANK「ミスティック メッシュタンク」のレビューです。
コイル内蔵型0.15Ω超爆煙メッシュコイル内蔵、使い捨てタイプのアトマイザー。タンクを洗ったり、コイルを交換したりと煩わしい手間を無くしたお手軽で、コスパに優れた製品です。
「VAPEのアトマイザーは洗ったり、コイル交換するのが面倒!」
「手が汚れるのが嫌」「だけど、気に入ったMODで気軽に使えるアトマイザーが欲しい!」
そんな声に応えられるジャンルが使い捨てアトマイザーなのです。
このアトマイザーの特徴
- スーパーメッシュコイルを内蔵する24mmサイズ超爆煙アトマイザー
- 使い捨てタイプのサブオームタンク
詳細をレビューしていきます。
商品提供:Everzon
MYSTIQUE MESH TANKの詳細
ijoy MYSTIQUE MESH TANK は、使い捨てタイプのアトマイザーです。
使い捨てタイプのアトマイザー(Disposable Atomizer)は既にVAPEデバイスメーカーの複数社からリリースされているので、ijoyだけのオリジナルではなく、2019年はこのカテゴリーが活性化しそうですね。
要はPODアトマイザーの510スレッド版のような機材なのですが、使い捨てになったというインパクトがありますね。
コイル交換はもちろん、アトマイザー本体の分解ができないので、タンクを洗うことができません。
そのため、リフィル(リキッドの再装填)の時にリキッドの味が混ざるのを防ぐことはできないので、コイル寿命まで一種類のリキッドをリフィルして使うのが向いていると思います。
内蔵コイルの抵抗値は0.15Ω 超爆煙タイプのアトマイザーです。メッシュコイルを内蔵するミストを多く発生します。
直径24mmサイズで、リキッド容量は3.0mlです。
カラーバリエーションは全7色、アトマイザー全体が半透明プラスチック製で、全体の色が異なるバリエーションです。
Clear / Black / Yellow / Greem / Blue / Red / Purple
スペック
リキッド容量 | 3.0ml (TPDバージョン 2.0ml) |
直径 | 24mm |
全長 | 44.7mm |
重量 | 16.2g(実測) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 本体一体型 |
コイル | アトマイザー内蔵型 メッシュコイル0.15Ω |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
素材 | ステンレススチール・食品グレードプラスチック |
メーカー公式サイト | https://www.ijoycig.com/product/item-546.html |
パッケージの開封
アトマイザーのサイズにフィットするコンパクトサイズのパッケージ。簡素なパッケージデザイン。
背面には偽造防止スクラッチ式セキュリティーコード入りステッカーが貼られています。
内容品一覧
- ijoy MYSTIQUE MESH TANK アトマイザー本体
- 予備パーツ(トッププラグ)
パッケージボックスに入っているのは、アトマイザー本体と予備プラグのみ。
徹底したコストカットで驚異のコストパフォーマンスを実現したアトマイザー、説明書はパッケージに簡単にプリントが入っていました。
ディティール
MYSTIQUE MESH TANK本体の詳細を見ていきます。
本体の素材には、食品グレードのプラスチック(詳細は非公開)が使われていて、かなり軽量(実測16.2g)に仕上がっています。
シンプルさをカバーするように、本体部に模様が入っていますが、お世辞にもルックスが良いとは言えません。ちょっとグロテスクな模様ですね。
しかし、コイルを内蔵する使い捨てタイプのアトマイザーなので、見た目よりも機能性やコストを抑えた作りです。
本体は非分解式で、分解できるのはリキッドチャージホール部分のシリコンプラグのみです。
メーカーサイトにはコンポーネントごとに分解した図解が掲載されていますが、実際には分解できませんので注意が必要です。
この図が載っていると分解できると思ってしまいますよね。
破壊してしまうのを前提とすれば分解できるのでしょうけど、2度と元には戻らないでしょう。
さて、上部のパーツから順番に本体を詳しく見ていきましょう。
ドリップチップは本体一体構造です。汎用品など、リプレスメントパーツに交換することはできません。
しかし、コイル抵抗値がかなり低い超爆煙タイプのアトマイザー、内径7.5mmのサイズは使い勝手を考えたものです。
タンク上部には、トップフィルのリキッドチャージホールが設けられています。
一般的なクリアロマイザーなどのアトマイザーには、リキッドチャージホールをロックする機構が搭載されていますが、使い捨てタイプのアトマイザーであるMYSTIQUE MESH TANKはコスト重視のため、トップパーツに直接シリコンプラグが装着されています。
ロック機構がないので、持ち運び時に多少の不安が残りますが、どこかに引っ掛けることでもしない限りは不意にプラグが外れてしまうことも無いでしょう。
なお、このプラグは予備パーツが付属します。
タンクの素材は「食品グレードのプラスチック」とだけ記載されており、詳細な素材については公開されていないので、リモネン(レモンなどの柑橘に含まれるプラスチックにクラックが生じてしまう成分)などへの耐性は不明ですが、使い捨てタイプなので、クラックなどが入ってしまった場合には諦めて次のを使ってね、ということなのでしょう。
アトマイザー下部にはエアフローホールが。ボトムエアフロー構造です。
このエアホールにはエアフローコントロール機能(AFC)を装備しているので、全開から全閉まで無段階でドローを調整することができます。
タンクパーツの太い部分全体が回るので、トップ部分を抑えながら回します。
ドローは全開だと、少しだけ抵抗感はあるもののほぼスカスカなドロー、全閉でも若干重ためのDL向けドローとなっており、超低抵抗コイルに合わせた軽めのドローに調整されています。
ポジティブピンの出っ張り具合の実測は0.49mmでした。
ポジティブピンは510スレッドに、絶縁のためのシリコンゴムパーツでハマっているフローティング構造。一般的なクリアロマイザーと同じような構造なのですが、コイル交換の必要がないため、ピンの奥には縦方向の動きを抑制するためのプレートがストッパーとして設けられています。
ピンを押してもそれ以上は押せない仕組みです。
コイル上部から見てもこの通り。
ですが、左右ブレは防げないので、ハイブリッド接続には適していないと思います。ポジティブピンの出っ張り具合も足りないので、構造的にスプリングコンタクトを搭載するレギュレーテッドでの使用が良いでしょう。
内蔵コイルはメッシュを使った超低抵抗コイルです。
- Mesh Coil 0.15Ω(40-70W)
ちなみにコイル抵抗値の実測は0.18Ωでした
推奨ワッテージの40-70Wだと、2.68v~3.54vでした。個人的には60-70W程度がこのアトマイザーにあった出力だと感じました。40W付近だと3v未満となり、立ち上がりが遅く、味もいまいちです。
また、爆煙タイプのコイルで心配なのが長期放置の際のじわ漏れですが、2~3日放置した程度ではVG70:PG30のリキッドでの漏れは一切ありませんでした。
入れるリキッドと環境次第ですが、リキッドが漏れやすいということはありません。
MYSTIQUE MESH TANKの使い方
それでは実際に使っていきます。最初にMYSTIQUE MESH TANKアトマイザーを手持ちのMODに取り付けます。
MODに取り付けて固定したら、上部のシリコンプラグを外してリキッドチャージホールからタンクにリキッドを装填します。
リキッドチャージホールはシングルホール仕様ですが、穴が長穴仕様で長めに空いているためか、先が太めのスポイトボトルでチャージしても問題なくリキッドはタンクの底まで落ちてくれました。
リキッドをチャージした後、コイル内のコットンにリキッドが浸透するまでしばらく放置してから使用します。
最後にAFCを回転させて自分好みのドローに調整し、MODのワッテージを調整して使います。
クリアなルックスが涼しげなアトマイザーですが、一度使うとドリップチップ回るが曇ってしまうのが残念ですが、それはこのアトマイザーに限ったことではなく、クリア素材のドリップチップを装着したら全て同じなので致し方ありません。
気になるむき出しのリキッドチャージホール部分ですが、逆さまにして放置してもシリコンプラグ部分からじわ漏れが発生することはないので、実用十分だと言えます。
MYSTIQUE MESH TANKをMODに載せる
感想とまとめ
コイルについては、今までijoyがリリースしてきたクリアロマイザーの実績があるので、味に関しては申し分ありません。
普通においしいです。
リキッドを蓄えるタンク部分をプラスチック素材に改良し、コストパフォーマンスを実現した使い捨てアトマイザーです。
味のコアになる部分は既存のテクノロジが使えるので、味は犠牲にせずに、使い方だけを再提案したような商品。
よく考えれば味が劣っている理由がないですよね。
プラスチックに覆われた、チープなルックスからは想像もできないミスト量と、ミストで押される味の出方が楽しめます。
使い勝手的には0.15Ωとかなり抵抗値が低く、超爆煙仕様なのでリキッド消費が激しく、3.0mlのタンクはあっという間に空になってしまうので、リフィルの頻度が高くなるのは致し方ないのかな、と思いますが、もっとリキッド容量が多ければなお良かったですね。
ijoyは爆煙イメージがあるので、まずは超低抵抗コイルを搭載したモデルからリリースしてきたのでしょう。
これからもVAPEデバイス各社からリリースが続きそうです。
超爆煙をお手軽に楽しみたいユーザー必携になりそうですね!
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