Hellfire Mods AttySmith 「ヘルファイアモッズ」のVAPEアトマイザー、Viper X「バイパーエックス」のレビューです。
16mmサイズのボトムフィーダー専用アトマイザーです。
Hellfire ModsはイギリスのModderが展開するブランドで、その作りや精度、仕上げの良さに定評があります。
大量生産品とは一線を博す仕上がり。
しかし、その反面価格が高く、入手性もあまり良くありません。
それではレビューしていきます。
VAPEアトマイザー Hellfire Mods/Viper X のパッケージと内容品
パッケージというか梱包はエアパッキンのみ。中には本体と予備パーツ、そしてブランドのインフォメーションが書かれた名刺サイズのカードのみ入っています。
内容品一覧
- Viper X アトマイザー本体
- 予備パーツ(Oリング、デッキネジ)
高額なアトマイザーなのにこれだけ?とも思いますが、ハンドメイドで仕上げているんだな、とも感じるパッキングです。
VAPEアトマイザー Hellfire Mods/Viper X の詳細
Hellfire Modsは自ら「AttySmith」(日本語訳するとアトマイザー細工師)と称するイギリスのModderが展開するブランド。加工精度や作りの丁寧さに定評があり、古くから様々なアトマイザー、MODをリリースしています。
今回レビューするViperXはスコンカー専用の16mmアトマイザー。通常ピンの付属がないので、BF専用品です。
Hellfire Mods/Viper Xのスペック
直径 | 16mm |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510DT |
コイル | RBA シングルコイル |
エアフロー | サイドエアフロー |
BF対応 | ◎ BFピンのみ 通常ピン付属なし |
全長は510スレッドを除き17mm。
Hellfire Mods/Viper Xのデザイン・外見
シンプルな外見。噂通り仕上げは丁寧で外見からも作りの良さがわかるほどです。Kayfunなどの上品さとはまた違う魅力で、シンプルなエクステリアデザインとブラシ仕上げのヘアラインから無骨さも感じます。
CHellfire Mods/Viper Xを分解する
大まかに分解してみました。写真左から デッキ / スリーブ / トップキャップ。
Hellfire Mods/Viper Xのドリップチップ
ドリップは付属しません。取り付け部分は510規格で、汎用品を用いることができるので、別途用意する必要があります。
トップキャップ上部には”Viper X” “Hellfire”のエングレービングが入っており、シンプルな外見のアクセントになっています。
Hellfire Mods/Viper Xのトップキャップとエアフローデザイン
エアフローはサイドエアフローデザイン。スリーブとキャップのエアホールを合わせることでドロー調整が可能。
長穴とは別に、直径1mmのホールも空いており、タイトドローにも対応しています。
トップキャップを外してみると構造がよくわかります。トップキャップとスリーブはOリングで接続されており、キツ目に調整されているので調整したエアホールの開き具合がずれないような印象で、逆に調整がやりにくく感じるので、調整する場合は一度キャップを外すのがやり易いと感じます。
キャップ裏は流行りのドーム形状、ではなく、段差のような形状。
Hellfire Mods/Viper Xのデッキ
デッキはスタンダードデザインの2ポール2スレッドデッキ。BFピンからのリキッドの出口は若干ジュースウェルの底から上がってはいるものの、16mmサイズのジュースウェルは小さく、コットンに染み込みきれないリキッドはボトルに戻ってしまいます。
デッキのポールは可変式。ポジティピピンを外してポジティブポールの位置が調整できます。しかし、あまりポール間を近づけすぎると、直接パーツが触れてしまい短絡してしまうので、特にメカニカルMODで使用する際には注意が必要です。
スレッド部には、コイルが逃げないようにガイドが設けられており、ビルドがやり易いように配慮されています。
精度に自身がうかがい知れるのがこのポジティブポールの処理で、マイナス側と1mm以下のクリアランスで浮いているような構造です。
Hellfire Mods/Viper Xのポジティブピン
ポジティブピンはポジティブ側固定兼用なので調整不可。通常ピンは付属しないのでBF専用です。
六角レンチを用いてポジティブピンを外すとポジティブポールも外れます。絶縁には2つのPEEKインシュレーターが用いられ、リキッドリークを防ぐOリングも用いられています。
VAPEアトマイザー Hellfire Mods/Viper X のビルド
ビルドします。デッキの固定ネジはマイナスドライバーでアクセス可能。ネジ頭が大きく、コイルレッグを挟みやすい仕様です。
最初にカンタル26G 3.0mmで巻いてみました。デッキのポールは初期状態、対角線に設けられた状態で巻いてみました。
ちなみにワイヤーレッグはUターンさせて、デッキ内側で切断してやるのが、短絡を防ぐためにも良いと思います。
コイル位置の調整はエアホール位置との相互関係から決めます。全高が低いのでスペース的に厳しい印象ですが、できる限りコイル位置は上部に設置しました。
ウィッキングしました。ここで気がついたのですが、エアホールはどこに設置しよう?となりました。大誤算。
しかし吸ってみたところそれなりに味は出ていました。しかし、熱量的にエアホールを半開以上開けなくてはすぐに熱を持ってしまうため、今度はより細線で巻いてみることにしました。
手持ちにあったカンタル28Gで巻いていきます。
ちなみに最初のビルドにはCoilMonstaを用いましたが、このビルドでは28GのCoilMonsta切らしているため、手持ちに残っていたUD製を用いています。こうやって写真に撮ってみるとワイヤーのクオリティーがかなり違いますね。UDのものは傷?凸凹や付着物が多いのが写真からもわかります。
このビルドでもコイル位置はなるべく高めに。エアフロー付近にコイルを設置すると、ミストが細かく滑らかになる反面、味にインパクトがなくなるので、ノンニコチンリキッド運用の筆者には物足りないため、味にインパクトを出し、ダイレクトにリキッドの味を楽しむためのビルドを心がけています。
不要な空間を埋めて、エアーをコイル周りに導くようにウィッキングしました。
VAPEアトマイザー Hellfire Mods/Viper X のまとめ
正直ルックスだけで決めました。E8ダマスカスパネルにセットするためだけに購入。
発売時にも気にはなっていたのですが、ドリッパーから離れていたので見送ったため、遅ればせながら入手したのですが、ルックスに満足しています。クオリティも高く、良いものを使っている満足感が得られています。
セットアップ的にはスラントリングでマッチさせないと間が抜けて見えてしまうので別途用意するのが良さそうです。
反面味は「普通」で、小径サイドフローRDAの味という印象で、特別なものは感じません。コスパだけで言えば小径マスプロ機で十分ですが、嗜好品であるVAPEにおいて、所有欲を満たすというのも必要だと思います。
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