CoilART(コイルアート)のRDTAアトマイザー、 Mage Combo RDTA&RDAのレビューです。
正直言ってもいいですか?この手の爆煙・クラウドチェイス向けRDTAのレビューは飽きました(汗)だって、どれも大差ないんですもん。あ、語弊がありますね、多少の差はあります!もう見た目と使い勝手で選んじゃっていいと思いますよ!流行っているというかいちジャンルとして確立している製品ですが、どれも美味しいです!
今までレビューしてきたのは、
・Gold RDTA(Limitless)
・Limitless RDTA Classic Edition(ijoy)
・Combo RDTA Tank (ijoy)
・Alpine RDTA(Syntheticloud)
・AZEROTH RDTA (CoilART)
と多くの爆煙大口径RDTAをレビューしてきました。
さておき、この製品の特徴としては
・ボトム&サイドエアフロー
・リキッドチャージが若干面倒
・RDAとしても使用できる!
というところでしょうか。ボトムフローは初ですね!
ここまで読んでくれたことに感謝しつつ、お付き合いいただける人は最後までよろしくお願いします。それではレビューしてきます。
商品提供:CoilART
CoilART Mage Combo RDTA&RDAのパッケージと開封
パッケージですが、CoilARTお決まりのやつです。パッケージングも同様で、付属品はと言うと、
- CoilART Mage Combo RDTAアトマイザー本体
- スペアパーツ(Oリング、ネジ、スペアガラスタンク)
- RDAベースパーツ
- ベロシティタイプデッキ
- ビルド用ツール
- VAPEバンド
- ステッカー
CoilART Mage Combo RDTA&RDAの詳細
前記の通り、本機はクライドチェイス・トリックユースの爆煙RDTAです。面白いのはRDTAとしてもRDAとしても使える点。過去にそういう製品はレビュー済みですので、真新し差は感じませんが、ひとつ買って、その使い方に飽きても、「メカニカルでRDAとしても使えるじゃん!」みたいなことがあれば充分お得だと思います。
利便性に考えると絶対タンクがついていたほうがいいんですけどね、と普段RDAしか使ってない僕が行っても説得力ありませんか。そうですか。
さて、スペックを見ていきます。
CoilART Mage Combo RDTA&RDAのスペック
リキッド容量 | 4.0ml(RDTA) |
直径 | 24mm |
全長 | 54mm |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 専用トップキャップ一体ワイドボア |
コイル | RBA デュアルコイル |
リキッドチャージ | デッキ着脱 |
エアフロー | ボトム&サイドエアーフロー |
素材 | ガラス、SUS304ステンレス |
色 | Silver , Black |
Coil ART公式サイトより
スペックで見てしまうと、どれもホント大差ないですよね。差があるとすればエアフローの部分でしょうか。ボトムエアフローとサイドエアフローのデュアルフロー(?)になっています。
510スレッドを除いた全長はおおよそ48mm程度でした。
分解してみるとこのようなパーツ構成で、流行りの爆煙RDTAの構造として特に変わった部分は見受けられません。特徴としては、エアフローがボトムとサイドの2点な部分でしょう。あと、不便そうなのはリキッドチャージホールが見当たらないため、リキッドチャージの度にデッキを外す必要があるのかな、という構成。この辺りは後ほど詳しく見ていきます。まずは上部のパーツから順番に詳細を見ていきましょう。
上部のドリップチップとスリーブパーツから見ていきます。ドリップチップはトップパーツと一体になったデルリン製専用ワイドボアドリップチップ。それにスレッド式でサイドフローの調整リングがつくようにになっていて、ドリップチップを摘んで回すことでサイドフロー調整をすることが出来ます。スリーブには他にボトムエアフローのエアホールも設けられていて、スリーブごと回転させることでボトムフローの調整をすることが出来ます。
ここで注意!なのは、ボトムエアフローを殺そうとしてスリーブを回転させると、サイドフローのエアホール位置も動いてしまうということ。サイドフローだけで運用しようという場合には、この仕様も織り込んでコイル位置を調整する必要があります。
スリーブを外してデッキを見ていきます。デッキは最初からビルトインされているのは2ポーツクランプデッキです。付属品としてベロシティデッキも付属する為、好みによりデッキを変更することも出来ます。デッキを変更する場合には一度スレッド式のデッキ部をねじって外し、背面のネジを緩めてデッキを取り外して交換します。
エアホールはコイル設置部直下にそれぞれ設けられていて合計2つ。ジュースホールはそれぞれ2つどつの計4つ。ジュースホールが写真の通りかなり大き目に取られているので、コイル径を小さくしたい場合のウィッキングとして、コットン量が足りずにジュースホールが塞げない場合には、このホールをコットンレッグを折り返すなどして塞いでやる必要があります。でも、爆煙ユースなRDTAなのでその心配はいらないかもしれませんが、3.0mm径以下でコイルを巻く場合にはこういう工夫が必要だと思います。
RDTA状態でのポジティブピンは調整不可の金メッキ仕様で、CoilARTのアトマイザーらしくかなり出っ張っており、メカニカルMOD(ハイブリッド接続)での使用も視野に入れた設計になっているように思えます。
最後にこのアトマイザーはRDTAとしてだけでなく、RDA ドリッパーとしても使用することが出来ます。RDAとして使用するには、アトマイザー下部のタンク部分を外して、付属のRDAベースを装着するだけです。デッキは共通なので、ビルドなどは全く同様。タンクだけ取り外せますよ、という仕様です。
ポジティブピンはRDTAと同様かなり出っ張っていて、ハイブリッド接続のメカで使用しても問題ないように思えます。ちなみにこのポジティブピンでデッキを固定しているため、調整は不可になります。
CoilART Mage Combo RDTA&RDAをビルドして使ってみる
ビルドです。デッキを見て考えます。
スリーブを回してボトムエアフローを殺そうとすると、サイドフローのホール2つ分ぐらいしかコイル中央に来ないのと、ボトムフローだけ活かした場合も比較したいので、今回は両方の妥協点を探りたいため、中途半端はコイル位置にはなってしまいますが、サイドフローをいかしたコイルの高さと距離で、なおかつボトムフローも当たる位置にコイルを接地します。
ボトムを殺してサイドのみをいかしたい場合には、コイル位置を中央からずらすのが良いと思います。
逆にボトムだけいかしたい場合には、コイル位置をボトムフローホールのど真ん中、高さをもう少し下げたほうが良いと思います。
コイル径は内径3.0mmで、コットンをそこそこ詰めてウィックホールからのリキッド漏れを防ぐようにウィッキングしました。当然ボトムフローのエアホールからの伝い漏れにも注意します。これで逆さまにして暫く放置しても、リキッドが垂れてくることはありませんでした。
そしてリキッドチャージですが、本当はデッキを外してリキッドチャージするべきなのですが、面倒なので、ウィックホールに直接差し込んでみました。うーん、このボトルだとコイルに干渉してコイルがずれてしまいました…先の長いユニコーンならいけそうですが、その場合もチャージ後にウィッキングを修正する必要があるので、どちらにせよ面倒です。サイドにもう一箇所ホールを開けてリキッドチャージ可能にして欲しかった。
そして味に関しては、まぁ美味いです。
ボトムフローはどうなの?と言われると、味が出ているような、大差ないような…
ボトムの場合、シルキーさが出るので、ミストが細かくなる印象ですが、すっごい差があるというとそうとは言い切れない印象です。シルキーで細かいミスト好きはボトムのみ生かすのhが正解かもしれません。
ミストで押してくるタイプの場合、もうサイドフローでダイレクトに美味いから、ボトムフローですっごい出る!と印象はないです。正直。デメリットもあって、ボトムは伝い漏れのリスクもあると思いますが、ウィッキングに気を使えば今の所伝い漏れはありません。
24mm径でミスト発生部に大差がないので、あとの要素といえばエアフローしか味に影響があるとは思えません。エアフローは全開だともう呼吸ぐらいスカスカですし、それはどの爆煙RDTAも一緒。ビルドによって、好みのドローを調整する程度です。
だから味はどれも大差ないです!!
多少の差はありますよ…でも、元々味の機微を求める機材ではないし、クラウドチェイス、トリック向けのアトマイザーですからね。
僕はどんな機材でも味をメインに語りますが、そういう意味ではほぼ差はないです。
CoilART Mage Combo RDTA&RDAのまとめ
トリッカー的にはこういう差があるよ!という部分はあるのかもしれませんが…
だから、付属デッキやオプションデッキのバリエーション、メンテナンス性、そしてルックスで選べばいいと思うんです。
そういう意味でのマイナスポイントは、リキッドチャージが面倒!という点です。
他には弱点らしい弱点はないので、ルックスなどが気に入れば検討に入れても良い機材だといえるでしょう。
そして、RDAとしても使えるので汎用性は高いですね!
で、この手のアトマイザーでオススメはどれなのよ!?と聞かれると答えられないですね… それは完全に趣味趣向で、どれが優れてる!と言うものはなく一長一短です。
そんな中で僕の好みは、Limitless Gold RDTAです。次点として本機ですね。ごめんね、このアトマのレビューなのに…
理由としては、まず見た目w そして運用性です。
味の好みとしてダイレクトな味が好きなので、サイドフローが好きだし、そうなるとどちらも同じように美味しい。そうなると見た目と、楽に運用できるかどうかになってくると思います。
でも、主に見た目要素ですw
そして、このアトマも充分見た目はなかなか良いので気になる人はチェックしてみてくださいっ!!
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