話題のEleaf iCaresシリーズの新製品。
スティック型のiCare 110 「アイケア110」をレビューします!
iCareはコンパクトさが受けてヒットした製品ですが、そのシリーズは如何に?早速レビューしていきます。
iCare 110のパッケージと開封
さて先ずはパッケージデザインからです。
グリーンが鮮やかなシリーズ共通カラーのパッケージ。
背面には偽造防止のスクラッチコード入りステッカーの添付。
開封します!
付属品は
- iCare 110スターターキット本体
- 説明書(英語)
- 充電用USBケーブル
- コイル(IC 1.1ohm Head) x2
iCare 110の詳細
本製品iCare110は、名前の通り『iCareシリーズ」の製品です。シリーズ共通のコイル、IC 1.1ohm Headを使用する、直径11mm径のスターターキットになります。
さて、スペックを見て見ましょう。
iCare110のスペック
iCare 110 | |
大きさ | H136×11×D11mm |
リキッド容量 | 1.3ml |
バッテリー容量 | 320mAh |
出力ワット | 10W max |
コイル | 1.1Ω |
詳しいスペック比較は後ほどにしますが、電池容量などのスペックはiCareMiniに近い印象です。
ただ、大きな違いとしては、iCare , iCareMiniは「オートスイッチ」という機構で、一切スイッチ類が無く、吸うだけで電源が入る機構でしたが、このiCare110にはパフボタンが設けられていて、マニュアルスイッチ機構になっているのが大きな違いです。
11mm径なので細身な印象で、eleafのスターターらしく上品なルックスで、金属の質感などの仕上がりも上々です。
だけどちょっと長くない??
長さは13cmちょっとで、ポケットやバッグなどに収納するのにもちょっとかさばるサイズ。このサイズ感ならもうちょっと電池容量大きくてもよくない?と思ってしまうサイジング。
さて、本体の詳細を見ていきます。
上部にはマウスピース。そのサイドの小さな穴がエアフローになっています。
何故ドリップチップと書かなかったのかというと、交換不可だから。ルックス的に510で交換可能かと思いきや、一体化していて分解することができません。
そして、底部には110の刻印が入ります。これいらなくない?
本体のサイドには『iCare』
「Eleaf」のロゴが入ります。
そして本体中央部付近には
パフボタン。そのサイドにはバッテリー充電用のmicroUSB端子が設けられています。
使うときは、
この様にパフしてスイッチを入れる必要があります。
そして、本体充電にはこのmicroUSB端子を利用します。充電中、そして、パフしている間はLEDランプがインジケーターとして光ります。
さて、本体を分解してコイルを組み込んでいきましょう!
上部のマウスピースを摘んで、回し外します。eGo AIOなどと異なり、チャイルドプルーフ機能はついていませんので普通に回して外します。
そして、外した部品に付属のコイルを取り付けます。
この部分に取り付けます。取り付けの際にはOリングの噛み込みと、取り付け不良に注意です。注意しないとジュルッたり漏れる原因になります。
そして、この部分を外した状態でタンクにリキッドチャージします。
チャージはこのタンクの黒い線がMAX Lineです。これ以上リキッドチャージすると、コイルなどの容積があるため、タンクからリキッドが溢れてしまうので注意です。
そして、リキッドチャージが完了し、コイル内のコットンにリキッドが染み込むのを待って(10-20分程度)使用を開始しましょう!
iCareシリーズとの比較
さて、既存のiCareシリーズとサイズやスペックなどを比較して見ましょう。
やはり細長いですね。次にスペックです。
iCare | iCare Mini | iCare Solo | iCare 110 | |
大きさ | H75 ×W30 ×D14mm |
H75 ×W24.5 ×D12mm |
H104.5 ×W18 ×D11mm |
H136 ×W11 ×D11mm |
リキッド容量 | 1.8ml | 1.3ml | 1.1ml | 1.3ml |
バッテリー容量 | 650mAh | 320mAh | 320mAh | 320mAh |
出力ワット | 15W max | 15W max | 15W max | 10W max |
コイル | 1.1Ω | 1.1Ω | 1.1Ω | 1.1Ω |
スイッチ | オート | オート | ボタン | ボタン |
ドロー調整 | 可能 | 可能 | 不可 | 不可 |
ドリップチップ | 専用品 | 専用品 | 専用品 | 専用品 |
スペック的に、バッテリーはiCareMini相当、リキッド容量もiCareMiniと同じ、そして、出力ワット数が10Wと低いことがわかります。
つまり、スペック的にはパワーのないiCareMiniということですね。
そして、ペンタイプのiCareシリーズのスペックシートも掲載しておきます。
iCare 110 | iCare140 | iCare160 | |
大きさ | H136 ×W11 ×D11mm |
H122 ×W14 ×D14mm |
H168 ×W16 ×D16mm |
リキッド容量 | 1.3ml | 2ml | 3.5ml |
バッテリー容量 | 320mAh | 650mAh | 1500mAh |
出力ワット | 10W max | 10W max | 15W max |
コイル | 1.1Ω | 1.1Ω | 1.1Ω |
スイッチ | ボタン | ボタン | ボタン |
ドロー調整 | 不可 | 不可 | 不可 |
ドリップチップ | 専用・分解不可 | 510交換可能 | 510交換可能 |
どれも長いんですよね。長いのはやっているんでしょうか?eGo AIOやARCUSぐらいで限界だと個人的には思うんですが、需要があるなら何も言えません。
iCare 110のまとめ
比較の項目でも書きましたが、リキッド容量・電池容量が同じく、出力の弱い、容積的にも大きくなった、ドロー調整ができない、マニュアルスイッチ式のiCare Miniです。
エ?iCare Miniでよくない!?
僕もそう思います。PCC(外部バッテリー)も用意されておらず、完全にライトユーザー向けの製品です。
味の出方できには出力の違いさえあれど、iCare/iCareMiniと大差ありません。味を楽しむ製品とは言えません。
強メンソールやニコチンリキッドのヒットを求める製品という印象。
ただし、ドロー調整はできません。ドローは重くも軽くもない印象ですが、逆に言えばどっちつかずとも言えます。
パフボタンがついたのは良いところもあり、悪いところもあります。
良い所は
・オートスイッチのタイムラグ(吸ってからスイッチオンまで若干のラグ)を緩和できる
・誤動作(吹き戻し)が起こらない
イマイチな所は
・スイッチのオン、オフが煩わしい
iCareシリーズの良さって、ポケットサイズで楽に持ち運びできて、ニコチンフィーダーとして運用できるところが魅力だったと思うんです。ポケットサイズでいつでも持ち運べて、スイッチオンオフも操作せず、サッと取り出して、使ったらポケットに放り込むだけ。構造的に漏れ辛く、楽々運用が僕が思う良い点。この110は長すぎて持ち運ぶ気になりません。ごめんなさい。
オートスイッチの誤動作問題から生まれた製品なのかは定かではありませんが、吹き込みさえしなければ半年以上愛用している上で問題なく、iCare7台以上購入している僕にはちょっと???な製品でした。
でも、使い方は人それぞれなのでこの形状や、使い勝手がハマる人もいるはず。ジャストフィットする人にはサブ機として悪くない製品だと思います。
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