WISMEC(ウィスメック)のVAPEスターターキット、REULEAUX TINKER2「ルーロー ティンカー2」のレビューです。
デュアルバッテリーMODスターターキット。IP67相当の防塵防水性能と高い耐ショック性能を実現したタフネスモデル!
ルックスにもこだわった製品です。
スペックやデザインがモロにアレを意識していますが、それとはまた違った個性を持ったモデルですよ。
詳細をレビューします!
商品提供:VapeSourcing
WISMEC REULEAUX TINKER2とは?
VAPEスターターキット『REULEAUX TINKER2』です。
このスターターキットは、『2』の名前の通り第2世代の製品となっていますが、初代TINKERとは全くコンセプトの異なる製品です。
TINKER2の特徴は大きく3つです。
REULEAUX TINKERの特徴
- IP67相当の防塵性能
- IP67相当の防水性能
- 耐ショック性能
要は『防塵防水耐ショックのタフネスMOD』ということですね。
ちなみにIP67とは内部に粉塵が入らない・1mに30分水没させても大丈夫な性能となっています。
十分すぎますよね!
アウトドアシーンでもガンガン使えそうですし、オーバースペックにロマンを感じるユーザーにも受けると思います。
ちなみに、スターターキット付属のクリアロマイザー、WISMEC TROUGHは単体でレビュー済みですので、こちらの記事をご覧ください。
コイルなどの付属品も全て一緒ですので、参考にしていただければ幸いです。
カラーバリエーションは4種類です。
スペック
サイズ | H 90×W53.5×D28.5mm |
重量 | 200.7g |
ワット数範囲 | 1 – 200W(20Wまでは0.1ステップ、以降は1Wステップ) |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 315℃ |
抵抗値 | 0.05-3.5ohm(VW /バイパス/スマートモード) 0.05-1.5ohm(TCモード) |
モード | POWER /TC-Ti/TC-Ni/TC-SS / TCR(M1、M2、M3) |
スレッド | 510(スプリングコンタクト) |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 18650デュアルバッテリー |
保護機能 |
|
パッケージ・内容品
内容品一覧
- WISMEC REULEAUX TINKER2 テクニカルMOD本体
- WISMEC TROUGH アトマイザー本体
- アトマイザー予備パーツ(パッキン類一式・ガラスチューブ)
- WT01シングル0.35ohmヘッド
- WT02デュアル0.2ohmヘッド
- microUSB充電ケーブル
- ユーザーマニュアル(日本語表記あり)・注意書き・コイルスペックカード
REULEAUX TINKER2の詳細
防水MODの元祖といえば、geek vape AEGISシリーズ。
TINKER2は後発製品なだけに、AEGISシリーズをかなり意識した作りです。
同じくデュアルバッテリーMODといえば、AEGIS LEGEND。この製品と比較してみましょう。
REULEAUX TINKER2 | AEGIS LEGEND | |
サイズ | H 90 W53.5 D28.5mm |
H 90.5 W58.5 D30.6mm |
重量 | 200.7g | 202g |
バッテリー | 18650デュアル | 18650デュアル |
モニター | カラー | カラー |
防塵防滴性能 | IP67 | IP67 |
出力範囲 | 1.0 – 200W | 5 – 200W |
抵抗値範囲 | 0.05-3.5ohm(VW /バイパス/スマートモード) 0.05-1.5ohm(TCモード) |
0.05Ω-3.0Ω (POWER , Bypass) 0.05Ω-0.8Ω (NI200) 0.05Ω-1.1Ω (TI) 0.05Ω-1.65Ω (SS316) |
モード |
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保護機能 |
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多少の差はあるものの、メーカーの違いによる基板基本スペックの差と、多少の大きさ重さぐらいの違いしかありません。
というか、AEGIS LEGENDって一年前の製品なんですよね。2年前ぐらい前なのかと勘違いしてました。
そう感じるのはVAPEデバイスの流行の移り変わりが早いからでしょうね。
デザインもちょっと似てますよね。特に背面部分のフレームデザインが。
全体的にはゴムを多用することで耐ショック性をアピールしていたAEGISシリーズとは違って、塗装部分が多いのでタフネスアピールが少ないデザインですが、今日は感じられます。完全に意識はしていますよね。
ごちゃごちゃしたデザインがいかにもWISMECらしい。さすがREULEAUX TINKERの続編ですね。
フレーム部分には同じくフェイクレザーがあしらわれていますが、TINKER2のものは見るからにビニールとわかるチープな質感。光沢が安っぽくてモロにフェイクですね。対して、フレーム部分はマットな質感で安っぽさはなく、樹脂の割にはがんばっています。
塗装はかなり綺麗です。メーカーサイトではわからなかったんですが、見る角度や光の当たり方により、様々な色に変化する分光性塗料、マジョーラカラーですね。
他の色も同じ仕上がりなのか?でもこのカラーだけっぽいですよ。この色味かなり良いです。
パネル部分はマットな質感、塗装面が多くこだわったデザイン。とても防塵防水耐ショック性があるとは思えない仕上がりです。
さて、上部から細部を見ていきます。
アトマイザー取り付け部は510スレッドですね、当然ながらスプリング式のオートアジャスト機構。
防塵防滴MODらしく、スレッドボトムもシーリングされています。
対応サイズは25mmまで。それ以上ははみ出してしまいます。
一般的な3ボタン式、前面に全てが集約されたスタンダードデザインです。
防塵防滴MODですが、ボタンの押し心地は一般的なMODと同じぐらいの感触で、シーリングされているからといって「ふにゃっ」っという感触ではなく、しっかりとクリック感がある仕上がりです。
デザインコンセプトから、スペック・バッテリーまで初代と全く違う「2」ですが、パフボタンのパーツだけは共通しています。
大きな0.96インチカラーディスプレイを搭載、見た目が良くてわかりやすいディティール。
のはずなのですが、画面デザインがごちゃごちゃしているのと、照度が低いのが問題。
室内など比較的暗い環境ではみやすいのですが、直射日光下など明るい場面では途端に見えづらくなります。
防水性を確保するため、microUSB端子は分厚いゴムパーツでシーリング。このフタ部分がしまっていないとIP67相当の防水性を発揮できませんので注意が必要です。
もちろんバテリー充電機能も搭載されています。ゴムパーツがスムーズに着脱可能なので、別売のバッテリーチャージャー似た取る必要はありません。
防水性を確保するために、ゴムパーツが固いものもありますが、TINKER2のものはむにゅっという感覚でストレスなく着脱できます。
バッテリー収納部はスライドロック式、バッテリーベントホールも空いています。
密閉性を高めるためにゴムシールが装着されているためにスライドロックは若干固めですが、合成感を感じられるしっかりとした作りに信頼性を感じられますね。爪の引っかかり具合も十分で、勝手に開いてしまうことはないでしょう。
バッテリーは「直列」で収納します。中には収納方向の記載が色分けされているので間違えにくいですね。
仮に間違えてしまった場合にも「バッテリー逆挿し保護」が基板に搭載されているので、安心ですね。
少し分解してみましょう。T6トルクスドライバーを使ってネジを4つ外すと、背面部分のフレームが外れる…のですが両面テープが使われていますね、これはフレームと本体を密着させて隙間をなくすためだと思われます。類似製品に比べて精度はあまり良くないのでしょうか。
防水MODなだけに、水につけたりを繰り返すと、この部分がべろべろになってしまわないか心配になるディティールですね。
ちなみにパネル部分も着脱可能なのか?と思ってネジを外してみたんですが、分解はできませんでした。
よくよく見ると、隙間部分に接着剤?シーリング剤?が流し込まれているので、接着されているようですね。これによって防水性を担保していると思われるので基本的には分解できません。
強引に分解したら、防水性が落ちそうなのでやめておきました。ボタンとディスプレイ周りの作りを確認したかったんですけどね。
TINKER2の使い方
使い方は初代TINKERと共通、WISMECレギュレーテッド定番の操作です。
- 電源ON/OFF パフボタン5クリック
- ボタンのロック サブボタン同時長押し
- 液晶画面反転 電源OFF時にサブボタン同時長押し
- 設定メニュー パフボタン3クリック
- ワット数を調整する:
VWモードでは、+/-ボタンを押すとワット数を調整できます。 +/-ボタンを押し続けるとワット数が急激に増減します。
TC(Ni、Ti、SS、TCR-M1 / M2 / M3)モードでは、まずファイヤーボタンを4回連続して押し、+/-ボタンを押してワット数を調整します - 温度を調節する:
TC(Ni、Ti、SS、TCR-M1 / M2 / M3)モードで+/-ボタンを押すだけで温度設定を増減できます。
メニュー内で設定が全て完了できるので、直感的によりわかりやすくなり、複雑な設定が説明書などを熟読しなくても、触っていれば使い方がわかるぐらい簡単に操作できます。
設定メニューでモードや各種設定変更が可能です。
- MODE モード変更
- SET 各種設定変更
・COIL 抵抗値ロック
・POWER パワー設定
・STELTH ステルスモード設定
・SUBPARA サブパラメーター設定
・CLOCK 時計設定
・PREHEAT プレヒート設定
・TIMEOUT(OFF , 5s , 10s , 15s) - INFO
・BATTERYバッテリー電圧表示
・VERSION 本体とファームウエアバージョン表示 - EXIT メニュー終了
感想とまとめ
タフネスっぽさの主張が少ないデザインですが、しっかりと防塵防滴性能は機能します。
水につけておいても問題なく動作しますから、「っぽさ」を抑えたデザインですがタフネスさは申し分ありません。
ただ、塗装部部分を多用しているので、耐ショック性については若干疑問を覚えます。
「落として壊れない」というのと「傷つかない」というのは違いますから、ただ単に壊れないで使えるという意味では良いとは思うんですが、傷が目立ちやすいペイント仕上げなので、綺麗に使うためには他のMODと同じく丁寧に扱う必要があります。
スペックや機能自体はライバル機とほぼ同じですが、爆煙ユーザーにウケそうなデザインでありながらも、『防塵防滴耐ショック性』を備えたタフネス仕様であることは評価できます。
機能・スペックは良いんだけど見た目がな…と躊躇していたユーザーにも受け入れられるであろうデバイスだと思います。
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