aspire(アスパイア)のVAPEスターターキット、Cobble AIO「ノーチラス エーアイオー」のレビューです。
PODデバイスにもaspire伝統のBVCコイルを内蔵したデバイスが登場!1.4Ωカンタルコイルを使った味重視のMTL専用機。軽量コンパクトかつ薄型ボディーにこだわりのボディーデザイン。
このスターターキットの特徴
- 高抵抗1.4ΩBVCコイルを内蔵したMTLに特化したPODオールインワンキット
- 自然のテクスチャーを使用したこだわりのデザイン
BVCコイルの名前だけを使用したデバイスではなく、薄型PODデバイスの中では味にも優れたデバイスになっています。
詳細をレビューしていきます。
商品提供:Everzon
詳細
Aspire Cobble AIO
PODカートリッジシステムを採用したデバイス。コイル内蔵型のPODには、aspire伝統のBVCコイルを内蔵。
aspire BVCコイルといえば、初代Nautilusに採用され、爆発的ヒット作となってから世界的に流通する「標準規格」的なプリメイドコイルとして知られています。
最近の製品ではNautilus2 クリアロマイザーに採用されていることからもわかる通り、味に定評のあるプリメイドコイル。
そのBVC Coilsを内蔵したことからも期待値の上がる製品。
軽量コンパクト&薄型ボディー
BVCコイルを使用したデバイスではNautilus AIOが記憶に新しいですが、このデバイスはBVCコイル交換式。
コイル単体での交換ができる代わりに、過度にボディーサイズをコンパクトにすることはできませんでしたが、今回のCobbleはBVCコイルをPODに内蔵し、ボディー座サイズのコンパクト化に成功。
また、デザインにもこだわっている製品。
Cobble(丸石)をモチーフにした曲線デザイン。自然のテクスチャーを使用したパネルデザイン。
テクスチャーは全5種類。
Dark marble / Carbon fiber / Mountain mist / Wood grain / Zebra stripe
スペック
サイズ | H 78×W41×D15.5mm |
重量 | 78g |
出力モード | Bypass(10-15W , 3.3-4.2v) |
リキッド容量 | 1.8ml |
リキッドチャージ | Podボトムフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整不可) |
コイル | POD内蔵型 BVC ニクロム 1.4Ω |
充電ポート | microUSB(DC5V 1A) |
バッテリー | 700mAh |
保護機能 | ・自動カットオフ ・ショートサーキット保護 ・低電圧保護(3.3v) ・バッテリー過充電保護 ・過加熱保護 |
パッケージ・内容品
パッケージデザインはaspireブランドとして統一感のあるデザイン。
黒を基調にしたシックなカラーリング。表にはaspireロゴとCobbleロゴ、製品が見える窓。背面には内容品情報などがプリントされています。
側面にはバッチナンバー入り。偽造防止のためのスクラッチ式セキュリティーコードの入ったステッカーも貼られています。
内容品一覧
- aspire Cobble AIO スターターキット本体
- aspire Cobble AIO PODカートリッジ
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル(英語)
- ワランティーカード
付属品は必要最低限。消耗品のPODカートリッジの予備は付属しません。
マニュアルやワランティーカードなどの付属書類は全て英語で書かれていました。
外観
それでは、Cobble AIOの詳細を見ていきます。
ボディーデザインは高級感のある天然のテクスチャーを使ったもの。提供品は「Wood grain」カラー。ウッド調パネが使われています。おそらくイミテーションだと思われますが安っぽさはなし。近くで見れば本物ではないとわかりますが、パネルの光沢感や、フレームのマットな金属感と相まってチープさは感じません。
ルックスにこだわったPODシステムとしては、Joyetech RunAboutをレビュー済みですが、この仕上がりよりも数段上。サイズ的にもコンパクトで、バッテリー容量も大きいのであえてこちらを購入する理由はありません。
Cobbleはボディーの完成度が高いですね。
裏表共にメーカーロゴ、製品ロゴがプリントされていますが、下部に小さく。しかも銀の光沢あるプリントなのでデザインの邪魔をしていません。
ディティールにまでこだわっているからこそチープさを感じない仕上がりになっているように感じます。
本体側面には内蔵700mAhのバッテリー充電用として、micoroUSB端子が設けられています。
電源接続したケーブルを挿入してバッテリーの充電を行うことができます。
側面にはLEDランプ。バッテリーインジケーターとしても機能します。カラーによってバッテリー残量を3段階に表示。
PODカートリッジは簡単に着脱可能。
しかし、しっかりとホールドされているので、多少硬いため、取り外す時はリキッド残量確認窓の反対側に爪などをかけて思い切り引き抜く必要があります。
交換の容易さよりも、不意に外れてしまわないように配慮されたものと思われます。
マウスピースはPOD一体型。
先端が細くなっているホイッスル型。咥える部分は無塗装樹脂製でマットな仕上がり。
先が細くはなっていますが、若干太めなので咥え心地はあまり良くはありませんが、実用十分ではあります。
マウスピース中央にはミストが通ってくる管。コイルと一体化しているため、覗き込むとコイルを確認することができます。
MTL向き高抵コイル内蔵にしては、チムニーがかなり太いと感じますが、味への影響はどうでしょう。
PODカートリッジはマウスピース以外は半透明樹脂製。aspireではこの素材を公開していないため、素材の詳細は不明です。
見たり触った感じ、タンククラッシャーリキッドにあまり耐性がある素材とは思えませんが、コイル内蔵型PODであり、消耗品でもあるので、クラックが入った場合は交換すれば問題ないでしょう。
PODの側面には、リキッド残量を確認できる窓付。
以外にもこの窓がすごく確認しやすい。写真ではわかりずらいかもしれませんが、残量をしっかりと確認できます。
PODの底部には、コイルに電力を供給するための電極。そして、サイドにはエアホール。基本的にはボトムエアフロー構造ですが、エアーの取り込み口は中央からオフセットしています。
ゴム栓はリキッドチャージホールを塞ぐためのもの。PODボトムフィルでリキッドをPODにチャージします。
PODの大きさに比べると、チャージホールは大きめですが、先の太いスポイトボトルなどではチャージしずらいので、ユニコーンボトルなどが必須でしょう。
PODの分解とコイル再構築
今回のレビューでも一応分解してコイル再構築可能か?コイルの詳細を確認しておこうと思います。
メーカーではコイル交換できないとアナウンスしていますので、もしビルドにチャレンジされる方は当然自己責任での作業になりますので気をつけて作業してください。
PODシステムは簡単お手軽。使い捨てカートリッジが売りのシステムなので、もはや誰のための項目かわかりませんが、確認の意味も含めて分解していきます。
まずは電極端子部分から。
このパーツ、すごく小さいので無くしやすいため、慎重に外します。ボトム部分のゴムパーツでホールドされているだけなので簡単に外すことができます。
電極と一緒にゴムパーツも外します。
この電極とゴムでコイルレッグを挟み込んで通電している仕組みですね。
ビルドした時は同じように通して、電極を接続した後にコイルレッグを切断すると良いでしょう。
次にプラスチップパーツを外します。このパーツは4つの爪で引っかかっているだけなので簡単に外れます。
コイルまでのアクセスは悪くないですね、非常に簡単。コイル再構築の際には分解できるかどうかが最初のハードルになってくるのでそういう意味ではやり易いかと思います。
しかし、コイルサイズは極小。しかも筆者が苦手な縦ビルドのため、ここまで分解し、コイルを確認したところで諦めました。
BVCコイル内蔵とわかっていたので、縦ビルドであることはわかっていたのですが、確認できただけでもよしとしましょう。
腕に自信がある方はチャレンジしてみるのも楽しいのではないかと思います。
使い方
使い方です。オートスイッチデバイスなので、マウスピースを咥えながら吸引するだけで自動でスイッチが入り、ミストが吸引できます。
- Vaping… マウスピースを咥えて吸い込む
吹き戻しの誤動作について
『吹き戻し」と呼ばれる、オートスイッチ(吸い込むと自動でミストが発生する)のデバイスにはつきものの誤動作ですが、これは吸い込むのではなく、逆に息を吹き込んでしまうとスイッチが入りっぱなしになってしまうものです。
この吹き戻しの誤動作ですが、全く発生しません。
少し吹き込むのではなく、思いっきり息を吹き込んでも全く誤動作は発生しませんので思いっきり使うことができます。
感想
味、おいしいです!!
正直このサイズのデバイスなので、BVCコイル内蔵とはいえ期待していなかったのですが、かなり本格的なVAPEの味が楽しめます。ですが、それは「コンパクトデバイスでは」という限定付きで、相対的にすごくおいしいかと言われればそうではないのですが、このサイズでこの味が楽しめるのであれば文句がないレベルではあります。
チムニーがかなり太くて、コイルトップがズドーンと口元まで伸びでいるのがダイレクトのリキッドを感じられるようになっているのではないでしょうか。もちろん小型デバイスなりの味なのですが、ドリッパーに通じるようなウェットなミストなのは、この極太チムニーの恩恵だと思います。
気になるのはコイルの抵抗値の割にはドローが軽めで、MTLで気持ち良く吸うにはもう少しドローを絞りたいのですが、これだけの味が出るなら若干軽めでも納得できてしまうほどの完成度です。
そしてオートスイッチの感度がかなり良いです。立ち上がりもよく、吸い込んだ瞬間にミストが上がってくるのでストレスフリー。それなのに吹き戻しの誤動作はなし。
正直「またPODデバイスのレビューかよ。」と思っていたところもあるのですが、これはかなり良いデバイスだと思います。
しかもこのサイズで700mAhのバッテリー。サイズ的には400mAhぐらいのサイズなのでかなり大容量に感じます。
しかもルックスも良いのですから今の所弱点なし!と高評価に値する製品であると思います。
まとめ
デザインも良く、仕上がりも良いので、PODデバイスでは頭一つ以上抜きに出ている印象。
PODデバイスも成熟が進み、スペック的には各社揃ってきていますが、その中で他を味でリードするのは流石aspireといった完成度です。
ポケットサイズの軽量デバイスでも味を楽しみたいユーザーに!!
コメント
こちらのデバイスはニコソルでも大丈夫そうでしょうか…?
MTL向けの高抵抗コイル搭載のPODデバイスなので、むしろニコチンソルトの運用に向いていると思いますよ^^
返信ありがとうございます!
試してみます!