PockeXは電子タバコ機器の老舗、aspireが送り出してきたオールインワンタイプのスティック型スターターキットです。
オールインワンタイプなので、バッテリーから、MOD、アトマイザーまでが一体化したキットになっており、初心者にやさしい製品になっています。
中国にあるVAPE関連製品をリリースしているメーカーは各社ともスティックタイプのスターターキットをリリースしており、このブログでも、eGo AIO(Joyetech)やArcus -アーカス-(vape only)をレビューしているのでそちらもご覧いただければと思います。
レビューして分かるのは、コストパフォーマンスに優れながら、コンパクトで軽量。
尚且つ味のレベルも高い製品が多いこと。
このPockeXはどうなのか?詳細にレビューしていこうと思います。
PockeXのパッケージ・開封
パッケージデザインです。
asporeらしいシンプルなデザイン。黒を基調にした貼り箱に、製品のアウトラインとロゴがデザインされたパッケージです。
背面には偽造防止のためのスクラッチ式コードのステッカーが添付されています。
内容物は
・PockeXスターターキット本体
・交換用コイル
・USBケーブル
・マニュアル類一式
シンプルなパッケージングです。交換用コイルは1つですが、スターター本体には既に同じコイルが組み込まれていますので、付属するのは全部で2つになります。
PockeXの詳細
さて、早速詳細を見ていきましょう。
提供してもらったのはブラックカラーのPockeXです。
マットな質感の本体は、高級感こそ感じないものの、決して安っぽくはありません。
さて、スペックです。
Pockexのスペック
サイズ | H 117.7×D19.7mm |
バッテリー容量 | 1,500mAh |
リキッド容量 | 2ml |
エアフロー | トップエアフロー |
スペック的にはほぼeGo AIO(Joyetech)に近いと感じます。バッテリー容量もリキッド容量もエアフロー形式も同一です。
唯一違うのはサイズぐらいで、それも近い数字。太さが0.7mm違うのが気になりますね。
若干太いかな?と感じる程度です。
ヒットした製品はそのまま参考されるのが多いのでしょう。
トップフローというのは、エアーの取り込み口がアトマイザータンクの上にあるということ。この形式のメリットは構造上リキッドが漏れにくいということです。
リキッドは重力に従って上から下に流れますので、タンクより下の位置にあると、漏れやすさはここに違えど、物理的に漏れとは無縁、とはいきません。
その分デメリットも有り、上からエアーを取り込み、ミストを吸う部分も上にあるため、コイルにエアーが当たりにくく、コットンが焦げやすかったり、味が出ないものもあるため注意が必要ですが、このあたりは後ほど詳しく見ていこうと思います。
パフボタンです。ボタンの周りは樹脂製になっていて、パフするのと連動してLEDが光るようになっています。
底部には充電用のUSB端子が設けられています。端子の横にあるのはLEDで、充電中のインジケーターとして機能します。この辺の作りは同社の爆煙スターターキットK4 Quick Start Kit (Aspire)のエクステリアデザインを踏襲しています。
ボディにはロゴマーク【aspire PockeX】の文字が入ります。
アトマイザー部分です。
トップのデザインはNautilus Xのデザインを踏襲しています。メーカーとして統一感があり、非常に良いと思います。
さて、分解していきましょう。
これ以上通常は分解できません。
ここで、特徴的なのはアトマイザーのタンクが分解可能なこと。
これにはメリットとデメリットがあります。
メリット
・分解洗浄が可能 リキッド交換の際、前の味が残りづらい
・ガラスが割れてしまった場合に、交換不可の場合、買い替えになるが、分解可能なため、タンクのみの交換で良い
デメリット
・パーツ数が増え、漏れる箇所も増えた
僕的にはメリットのほうが大きく、シーリングもパッキンでちゃんとされているため、ほぼデメリットは感じないと個人的に思います。
オールインワンタイプの弱点を払拭するような構造ですね、非常に良いと思います。
さて、上部のパーツから順番に見ていこうと思います。
ドリップチップはaspireによくあるタイプ。樹脂をかぶせるタイプですね。
そして、トップキャップ。
こんな感じです。リキッドチャージ時にはこれを外してリキチャします。
そしてコイル。
コイルはPockeXとプリントされた専用品。
形状的にはNautirusXのコイル(1.8Ω)と同形状ながら、抵抗値が異なります(0.6Ω)。
形状だけでなく、構造も同一です。この写真で言うと右のホールから取り込んだ空気はコイル内部を通り、左の穴から出ていきます。
コイル内部をちゃんと通りますので、コットンの焦げや味の出方に配慮したコイルになります。自分的にはNautirusXがお気に入りで一時期暫く使っていたので期待してしまいます。
PockeXを使用してみる
はじめて使用するときには最初に本体のバッテリーを充電しておきます。
充電は付属のmicroUSBケーブルを本体底部の端子に差し込んで充電します。
コンセントアダプターなどは付属しないので、手持ちの機器を使用します。
そして次はアトマイザーの準備です。
そのままタンクにリキッドを注いでもいいのですが、コイル内のコットンにちゃんとリキッドが染み込まず、焦がしてオシャカにしても嫌なのでコイル内のコットンにも若干リキッドを塗布しておきましょう。
使用する前にコイルを一回外しておけば、構造も分かるし、コイル交換の際にも楽にできると思います。
このようにエアホールから若干量のリキッドを塗布しておきます。
入れすぎるとコイル内にリキッドがずっと残り、ジュルる原因になるので少量で大丈夫です。
コイルにリキッドを塗布したらタンクにもリキッドを注いでいきます。
タンクの外側には「MAX」のラインがありますので、それ以上入れないように注意!
何故かと言うと、コイル分の容積が計算され、ラインが引かれているので、これ以上入れると、コイルを挿入した際に溢れてしまいます。
これで準備は完了です!
あとは使うだけです。
電源のon/offはパフボタンを5クリックです。
吸うときはパフボタンを押しながら吸います。
ちなみに電源on時にパフボタンを押すと、スイッチ周りのLEDが光ります。
サイズ比較
スペック的にかなりeGoAIOを意識した製品だと思うので、サイズ比較をしておきましょう。
ほぼサイズは同じですね。
ただ、eGoAIOの方が若干細く、短いです。この辺は特に気にするポイントではないかなと個人的には思います。
PockeXのまとめ
ペンタイプのオールインワンスターターとしては後発になるプロダクツなので、個性を出してきたと思います。
そして、ヒット製品に更に個性や改良点、メーカーとしての考え方をプラスした製品であると思います。
一番大きいのは、アトマイザータンクが分解式であるということ。
前に上げた通り、デメリットは有りながら、メリットが大きい仕様だと思います。
デザインもスタイリッシュですしね。
唯一の不満点は、エアフロー調整が出来ないこと。
これが最も不満ですね、これでエアフロー調整ができたら、eGo AIOに取って代わってオススメできる製品であったと思います。
とは言え、eGoAIOもほぼほぼエアフロー調整は効かないようなものなので大差ないといえば大差ないです。
ドローも重からず軽からずと言った印象で、口吸いも直肺もいける感じで、自分的には問題ないです。
味の出方は傾向的にはNautirusXと同じ方向性で、これの高抵抗コイルを付けても面白いかもしれません。
これをオススメするのは、
・初心者ではじめてのスターターキットを検討している方
・尚且つ、色々なリキッドを試してみたいと思っている方
コイルに残ったリキッドまで除去できないのはクリアロマイザーの欠点ですが、タンク内のリキッドはほぼ除去できるので、リキッドの味変更にはもってこい。
価格的にもお求めやすいスターターキットなので、初心者VAPEにオススメのオイールインワンスターターキットでした。
コメント
こんにちは!!
コメント失礼致します。
最近、節煙の為に知人に電子タバコを勧められ、使用するようになりました。
その知人に勧めらるままにマルマンの禁煙パイポのスタンダードタイプをまずは2週間程使いましたが、タンクがプラスティック製なのとデザインがイマイチなのが気になり始め、散々迷った挙句、Aspire PockeX を購入しました。全くの初心者なので、ローズゴールドのお色とデザインで決めました。
購入したものの、右も左も分からず、こちらの記事を参考にさせて頂き、非常に助かりました。
ところが、吸うとずずーっと音がします。
マルマンの電子タバコの時はしゅーっという音はしましたが、あまり気にならない程度でした。
しかし、こちらはかなり気になり、
他人の前ではちょっと恥ずかしいかなと思うような音なのです。
リキッドはmaxの線は越えずに入れておりますし、最初のリキッド注入時も15分程待ちました。
何か原因があるのでしょうか?
もし、こ返事頂けるようでしたら幸いです。
こんにちは!コメントありがとうございます。
ズズーっという音がちょっと気になりますが、ドローが軽い(吸うのが軽い)機種は吸気音も大きめです。
ジュルってる(どこかに液だまりしている)可能性もあります。
実際に見てみないとはっきりとは言えませんが…