IJOY「アイジョイ」のVAPEスターターキット、 SABER 100「セイバー」のレビューです。
チューブタイプテクニカルMODの数少ない選択肢の一つ。
迫力のあるボディーに20700バッテリーを収納する爆煙テクニカルスターター!
デザインモチーフはあの有名なライ○セイバー!?
それでは詳細をレビューしていきます。
商品提供:ベプログshop
詳細
今回レビューするのはチューブタイプ20700対応スターターキットのIJOY SABER 100です。
チューブタイプのボディーは少し大きめ。
チューブ形状のテクニカルMODのサイズとしては大きい部類。
それは20700バッテリーを搭載し、保護基板も収納するサイズだから致し方ないでしょう。
デザインコンセプトはラ○トセイバー??
SABER 100は単なるチューブタイプのテクニカルMODではありません!
どこが普通でないのかと言うと、メーカーウェブサイトのイメージイラストを見れば一目で分かります。
https://www.ijoycig.com/より抜粋
明らかにラ○トセイバーを意識していますね。
それは製品裏面のエングレービングにも表れています。
モロに意識していますよね。これはアレです。
ここまではっきりと意識するなら、もっと製品の形状を寄せればいいのに!とすら思います。
SABER 100とDIAMOND SUBOHM TANKは取り外し可能
もちろん、セイバー100テクニカルMODと、ダイアモンドタンクアトマイザーは別々に使うことができます。
クリアロに飽きたらRBAアトマイザーなどをSABERに乗せて使うこともできちゃいます。
パッケージ・開封
早速開封して内容品を取り出していきます。
パッケージは”The IJOY”いかにもアイジョイらしいデザインです。製品のイラストが入っているパッケージデザインは中身が分かりやすくて良いですね。
背面にはスペックや付属品などの情報。側面にはセキュリティーコード入りステッカーが貼ってあります。
入っているのはSABER100テクニカルMODと、DIAMONDクリアロマイザー本体、そしてその付属品です。説明書は付属しません。
内容品一覧
- IJOY SABER 100(100W) テクニカルMOD
- 18650 バッテリーアダプター
- DIAMOND SUBOHM TANK クリアロマイザー
- DM-Mesh Coil 0.15ohm (40-90W Pre-installed)
- DM-DM Coil 0.15ohm (40-90W)
- リプレイスメント ストレートガラスチューブ
- ツールパック(アトマイザー予備パーツ)
- microUSBケーブル
- ワランティーカード
SABER 100テクニカルMODの詳細
このスターターキットのメインアイテムのSABER 100です。
円筒形・チューブ形状のテクニカルMOD。
チューブタイプはメカニカルMODで一般的な形状です。
制御基板を内臓しないバッテリーの電力を直接アトマイザーに伝えるための「配線」としての機能しか持たない「メカニカルMOD」は、基板を収納するスペースを必要としないため、円筒形のバッテリーを収納し、それよりも一回り大きなサイズ・形状の「メカニカルチューブ」が一般的です。
「機能美」と「シンプルさ」が魅力ですね!
しかし、テクニカルMODは、制御する基板を本体内に内蔵するスペースが必要なので、そのスペースを確保できる形状として一般的に「箱型」が採用されており、そこから「BOX MOD」がメジャーとなっていますが、「メカニカルチューブ」のシンプルな形状、機能美は捨て難いものの、保護機能やワッテージ調整が欲しいユーザーのための製品が、この「チューブ形状のテクニカルMOD」です。
手になじむチューブタイプのボディー。
その円筒形のボディーに、制御基板を内蔵するのはサイズ的にデメリットもあり、メカニカルチューブMODのように「最低容量」ボディーは実現できません。
どうしても基板を無理に搭載するのでサイズが大きくなってしまいます。
このSABER100もサイズは少し大きめ。
それは搭載するバッテリーと並べてみると一目でわかります。
高さも、太さも一回り以上大きいですよね。
メカニカルチューブであれば、バッテリーを収納できるギリギリのサイズのボディーと、オンオフのスイッチ機構、そのスイッチをロックするための機構だけで済みます。
しかし、このSABER100にはチューブ形状のボディーに、制御基板を収納しなくてはならないためにその分だけサイズが大きくなってしまうのです。
ラ○トセイバーとしてはコンパクトなサイズなんですが…w
そしてこのSABER100、太さが下部と上部で違います。
底の一番太い部分29.4mm 細い部分(アトマイザー取り付け部)25mm
IJOY製品はカラーバリエーションの豊富さも魅力です。
https://www.ijoycig.com/より抜粋
数多くのカラーから、好きな色をセレクトできます。
カラバリ多いぞアイジョイ!在庫管理が大変そうといらぬ心配をしてしまうほど豊富です。
背面にはIJOYメーカーロゴのの刻印入り。ボディーはブラシ仕上げを活かしたフィニッシュで、他のカラーも写真を見る限りこのヘアラインを生かしたクリア系のペイントを採用しているようです。
スペック
・モードはVWのみ
・重量は107gとそこまで重くない
・スプリングコンタクト採用
・短絡・抵抗値・バッテリー保護と最低限の保護機能を備える
サイズ | H 97×D29mm |
重量 | 107g(実測) |
ワット数範囲 | 5 – 100W |
抵抗値 | 0.05-3.0ohm |
モード | POWER(VW) |
スレッド | 510(スプリングコンタクト) |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 20700/18650 (別売) |
保護機能 | IWEPALチップ搭載
・短絡保護 |
IJOY公式サイトより
アトマイザー取付部
アトマイザー搭載部には510スレッドを採用。
本体の直径サイズよりも絞り込まれたアトマイザー搭載部には、25mmサイズまでのアトマイザーをはみ出さずに搭載することができます。24mmサイズまでが一般的な大きさなので、この大きさに合わせるために載せる部分のサイズを調整したようですね。
スプリングコンタクトで長さ調整は必要としません。コンタクトピンには金メッキ加工。
ボタンとディスプレイ
ボタンとディスプレイは側面に集約されています。
一般的なテクニカルMODと同じく、3つボタンで操作します。
艶のある樹脂パーツのパフボタンがアトマイザー搭載部のそばにセットされています。
握った時に親指を載せる位置にありますね。
大きさも十分で、クリック感も問題なく押すことができます。
ただ、パフボタンが5角形なので、少し前にヒットしたチューブタイプのテクニカルMODも意識しているのかなぁと思ってしまいます。
いろんな要素を詰め込んでいるように感じてしまいますね。
サブボタン2つは液晶画面と同じパネルにセットされています。
パフボタンと統一感のある5角形形状、光沢感のある樹脂パーツです。
そして液晶画面はパネル下部に表示される小さめのモノクロディスプレイ。
モードがVWだけなので、表示する項目が少ないのでこれで必要十分です。
ワッテージ(W) / バッテリー残量 / パフ回数 / 抵抗値
また、パフボタンの裏面には、収納したバッテリーを充電するためのmicoUSB端子を備えており、バッテリーチャージ機能を使うこともできます。
バッテリー収納部はスクリューキャップ採用
バッテリーは底部から収納します。
スクリュー式のバッテリーキャップをくるくる回してバッテリーを入れます。
このバッテリーキャップには、安全性を考えたベントホールを備えています。
キャップを取り外して見ると、写真の通り、バッテリー収納部が本体直径よりもかなり小さいことがわかります。
このバッテリー収納部分以外に保護基板を搭載するスペースが確保されています。
また、内部にはバッテリー収納方向の記載あり。「逆挿し保護機能」も基板に搭載されています。
そして、バッテリー収納部の内壁は半周に渡ってプラスチックパーツで覆われていて、バッテリーが直接金属製のボディーに触れないようになっており、シュリンクが破れたバッテリーが短絡しないような使用になっていますが、バッテリーの出し入れをする場合にはシュリンク状態の確認は怠らないようにするのが良いと思います。
他のアトマイザーを載せてみました
SABER100の大きさがボリューム感があり、取り付け部分が25mmなので、22mmサイズなど小径アトマイザーとのマッチングはイマイチ。25mmにマッチするスラントリングなどを用いるのが良いかもしれません
逆に直径の大きなタンクとの相性は抜群です。
DIAMOND SUBOHM TANK クリアロマイザーの詳細
次にキットに付属のアトマイザーです。
プリメイドコイル交換式のDIAMOND SUBOHM TANKクリアロマイザー。
インパクトのあるルックスが特徴の26.5mmクリアロマイザーです。
ユニークなカッティングに、レインボーコーティングされたガラスチューブを装備した、見た目にこだわったクリアロマイザー!
スペック
直径 | 26.5mm (タンク28mm ) |
高さ | 56.5mm |
重量 | 80.3g (実測) |
リキッド容量 | 4ml (5.5ml) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 専用ワイドボア |
コイル | プリメイド交換式 DIAMOND COIL |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
リキッドチャージ | トップ |
素材 | ステンレス、ガラス |
joyetech公式サイトより
ポピュラーな構造のクリアロマイザー
構造はシンプル。DIAMOND SUBOHM TANKは一般的なクリアロマイザーの構造を踏襲しています。
スクリュー式のトップキャップを外すだけで、トップフィルでリキッドチャージ可能。
タンクの一部がコイルで保持される構造。
パーツ点数は少なく、洗浄にも便利!
ただ、その分、リキッドが多くタンクに残っている場合はそのまま外してコイル交換ができません。チムニーよりリキッドの水位が低くなれば交換可能です。
ドリップチップ
ドリップチップは交換可能タイプ。
中国のVAPEデバイスメーカーの多くで採用されている、ワイドボアドリップチップサイズ。内径が逆テーパーになった金属と樹脂の2ピース構造で、亀甲模様が特徴です。
全長15.5mm , 露出部10.8mm , 取り付け寸法12.5mm , 外径16mm , 内径8→9mm(逆テーパー)
樹脂製の510ドリップチップアダプターも付属します。
ポジティブピン
ポジティブピンは調整不可。
ベースパーツにゴム系絶縁体ではまっている一般的なクリアロの構造。
このピンはハイブリッド接続などで用いると、完全に固定されていないピンが押されて短絡が考えられるので、スプリングコンタクトを採用するテクニカルMODでの使用を前提とした構造です。
プリメイドコイル
プリメイドコイルは2種類付属します。
- DM-Mesh 0.15Ω 40-90W メッシュコイル
- DM-DM 0.15Ω 40-90W パンチングコイル
どちらも抵抗値と推奨ワッテージは同じですが、使われている素材に違いがあり、味やミストも当然個性が異なります。
両方とも低抵抗値のDL向け爆煙ユースのプリメイドコイルです
そしてこのDiamond Coil(DM)ですが相当にバリエーションが多く、現在10種類がラインナップされているので、好みのコイルを使うことができます。
コイルサイズが大きいので、ビルドが簡単そうなRBA(リブルタブル可能)の”X3-RBA”を購入してコイルビルドにチャレンジして見るのも面白いかもしれません。
https://www.ijoycig.com/より抜粋
使い方
それでは実際に使っていきます。
最初に底のバッテリーキャップを回して外し、キットに付属の20700バッテリーを収納します。
プラスが上向きです。間違えないように収納します。
VAPE用バッテリーとして最も普及している18650バッテリーを収納できる、シリコン製アダプターも付属しますが、バッテリーが同梱しているのであまり使う必要はないと思います。
次にバッテリーの充電です。
別売りの専用バッテリーチャージャーを使わずとも、SABER100の本体にはバッテリー充電機能が備わっているので、電源に接続したmicroUSB端子をセーバー本体に刺すだけで収納したバッテリーを充電することができます。
microUSB端子はパフボタンの裏側にあり、本体を立てたまま充電することができます。
最後にアトマイザーの準備、DIAMOND SUBOHM TANKにリキッドをチャージします。
SABER100にDAIAMODタンクを取り付けてから、トップキャップを外してリキッドを注ぎます。
リキッドチャージ後はコイル内のコットンにリキッドが浸透するまでしばらく放置してから使います。
設定・操作方法
それでは操作方法です。シンプルな機能のテクニカルMODなので使い方は簡単です。
- 電源のON/OFF… パフボタン5クリック
- ワット数を調整する… +/-ボタンを押すとワット数を調整できます。
- パフ数リセット… 電源ON時にパフボタン3クリック →Yes
まとめ
IJOYらしいシンプルな爆煙テクニカルチューブ!
シンプルな機能と迫力のサイズ。IJOYらしさにあふれたテクニカルチューブMOD「SABER100」と、コイルバリエーションが豊富な爆煙クリアロマイザー「DIAMOND TANK」をキットにしたスターター!
機能がシンプルすぎるのでVWしか使わないユーザー向け。
20700バッテリーを収納可能なチューブタイプ自体の数が少なく、制御基板付きはその中でもごく少数。
デザインのモチーフや、ヒット商品をオマージュ(便利な言葉ですね)した姿勢には若干の疑問が残るものの、数少ないテクニカルチューブの選択肢が増えるのは喜ばしいと感じます。
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