VapeOnly(ベイプオンリー)のVAPEスターターキット、ARCUS 2 「アーカス2」のレビューです。
ARCUSは以前、コンパクトサイズのペンタイプスターターキットながら、本格的な味が楽しめるデバイスとして話題になったVapeOnlyのヒット商品。2年ほどの歳月を経てその後継機がリリースされました。
コンパクトなサイズと使い方など、キープコンセプトをしながら、その性能は進化したのか?
早速レビューしていきます。
商品提供:ベプログshop
詳細
ARCUS2はそのネーミング通り、VapeOnlyの大ヒット製品ARCUSの後継機としてリリースされたペンタイプスターターキット。
ARCUSのレビューは下記よりご覧いただけます。
まず、大きな違う意図しては、ARCUSはバッテリーとアトマイザーがセパレートしましたが、2はオールインワンタイプとなり、完全に別体にはなりません。
そしてARCUSは直径14mm、バージョン2である本機ARCUS2は16.8mmと直径が増しています。ただし、全長は108.7mmと2cm近く短くなっています。大口径になった分、バッテリー容量は900mAhから750mAhへとダウン。重量はおよそ60g程度でほぼ同様の重量です。
太さは増したものの、全長は短くなっており、ペンタイプスターターキットとしてはかなりコンパクトな部類に入る製品です。
スペック
サイズ | H 108.7××D16.8mm |
重量 | 59.3g(実測) |
出力モード | 直接出力(7W-17W/3.3-4.2v) |
リキッド容量 | 2ml |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー(調整可能) |
コイル | 1.0Ω/1.5Ω カートリッジ式 |
充電ポート | microUSB(DC5V) |
バッテリー | 750mAh(内蔵バッテリー) |
保護機能 | ・短絡保護 ・低抵抗保護 ・開路通知 ・低電圧セーブ ・喫煙時間セーブ ・過加熱セーブ ・バッテリー過負荷セーブ(電圧3.5vもしくは抵抗値0.5Ω以下) |
VapeOnly公式サイトより
パッケージ・内容品
スリーブの中に内箱。その中に本体や付属品が収納されています。
パッケージ背面の表記はすべて日本語。サポートセンターも設置されているとのこと。
内容品一覧
- ARCUS2 スターターキット本体(1.0Ωコイル組込済み)
- 交換用 1.5Ωコイル
- microUSB充電ケーブル
- 交換用Oリング
- 取扱説明書(日本語あり)、ワランティーカード
付属品として、アトマイザー部分のOリングのスペアーが付属しますが、スタンダードなブラックカラーだけでなく、全4色のカラーOリングが付属(スターターに最初から組み込まれているカラーと同色のスペアはなし)
パッケージだけでなく、説明書などの書類もすべて日本語表記の日本専用パッケージに安心感を感じます。ワランティーカードには製品偽造防止のスクラッチ式セキュリティーコード入りステッカーが貼られています。
バッテリー部分の詳細
スイッチボタンのデザインはARCUSのデザインを踏襲しており、後継機であることを感じさせるもので、ファーストバージョンのARCUSユーザーであればニンマリとしてしまうディティール。このボタンにはLEDが仕込まれており、電源などに連動して、中央部分の楕円部分が点灯するギミックです。
本体下部には製品のロゴ文字がプリントされています。本体のペイントは半艶な質感で、ペイントのクオリティーは高く、塗りムラや剥がれは提供品においては一切見受けられません。
スイッチの反対面には内蔵バッテリー充電用のmicroUSB端子が。そしてその横にはブランドロゴのプリントが入ります。
バッテリー底面には小さいながらもバッテリーベントホールを配し、安全性に配慮しています。
アトマイザー部分はタンク部分から上のみを外すことができ、ベース部分はバッテリーと一体化したオールインワンタイプで、他のアトマイザーなどをのせて使うことができない専用バッテリーです。
ベースと一体化したバッテリー部分のサイドにはアトマイザーのエアホールを装備。
このエアホールは180度の位置に2箇所設けられており、アトマイザー部分を回転させることでエアホールをトリミングできることから、全開から全閉まで無段階でドローを調整することができます。
AFCを全閉にして吸ってみたところ、それなり軽く「劇重ドロー」にはなりません。全開にすると、それなりに軽いDL向けのドローです。
そして電力を伝えるコンタクトピンは固定式。コイルに電力を伝えます。
アトマイザー部分の詳細
まずアトマイザー部分を分解しました。写真のように左から マウスピース/ トップキャップ / ガラスチューブ / タンクパーツ / コイル に分解可能。
ドリップチップは弾丸の先端のような形状。独特の加え心地が味わえるもので、取り付け部分は汎用規格の510を採用。汎用品に交換することも可能です。
実際に加えてみると、意外に加えやすい形状。唇にフィットします。
全長18.5mm、露出部の高さ13mm、外径16.8mm、内径6→7mm。
リキッドチャージはトップフィル方式を採用。スレッド式のトップキャプを捻っては鈴ことで上部からリキッドチャージが可能。外したトップキャップは紛失しないようにhcうういします。
タンクは前作ARCUSと同じような特徴的な砂時計形状の金属パーツで保持されていて、こレニガラスチューブを取り付けることでタンクとして機能する構造です。
コイルはOリングではまっているだけなので簡単に着脱可能。
コイルはARCUSに採用されていたvAir-Sコイルと同形状ながらアップデートされたバージョン2。1.0Ω/1.5Ω 2種類のコイルが付属します。
アップデートされたと思われる部分はコンタクトのパーツ形状のみで、内部などは同様の構造だとしか思えません。これで味にどのような変化があるのか?使ってみたいと思います。
使い方
それでは実際に使っていきます。まずは本体バッテリーの充電から。
ARCUS2本体の端子にUSB電源に接続したmicroUSBケーブルを接続して充電します。
バッテリーの準備が終わったら、アトマイザー部分にトップフィルにてリキッドを注いでいきます。リキッドチャージ後はコイル内のコットンにリキッドが浸透するまでの間、しばらく放置するのを忘れないようにしなければ、浸透する前にパフしてしまうとコイル内のコットンが焦げて2度とそのコイルが使えなくなってしまうので注意です。
操作方法
操作方法 電源ON/OFF… パフボタンを素早く5回押す
後は電源ON時にボタンを押しながらドリップチップを加えながら吸引するだけでミストを吸うことが出来ます。
感想とまとめ
小さなペンタイプスターターキット!一定以上の水準の味!
まずサイズや重量、リキッド容量などのスペックはほぼ同じなのに、バッテリー容量が少なくなっているのに疑問を感じます。コイル抵抗値はDL用コイルが増えたので、初代より低抵抗コイルでの運用もできるようになったため、よりバッテリー容量的にきつくなった印象です。
コイルはバージョン2になったものの、味的な変化は感じません。それだけ初代が優秀だとも感じますが、ARCUS発売以降にリリースされた他メーカーの機種がその上をいってしまったため、「この機種だけ特別美味しい」というアドバンテージを感じなくなってしまったのは残念。
しかし、サイズ感的にコンパクトなPod型デバイスとペンタイプスターターの中間的なサイズで携帯性には秀でている印象。「すべてを兼ね備えるデバイス」は存在しないので、この機種のような選択肢も「アリ」だと筆者は感じます。
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