SMOK「スモック」のVAPEスターターキット、ROLO BADGE のレビューです。
カートリッジ型アトマイザーPod交換式のコンパクトデバイス!
薄型のボディーは持ち運ぶのに便利なサイズで、場所やシチュエーションを選ばずに使用できることを想定してデザインされています。
カードリッジ交換式なのでコイル交換の手間や、手が汚れるなどの面倒な操作を排除したデバイスで、簡単に使用できるのもメリット。SMOKというと、爆煙用機材のイメージがありますが、このデバイスはミスト量を抑えた機材です。
それでは詳細をレビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
詳細
爆煙機材を多数ラインナップしているVAPEブランド、SMOKが新たにラインナップしたのは、携帯に便利な簡易デバイスで、利便性やコンパクトさを重視してデザインされています。ミスト量が少なく、これまでのSMOK製品とは異なるジャンルの製品です。
本体には一切スイッチがない「オートスイッチ」のデバイスで、マウスピース(吸い口)を加えて吸い込むと自動で電源オンになりミストが発生します。
同ジャンルの製品としてはSuorin Airなどが今までにリリースされており、携帯性や利便性を重視しながら味もある程度楽しむことができるデバイスが多い印象です。
手に持ってみると、H 73.3×W50mmとそこまで小さくはありません。筐体の小ささとともに、ギターのピックや紋章のような形を重視してデザインされており、機能性とともにデザイン性を重視している印象です。
しかし、厚みが12mmと非常に薄いので携帯性は犠牲にはなっていない印象で、筐体サイズに比べて250mAhとバッテリーサイズがかなり小さいのは気にはなりますが、ポケットなどへの収まりは悪くありません。
形状はデザイン性からくるもので、握り心地などエルゴノミックデザインを考慮したものではないと思われます。
スペック
サイズ | H 73.3×W50×D12mm |
重量 | 62g(実測67.2g) |
出力モード | 直接出力(10-16W) |
リキッド容量 | 2ml |
リキッドチャージ | Podボトムフィル |
エアフロー | ボトムフロー(調整不可) |
コイル | カートリッジ内臓 |
充電ポート | microUSB(DC 5V/1A) |
バッテリー | 250mAh |
保護機能 | ・低電圧保護(3.3v以下) ・短絡保護 ・自動カットオフ(8秒) |
SMOK公式ページより
パッケージ・内容品
製品イラストを用いたパッケージデザインは上品なイメージ。これまでのSMOK製品とは異なることがパッケージデザインからもうかがい知ることができます。
背面には製品の説明や、付属品内容などが記載されています。
側面には製品のシリアルナンバーなどとともに、スクラッチ式セキュリティーコードも。このコードは製品偽造対策に用いられており、確認方法は以下の通りになっています。
1.スマートフォンまたはPCを使用して、SMOKの公式ウェブサイト(http://www.smok、tech.com/support/)をご覧ください。
2.パッケージのセキュリティラベルのコーティングを傷つけて、16個の認証コードを表示します。確認するには、Webページの入力フィールドに入力します。結果は数秒後に表示されます。
内容品一覧
- ROLO Badge Device 2 スターターキット本体
- アトマイザーカートリッジPod *2
- 充電用microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル
- リキッド注入用ボトル
内容品はというと、本体バッテリーと2つの交換式カートリッジアトマイザーPod、充電用ケーブル、説明書、そしてリキッド注入ボトルが付属します。
付属のユーザーマニュアルは英語で書かれており、日本語の記載はありません。
バッテリー部
本体バッテリー前面にはSMOKのロゴマークが入ったエンブレムがアイデンティティとしてマウントされています。このエンブレムはスイッチではなく、本体にスイッチは一切ありません。
バッテリー本体の下部にはLEDインジケーターを配置しており、このインジケーターによって、充電状況や電源状態を把握することができます。
インジケーターの側面にはバッテリー充電用microUSB端子が配置されています。
そのインジケーターの裏にはROLOのロゴ文字がプリントされています。
カートリッジ アトマイザー部
このデバイスに用いられるアトマイザー(リキッドを蓄え、そのリキッドをコイルの熱でミストにする部分)は使い捨てのカートリッジ式です。
カートリッジ式なので、コイル交換など面倒な作業ないため、手間いらずで使うことができる反面、コイル交換可能なデバイスに比べて、ランニングコストが高くなるデメリットもあります。
ちなみにタンクの素材はポリカーボネート製。強度に優れているので落下などに強い反面、メンソールやリモネン(オレンジなどに含まれる成分)でクラック(ヒビ)が入る可能性があり、これらのリキッドを用いる場合には注意が必要です。
このカートリッジ式のアトマイザー『Pod』はワンタッチで着脱可能。
固定は本体バッテリーとPodに設けられた磁石で引き合って固定される方式。そして取り付けの向きはないのでどちら向きでも取り付け可能です。
バッテリー本体にはPodに電力を供給するための端子と、吸い込みの負圧を検知する部分があり、それらはゴムでシーリングされており、リキッド漏れや結露に対応しています。
両サイドの丸い金属パーツがマグネットです。
Podの底部分にはバッテリーからの電力をコイルへと伝える端子。そしてその中央にはベントホールが設けられ、ボトムエアフローで空気をコイルへと伝えます。
その端子両サイドにはゴムパッキンで栓がされた、リキッドチャージホールが2箇所設けられており、ここからPodにリキッドをチャージすることができます。
使い方
購入後まずは本体バッテリーの充電を行います。パソコンやモバイルバッテリーなどUSBから給電可能なDV5V電源に接続したmicroUSBケーブルを本体端子に接続して充電します。
- 充電中… LEDインジケーターが赤色に点灯
- 充電終了… LEDインジケーターは消灯
バッテリーの充電が終わったら、Podにリキッドを注いでいきます。リキッドは本体とは別途購入する必要があるので、お気に入りのリキッドを用意します。用意したリキッドをPodの底にあるゴム蓋を外して、リキッドチャージホールから注いでいきます。
ユニコーンボトルであれば問題なくそのままリキッドチャージ可能で、スポイトボトルでも気をつければ問題なくチャージできました。
付属の注入ボトルを利用するのはこのチャージホールよりも先端が太いボトルのリキッドのみで大丈夫です。
満タンまでリキッドをチャージすると、2mlのリキッドをPodに蓄えることができます。
新品のPodを用いる場合、リキッドチャージ後、コイルにリキッドを供給するコットンにリキッドが浸透するまでしばらく(10-20分程度)放置せずに使ってしまうと、コットンが焦げてしまい、そのPodごと交換が必要になってしまうので注意が必要です。
複数の予備のPodにリキッドをチャージして持ち歩けば、リキッドボトルを持ち歩かなくても良いので、携帯性に優れていると言えます。また、それぞれのPodにフレーバーの異なるリキッドを入れて、味を変えることもできます。
Podのコイル再構築(ビルド)について
Podのコイルのコイル再構築(ビルド)ですが、このPodの組み立て時には接着剤が使われており、分解するのも容易でない為、通常は「できない」と考えた方がよさそうです。構造的には可能なのですが、もしコイル再構築(ビルド)、リウィッキングを前提に考えるのであれば他のデバイスを検討するのがよさそうです。
操作方法
スイッチ類は一切ついていないので操作は必要ありません。吸い口を加えて吸い込めば、LEDインジケーターが白色に点灯してミストを吸引することができます。
注意!吹き戻しの誤動作について
このデバイスは吸い込むだけで自動でスイッチが入る便利なデバイスですが、逆に息を吹いてしまうと『吹き戻し』という誤動作が発生してしまい、スイッチが入りっぱなしになってしまいます。入りっぱなしになっても、8秒後には自動で電源がオフになる(自動カットオフ)のですが、急いで電源を切りたい場合には、バッテリーからPodを外せば強制的にオフにすることができます。
誤って吹いてしまったり、不意に吹いてしまって誤動作が発生してしまった場合には焦らず、Podを取り外し、その後再度Podを取り付ければ問題ありません。
感想とまとめ
デザインにこだわった便利でコンパクトなデバイス!!
見た目だけなのかと思いきや、味もそれなりに楽しむことができるデバイス。
このジャンルの製品としては「すっごい美味しい!」というものではありませんが、「ちゃんとVAPEの味が楽しめる」デバイスに仕上がっています。
ドローはスペックからも予想できる通り、MTL(タバコのような吸い方、一度口内にミストをためてからその後肺まで吸引する方法)向けで、ミスト量はそれなりです。
他のデバイスと比較すると、Goldreams Suorin Air相当の味と言えば、このデバイスが優れていることが理解していただけるかと思います。
そして、写真を見ていただければわかる通り、デザイン(見た目)に強いこだわりを感じる機種です。その為にバッテリー容量が250mAhと大変小さく、スペックが犠牲になっている為、機能性を重視してセレクトするユーザーであればGoldreams Suorin Airなど他のデバイスを検討されるのが良いと思う為、見た目が心に刺さったユーザーは検討して見てはいかがでしょうか?
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