Eleaf「イーリーフ」のVAPEスターターキット、 iStick kiya with GS juniのレビューです。
片手に収まるサイズのコンパクトなテクニカルMOD「iStick kiya」と、高抵抗味重視に特化した「GS juni」のスターターキット。
1,500mAhのバッテリーを内蔵し、温度管理やプリヒートなどの高等な機能など、フル機能を使うことができるレギュレーテッドは普段使いの便利さと携帯性を兼ね備えています。
それでは詳細をレビューしていきます。
商品提供:ベプログshop
VAPEスターターキット Eleaf/iStick kiya with GS juni のパッケージと内容品
製品写真を用いたわかりやすいパッケージデザイン。
背面には付属品内容などが書いてあります。
側面にはセキュリティーコードの記載されたステッカーが貼られており、”OPEN”からステッカーを一段階はがした下に書かれているコードを、QRコードをスキャンしてアクセスしたWEB SITEにアクセスした先のフォームに入力することで、そのコードがメーカーに登録されたものであるかがわかることで、その製品が偽造されたものでないか証明できる仕組みです。
内容品一覧
- iStick Kiya 50W テクニカルMOD
- GS Juni クリアロマイザー
- GS Air 0.75ohm head (組込済み)
- GS Air 1.5ohm head
- アトマイザー スペアパーツ(Oリング)
- Quick Chage対応 micro USB cable
- ユーザーマニュアル
アトマイザー及びテクニカルMODの説明書は多言語で書かれており、日本のユーザーにもわかりやすいように日本語の項目も設けられています。一部日本語が適切でない、直訳のような言葉遣いの部分はありますがおおよそ内容はわかるようになっています。
製品の使い方などはこのマニュアルを見ればわかりやすいですね。
VAPEスターターキット Eleaf/iStick kiya with GS juni の詳細
少ないほうがいいですね! 新しいiStick Kiyaは、このような小型ボディに新しい明るいインターフェースとリアルタイムクロックを搭載した1.45インチの大容量カラーディスプレイを独創的に詰め込みながら、非常に小さいサイズを備えています。 温度保護充電システムと2Aの充電電流を備えたiStick Kiyaは、充電プロセスをより安全かつ迅速に行うことができます。 洗練されたエアフローシステムを搭載した、GS airコイルを搭載した新しい小型GS juniアトマイザーは、あなたに驚くほど豊かな経験をもたらします。
Less is more! The new iStick Kiya comes with remarkably small dimensions while ingeniously packs a large 1.45-inch rich color display with new bright interface and real-time clock in such a diminutive body. Equipped with the temp protected charging system and 2A charging current, the iStick Kiya enables its charging process securer and faster. Featuring a refined airflow system, the new tiny GS Juni atomizer with its popular GS Air coils will give you a stunning vaping experience.
Eleaf/iStick kiya with GS juniのスペック
サイズ | H 94.5×L35.5×D25.8mm |
重量 | 115.4g |
出力モード | VW/Bypass/温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS / TCR(M1、M2、M3) |
ワット数範囲 | 1 – 50W |
対応抵抗値範囲 | 0.1-3.5ohm(VW /バイパス/スマートモード) 0.05-1.5ohm(TCモード) |
リキッド容量 | 2ml |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー(調整可能) |
コイル | プリメイド交換式(GS head) ・GS Air 0.75ohm Head(8-25W) ・GS Air 1.5ohm Head(8-20W) |
充電ポート | microUSB(DC5V2A 急速充電対応) |
バッテリー | 1,600mAh(内蔵バッテリー) |
保護機能 |
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Eleaf公式サイトより
Eleaf/iStick kiya with GS juniの外見・デザイン
コンパクトなサイズのテクニカルMODです。手の平サイズ、片手に収まるサイジングのレギュレーテッドで、バッテリーは内蔵されている製品になります。このジャンルの製品は過去にも多くの製品がリリースされていて、EleafからもiStick Power Nanoなどがリリースされています。
サイズ的には関連企業であるJoyetechからリリースされているeVic-Basicほどで、かなりコンパクトな筐体です。バッテリー容量は1,500mAhと多いとは言えませんが、付属のアトマイザーを高抵抗に特化したGS系にすることで、一日使用できるキットに設定しています。
アトマイザーはEleafのロングセラー製品であるGS headを採用しながら、新たに構築されたGS juniが付属します。単体設定もされており、アトマイザーのみでも購入できます。
MODのメイン素材は金属ですが、一部がラバーコートのような質感なので手から滑り落ちにくいように感じます。また寒い時期は金属に直接触れるよりも冷たさが緩和されます。
本体はセパレートタイプ。テクニカルMODとクリアロマイザーを分けることができます。
手に収まるサイズ。軽量なBOX MODスターターキットです。
実測重量はメーカー公称よりも若干重い117.1gでした。
付属のクリアロマイザー GS juni
GS juniは、はるかに洗練されたエアーフローシステムを特長としています。 最適なエアーフローを得るために、気流制御リングを自由にねじるだけで、あなたは素晴らしいvaping経験を得ることができます。GSエアーコイルを使用して、iStick Kiyaはあなたのeリキッドの最も純粋な香りを提供するように設計されています。
The GS Juni features a much more sophisticated airflow system. You’ll have a great vaping experience simply by freely twisting the airflow control ring to get the optimal airflow.With the well-selected GS Air coils, the iStick Kiya with GS Juni is designed to deliver the purest flavor of your e-liquid.
Eleaf/GS juni クリアロマイザーのスペック
直径 | 20mm |
高さ | 42mm |
重量 | 19.4g |
リキッド容量 | 2ml |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510 |
コイル | プリメイド交換式(GS head) ・GS Air 0.75ohm Head(8-25W) ・GS Air 1.5ohm Head(8-20W) |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
リキッドチャージ | トップ |
素材 | ステンレス、ガラス |
Eleaf公式サイトより
高さは実測で約30.36mm。(ドリップチップ、510スレッド除く)
Eleaf/GS juniの外見・デザイン
付属のアトマイザーはGS Juniです。古くはGS Tankから続くEleafのロングセラー製品で、同じ規格のコイルを用いながら、新たにデザインされたアトマイザーが用いられています。
直径20mlのスリムなクリアロマイザーで全長も短く抑えられており見た目も悪くありません。本体のクオリティや金属の質感も大量生産品ながら綺麗にできている印象です。
タンク容量は2mlと欧州の規制であるTPDに対応したデザインです。
Eleaf/GS juniを分解しました
本体を分解すると、写真左から ドリップチップ / タンク / コイル / ベースデッキ の4ピースに分解可能です。これ以上の分解は基本的にできません。
Eleaf/GS juniのドリップチップ
ドリップチップの取り付け部分は510規格で、付属品以外の汎用品に交換して使うことも可能。付属品の素材は樹脂製で、アトマイザーからの熱を唇に伝えないよう配慮された仕様です。
全長12mm、露出部7mm、外径11mm、内径5.35→6.5mm(テーパー)
Eleaf/GS juniのタンク
タンクは非分解式。GS系の伝統?になっており、これまでリリースされたGS Tank、GSTurbo、GS BASALなどは全て非分解式のボトムフィル方式です。構造出来にはトップフィルの分解式も可能なので利便性を考えて欲しいと思ってしまいます。
非分解式なので洗浄などで分解することができないので、完全乾燥などがかなり面倒です。
しかし、ボトムフィルなのでリキッドチャージの際にはデッキと切りはなせることからもわかる通り、リキッドがタンクに残っていてもコイルを交換することができます。
リキッドチャージはボトムフィル方式。リキッドチャージの際にはタンクを一度取り外して、タンクの下からリキッドをチャージする必要があります。
Eleaf/GS juniのエアフロー
エアフローはボトムエアフロー方式。コイルの下からエアーを供給します。
コイルの中をエアーが通るので、コイルを効率的に冷やし、そしてミストを効率よく口まで運ぶことができる反面、構造的に完全に漏れを防ぐことができません。
Eleaf/GS juniのポジティブピン
ポジティブピンは固定式。出っ張り具合の調整はできません。
ベースデッキに絶縁体を介してハマっているだけの、クリアロマイザーによくある構造です。
Eleaf/GS juniのプリメイドコイル
本体付属のプリメイドコイルは2種類。どちらもGS head規格のものが付属します。
・GS Air 0.75ohm Head(8-25W)
・GS Air 1.5ohm Head(8-20W)
抵抗値が異なるので、吸い方に合わせて使うコイルを分けるのが良いと思います。
0.75ohm 比較して低抵抗のコイルはDL(直接肺に入れる吸い方 ダイレクトランぐ)
1.5ohm 比較して高抵抗のコイルはMTL(タバコのように一度口に溜めた後で肺に入れる吸い方 マウス・トゥ・ラング)
写真左:0.75ohmコイル 写真右:1.5ohmコイル
写真の通りコイルの巻き方が異なります。0.75ohmのコイルが縦に巻かれており、1.5ohmコイルは横に巻かれています。このコイルについては同じコイルが付属する製品、Eleaf iStick Trimのレビューでも詳細を記載しておりマスンドエ合わせてお読みください。
Eleaf/GS juniをMODに載せてみました
付属テクニカルMOD Eleaf/iStick kiya の詳細
少ないほうがいいですね! 新しいiStick Kiyaは、このような小型ボディに新しい明るいインターフェースとリアルタイムクロックを搭載した1.45インチの大容量カラーディスプレイを独創的に詰め込みながら、非常に小さいサイズを備えています。 新しいオペレーティングシステムは、非常に使いやすくなっています。 温度保護充電システムと2Aの充電電流を備えたiStick Kiyaは、充電プロセスをより安全かつ迅速に行うことができます。
Less is more! The new iStick Kiya comes with remarkably small dimensions while ingeniously packs a large 1.45-inch rich color display with new bright interface and real-time clock in such a diminutive body. The new operating system makes it quite easy to use. Equipped with the temp protected charging system and 2A charging current, the iStick Kiya enables its charging process securer and faster.
Eleaf/iStick kiyaのスペック
サイズ | H 57×W35.5×D25.8mm |
重量 | 96g |
ワット数範囲 | 1 – 50W |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 315℃ |
抵抗値 | 0.1-3.5ohm(VW /バイパス/スマートモード) 0.05-1.5ohm(TCモード) |
モード | VW/Bypass/温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS / TCR(M1、M2、M3) |
スレッド | 510(スプリングコンタクト) |
充電ポート | USB(DC5V2A 急速充電対応) |
バッテリー | 1,600mAh(内臓) |
保護機能 |
|
実測重量はメーカー公称よりも2g重い98gでした。
Eleaf/iStick kiya の外見
片手サイズの小さな内蔵バッテリー型テクニカルMODです。一時期VAPEデバイスメーカー各社からこぞってリリースされたジャンルの製品ですが、久しぶりに新商品を見た気がします。
片手に収まるサイジングに、EleafテクニカルMODのフル機能を搭載した利便性の高い本体。
金属外装の本体ですが、一部に樹脂とマットなラバー系の塗装を用いています。液晶背面の金属面にはアルミの縞板のような模様が刻印されており、デザインと滑り止めを兼ねています。
Eleaf/iStick kiya のアトマイザー取り付け部
アトマイザー取り付け部分は510スレッドを採用し、数多くリリースされる510コンタクトを持ったアトマイザーに対応。コンタクトはスプリング式なので、ポジティブピンの長さに関わらず自動でコンタクトの長さを調整する仕様です。
本体幅は25.5mm程度となっており、メーカーでは25mmまでのアトマイザーを搭載可能としています。24mmアトマイザーが数多くリリースされるため、これらに対応するマウント部の作りを採用しています。
Eleaf/iStick kiya のベントホール
底部分には充電用のmicroUSB端子を備えています。そして安全性に配慮したベントホールを備え、万が一バッテリーからガスが噴出した場合にも、このホールからガスが抜けることで内圧が高まり炸裂することがないように設計されています。
Eleaf/iStick kiya のボタン類
ボタンは3ボタン。サイドパネルと一体化したパフボタンは大きく押しやすい上に、ステルスボタンになっていて、デザイン的にもスッキリした印象です。
そして大きな液晶パネルの下には操作しやすいサブボタンを2つ配置しています。このサブボタンの間に設けられた穴はハードウエアリセットボタン。バッテリー内蔵MODは、バッテリーを抜いて強制的に電源を切ることができないので、ソフトがフリースした際に先端の尖ったものでこの穴を押して強制的にソフトを再起動します。
液晶パネルは大きく見やすい1.45インチのカラー液晶を装備。タッチパネルではありませんが各項目が見やすくわかりやすいディスプレイで、バッテリー残量などの各項目が一目でわかるように表示されます。
Eleaf/iKuu i80 にアトマイザーを載せました
VAPEスターターキット iStick kiya with GS juni の使い方と操作方法
Eleaf/iStick kiya のバッテリーを充電する
内蔵バッテリーの充電は本体に設けられたmicroUSB端子にDC5V電源接続したケーブルを挿入して行います。電流は2Aまで対応し、クイックチャージに対応しています。
Eleaf/GS juni にリキッドをチャージする
アトマイザーにリキッドをチャージして使えるようにします。
別途購入したお好みのリキッドをアトマイザーに注ぎます。ボトムフィル構造なので一度タンクを取り外し、下部からリキッドをチャージします。
チャージ可能なのは、アトマイザー上部、チムニーに伝って漏れないポイントまでで、写真のこの部分まで注ぎことができます。
タンクにリキッドをチャージした後は元どおりにアトマイザーを戻し、コイルにリキッドが浸透するまでの間、しばらく時間を置いたのちに使うことができます。
Eleaf/iStick kiya の操作方法
本的な使用方法はiStick Picoと同様で、操作方法はEleafの他のMODと共通なので詳しくはそちらをご覧ください。
⇒ 【操作方法】Eleaf最新ファームウエア iStick Picoなどの操作方法や機能について
ただし、本作ではクロック表示が増え、メニュー階層が異なります。そしてTCR値の設定はメニューから行うことができます。
メニューの呼び出しは電源ON時にパフボタン3クリックと同じ操作ですが、ここで表示されるメニューが4項目、「MODE」「SET」「INFO」「EXIT」となっており、サブボタンでセレクトし、パフボタンで決定します。
「MODE」は動作モード「VW」「TC」(セレクト後にNI,TI,SS316をさらに選択)「TCR」(M1,M2,M3の設定選択後、任意のTCR値にセット)「CLOCK」「BYPASS」「PREHEAT」「TIMEOUT」「ENU」から選べます。
「SET」は各種設定。抵抗値ロック、ワッテージ、ステルスモード、サブパラメーター表示(パフ数、時間、アンペア)、クロックの設定が可能です。
「INFO」ではバッテリー電圧と本体バージョンの閲覧が可能です。
設定項目はiStickPicoなどから続くEleaf伝統のものですが、メニューがまとまっており、大きな液晶画面で確認できるので設定が楽になったように感じます。
VAPEスターターキット Eleaf/iStick kiya with GS juni のまとめ
定評があるテクニカルMODのフル機能を使えるコンパクトなスターターキット!!
Eleafと言えばiStickPicoやASTERなどの人気のテクニカルMODを多数リリースしており、それらは外見も個性的ながら共通しているのは使いやすさ。機能や操作性を共通にすることで、コストを抑えながら優れた機能の製品を多くラインナップしています。
その優れた機能を削ることなく、全て搭載したのが今回のキットに付属するiStick kiyaテクニカルMODです。関連企業 WISMECがリリースするCB-60のように機能を削ってさらにコスパを良くした製品もありますが、温度管理やカスタムファームウエアを必要とするユーザーにはフル機能は嬉しいものです。
そしてEleafではさらに多くなバッテリーを搭載するiKuu i80もラインナップされているので、大きさを取るか?バッテリー容量を取るのか?選べるのも嬉しいですね!!
本キットのアトマイザーには高抵抗、味重視の特化したGS juniがセレクトされており、バッテリー消費量、リキッド消費量にも配慮されています。もちろん、バッテリーに合わせてコンパクトさも魅力です。
丁度良い仕様が魅力です。高抵抗もしくは温度管理でMTL運用するユーザーが、コンパクトに持ち運ぶ機材に最適なスターターキット!!
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