Digiflavor「デジフレーバー」のVAPEアトマイザー、Siren 2「サイレン2」のレビューです。
前評判高いです!MTL特化のアトマイザーがマスプロには少ないと言うだけでなく、見た目が良くてなおかつおいしいとウワサのやつ。レビューする前から楽しみで。Digiflavorさんががんばってくれました!
このアトマイザーの特徴
- MTL(口吸い・タバコ吸い)に特化
- 22mm直径の汎用性に、実用的な2mlタンク
- 個性的かつ良デザイン!
結論から言っておくと、MTL運用のユーザーはきっと味に満足できる製品に仕上がっています。
後は見た目の好みが許せば「GO!!」しちゃって良い出来ですよ!それでは詳細をレビューしていきます。
商品提供:VAPE CLUB
Digiflavor Siren2 のパッケージと内容品
パッケージには情報かたくさん。そして、製品すり替え防止のホログラムシールによる封印が施されています。(レビュー品は内容品チェックのために開封済みで到着しました。)背面にはスクラッチ式のコード入りステッカー入り。
内容品一覧
- Siren 2 GTAアトマイザー本体
- 予備パーツ(ガラスチューブ、カラーパッキン、Oリング、デッキイモネジ)
- ビルド用ツール
- プリメイドコイル *2
- ユーザーマニュアル
説明書には英語をはじめとした多言語で記載がありますが、残念ながら日本語では書かれていません。
しかし、アトマイザー製品であり、図解も入っているため問題は感じないですね。
Digiflavor Siren2 の詳細
直径22mmの汎用性の高いの本体。リキッド容量は2mlで、その容量を実現するために比較的高めの全長にデザインされていて、細長くスリムに感じます。DIGIFLAVORのサイトで確認すると、同様のデッキ構造を持つ24mm版もラインナップされており、22mm版は欧州の規制であるTPD対応バージョンであることがわかります。
規制は歓迎できないですけど、22mmサイズを望んていた僕的には「ナイスTPD!」と思わざるを得ません。22mmサイズがやっぱり好き。
印象的なロゴマークがタンク内のチャンバー部分に入っていて、全体的な印象を決定づけるものになっています。上品なイメージ。
デザインはシンプルながらディティールに凝っていて、全てが同じペイントではなく、大部分がマットな質感のペイントながらタンク周りには質感の違うアルマイト加工のようなメタリックな質感で塗り分けられています。
トップキャップに扇形の和風なペイントがさり気なく入っているのもポイント高いです!これ、滑り止めにもなっていてトップキャップがしやすい!デザインだけじゃなくて機能的にも考えられてますね。
塗装のクオリティは部分的に荒さがあって、超ハイクオリティーとは言えないものの、もちろん剥がれや塗り残しなどはありません。
そして、マットな質感の部分はリキッドなどの液体が付着すると見え方が変わるので、リキッド漏れが気がつきやすいように感じます。実用的にもいいですね!
スペック
リキッド容量 | 2ml |
直径 | 22mm |
高さ | 41.5mm |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510DT |
コイル | RBA シングル |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
DigiFlavor公式サイトより
分解
ざっくりと製品を分解しました。写真左から、
- ドリップチップ
- タンク
- デッキ
各パーツはさらに細かく分解可能です。それでは詳細を見ていきます。
ドリップチップ
ドリップチップは金属のベースにデルリン製樹脂がくっついたものされたものが付属します。取り付け部分は510規格になっていて、汎用品に付け替えることもできます。
ちょっと変わったデザイン。実用的にアトマイザーの熱を感じないように樹脂パーツとのハイブリッドになってますが好みが分かれそうなやつです。個人的にはお気に入りに変えちゃいたいところですが、本体のカラーがブルーなので合わせるドリチが無い!ドリチ変えたいときはシルバーとか無難な色を選んでおくのが良さそうです。露出部の高さ15mm、外径10mm、内径5.25mm。
リキッドチャージはトップフィル
リキッドチャージはトップフィルで楽々です。
トップキャップ部分は1/4周ほど回してロックを解除するタイプ。機構的な問題はなく、簡単にロック解除できますが、このロック部分がかなり緩く、回しやすいのは良いのですが、持ち運びの際に何かの拍子で回ってしまいそうで心配になります。
ロック式の中でも緩めで、心配になるやつです。僕的にはスレッド式のほうが面倒だけどきっちりロックできるから好き。
リキッドチャージホールは広く開いており、先端の太いスポイトボトルでも問題なくチャージできます。
タンク
タンクを外す場合、逆さまにして外せばリキッドが残っていてもデッキにアクセスができる構造です。ただし、その場合ガラスチューブはチャンバー&チムニーパーツにOリングではまっているだけなので指で抑えるなどして脱落に注意します。
そしてリキッドチャージの項目でも触れましたが、トップキャップが緩いためにタンクを外す際、共回りしないようにも注意します。
リキッドが残っていてもリウィッキングできちゃうので、リキッドを無駄にしない構造。これは便利です。
タンクのパーツはこんな感じの3ピース構成。近頃のRTAの標準的な構造ですね。
チャンバー部分は綺麗なお椀型、ドーム形状を採用しています。チムニー内径は4mmと細めですが、極端には絞られていないので、それ以降をドリチで調整できる個人的にはちょうどよいサイズ。
エアフローはボトムエアフロー
ボトムエアフロー構造で、デッキ下のエアホールからコイルのボトムに空気を供給します。
デッキパーツには5つのホールが空いていて、それをエアフローリングで塞いでドロー調整が可能です。エアフローリングには5つのエアホール全部を開けることができるサイズのオーバル型のホールと、エアホール1つをトリミングできるホールが空いていて、ドロー調整の自由度が高い機構を採用しています。
このAFCの一つ穴で、中間のエアホールだけを開けることができるので自由度が高い!
MTLだと、ドローをタイト方向に調整しますが、自由度が高いと自分好みのドローを探れるので良いですね!
デッキ
デッキは2ポール2スレッドデッキ。シングルコイル専用デッキで、ポールの形状はどこかで見たような形状でオリジナリティは感じないけど、オリジナリティばかりで使い勝手が考えられていないデッキよりも全然良いですね。もうスタンダードデザインでいいんですよ。そんな真新しい構造ばかり出てくるわけ無いですからね!
エアホールは中央に特徴的な3つ穴方式、思ったよりエアフローホール大きめ。ちょっと大丈夫かな?個人的には小さい方が空気の流速早くておいしいと思っているんだけど。でも評判のアトマイザーなので考えられた上での仕様でしょう。
そして、このエアホールはデッキの底から一段上がった場所に出口があり、伝い漏れを防ぐ構造になっています。この分チャンバー部分の高さが高くなっちゃいますが、リキッドが漏れちゃうんじゃ意味ないですからね。
コットンレッグを落とすジュースチャンネルも直径5mm?と大きめです。
デッキが宙に浮いているような構造でデッキ下に空間があるタイプ。この構造を持つRTAは過去数回レビューしていますが、デッキとタンクの相互関係を見るとRDTAのような構造で、ウィッキングが楽だった記憶です。ラフにウィッキングしても漏れないし、供給不足も起こらない良いイメージしかありません!
ポジティブピン
デッキの裏にはSIRE2 22mm、Designed by Digiflavorそしてシリアルナンバーなどのエングレービング入り。そして、ポジティブピンはダブルピン仕様で出っ張り具合が調整可能な仕様になっています。緩めてもガタがなく精度が良いので多少緩めて使っても問題なさそう。
僕はピン脱落などの事故が怖いののできっちり締めて使いますけどね、、、
何故って最初からかなり出っ張っているんですよ。実測1.2mm。十分でしょう。僕ならハイブリッド接続でもつかっちゃいますよ。あ、でもくれぐれも実機のポジピンの状態はご自分で確認してくださいね!工業製品である以上、公差がありますので。
ポジティブピンには金メッキが施されていて、腐食を防ぎ、通電性を配慮しています。
Digiflavor Siren 2 のビルド
それではビルドです。デッキのコイル固定ネジはイモネジで、マイナスドライバーで回すことができます。
付属品にはツールが付属しますが、使いづらいのでできれば100円均一のものでも良いので精密ドライバーを用意するのがビルドしやすいと思います。
今回は付属のプリメイドコイルを用いでビルドしていきます。マニュアルに記載はありませんがおそらくカンタルワイヤーで、26G程度、3.2mm径程度のコイルです。イモネジを締め込んで行くと、イモネジで直接しめるためコイルが歪んでしまうため、コイルを指で押さえるなどすると良いと思います。
固定できたらコイル位置を調整し、余分なコイルレッグを切断します。この時、デッキポールの際で切断します。コイルレッグがチャンバーに触れてしまうと短絡してしまうので注意しましょう。
好みのウィックを別途用意してウィッキングします。ウィックの足はデッキ下に出しても良いのですがタンク容量を減らしてしまうのと、見た目がよろしくないのでデッキ内に留めるのが良いと思います。このウィッキングで供給も問題なく、漏れも発生しません。
ウィックレッグは切断した後、ふんわりとさせてやり、形を作るためにリキッドをつけたのちに、ジュースチャンネルに優しく乗せてやる程度で良いでしょう。
タンクを元どおり戻したらリキッドをトップフィルで注いでいきます。
Digiflavor Siren 2 をMODに載せてみました
汎用性の高い22mm径なので搭載するMODを選びません。ただし背が高いのと、提供品と同じブルーカラーだと色的にマッチするMODを探すのが難しい印象です。
スリムなので載せるMODは選ばないですけど、色ばかりはどうしようもないですね。個人的には好きな色なんですけどね。マッチしなくても僕は好きです。はい。
Digiflavor Siren 2 のまとめ
ドローの調整幅・自由度が高く、味がハイレベルに楽しめるタンクアトマイザー!!
ビルド前に一通り撮影しながら構造を見て、エアフロー周りは好印象。デッキやチャンバーも好印象ながら、デッキのエアホールが3ツ穴で、思いの外大きく、ドローをしぼった時に空気の流速が下がり、良い結果は出ないのでは?と思いましたが、セオリーがあるようで通用しないのがベイプの面白いところ。相当なレベルで美味しい!最近吸ったどのMTLタンクアトマイザーより美味しい。(ハイエンド・ハイプライス製品含む)
角が取れて優しく、若干間接的な風合いながら味は相当濃いですね。いい感じにウェットながらしつこくない。リキッドを選ばない印象ですが、筆者としては強メンソール系専用としたいと思います。
付属の1ohmプリメイドコイルの内径は3mm~3.5mmの間で、若干太いな、と感じましたが、このぐらいの内径で巻くのが平和にミストを楽しめる印象。カンタルで十分美味しいですが、TiやNifeなどで巻いて温度管理するのがお気に入りです。
ビルドも簡単で、ウィッキングも楽々。漏れることも使っている限り今の所皆無です。
唯一の難点はトップキャップがロックがかなり緩いうこと。バッグの中で不意に開いてしまうのが心配なので、できればスレッド式が良かったと感じます。
MTL運用のユーザーはきっと味に満足できる製品だと思います!
コメント
Hiroさん
こんばんわ。
いつも楽しく拝見してます。
美味しくVAPE LIFEを楽しみたいものでしてHiroさんのアトマイザーランキングをとても参考にさせてもらってます!
ちなみに今回のSiren2はどのランクに入りますか?!
こんばんは!
お気付きのようにアトマランキングはだいぶ前から更新していません。
理由は優劣ではなく、用途や趣向、用いるリキッドによって感想が変わるからです。
しかし、このsiren2についてはかなり気に入っており、
レビューが終わった製品はしまってしまいますが継続して使っています。
はじめまして。初心者の私でもわかりやすく、いつも参考にさせて頂いております。
こちらのサイレンV2気になっているのですが、ドリチやタンク部分に金色のパーツがある
バージョンがあると思うのですが、それはまた別の物になるのでしょうか?
やんこさん、はじめまして。
いつもご覧いただきありがとうございます。
確認しましたが、Digiflavor公式サイトや提供元のVapeSourcingさんに掲載がありませんでしたの詳細がわかりません。
掲載されているサイトへ問い合わせてみてはいかがでしょうか?
初めまして!
hiroさんのブログを見てネブラmodとこちらのSIREN2を購入しましたがとても良いですね!!
はじめてのMTLに大満足!
味もそうですが高抵抗を低ワットで電池持ちが良い!笑
26650で低ワットで使ってるのでとても長持ちです。
これからも頑張って下さい!応援しています!
初めまして!
どちらも良い機材です!どちらもしばらく愛用しておりました。
ありがとうございます!今後ともよろしくお願いします。
こんにちは
このブログのレビューを見てSIREN2 24mmを購入しました
かなり味の出るアトマイザーで大満足です
スタイルも気に入っています(見た目も購入する動機でしたw)
ただ、最初に分解する時、oリングが固着しており、捻って取ったら見事に裂けました…
予備のoリングは付属していますが、なんとも言えないブルーとレッド…
日本のS規格のS-18とS-20というのがハマりそうだったので試してみたらぴったりでした。
Amazon100円未満でSIREN2が復活しました(この発見を誰かに伝えたかったw)
jacさん、こんにちは!
SIREN人気ですよね!MTLアトマとしてデザインも作りも味も優れていると思います!
実は僕も分解時にOリングぶっちぎってます
(記事の中で途中からカラーOリングになっているのです)
製造の理由とはいえ、通常カラーのOリングも付属しておいてもらえるとありがたかったですよね^^;