Joyetech(ジョイテック)のスターターキット、eVic Primo Mini with ProCore Aries 「イービック プリモ ミニ」のレビューです。
何故Miniなのか?それはeVic Primoというラインナップもあり、そちらはデュアルバッテリーのMODのスターターキット。それぐらいにしか思っていなかったんですが、このMODすごくコンパクトです!これだけでも価値があるので特にMODの部分を読んでいただきたい。
それではレビューいってみましょう!!
商品提供:HEAVEN GIFTS
Joyetech eVic Primo Mini with ProCore Ariesのパッケージと内容品
Joyetech共通デザインの白を基調にしたパッケージ。背面には内容品の詳細と、偽造防止用スクラッチコード入りステッカーの添付があります。
- eVic Primo Mini MOD本体
- ProCore Ariesアトマイザー本体(コイル組込済 ProC1 0.4ohm head)
- コイル ProC1-S 0.25ohm head
- アトマイザースペアパーツ(Oリング、ガラスタンク)
- microUSBケーブル クイックチャージ対応品
- ユーザーマニュアル
- ワランティーカード
- 注意書き
以上です。マニュアル類は基本英語での記載です。
Joyetech eVic Primo Mini with ProCore Ariesの詳細
カーボンのような質感と、細身でコンパクトな本体とクリアロマイザーのスターターキットです。MODの液晶画面がかなり大きく感じます。ボタン類も操作しやすい印象。それぞれ別に詳細を見ていきます。
付属アトマイザーProCore Aries の詳細
Joyetech ProCore Ariesはコイル交換タイプのアトマイザー、クリアロマイザーです。見た目にこだわってますね!ごっついルックス、割と悪くないと僕は思います。大口径サイズで基本爆煙タイプになります。
ProCore Ariesのスペック
直径 | 25mm |
全長 | 51mm |
リキッド容量 | 4ml |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 専用マウスピース |
コイル | プリメイド交換式 バリエーション
|
エアフロー | ボトムエアーフロー |
リキッドチャージ | トップ |
素材 | ステンレス |
Joyetech公式サイトより
コイルのバリエーションがかなり多いのに驚きます。線種や巻き方のバリエーションが置く、基本DL(ダイレクトラング 直肺吸い)向きのコイルで4種類も用意されています。ただし、MTL(口吸い・タバコ吸い)用のコイルが0.25ohmとはこれいかに…抵抗値低すぎでしょう。
マウスピースは樹脂製で、かぶせるタイプになり、510の汎用品と交換することが出来ません。見た目にこだわらなければ、このマウスピースを外した金属部分に510ドリップチップを取り付けることもできますが見た目はかなり不細工になってしまいます。
リキッドチャージはトップフィル。フリップタイプのヒンジ式で、蓋をスライドさせてロックを解除し、カパッと上に開いてリキッドチャージホールを露出させることが出来ます。
タンクは独立しないタイプで、リキッド残量があるとコイルにアクセスすることが出来ません。
エアフローはボトムエアフロー。AFCで無段階調整可能になっています。
- ProC1 0.1ohm DL 40-80W(ダイレクトラング 直肺吸い用)
- ProC1-S 0.25ohm MTL 25-55W(マウス・トゥ・ラング 口吸い・タバコ吸い用)
それぞれ用途が異なり、エアーが通る空間、コイルの巻き径が異なっています。MTL用が0.25ohmとコイル抵抗値がかなり低いのが気になる所です。
付属MOD eVic Primo Mini の詳細
Joyetech eVic Primo Miniはバッテリー交換タイプのテクニカルMODです。バッテリーには18650を一本使用するので別に用意する必要があります。
eVic Primo Miniのスペック
サイズ | H 80×W39×D25mm |
重量 | 85g |
電圧範囲 | 0.5 – 9V |
最大出力電流 | 25A |
ワット数範囲 | 1 – 80W |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 315℃ |
抵抗値 | 0.1-3.5ohm(VW /バイパス/スマートモード) 0.05-1.5ohm(TCモード) |
モード | VW /バイパス/スマート/温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS / TCR(M1、M2、M3) |
スレッド | 510 |
充電ポート | USB 2.0Aクイックチャージ対応 |
バッテリー | 18650シングルバッテリー |
カラー | Silver , Black , Red , Yellow , Blue |
・デュアルサーキット保護(過充電、過電流および過放電) 、バッテリー逆差し保護
・プレヒート機能搭載
・ファームウェアアップグレード可能
実計測での重量は86gとスペックとほぼ変わらない重量でした。
手に持った印象はすごく細身でコンパクトだということ。手の大きさでは伝わりにくいので他のテクニカルMODと比較してみます。
左から本機eVic Primo Mini , aspire Zelos, Eleaf ASTER
比較対照する機種はどれも細身でコンパクトだということから、本機がどれだけコンパクトかということが伝わるかと思います。特に中央のZelosはバッテリー内蔵型で相当コンパクトなため、それに近いサイジングの本機が相当コンパクトであることがわかってもらえると思います。
MOD上部にはアトマイザー取り付けのための510スレッドが備わっています。この部分は25mmアトマイザーでもはみ出さないサイジングになっています。コンタクトはスプリング式で調整不要です。
カーボンのようなものは、カーボン柄のステッカーのようなもので、カーボン繊維を使ってないイミテーション。遠目で見るとわかりませんが、近くで見ると質感が安っぽいのが気になります。
MOD正面には操作系統が集約されています。メインボタンのパフボタン、大きな液晶画面、2つのサブボタン、充電とファームウエアアップデート用のmicroUSB端子が備わっています。
MOD下部はバタフライ式のバッテリー収納部です。横にスライドさせてロックを外す形式。蓋にはベントホールが空いています。
付属以外のアトマイザーを搭載してみました。MOD本体がコンパクトなので頭でっかちになってしまう印象ですが、24mmサイズもはみ出さずに搭載可能です。
eVic Primo Miniの操作方法
基板はJoyetechなので共通操作が多いが、基本操作を記載しておく。Eleaf,Wismecが系列会社なので共通操作も多く、iStickPicoなどで慣れていれば違和感なく使うことができるでしょう。
- 電源のOn/Off … パフボタンを素早く5回押す(5クリック)
- バッテリー電圧表示 …電源オフ時にパフボタンとマイナスボタン同時長押しで表示
- TCR値の設定 …電源オフ時にパフボタンとプラスボタン同時長押しで呼び出し
M1/M2/M3のTCR値を設定可能
- ステルスモード … パフボタンとマイナスボタンを同時押しする
- スクリーンオフ設定 …パフボタンとプラスボタンを同時押し、その後マイナスボタンで選択設定する
- ロゴのオンオフ … スクリーンオフ設定を表示させた後、プラスボタンを入力した後設定する
- プレヒート設定…スクリーンオフ設定を表示させた後、プラスボタンを2回押して表示させる
- サブボタンのロック … サブボタン2つを同時長押し
- モードの変更 … パフボタン3クリックで呼び出し、その後サブボタンで選択、パフボタンで決定
POWER VWモード ワッテージを変化させるモード BYPASS バッテリー電圧をそのまま出力 SMART Eleaf,Joyetech系に搭載されるスマートモード WATCH/(POWER) 時計を表示させたまま、POWERモードを使用できる TEMP NI 温度管理 ニッケル TEMP TI 温度管理チタン TEMP SS316 温度管理ステンレスSS316 TCR M1 温度管理TCR M1 TCR M2 温度管理TCR M2 TCR M3 温度管理TCR M3
Joyetech eVic Primo Mini with ProCore Ariesを使ってみる
?MOD本体に18650バッテリーを収納します。フラットトップ18650バッテリーはVAPE用(本当はVAPE要はないのですが、それに適したもの。VAPEショップで販売されているハイドレンタイプ)を収納します。
逆差し保護が基板に搭載されていますが、MOD本体の表示を見て間違えないように収納します。
別売りバッテリーチャージャーで充電することもできますが、本体でもバッテリー充電が可能です。クイックチャージにも対応しており、2A充電が可能。2Aのコンセントアダプターなどを利用できます。
電源に接続したケーブルを本体に挿して収容したバッテリーを充電します。
MODの準備が終わったら、アトマイザーの準備です。MODの510スレッドに、アトマイザーを取り付けます。
次にアトマイザーの上部を開き、写真左右のリキッドホールからタンクにリキッドをチャージします。
まずMODからですが、ヒット商品Eleaf iStick Picoと同等の機能です。
それもそのはず、Joyetech,Eleaf,WISMECは同じ系列の会社でコアテクノロジーを共有していて、シングル18650バッテリーの機能や性能はおおよそ同等です。基板を近いものを使い回すことで低価格と高性能を実現している印象。
時計機能はJoyetechにしかついていませんが、正直ついててもついてなくてもどっちでもいいですw
なんだ、使い回しかよ!と思うなかれ、自動車メーカーの話をすれば、いろんな車種あれど、エンジン自体のバリエーションがすごく少ないのと一緒の原理だと理解しています。
その為、性能は折り紙つき。操作が若干違うぐらいで、これらのメーカーのMODを使ったことがあれば違和感なく使えると思います。
なので性能や機能の評価はさておいて、筐体の評価をしたいと思います。
カーボンがイミテーションだったり、デザインがあまり優れてるとは言えないのはマイナスポイント。ですが、この小ささと軽さはすごく良い!開封した瞬間気に入りましたw
最強の普段使いと言える出来です。
握った感じも違和感なく、デザインよりも使い勝手を優先していて、ボタンの大きさも大きく、液晶も大画面で見やすいです。
唯一きになるのがバタフライ、フリップ式のバッテリーカバーですが、このタイプにしてはロックもきちんとしていて悪くないと思います。この背の高さを実現するのにはこの仕様しかなかったんだな、と思えます。
さて次にアトマイザーです。
ルックスは良いものの、割と普通の爆煙クリアロマイザーです。
MTLコイルも付属するのですが、抵抗値0.25ohmとおよそ口吸い用とは思えないコイルで、試してみてもエアフロ全開にすればDLいけるぐらいのドローになる為、MTL用とは言えません。
DL用コイルではもちろん全開でスカスカ。多少絞って使う方が美味しく吸えると思います。
味が出ないとも特別美味しいと思いません。可もなく不可もなくといった印象でした。
Joyetech eVic Primo Mini with ProCore Ariesのまとめ
このキット、使ってみたでも触れたとおり、MODが特に良いです!
本当に気に入った!最高にかっこいいわけではないですが、サイズ感が良い!
ASTERに比べれば細身という意味では負けますが、この背の低さは素晴らしい。
ポケットサイズで18650交換可能なのは今までにないサイズ感だと思います。
正直キットで買うべきかと言われれば疑問ですが、これから始める人はキットでいっても悪くないと思います。
既に他のアトマイザーなどを持っている場合はMOD単体で!
これはしばらく普段使いに重宝しそうです。
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可能です。
コメント
はじめまして。
Primo Miniが気になっていて検索からたどり着きました。
詳しいレビューで大変参考になりました。ありがとうございました。
失礼ですがレビューの中に脱字がありましたので、ご報告いたします。
>iStickPicoなどで慣れている人は違和感使えるでしょう。
はじめまして!
とんでもないです。参考になれば幸いです。
またご指摘ありがとうございます。修正させてもらいました!