この記事ではプルームテックプラスのたばこカプセルカートリッジの詰め替え方法を詳しく解説いたします。
プルームテックプラスのたばこカプセルには、専用のカートリッジが付属します。このカートリッジにはリキッドが封入されていて、通常はリキッド装填することはできなそうなのですが、実は簡単に分解してリキッドを詰め替えることが可能です!
こんにちは、Hiroです。この記事はVAPEレビューを1200日以上ほぼ毎日更新し続ける、VAPE専門家の筆者が徹底的にお伝えします。
プルームテックプラスは、加熱式たばこというよりVAPEデバイスに近い構造をしているので、VAPEを数多レビューしてきた筆者ならではの目線でお伝えできるのではないかと思います。
プルームテックプラスのカートリッジは漏れにくくリキッド滲みも少ない!
プルームテックプラスのたばこカプセルには、専用のカートリッジが付属します。このカートリッジにはリキッドが封入されていて、通常はリキッド装填することはできなそうなのですが、実は簡単に分解してリキッドを詰め替えることが可能です!
ただし、メーカー推奨の使い方ではないので、あくまで自己責任での作業になります。
プルームテックプラスのレビュー記事はこちらからご覧いただけます。
こちらのレビューでお伝えした通り、液体であるリキッドが封入されているのにも関わらず、漏れや滲み相当少ないカートリッジはPOD型のVAPEデバイスとして考えた場合でも優れています。
流石は大企業が威信をかけてリリースしたデバイスといったところです。
分解してみると、通常のVAPEデバイスと近いものの、リキッドを封入して漏れにくくする工夫が構造に現れていました。
このように優れたカートリッジを採用しているので、リキッドをリチャージ(再装填)して使いたいというニーズもあると思いますので、この記事では詳細な装填方法を記載いたします。
詰め替えればたばこカプセルを使い続けることも!
プルームテックプラスのたばこカプセルを購入すると、中にはたばこカプセル5つとカートリッジは1つ付属します。たばこカプセルは50パフで交換することを推奨されているので、カートリッジは250パフ分ということになります。
実際に使ってみると、250パフしてもまだリキッド残量に余裕がある場合が多いのです。プルームテックプラスは1回のパフで2.4秒で自動的にミスト発生がオフになるため、マックス2.4秒まで吸引して250回吸っても余裕があります。
そのため、通常の使用ではリキッド装填する必要はないように思えるのですが、たばこカプセルを50パフを超えて使いというニーズは少なからず存在します。50パフに到達すると、プルームテックプラスのデバイスが教えてくれるのですが、パフボタン長押しで解除できるので、50パフを超えて使うことができます。
では、50パフ以降のたばこカプセルはどうなのか?というと、最初よりキックが弱くは感じますが、無くなるわけではないため、使い続けたいという人も多いのではないかと思います。
そのため、リキッドを詰め替えて使い続けよう!ということを考えるのではないでしょうか。
それでは実際に詰め替えてみたいと思います。
たばこカプセルの使い回しでの注意点
注意点としては、ずっとたばこカプセルを使い回し続けると、ドロー(吸い込み)が重くなります。かなりドローがタイトになるので「もう使えないのかな?」と思ってしまいがちですが、待ってください!
たばこカプセルを外して裏側(メッシュのようになっている部分)を確認すると、液体のようなものが付着していますよね。
それは、カートリッジのリキッドが気化したもの(ミスト)がカプセルを通るときに、結露したものです。
結露によってメッシュ部分が塞がれてドローが重くなっているだけなので、これを拭き取ればまだまだキックを楽しむことができますよ。
復活させるコツとしては、カプセルを外して裏側をティッシュで拭く!これだけです。
ただ、それ以上にずっと使い続けると、中側にも結露が溜まってしまうので、ずっと使い続けることはできないの注意です。
プルームテックプラスのカートリッジにリキッドを補充する方法
プルームテックたばこカプセルのカートリッジをよく見てみると、ボトム部分のパーツがキャップのように分かれていることがわかります。この部分をさらによく見てみると、ボトムのカバーのようなパーツの爪が、カートリッジ本体にはまっている構造になっています。
つまり、この爪部分を外してやればカートリッジは分解可能だということです。
透明でわかりにくいですが、この記事を確認していただいてイメージしてから作業してもらえれば、簡単にできるのではないかと思います。
実際構造は簡単なので、慣れればすぐにできると思います。
構造自体が簡単なので、用意する道具も特別なものはいりません。
- 精密ドライバー(マイナス)
- ピンセット
マイナスドライバーは、爪部分を押すためのパーツですので、先が細い丈夫なものであれば代用可能です。ただし、中身を取り出すためのピンセットは必須ですので、お持ちでない場合は安いもので良いので用意するのが良いでしょう。
最初に爪部分を外します。、パーツがプラスチック製で折れやすいので慎重に推すようにして外します。折ってしまうともうそのカートリッジは使えません。
ボトムキャップパーツと本体との隙間にマイナスドライバーを差し込んで、強引に外すやり方でも外れますが、外れた拍子にボトムキャップが飛んで行ってしまうことがあるので爪を慎重に外すのが良いと思います。
慎重に作業すると、ボトムキャップが外れます。同時にコイル部分のパーツが取れてしまうことがありますが、どのみち外す必要があるので問題ありません。
キャップパーツは、爪部分が一体化しているので、折れてしまうと2度と復元できないので注意。
さらにコイルがついているシリコンゴムパーツを外します。ここでピンセットが活躍します。中のリキッドが漏れないように本体パーツは逆さまにして作業します。
コイルまで外れました。これで終わりと思いきや、本体パーツ内にはキャップのような、落としぶたのようなパーツが入っています。
これです。円形のコットンと樹脂パーツでタンク部分が塞がれています。VAPEデバイスではあまりない構造。このパーツがタンクとコイルの間にあるため、プルームテックプラスのカートリッジはリキッドが漏れにくいのかもしれません。
この蓋のようなパーツをピンセットでつまんで外します。コットンと樹脂パーツは分ける必要がないので、一緒に取り出せば大丈夫です。コットンが崩れやすいので注意して作業します。
コットンを崩した場合は、コットンシートを切っても代用できそうですが、この形状に加工するのはかなり手間なので再利用するのが良さそうです。
蓋が外れたらタンクにリキッドを注いでいきます。
ここで注意しなければならないのは、タンク内の管のような部分はマウスピースにつながっていて、ミストが通っていく管のため、ここにリキッドを注いでしまうとしたから漏れてしまいます。
そのため、管の周囲にリキッドを装填していきます。
このように、タンクのヘリ部分にリキッドを沿わせるようにして詰め替えるとやりやすいです。
今回は、プルームテックの味に合わせたリキッドを入れてみました。プルームテック用にチューニングされているので、プルームテックプラスにもマッチするのではないでしょうか。
リキッドを詰め替えた後は蓋を元に戻し、コイルとキャップを元どおりはめ直せば作業完了です。
完了したら、リキッド漏れがないことを確認してください。タンク部分の蓋に隙間があると漏れてしまいます。また、コイルを元に戻すときは、電極との向きに注意してください。
コイルレッグを端子で挟むようにして元に戻します。
入れるリキッドはカートリッジの味に合わせたものを選ぶのが良い
詰め替えるリキッドですが、VAPE用のリキッドであればなんでも良いというわけではありません。何故かといえば、VAPEリキッドには粘度の違いのバリエーションが存在するからです。
VAPEリキッドには様々な種類があり、爆煙ユースと呼ばれるミスト量が極端に多いもの。タンクを持たずに直接コットンに滴下することを前提とした粘度の高いリキッド(VG MAX,VG100など)もあるためです。
プルームテックに使われているリキッドは、PG比率が高い粘度の低いものです。
種類が多くてわからない方も多いと思いますが、そのようなニーズに向けてプルームテックに特化した地キッドも発売されていますので、味や使い勝手も含めてそのようなリキッドをセレクトするのも良いと思います。
プルリキはプルームテックの味に合わせて開発された専用リキッドです。味も粘度もチューニングされているので、プルームテックプラスにもぴったりではないでしょうか。
コイルの巻き直し(リビルド)もできる構造
さらにコイルの巻きなおし(リビルド)が可能かどうかも見ておきます。結論から言うと「リビルド可能」です。一般的なVAPEデバイスと同じような構造のコイル。
コイルはホリゾンタル(水平)にマウントされ、スペースド(隙間あり)で巻かれています。ワイヤーはかなり細線(30ゲージ以下のように見えます)が用いられています。
コイルの余ったワイヤーは、マウントされているシリコンパーツに沿わせて、反対側(端子側)で曲げられている構造なので、むしろリビルドしやすい構造ですね。下手なPODデバイスよりもコイルリビルドが楽な構造です。
コットンウィックは、コイルに通した後、バンザイのように上に持ち上がっています。この構造によってタンクからまずは蓋部分の円形のコットンにリキッドが染み出し、その円形のコットンに触れているコイル周りのコットンにリキッドが浸透する仕組みです。
こういった工夫によって、リキッドが漏れにくい構造を実現しているようです。さすがJT、よく考えられています。
カートリッジ補充方法のまとめ
詰め替えたカートリッジを吸ってみると、入っているリキッド(液体)が違うため、全く同じ味わいではないものの、近い味わいのリキッドを使えばかなり近い味わいに感じます。
これはリキッド次第ですね。全く同じものは手に入らないので、入れるリキッド次第ということになります。
全く同じ味じゃないとやだ!という方には向きませんが、近い味で満足できるのであれば十分だと言えるのではないでしょうか。
カートリッジに入るリキッドの量は少量(2mlぐらい?)なので、多くの量のリキッドを必要としないため、たばこカプセルを使いまわせる方がコスト的にもメリットが高いと感じます。
詰め替える手間はかかりますが、少しの手間で楽しめるのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
VAPE(電子たばこ)にたばこカプセルを使うという手も
そもそも、カートリッジを分解してリキッドを装填するのであれば、逆にVAPE(電子たばこ)にプルームテックのたばこカプセルを使えば分解いらずでリキッド詰め替えができて便利なのでは?と思ってしまいました。
たばこカプセルが使えるVAPEデバイスもあるので、そちらも検討してみてはいかがでしょうか。
JT純正品が使えるという安心感はありますが、VAPEの方がは元々リキッドを詰め替えて使うためのデバイスなので詰め替えに興味を持っている方はこちらの方が向いているのでないかと思います。
参考記事ではプルームテックプラスとVAPEデバイスの比較について詳細に記事を書いていますので、興味ある方は是非そちらもご覧ください。
コメント
たいへん参考になりました。
ただ、やり方が悪いのか、どうしてもリキッド漏れがでてしまいます。
そこで、自分なりの工夫をしてみましたので、参考までにコメントします。
リキッドを直接注ぐのではなく、カートリッジに脱脂綿を詰めて、そこにリキッドをしみ込ますようにしています。吸い心地もあまり変わらず、リキッド漏れの心配もありません。タンク部分を塞いでいる円形の樹脂パーツとコットンも不要になります。
リキッド漏れに悩まれている方は参考にしてみて下さい。
with2への乗換えでこのカートリッジは初めて扱いました。
詰め替え後に使用しましたが失敗。
再度分解して構造をよく観察してみると、シリコンゴムパーツが90度ずれていました。
こんなちょっとした事で全く作動しなくなります。
詰め替え後に作動しなかった人はこの部分を確認してみましょう。