VAPECCINO「ベイプチーノ」のVAPEスターターキット、Mate1「メイトワン」のレビューです。
Pod型アトマイザー採用の簡単お手軽なスティックタイプのスターターキット。
前評判が良い製品で、多くのショップで取り扱いが開始されています。
これまでの製品を超えるデバイスか?詳細を見ていきます。
商品提供:ベプログshop
詳細
VAPECCINOがリリースするPod型アトマイザー採用のコンパクトデバイスがMate1です。VAPECCINOと言うブランドは今回のレビューで初めて知りましたが、ウェブサイトを見てみると日本語、しかも日本人が読んでも違和感のない言葉遣いのきちんとしたサイトを用意していることからも、日本市場にも力を入れていることがわかります。
ウェブサイトから、中国深センの企業であることがわかります。
Pod採用のスティックタイプデバイスとしては重量は比較的重めの36gで、咥えタバコならぬ「咥えVAPE」をするには少々無理がある重量感の代わりに、バッテリー容量は410mAhで、メーカーによると165口吸煙できるとのこと。
スペック
サイズ | H 110.8×W20.6×D10.85mm |
重量 | 36g |
出力モード | 直接電圧出力 |
リキッド容量 | 1.5ml |
リキッドチャージ | Podボトムフィル |
エアフロー | ボトムサイドフロー(調整不可) |
コイル | カートリッジ内臓 GCTワイヤー |
充電ポート | microUSB(DC 5V/1A) |
バッテリー | 410mAh |
保護機能 | ・過充電防止 ・バッテリー定電圧防止 ・過負荷防止 ・短絡防止 ・充電によって高音になった際の放電 ・動作不良を起こした際の自動シャットダウン ・過剰通電防止 |
VAPECCINO公式ページより
パッケージ・内容品
コンパクトなパッケージサイズ。手のひらに収まるほどの大きさで、ミニマリズムを感じます。
日本語で記載されたパッケージ。日本専用のパッケージが安心感を感じます。スクラッチ式セキュリティーコード入りステッカーで製品の偽造を防止。
内容品一覧
- VAPECCINO/Mate1 スターターキット本体とPod
- Pod用の予備キャップ(シリコンプラグ)2つ
- 充電用microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル、保証書
パッケージだけでなく、説明書も日本語で書かれており、よく中国製品にあるおかしな日本語ではなく、日本人が読んでも違和感のないしっかりとした日本語で書かれています。保証書も付属。保証期間は購入から1ヶ月となっています。ただし、サービスセンターやカスタマーサポートなどは用意されていないようです。
ディティール
それではより詳細を写真を交えて見ていきます。
本体側面にはブランド名のプリント。その近くにはLEDインジケーターを配置。充電用のmicroUSB端子は底部に設けられています。
バッテリー上部には、カートリッジ式のアトマイザーであるPodが接続されます。
本体に最初から付属するPodはMTL(マウス・トゥ・ラング、口吸いとも言うタバコのように構内に一度ミストを溜めた後に肺まで吸引する吸い方)用のPod。オプション品としてDL(ダイレクトラング、直接肺にミストを吸引する吸い方)向けのPodも用意されています。
いずれにせよ、交換コイルが用意されてない使い捨てタイプなので、予備Podの購入は必須です。
コイルのワイヤーには「世界で初めて採用した」CGTを採用とのことですが、このワイヤーの詳細についてはメーカーサイトでも説明書でも触れられていません。特徴としては強力な抗酸化作用と高い洗浄性能でコイルの寿命を伸ばすとのことです。
本体の素材はスペック通りのブラス(真鍮)素材で、裏側にはペイントが施されていないので地金の色が見え隠れします。
本体側面のポッチ、丸型の凹みはPod固定用のものと思われます。
予備のキャップ(シリコンプラグ)が付属。説明書によると、アトマイザー内のリキッドがなくなった場合は再装填が可能で、10回程度までリキッドを再注入して使用が可能とのこと。1.5mlタンクなので、リキッドや使用環境にもよりますが、15ml程度消費したところで交換用のPodが必要となります。
コイルは長寿命であっても、一般的にコイルよりもコットンなどのウィックの方が寿命が早いため、全体的に見れば長寿命とは言えません。
底面にはコイルに電力を伝えるための電極が設けられています。小さな穴はバッテリーの負圧感知用のエアホール。空気取り込み用のエアホールはPod側面に設けられています。
空気はサイドのエアホールより取り込まれ、コイルボトムから供給される構造で、リキッド漏れに考慮しています。
マウスピース(口に咥える部分)は四角い形状。ミストが出てくるホールはチムニー(ミストをコイルから導く管)からオフセットされていますが、これはスピットバック(コイルで爆ぜた熱せられたリキッドの粒が口に入ってくること)を防ぐ仕様であるかと思います。この構造のメリットは前記の通りスピットバックを防ぐことができることですが、デメリットとしてはチムニーから導かれたミストがマウスピース裏で液化してしまい、味が薄まってしまうことが容易に予想できます。
この仕様から、味を追求するよりは、実用性を考慮したデバイスであることがわかります。
使い方
それでは実際にこのデバイスを使っていきます。
まずは本体バッテリーの充電を行う必要があります。電源に接続したmicroUSBケーブルを本体の端子に挿入して充電します。ウェブサイトによると、25分ほどで完全充電が可能。
バッテリーの準備が済んだ後にPod型アトマイザーの準備です。アトマイザーを開封します。
バッテリーに取り付ける前にリキッドをチャージします。シリコンプラグを取り外して、リキッドチャージホールからリキッドを注ぎます。
操作方法
Mate1にはスイッチなどは全くついていないので、吸い口を加えて吸い込めば、スイッチが自動でオンになり、ミストを吸引することができます。
お知らせ機能(バイブレーションリマインダー)
内蔵モーターの回転振動により本体の状態をお知らせする機能
・アトマイザー装着時:1回振動
・バッテリー残量が15%以下になった時:2回振動
・アトマイザーの接触不良
LEDインジケーターによるバッテリー残量表示
本体の中心部分を2回ほど指先で軽く叩くことでセンサーを通じてバッテリー残量の状態を本体下部にあるLEDの色で確認できます。
バッテリー残量 | LEDライトの色 |
100-60% | 緑 |
60-35% | 青 |
35-0% | 赤 |
注意!吹き戻しによる誤動作について
このデバイスはマウスピースを加えて吸引するだけで自動でスイッチが入る「オートスイッチ」機構の便利なデバイスですが、息を吹きこんで『吹き戻し』という誤動作が発生してしまい、スイッチが入りっぱなしになってしまいます。8秒後には自動で電源がオフになる(オーバータイム保護)のですが、急いで電源を切りたい場合には、バッテリーからPodを外せば強制的にオフにすることができます。
誤って息を吹きこんだり、不意に吹いてしまって誤動作が発生してしまった場合には焦らずにPodを取り外し、その後再度Podを取り付ければ問題ありません。
PODの分解・コイル再構築(ビルド)
コイルの交換は通常はできませんし、メーカー非推奨の使い方ですが手慣れたVAPERであればコイルの交換を試みるはず。この記事でもコイルを分解してみようと思います。
まずはコイルを取り外しますが…
びろーん。やってしまいました。構造的ますは電極を外す必要がありました。電極はゴムパーツにはまっているだけなので、分解する場合にはまず電極を取り外します。
ただ、ビルド前提であればコイルの状態は問わないので、壊れちゃっても問題ないです。
コイルはこのようになっており、ビルドは可能ですが、やりやすいとは言えません。タイトな作りなので、ビルド前提のRBAに比べて難易度が高いです。CGTと言う素材?加工のワイヤーですが金メッキのようなゴールドカラーです。
同じワイヤーを用意することはできませんが、カンタルなどで代用することは可能。
マウスピースも取り外し可能です。
感想とまとめ
使い勝手が良く、本格的な味のPod採用スターター!
世界初だとの触れ込みのCGTコイルの味的優位性をそれなりに感じることができ、「本格的なVAPEフレーバーの片鱗」を感じることができるデバイス。ただ、惜しいのは、マウスピースのホールがオフセットしており、スピットバック優先で「味本位」になっていない点。使い勝手は良いのですが、中央穴のマウスピースも付属するとよかったと思います。実際にマウスピースを外してVapingすると味が向上するので惜しい!
デバイスのサイズ、重量感感から、ペンタイプと超軽量コンパクトデバイスの中間的なデバイスであることは容易に想像できますが、まさにその通り。このスペックを求めるユーザーにはまさに「ちょうど良い」デバイスであり、メインデバイスとしても、ニコチンフィーダー的なサブデバイスとしても楽しめる製品。
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