UWELL(ユーウェル)のVAPEスターターキット、CALIBURN「カリバーン」のレビューです。
「またPODデバイスかよ!」
いやいや、待ってください。このデバイスは他のPODとは一線を博する完成度なんですよ。
何がって?それは味・信頼性・大きさ・値段 全てにおいて秀逸なんです!
このスターターキットの特徴
- 大容量バッテリーのPODデバイス
- 高抵抗1.4Ωコイル搭載のMTL特化型
- オートパフ&マニュアルパフ
そんなイチオシPODデバイスの詳細をレビューします。
商品提供:ベプログshop
UWELL CALIBURNとは?
UWELLのPODデバイスがCALIBURN「カリバーン」です。
サイズは(H 110 × W21.2× D11.6mm)、重量30gです。
バッテリー容量が520mAhとスティック型としてはかなり容量が多く、自ずと容積は増してしまいますが、厚みはスリムで携帯性に優れだボディーデザイン。
提供先ショップでは黒しか扱っていなかったので「バリエーション少ないのかな?」と思って公式ページ調べたら、なんと6色もありました。
結構バリエーション豊富です。
それでは、UWELL CALIBURNのより詳細を見ていきましょう。
スペック
サイズ | H 110 × W21.2× D11.6mm |
重量 | 30g |
出力 | Bypass (3.2 V – 4.0 V)最大11W |
リキッド容量 | 2ml |
リキッドチャージ | PODトップフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整不可) |
コイル | POD内蔵型(1.4Ω FeCrAl) |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 520mAh |
保護機能 |
|
メーカー公式サイト | https://mall.myuwell.com/ |
パッケージ・内容品
最近の記事で開封・箱の写真は割愛しているのにお気付きの方はいらっしゃいましたか?
「手抜き」してるんじゃなくて、あえて省いていたんですよ。
記事を見返していて「箱や開封写真に需要ある?」と。
いや、「箱とかもちゃんと写してよ」っていう声が多ければ復活させますけど、見ないですよね。
とりあえずそれだけ書きたくて今回だけ箱画像復活させました。
内容品一覧
- UWELL CALIBURN バッテリー本体
- UWELL CALIBURN Podカートリッジ ×2
- microUSB充電用ケーブル
- ユーザーマニュアル(英語)
消耗品のPODが2つついてくるのは地味に嬉しいポイント。
というかちょっと前までって2つ以上ついてくるのが当たり前だったんですけど、いつの頃からか予備がつかないのが増えましたよね。
UWELL CALIBURN の詳細
バッテリー
the Simple
サイド部分に飾りのような段差(何といえばいいのか)がついているのがアクセントになっていますが、基本シンプルなデザイン。
シンプルであるが故に、クオリティーが低いとものすごくチープに見えるんですが、UWELLは作りも悪くないんですよ。
最近のUWELL製品は特に作りが本当に綺麗なんですよ。
写真からも伝わるとは思うんですが、実物はかなり綺麗。
とてもコスパに優れた製品とは思えないんです。
そういえばUWELLのブランド名を広く広めたテクニカルチューブ Nunchaku MODの頃からクオリティーは高かったので、当然といえば当然なのですが。
ただ、UWELLの悪い癖「ロゴが多い」のはこのCALIBURNも一緒
イマイチ垢抜けないというか。
JUICE BANKもすごいかっこよかったんだけど、ロゴが邪魔だったんですよね。
それに比べれば主張少なめなので、全然まだマシなんですけど。
バッテリーにはパフボタンとLEDランプのみ。
LEDランプは、バッテリー残量を3段階に表示。
ちなみに、マニュアルパフとオートパフ両方に対応しています。
充電はそこにあるmicroUSB端子から行います。
充電可能電流(アンペア数)は非公開なので、細かい仕様については不明ですが、フル充電するのにはそこまで遅くはない印象です。
底部のプラスチックパネルに至るまで、クオリティーが高くて粗を感じない作りはさすがです。結構こういう見えない部分は手を抜いて、ガタガタな作りの製品もあったりするので、ディティールにこだわってる製品はそれだけ良いものに感じますよね!
PODカートリッジ
スティックタイプボディーのPODデバイスにしては、バッテリー容量が大きい分、若干厚みはあるのでPODの方も同様ですが、咥えやすい形状に工夫されていますね。
ただ、重さが30gとちょっぴり重ためなので、咥えVAPEはちょっとしんどいです。
PODとバッテリーは、マグネット式で簡単着脱可能、ただしここに落とし穴が。
使うときは、マグネットで「カチッ」と接続すればOK!なのではなくて、くっついた後に「PODとバッテリーの隙間がなくなるまで」押し込まなくては使えません。
爪で「カッチン」とロックされる感触、いやこれマグネットいる?
最初わからなくて、吸って通電されなくて、何個もPOD開封して試しちゃいました。
思いっきり押しこんで使います。
最初はマグネットいる?って思っていたんですけど、ずっと使っているとこれが便利で。
なぜ便利か?取り付けるとき?いえいえ、そうじゃ無いんですよ。
使い終わったとき、通電防止にいちいち5クリックでオンオフするの面倒じゃ無いですか。
その場合に、PODを軽く引っこ抜いて、マグネットでつくぐらいにしておけば通電しないんですよね!
これ、完全じゃ無いので自己責任で運用して欲しいんですが、通電防止にPODを引っこ抜いてもマグネットでついたままになっているのですごく便利なんですよ。
かなり考えられて作られてますね!
上の写真のように、マグネットの磁力だけで接続すると、PODとバッテリーの間に隙間があるので通電しません。
オートパフ機構搭載なので、バッテリー部に不圧感知機構搭載。
バッテリーの両サイドには小さなエアホール、ここから空気を取り込みますが、ご覧の通りドロー調整機構は備わっていません。
ドローは固定で、そこそこ重い。
DLギリギリ行けるぐらいのドロー、タイトドローMTL派には軽め。
中途半端といえば中途半端だけど、スターターデバイスとしてはドローは比較的重めです。
PODはコイル内蔵型、普通に縦置きコイルっぽく、ボトムエアフロー機構なんですけど、結露や漏れはほぼないので安心して使えます。
漏れてしまった時にも、少量の漏れならエアホールのくぼんだ部分にたまっていて、バッテリー側につかないようになっています。
PODに構造にもこだわっているんですね。
ちなみに内蔵コイルは
- 1.4Ω FeCrAl(鉄・クロム・アルミ)
ちなみにリキッドチャージホールにはマウスピースを外してアクセスします。
爪式なので、外すのにはちょっと力が必要ですね、また何度も開け閉めしたら緩くなったのでちょっと不安です。
穴が二つあるので、一つはエア抜き穴として機能するため、リキチャが非常に楽です。
またユニコーンボトルであれば、先っぽがPOD内の中まで入れられるぐらい穴が大きいので、使い勝手は悪くないです。
トップフィルなので、バッテリーにつけたままでもチャージできますが、マウスピースがそこそこ硬いので、一回バッテリーから外してからじゃないとマウスピース外れません。
ただですよ、写真からもわかるように、コイルのジュースチャンネル(リキッド供給部分)が結構高い位置にあるんですよ。
そのため、PODには「MIN」の文字で「最下限」が書かれています。
これ以上はリキッド吸いきれなくて無駄になっちゃう?
いえいえ、一度タンクにリキッドを供給した後は、ある程度は表面張力でコイル周りにリキッドを運んでくれます。
だいたいPODはこの仕組み使ってるのがほとんどですね。
ジュースチャンネルがタンクに密接しているので、その狭い隙間にリキッドが満たされているので供給は問題ないやつです。
リキッド残量は、側面の窓からかろうじて見えます。
見やすいとはいえませがんが、確認はできます。
色付きのリキッドであれば結構見やすいですが、透明なものはちょっと見えにくい。
透かすようにすると見やすいですが、それでも見えないときはPOD外してみたほうが早いです。
UWELL CALIBURNの使い方・操作方法
お馴染みの5クリックオンオフ操作ですよ。
- 電源ON/OFF… 5クリック
- Vaping
- マウスピースを咥えてスイッチを押しながら吸い込む(マニュアル)
- マウスピースを咥えて吸い込む(オート)
面白いのは、オートスイッチとマニュアルスイッチ両方に対応しているということ。
オートパフの感度は悪くなく、むしろ使い勝手は良いですが、ユーザーによってはマニュアルパフしたいというニーズもあるのでそれに答えた形。
ちなみに息を思いっきり吹き込んでも「吹き戻しの誤動作」は発生しません。
咥えVAPEがやりやすい重さ・形状ではないですが、咥えたまま使っても安心です。
CALIBURNを吸った感想
これ、ほんといいですよ。
まず味がおいしくて、高抵抗の割にミスト量も多畔満足度が高い。
その上漏れなどのトラブルも少なく、サイズの割にバッテリー容量が多い。
不満こそあれど、欠点はほぼないんじゃないかと感じてます。
味
うまい!
ウェットなミストと、ダイレクトな味わい。甘みもしっかりと感じられる。
リキッドが口に入ったの?というぐらいウェットなミストは、さながらドリッパーのよう。
ついにPODもここまできたか!というほど。
おそらく、軽めのMTL or タイト目のDL派であれば、ほぼほぼ満足できるほどの味わい。
ただ、Bypassなのでバッテリー残量に応じて出力変わってしまいます。
味に多くな変化はないのですが、残量が少なくなってくると「すごく細かいスピッドバック」が増えます。
それで口や舌が熱いって感じたりすることはないですが、明らかに満充電近くの方がおいしいので、LEDが赤色で使うのは緊急用と割り切った方が良さそうです。
ドロー
MTLというには軽い。かといってDLというには重い。
中途半端といえば中途半端。
使い方的にマッチするのはDLかな、とは感じますが、MTLできなくもないです。
でもどっちも味は美味しいんです。
漏れ・ジュルりなどの問題点は?
かなり優秀です。
息を思いっきり吹き込む、通常の使用ではすることのない実験をしてみたところ、そういう使い方をするとやはりリキッドがボトム部分に漏れ出しましたが、その漏れ出したリキッドはPOD底の凹んでいる部分(上写真)に貯まるんですよ。
50:50のリキッドでトライしてますので、普通に使う分にはほぼノントラブルなんじゃないかって思います。
このジュースチャンネルの大きさからすれば、80:20でも同様だと思いますし、よくできてますね、このPODは。
レビュー後も気に入って愛用しているカリバーン、普通に使っている分にはほぼ漏れなどのトラブルはないのですが、条件によっては漏れます。
その条件とは
- 長期放置
- 気温差(高温)
- 気圧差
この条件は何もカリバーンに限ったことではなく、ボトムエアフロー構造のPODやあとマイアーであればトラブルにつながる条件です。
これを防ぐすべはなく、特に気圧差(高地や飛行機など)ではダダ漏れにつながります。
先日キャンプに1000m級の高地に行ったらダダ漏れしていました。
ボトムエアフロー構造では、物理的に漏れを防ぐことはできないので、もしトラブルを回避したいのであればトップエアフロー構造のPODデバイスを選択するのが良いでしょう。
経済性も良い
このCALIBURN、PODも結構安いんですよ。
国内でも一個550円とのコスパの良さ、しかも使われているコイルとウィックもこう寿命のものらしくて、長く持つと評判です。
バリエーションも追加!
ストレートボディーのカリバーンの大ヒットに次いで、スクエアボディーの『Caliburn KOKO』も追加されました。
基本的に、ボディー形状の違いのみの違いですが、若干抵抗値の異なる専用PODも追加されています。
同サイズの互換性のあるPODなので、無印Caliburnにも使えます。
カリバーンのPODよりも若干低抵抗で、ネットの評判ではこちらの方が味が出るとの評価もあるようです。
まとめ
フレーバー重視PODデバイスの決定版!
そう言っても良いほどの完成度と味わいを実現した秀作です。
そのクオリティーは、もっと値段が高い大型・高機能のPODデバイスを超えるほどの完成度です。
初心者はとりあえずこれを買っておけば間違い無いんじゃないか?と思わせるほどです。
一昔前だったら、これがVAPEデバイスのスタンダードになっているほどの完成度。
これはおすすめ!
ちなみに、提供ショップでは激ウマイチオシリキッドのセットも販売されていますので、そのキットもかなりおすすめですよ!
コメント
ポット型なんてと思ってましたが最近は仕事中吸えるポケットに入って味のいいのはないかなと思ってたらいいのが来ました!
他のポット型の記事をあまり見てないので比較はできないですがかなり良さそうですね!購入を検討しようと思いました!
箱画像はなくてもいいかな派ですね。
スティックタイプだとコレかなり良いですよ。
もっと大きなトランシーバー型(Orionみたいなやつ)と比べても味かなりいいです。
ドローがハマれば気にいること間違い無いと思いますね。
箱画像、ですよね〜^^
近所のお店で安価なポッドを買い、やはりあると便利だと思ったのでカリバーン購入しました!
リキッドも欲しかったし急ぎではないのでリキッドセットを気長に待つことにします。
いろいろ参考になる情報ありがとうございましたm(_ _)m
とんでもないです!
カリバーンはホント優秀ですよ。
個人的にもレビュー後に使い続ける数少ないお気に入りです。
セットのリキッドも相当美味しいので待ち遠しいですね!