Suorin VapeのVAPEスターターキット、Suorin Airp「ソウリン エアー」のレビューです。
カード型デバイスの先駆けであるsuorin airが新しく?なりました!その名も”suori air”そのままです。見た目もそのまま。違いはあるのでしょうか?詳しくみていこうと思います。
このスターターキットの特徴
- カード型の超スリム(8mm厚)なPODデバイス
- MTLに特化した1.3Ωコイル搭載
それでは詳細をレビューしていきます。
商品提供:BuyBest!
詳細
Sourin Airが新しくなった、ということでレビュー依頼をいただきました!
ただ、見た感じ、前にレビューした旧suorin airと何も変わっていないんですけど、、、
相変わらず薄く「これぞカード型!」というフォルムは健在で、リリースから一年以上経過した今(2018年10月の時点)で見ても新鮮。
今になってPOD型デバイスが流行っていますが、このパッケージングは先見性があってのことなんだな、と実感するものです。
しかし、どこが新しくなったのかは全くわかりません。
スペック
サイズ | H 86×W43×D8mm |
重量 | 36.5g(実測) |
出力モード | Bypass(16W) |
リキッド容量 | 2ml |
リキッドチャージ | Podボトムフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整不可) |
コイル | POD内蔵型 1.3~1.4Ω |
充電ポート | microUSB(DC5V) |
バッテリー | 400mAh |
保護機能 | 非表示 |
メーカー公式サイト | https://suorinvape.com/collections/suorin-air |
スペックを見てみると、抵抗値が1.3~1.4オームになっているので、変わった部分ってここだけなような気がします。何故かといえば、日本限定版として発売されたモデルの抵抗値は1.5オームとアナウンスされているのですが、初期モデルは2.2Ωでした。
そのため、一部でイガるなどの問題が起きていたと聞いていますので、日本モデルに近づけたモデルということなのでしょうかね。
バッテリースペックなどの細かい部分はほぼ共通のスペックです。
パッケージ・内容品
パッケージデザインはリファインされています。よりシンプルでコンパクトなサイズに変更。前面に製品イラストとロゴ、背面に付属品内容とスクラッチ式セキュリティーコード入りステッカーによる偽造防止対策が見られます。
内容品一覧
- Suorin Air バッテリー本体
- Suorin Air カートリッジ x1
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル(日本語)、クオリティーチェックカード、証明書
マニュアルには日本語項目付き。一部おかしな日本語が用いられていますが、無いよりはあったほうがわかりやすいと思います。
ディティール
優れた製品クオリティは健在ですね!細部に至るまであらを感じないつくりは、さすがiPhoneやiPadなどの製造で知られているFoxconn Technologyが製造を担当しているだけのことはある、と感じます。
ブラシ仕上げが美しいボディー部分。
このボディー部分は金属が剥き出しではなく、薄いクリアのような保護層が設けられていて、肌触りはツルツルな仕上がりです。
バッテリー部分の詳細
それではバッテリー部分から見ていきます。
まずは正面から。正面下部には”SUORIN AIR”の製品名がプリントされています。
バッテリーのメイン部分にはヘアラインを生かした金属が用いられ、ボトム部分にはPODカートリッジと同じような半透明の樹脂パーツが使われています。PODカートリッジとのマッチングを配慮してデザインされています。
その背面にはsuorinのロゴマークなどがプリントされています。
そして側面にはスライド式スイッチ。このボタンで電源のON/OFFを行うことができます。
オートスイッチのPODデバイスではスイッチが排除されているものが多いのですが、吹き戻しやフリーズなどの可能性があることから、物理的に電源をきることができると安心感を感じます。
底面には内臓バッテリー充電用のmicroUSB端子を装備。
ここに電源を接続して内臓400mAhのバッテリーを充電可能です。(1A)充電中は端子側に配置されたLEDランプが点灯します。
このLEDランプは、ミスト吸引時にミスト発生のスイッチオンをお知らせしてくれるものとしても機能します。
POD
続いてPODカートリッジを見ていきましょう。
吸い口(マウスピース)です。カートリッジの角に穴が空いていて、ここからミストを吸引します。くわえ心地よりも、PODに入れることができるリキッド量を優先させたデザインです。
このカートリッジは、本体とマグネットで接続されているので、PODをつまんで持ち上げれば簡単に脱着できます。
リキッドを注ぐ時や、PODカートリッジを交換するときにはこのようにして引き抜きます。
バッテリー側にはPODを固定するためのマグネットと、POD内臓コイルに電力を供給するための端子、そして負圧を感知するスイッチに繋がる部分を備えています。
端子部分には結露などしたリキッドが内部まで浸透しないようにゴムでシーリングされています。
カートリッジです。ボトム部分にコイルと、リキッドチャージのための赤いゴム栓が見えます。
そういえば以前のカートリッジは、ゴム栓部分が黒だったので、Newの目印はこの赤いゴム栓なのかも?
ちなみに、コイル再構築に関してですが、ボトム部分のプラパーツが接着剤で固定されているので簡単に分解することができないので、コイル再構築は難しいと思います。ビルド前提で購入を検討している方は他のデバイスをセレクトした方が良いと思います。
コイルボトムのパーツは簡単に外せる(これも接着剤どめ)のですが、ここからはコイルにアクセスできません。この部分にはボトムエアフローのエアホールが設けられています。ドローは固定式。調整はできません。
リキッドをチャージするときは、赤いゴム栓を持ち上げで、ここからリキッドを装填します。
ニードルボトルやユニコーンボトルなど、先が細い容器推奨。スポイトボトルでチャージするのは難しいでしょう。
PODカートリッジ自体が半透明な樹脂でできています(素材非公開)ので、リキッド残量が一目でわかる利便性。
素材はわかりませんが、コイル内臓の使い捨てタイプなので、クラックが入ってしまった場合にも使い捨てることができます。強メンソールリキッドで運用しましたが、クラックは全く問題ありません。(1ヶ月近く放置)
使い方
それでは使い方です。
- 電源oN/OFF… スライドスイッチで操作
- Vaping… PODを咥えて吸い込む
電源の操作は側面のスライドスイッチで操作します。電源をONにしたら、あとは吸い口を加えて吸い込むと、負圧を感知してオートスイッチで勝手にミストが発生します。
LEDインジケーターを搭載。底部のLEDランプの色が赤になったらバッテリーが半分になった合図です。
オートスイッチの誤動作 吹き戻しについて
息を吸い込むのではなく、息を強く吹き込んでしまうとスイッチが入りっぱなしになってしまう誤動作が発生します。
ただし、誤動作しても10秒後には自動で電源がオフになります(自動カットオフ)
*公式サイトにも説明書にも記載はありませんが、自動カットオフが搭載されています。秒数は実測なので誤差があるかもしれません。
思いっきり吹きこむとこの誤動作が発生します。ただ、少しぐらい息を吹き込んでも全く問題ありませんので実用的には全く問題ないです。
また、強制的に電源OFFにもできます(スライドスイッチ) しかし、再び電源をONにしたときにもオートカットオフまで電源が入り続けてしまいます。
そのため誤って息を吹きこんだり、不意に吹いてしまって吹き戻しが発生してしまった場合には焦らずにPODを取り外してしまうのが良いと思います。
感想
Newになったとの聞いていたのですが、おそらくは日本版は公式に全世界版になって、パッケージが変わった程度のことでしょう。以前にレビューしたものと違いは感じられませんでした。
味に関してはこの機種の後にリリースされたsuorin dropの方が若干美味しいかな、という感想です。どっこいどっこいなのですが、角を加えるairに対して、咥え心地が良いのでそう感じでしまうのかもです。
いずれにせよ、味よりもコンパクトさと利便性を追求したデバイスであることは間違いありません。
1ヶ月の長期にわたって使ってみたところ、やはりボトムエアフロー構造なので、1週間ほど放置しておくとボトム部分からつたい漏れが発生して来ることに気がつきます。そのため、長いこと使わないときは、PODをバッテリーから取り外しておくのが良いでしょう。
まとめ
携帯性に優れたボディーは相変わらずコンパクトで良いし、日本でも売れたデバイスなのでPODなどの消耗品の入手性も良いので今であっても十分に使っていけるデバイスであることは変わりありません。
お手軽に使えるPODデバイス。スリムさを優先させるならコレです!
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