VAPEに興味を持っても、ワイヤーからコイルをビルドする?それより簡単なのでもコイルを交換?少々ハードルが高いと感じる部分があります。
今回レビューするのはそのVAPEを手頃に味わうことができる製品。
CASSIEL 「カシエル」(Kamry カムリ) をレビューします。
従来のiQOS,タバコユーサーの方へ
この記事を見て本サイトに来てくれたタバコ,iQOSユーザーの方へ。
このサイトは電子たばこ、主にVAPEと呼ばれるリキッド(液体)を加熱し気化させたミストを吸う製品を紹介しているサイトです。
初心者のVAPE、電子タバコ、IQOSのレビューブログ|VAPE Curcuit(トップページ)
このレビューの通り、従来のタバコなどからの移行に関して、本製品は優れた製品であると思います。
ランニングコストや多種多様のフレーバーを楽しむことができるVAPEの方がボクは優れていると思います。ハードルとなるのは「ニコチン入りリキッド」の入手になるともいますが、今は日本語を使えるサイトもあり、国内通販と変わらない感覚で入手できるものです。VAPEとは、iQOSやPloomTechタバコとは異なり、タバコ葉を使用しません。
リキッドと呼ばれる液体を、加熱してミストを楽しむ嗜好品です。是非他の記事も読んで検討していただければと思います。
近年ではiQOS(アイコス)やPloomTech(プルームテック)、glo(グロー)などの流行で電子タバコを知り、そしてリキッドを使用するVAPEに興味を持った人も多いと思います。
現禁煙者が移行する、もしくは併用する際に最初に“シガレットタイプ”のVAPEに興味を持つのではないでしょうか?
商品提供は、ベプログshopさんです。べプログはリキッドの口コミサイトで柏のVAPE COLLECTIONさんが運営しています。
いつも商品提供誠にありがとうございます!
CASSIELのパッケージ、開封
パッケージデザインから見ていきます。
白色のマットな貼り箱に、控えめに入れられたロゴの箔押し。高級な化粧品のようなパッケージデザイン。
そして裏面。
裏面には英語で必要な情報と、最早標準となった、偽造防止スクラッチコード入りステッカーが貼られています。
さて、箱を開封します。
説明書は全編英語ですが、
丁寧に図解などが入っており、わかりやすくなっています。
付属品です
- PCCケース(1100mAh)×1
- 本体スティック 2本
- 説明書(英語)
- USBケーブル(充電用)
- スポイトボトル
Cassielの詳細
さて、本体デザインから見ていきますが、もうまんまアレですよね。去年から品薄で未だに買うことが出来ない人気のやつです。サイズ感や細部は異なるので、意匠で揉めることはないのでしょうが、もう完全に酷似してます。
それだけ優れたプロフダクトデザインであることの裏付けにもなっているんだと思いますが、ちょっとぐらい変えてきても良かったんじゃないかな、と心配になります。
さて、スペックを見て見ます。
CASSIELのスペック バッテリーケース
サイズ | 118mm×60.5mm x19mm |
バッテリー容量 | 1200mAh |
重量 | 115g |
まずはバッテリーケースから。上記写真はバッテリーケースになっていて、本体スティックを充電するためのケース兼電源に使用できるケースです。
ハンドチェックしてみるとこの大きさ。
iQOSよりは若干大きい印象。そして、質感はとってもプラスチック感満載。
iQOS本体ケースはマットな質感なのに対して、CASSELは半艶な質感です。
バッテリーケースの充電インジケーターは本体部側面のLEDで確認できます。(25%,50%,75%100%)と刻まれているLEDがバッテリーケースの充電状態。そして、ローマ数字I,IIが本体スティックの充電状態を示しています。
本体スティック充電時にはオレンジ、満充電だと緑に点灯します。
そして、インジケーターの隣に電源ボタンがありますが、これはVAPE製品と同様に5クリックでon/offになっています
そして、本体スティックを取り出す際には、
本体側面のこのボタン。オレンジ色のボタンを押して行います。
このボタンを押すと、
ジャコッ!!と勢いよくバッテリーケース上部の蓋が開きます。そして、本体スティックとご対面。ここでスティックのスペックを見てみます。
CASSIELのスペック スティック本体
サイズ | 100mm x 9.2mm |
リキッド容量 | 1ml |
そして、良い点は本体が2本な点。
iQOSだと、ヒートスティックは1本だけですよね、チェーンスモークするには吸い終わった後一度充電しなければならず、ヘビースモーカーには厳しい仕様でしたが、これなら一本の充電が切れてもすぐさまもう一本を吸い始めることが出来ます。
かなりコンパクトな本体です、レギュラーのタバコのサイズはφ8mm×85mmですので、タバコよりは若干長く(100mm)若干太い(φ9.2mm)かな、ぐらいのもので、かなりタバコに近いサイジング。
本体スティックの細部を見ていきます。
ドリップチップ部は金属製になっています。
そして吸う側と反対の部分は、
初心者向け製品らしくLEDが配置されていて、吸っている状態だと赤くLEDが点灯するようになっています。LEDが点灯することで、吸っているぞ!と実感できるようになっています。
さて、本体スティックを分解して詳細を見ていきます。
まずは、バッテリーとアトマイザーに分解します。
バッテリーですが、
こちら側がバッテリー。バッテリーケースから充電した電源を蓄え、アトマイザーに電力を供給する部分です。
そしてこちらがアトマイザー部分。
リキッドを蓄え、気化させる部分になります。
まずはタンク(リキッドを蓄える部分)とコイル、ベースパーツに分解します。
タンクの素材が公開されていないのですが、プラスチック製のようです。その為メンソールや柑橘系、揮発性成分の入っているリキッドだとタンクが割れる可能性があります。
タンクを上から見てみると、
中央に見える筒が、コイルで気化したミストが通る部分。周りがタンク部分になっていて、このタンクにリキッドを注いで蓄え、コイルにリキッドを供給します。
さて、ベースとコイルも分解してみます。
これがリキッドを気化させる心臓部分。
中には金属製のコイルと、コイルにリキッドを供給させるコットンが入っています。そのコットンは、ジュースホールから確認することが出来ますが、このジュースホールから染み込んだリキッドがコットンを伝ってコイルに供給され、コイルで温められたリキッドがミストになって口に導かれます。
Cassielを使ってみる
使用を開始する際にはバッテリーケースを充電することから始めます。ちなみに届いた際には75%ほど充電された状態で到着した為すぐに充電しなくても大丈夫そうですが念のため。
充電するには付属USBケーブルを電源に刺した状態でバッテリーケース底面の端子に接続します。
接続すると、赤に点灯します。充電中は赤くLEDが点灯。
そして満充電になると、
青に点灯します。このケーブルでなく、市販のmicroUSBケーブルも使用可能ですが、この表示はなくなってしまいます。
ただし、本体にはインジケーターがついているのでそちらで確認することも出来ます。
さらにアトマイザーにリキッドをチャージしていきます。
まず本体スティックを取り出し、タンク部分を分解していきます。
分解したら、真ん中の筒状の部分にはリキッドを注がないよう、周りにリキッドを注いでいきます。
中央部の筒は下に突き抜けている(コイルから発生するミストを口に導入する部分)ため、リキッドを注ぐと下から漏れ出してしまいます。
ここで気がついたのは、中央の筒の部分が、周囲よりも背が低いため、先端の短いボトルだとその筒まで届かないことがあるため、慣れないうちはリキッドをチャージしづらいということ。ボトルが付属するのはこの点もあると思います。
その為、市販リキッドのパッケージがこのような先端の鋭いものは問題ないのですが、
スポイトボトルや写真のような瓶入りリキッドは注ぎづらい、注げないため、付属の先端の鋭いボトルを利用すると良いでしょう。
CASSIELのまとめ
まず、この製品の良い所は利便性が非常に高いということ。
同様のスターターは以前から存在していて、EMILI VAPE KITやMALLE PCC Kit、X-TC1を当ブログでもレビューしてきました。
正直な所、外見のルックスはiQOSのパクり的な部分は否定できませんが、まず片手、スイッチ式で開閉可能な点、移動中でも取り出しやすい点が評価できます。
質感的にはMALLE PCC Kitがかなり高級感があって、仕草的にもスーツなどフォーマルなシーンで似合うな、と思った反面、このCASSIELはカジュアルにマッチすると思います。
正直プラスティッキーで安っぽいケースの外見ですが、相当軽量なため、この辺りはトレードオフだと僕は思います。金属などを使用すれば高級感はでますが、その分重量は重くなります。
デザイン的な部分もありますが、もちろんスーツでも使えると思いますのでご安心を。
味的な部分は、前出の3つと大差はないかな、と言った印象。
リキッドとの相性もあるため、一概にどれが良いとは断言できない印象ですが、強いて言えばMALLEが優れている印象。それもシガレットタイプの中では、という限定なので、大差がないとまとめさせていただきます。
咥えやすさやサイズ感ではX-TC1のスティックが良いと僕は感じます。
その為、一概にどれが良いと言い切れない部分はあります。
そして、これは味云々を語る製品ではないというのがボクの見解で、これは利便性と、タバコや他の電子タバコからのスイッチ等をスムーズにするための製品であると思います。
そう言うと味は美味しくないんでしょ?と思われるかもしれませんが、そうではありません。それなりに出る、と言っておきます。味もそうですし、ミストもそれなりに出ます(タバコより多少多い程度)
それでなくても自分でワイヤーをビルドして、コットンを詰めてといった、ある意味オタクな事をやって美味しさを追求するのがVAPEである、とすれば、これは何なのか?という話になってしまいます。
VAPEの楽しさと美味しさの片鱗を見ることができて、なおかつ利便性が高く、簡単に便利に楽しめますよ、という製品です。
これを足がかりにVAPEを楽しんでみてはどうでしょうか?
きっと楽しいVAPEライフが待っていると思います。
通販はこちらから!
こちらの製品の販売は終了したとのアナウンスをいただきました。
そして、べプログショップさんでは、交換コイル、ではなく交換アトマイザーを用意するとのことです。リキッドまみれのコイルを交換して、タンクを洗浄したりするのは初心者には特に煩わしいく、ハードルが高い。
ということで、交換用アトマイザーを提案しているそうです。X-TC1でもアトマイザー交換でしたが、Cassielのアトマイザーの方がコスト的メリットが高い。
値段は交換用コイルとほぼ変わらない値段設定とのことなので、コイルがダメになったらアトマイザーごと交換する使い方もできます。コスト面でも比較してみると使い方に合わせたセレクトができると思います。
コメント
?お初にお目にかかります、いつも楽しくブログ拝見させて頂いてます。不躾に質問させて頂きたいのですが、cassielのケースでmalle本体は充電可能でしょうか?本体のサイズは同じだったので、いかがなものかと…?
初めまして!いつも読んでいただき感謝です!
メーカーも違いますし、ショートしても怖いので試さない方が良いかと…
すぐに不具合でなくても危ない状況になっても自己責任になっちゃいますからね汗
回答ありがとうございます。過去にどこかでシガレットタイプのvapeの充電に互換性があるのを見た事があり、malleのケースに不満を持っていたので質問してみました。cassielが安くなってたら試してみたいなぁ…笑
返信ありがとうございました。
今気になって収納してみましたが充電はされました。
ただし、過充電などの制御はわからないので不具合が起きるかもしれません。
またMALLEのスティックの方が1mm近く長いため蓋が閉まりません^^;
蓋の裏をDIYで削れば何とか収納はできそうですねー!
malleの方が長いんですね!わざわざ検証して頂きたきありがとうございます。今後もブログ楽しみに拝見させて頂きます!