Justfog(ジャストフォグ)のVAPEスターターキット、Compact 14「コンパクト14」のレビューです。
大ヒットしたコンパクトステルススターターの進化版!デザインが良くなって、バッテリー容量もアップ!
多くのユーザーに支持されたデバイスの最新版です。
このスターターキットの特徴
- 小型ステルスタイプスターターキットがリニューアル
- よりスタイリッシュに!大容量バッテリーを搭載!
- Q14クリアロマイザーはにクロムワイヤー仕様の「味重視」
残念ながら旧型のように16mmアトマイザーは取り付けできませんが、ディティールも改善されてチープさがなくなりました。
旧型をそのまま使っていた方や、これからVAPEを手軽に始めてみたいユーザーに!
詳細をレビューします。
商品提供:VAPE STEEZ
Justfog Compact 14とは?
COMPACT14 KITはJustfogがリリースするVAPEスターターキットの最新作です。
旧型は、大ヒットしたVAPEデバイス。
様々なニーズから、多くのユーザーに受け入れられた製品の「進化版」が今回のCOMPACT 14 Kitですが、何処が進化したのかと言えばポイントは2つ。
同じくステルスMODタイプのデバイスで、アトマイザーを本体部分に収納することで、全体の長さを抑えることができ、長いタンクをコンパクトに持ち運べることで人気のデバイスです。
バッテリー容量が大きくなったのに、本体サイズはコンパクトなままというのがCOMPACT 14最大の魅力ではないでしょうか。
また、デザインもより洗練されています。
全5色のカラーバリエーションは、金属の質感を生かしたブラシ仕上げ(ヘアライン)のSilver以外はペインティング(塗装)モデルとなっています。
それでは、Compact 14 Kitの詳細を見ていきましょう。
スペック
サイズ | H 85 × W37× D21mm |
重量 | 104g |
出力モード | 3.5V定電圧出力 |
リキッド容量 | 1.8ml |
リキッドチャージ | ボトムフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整可) |
コイル | JUSTFOG Q14 COIL プリメイドコイル交換式 |
充電ポート | microUSB(DC5V) |
バッテリー | 1,500mAh |
保護機能 |
|
メーカー公式サイト | http://www.justfog.com/ |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- Justfog Compact 14 バッテリー本体
- Justfog Q14アトマイザー
- Justfog Q14コイル(1.6Ω)
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル、セーフティーガイド(英語)
Compact14のルックス・デザイン
良く言えば「シンプルイズベスト」悪く言えば「そっけない」イメージだった前作(Q14 Kit)とはガラリと異なり、『より製品として洗練された』デザインに昇華。
半分艶のあるマットなテイストに塗装されたボディー、上下にメッキパーツをドッキングさせることによって質感をアップし、製品としての完成度がアップしています。
ロゴが控えめに入っていた前作とは異なり、Compact 14には大きくロゴマークが入っていますが、本体側面にさりげなく入っているので全体のイメージを損なっていないのがデザインセンスの良さを感じさせます。
カジュアルで、何処となくスポーティーに感じるのは、このロゴデザインによるものでしょう。
旧型とCompact14の比較
大ヒットした旧型(Q14 Kit)と比較してみましょう。
まずデザインですが、簡素な潔いデザインだった旧作とは異なり、COMPACT 14は洗練されてスポーティーなデザインに。
もちろん、「シンプルなデザインの旧型が好き!」という愛好家も多く、自分もその一人ですが、新型はより多くのユーザーに受け入れられる完成度の高さ。
そして、旧型では本体下部に設けられ、操作がやりにくいと感じていたボタンが、新型では本体上に移動されたことによって、しっかりと本体をグリップしながらボタン操作ができるように変更されています。
また、このボタン部分の移動によって、本体サイズ(特に長さ)を大きくせずにバッテリーサイズをアップすることに成功しています。
- Compact14バッテリー H 67 × W37× D21mm 78.0g
- Q14バッテリー H 62.7 × W34.2× D18.4mm 62.7g
容量が1.67倍になったのにも関わらず、重量アップは1.25倍にとどまり、サイズも手で握った時に違和感を覚えるほどではなくあまり変わりません。
むしろ手の大きな方は、新型の方が握りやすいと感じるのではないでしょうか。
自分も手が大きいので「握りやすくなった」と感じます。
ただし、容量アップによって厚みが(18.4→21mm)にアップしていますので、旧型のコンパクトさが気に入っているユーザーは「大きいな」と感じてしまうかもしてません。
しかし、個人的には小さくて持ち運びには便利だった旧型も好きですが、より握って操作しやすく、持ちやすさはむしろ良くなっていると感じる新型も魅力的に感じました。
Compact14バッテリーの詳細
新型「COMPACT 14」の進化したポイントの目玉であるボタン部分は、バッテリー上部に配置され、握った時に親指で操作しやすい場所に移設されています。
これによって、本体下部の厚みを薄くすることで、バッテリー容量をアップしながらも、全体としては旧型と変わらない程度までスモール化することに成功しています。
また、ボタン部分の質感にもこだわっていて、樹脂製ボタンではあるものの、本体上部のメッキパーツと同じ光沢のある仕上がり、そして丸みを帯びた形状にすることで本体との一体感を増しています。
そして、旧型のボタンは本体を振ると「カチャカチャ」と遊びのあるチープなものでしたが、新型のボタンに大きな遊びはなく、振っても音は鳴らないだけでなく、クリック感も剛性を感じる感触の良いものに変更されているのも改良されています。
旧型では、簡略化のためにボタンにLEDランプを内蔵していたので、インジケーターが若干見難かったのがあえて言えば難点でしたが、COMPACT 14ではバッテリー残量表示用のLEDランプはボタン別体に。
3段階表示によって、バッテリー残量が一目でわかるだけでなく、パフした時に点灯してパフした後も少しだけ点灯したままになるので、使っている時に残量確認が簡単です。
内蔵バッテリー充電用のmicroUSB 端子は旧型では本体底部分にありましたが、COMPACT 14ではパフボタン側面に移設されました。
この変更によって、本体を立てた状態での充電が可能になっています。
本体底部のパーツは、上部のパーツと同じくメッキ仕上げなのですが、側面部分は鏡面のように光沢のある質感なのですが、裏面だけは梨地(ザラザラした質感)になっています。
これは、本体を立てて置いた時などに避けることができない傷などが目立たないように工夫されたものでしょう。
旧型では、金属ボディーが切りっぱなしで、取ってつけたような樹脂製のフタがついているような「コスト重視」のディティールも、新型では細部までこだわって作られているのがわかります。
しかし、多くのVAPEデバイスに見られる「バッテリーベントホール」は新型・旧型ともに配置されておらず、もしかすると本体機構的に安全策がとられているのかもしれ魔sネガ、若干の不安を感じてしまうディティールです。
Compact14は14mmアトマイザー専用
旧型は付属のQ14(14mmサイズ)アトマイザーだけでなく、16mmアトマイザーを取り付けできるサイズから、本来の使い方以外にも多くのユーザーに受け入れられた名作でした。
この記事でも紹介した通り、コイルビルド可能なRTAを取り付けることができるので、RTAのミニマム環境を整えることができました。
では、新型も同じように16mmアトマイザーが取り付け可能なのか?
答えは『No』で、COMPACT 14はQ14ギリギリのサイズで設計されているため、16mmアトマイザーは取り付けることができません。
Q14を取り付けたところを見てみると、若干の隙間があるので「もしかするといけるかも?」と思ってチャレンジしてみたのですが…
結果16mmアトマイザーは取り付けることができませんでした。
物理的に入らないんです。
このCOMPACT 14で一番期待していたのが、Q14キットと変わらないサイズで、より大きなバッテリー容量の16mmアトマイザー用ステルスMODとしての用途だったので残念です。
見たところ、取り付け部分のリング部分が上部パネルと一体化していて、このパネルパーツの取り付け部分になっているようです。
この部分を軽く削ってやれば入りそうなのですが…
そもそもこの記事でも紹介した16mmサイズの「ツライチリング」すら取り付けられませんでした。
そのため、DIYで加工する場合は、本体部分を大きく削ってやる必要があります。
SNSなどをみると、DIYに長けているユーザーは、ルーターなどで本体を削って16mmアトマイザーの取り付けに成功している例もあるようですが、かなり大掛かりな加工が必要になり、失敗することも考えられるのでリスキーです。
基本的には「取り付けできない」と考えた方が良さそうです。
また、アトマイザーマウント部分は旧型と同じ「eGo」接続です。
510とコンタクト部分は共通ですが、アトマイザーパーツで端子をカバーするようになっています。
そのため、仮に加工して取り付けできたとしても、「ツライチリング」のようなスペーサーパーツがないと、端子部分がむき出しになってしまい、不恰好になってしまいます。
もし、16mmアトマイザーをコンパクトなステルスMODで運用したい場合は旧型機を使うのが良さそうですね。
Justfog Q14アトマイザー
付属アトマイザーは「Q14クリアロマイザー」です。
このクリアロは、旧型にも採用されている、JUCTFOGの汎用品です。
詳細は旧型デバイスのレビューでもしていますので、詳細はそちらを見ていただくとして、ここではポイントだけをかいつまんで記載します。
510規格のドリップチップは、脱着交換可能。
このため、プルームテックのたばこカプセル取り付け可能なドリップチップなども旧型同様に取り付けることができます。
付属品は樹脂製で、内径5.35mmのストレート構造。
1.6ΩコイルのMTLアトマ用としては、若干太めのスペックですが、1.2Ωコイルもラインナップしている関係上、汎用性を持たせているのでしょう。
リキッドチャージはボトムフィルです。
タンクを外し、またタンクボトムパーツを外して、タンクの下からリキッドを注ぐ構造です。
この構造によって、タンク内にリキッドが残っている状態でも、コイル交換が可能になっています。
しかし、気をつけて使えばトップフィルでもリキッドチャージ可能です。
タンクのガラスチューブが外れないように気をつけてトップキャップ部分を外せば、上からリキッドを注ぐことができます。
この場合、アトマイザーをバッテリーから外す必要はなく、楽にチャージできます。
ただし、リキッドチャージ時にエアフローホールからリキッド漏れしやすいので、AFCを全閉にするなどして工夫したりして、様子を見ながら使うのが良いでしょう。
ガラスタンクはステルスMODのフレーム部分で保護できるので破損しづらいディティール。
ガラス製なので、プラスチック攻撃性の高いリキッド(メンソールやリモネンなど)でも感心して用いることができます。
透明度の高いガラスタンクは、リキッド残量の確認も簡単です。
コイルはプリメイドコイル(カートリッジ交換式)です。
同じサイズのQ14コイルには、2種類の抵抗値が用意されていて、どちらもクロムワイヤーが使われています。
JUSTFOGの快進撃を支えた、味に定評のあるコイルですね。
味はアトマイザー部分が共通なので、旧型機と全く同じです。
リリース当時は「おいしい」ともてはやされましたが、正直今となってはちょっと味の出るPODデバイスと変わらない程度かな、とも感じますが、流行りのニコチンソルト などで運用するには良いのではないでしょうか。
Justfog Q14の使い方・操作方法
使い方は簡単で、ボタンで操作するのは電源オンオフとパフ操作のみです。
- 電源ON/OFF… ボタンを5回連続で押す(5クリック)
- Vaping… マウスピースを咥えてスイッチを押しながら吸い込む
購入後、Q14クリアロマイザーにプリメイドコイルを取り付けた後、リキッドチャージしてしばらく放置します。
その後バッテリーにアトマイザーを取り付ければ準備完了です。
まとめ
コンパクトさはキープしながら、バッテリー容量をアップ!
しかも、本体デザインも最適化され、旧型で完成度の低かったボタンまわりなども改善されたことや、デザインが良くなったことでより多くのユーザーに受け入れられるデバイスに進化しました。
個人的には16mmアトマイザーが取り付けられないという残念な部分はありましたが、純正の組み合わせで使うのであれば旧型よりもおすすめです。
バッテリー容量が大きくなったことによって、高抵抗コイルと合わせて1日は余裕でつかえますからね!
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