Joyetech(ジョイテック)のVAPEスターターキット、RunAbout「ランアバウト」のレビューです。
個性的なデザインのPODデバイス!ボートをモチーフにしたフォルムと、自然の模様をモチーフにしたカラーバリエーション!デザイン性を重視したスターターキットです。
このスターターキットの特徴
- 1.2Ωの高抵抗コイルを採用したMTLユースのニコチンソルト対応POD
- ファッション性を重視したボディーデザイン
それでは詳細をレビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
詳細
ファッションとテクノロジーの完璧な組み合わせ。Joyetech RunAbout。
デザインが個性的ですよね!ビジュアル系。
バッテリーの大きさを最小限の個体に搭載する思想なんて無視。デザインのためには多少の大きさも厭わない姿勢が見て取れます。
大きさはちょっと大きめ。なお、このデザインはヨットに触発されたもののようです。
カラーバリエーションもユニークです。ウッド調のものが多く、天然の模様をモチーフにしたカラー展開になっています。フレームカラーは基本的にシルバーですが、Black Woodのみブラックになるようです。
写真ではすごきキレイなのですが、実際はどうなんでしょうね?本物のウッドではないでしょう。また、提供品のZebraはメーカー写真では左右及びボタンの柄合わせが完璧なのですが、実物は柄合わせができていないので、ちょっと残念な感じです。
Oak Texture / Riva / Red Wood / Black Wood / Zebra / Marble
このRunAboutはPODカートリッジ採用のデバイスです。
使い捨てタイプのコイル内蔵型アトマイザー、通称”POD”を交換することで簡単お手軽に使えるデバイス。Joyetechによると、ニコチンソルトに最適化しているとのことです。
スペック
サイズ | H 117.0 × W30.5 × D15.5mm |
重量 | 77.5g |
出力モード | 定電圧出力 |
リキッド容量 | 2ml |
リキッドチャージ | Podサイドフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整不可) |
コイル | POD内蔵型 1.2Ω |
充電ポート | microUSB(DC5V 1A) |
バッテリー | 480mAh |
保護機能 | ・自動カットオフ(15s) ・過充電保護 ・過放電保護 ・ショートサーキット保護 |
メーカー公式サイト | https://www.vaporesso.com/vape-kits-zero-kit |
パッケージ・内容品
パッケージを見ていきましょう。既視感のあるパッケージデザイン。
これはEXCEED EDGEと同じ、筒状のプラケースですね。長細いPOD系デバイスはこのパッケージで統一するのでしょうか。簡素な印象です。
内容品が押し込められていました。パッケージデザインは正直何でも良いんですが、紙の書類をくしゃくしゃにして収納するのはやめてもらいたい。
内容品一覧
- Joyetech RunAbout バッテリー本体
- Joyetech RunAbout PODカートリッジ
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル(日本語)、ワランティーカード、注意書きカード
はい、くしゃくしゃです。うーん、、、でも説明書には日本語での記載もあってわかりやすいですよ(フォロー)
外観
それではRunAboutの詳細です。確かにボートのようなデザイン。いや、葉っぱのようにもサーフボードのようにも見えます。デザインに拘っているのは間違いないですね。
でも、先っぽの部分が無駄だな、と思ってしまう筆者はデザインより性能を重視するからでしょう。きっとデザインに拘っている人はこれも許せるはず。
両面に同じデザインが施されています。レビュー品はZebraカラーです。
パネル部分は光沢がある素材、樹脂のようです。それ以外のフレーム部分は金属素材で、握ってみるとひんやりとする素材感。剛性を感じるボディーです。
フレーム部分にはパール塗装のようなこうたくがあるものがもちいられていて、高級感こそ感じませんが、チープな感じはありませんね。
バッテリー
それでは機能的な部分を見ていきましょう。バッテリー部分から。
バッテリーの全面には物理スイッチを装備。メインボタンです。円形。このボタンにも本体と同じ柄が採用されていますが、細かく柄合わせはしていないようで、繋ぎ目はバラバラ。
左右でもつながっていないのであまり細かい部分にはこだわらないほうが良いのかもしれません。
ボタンにはLEDランプも装備。
本体下部、パフボタンの裏面にはmircoUSB端子を装備。
本体バッテリー充電用です。充電中は端子のそばに設けられたLEDランプが赤く点灯します。
オシリの部分、両面にLEDランプが配置されています。
パフボタン部分と、POD部分にも同様にLEDランプを装備。PODを装着すると、PODが光る仕組みです。このLEDランプですが、Joyetech の大ヒット商品、eGo AIOシリーズと同様にライトの色を変更することが可能です。
変更方法は使い方の項目にて解説しています。
POD
次にPOD部分の詳細です。
咥える部分(マウスピース)は、多くのPODデバイスと同様、PODの先端を咥える方式を採用しています。交換型のアトマイザーですから、PODと一体化になっているのは当然のことです。
咥える部分は少々太め。咥えにくさは感じませんが、特別咥え心地が良いとも感じません。
もう少し細くなっているとより咥えやすかったと思います。 無意識に咥えると、唇とPODの間に、横側に隙間ができてしまうのが残念です。
この点ではJoyetechではTEROSのほうが咥え心地が良かったです。
バッテリー本体とPODの接続はマグネット式。カチっと接続されます。
バッテリーのPOD搭載部の横に空いている穴はエアホール。PODの側面にもエアホールが片側空いていて、PODをどちら向きに付けても良い構造になっています。
このような構造から、基本的にドロー調整は不可です。
PODを見てみると、サイドエアフローですが、取り込まれた空気はボトムまで導かれていくリークレス構造であることがわかります。
リキッドはサイドフィル。ゴム栓をはずしてリキッドをPODに注ぎます。チャージホールが小さいので、先端が細いユニコーンボトルなどが必須です。
分解とコイル再構築
構造を理解するためにRunAboutのコイルを分解してみることにします。
もちろん、簡単お手軽なPODデバイスなので、コイル再構築はその商品コンセプトに反するものですが、VAPEを楽しむユーザーの中には、ビルド自体を楽しんでいるユーザーも少なからずいらっしゃって、中にはこういったコンパクトデバイスのコイルビルドを参考にしているユーザーもいますので参考になさってください。
ただし、もちろんですが、この作業はメーカー非推奨。自己責任でお願いします。
まず、PODの分解ですが、かなり簡単です。プラスチックパーツの爪が引っかかっているのですが、工具なしでも分解可能です。強引めに引っ張り上げてやるだけで外れます。
端子部分の分解は必要ありません。
なぜならこのように、コイルレッグが曲がっていて、底に端子を突っ込む構造だから。これはビルドしやすそうな構造ですね。
コイルは縦組みでした。筆者、このコイル構造のビルドが苦手なのですが、得意なユーザーであれば簡単に組めるのではないでしょうか。
コイルの抵抗値は1.2Ω。Joyetechが最近までリリースしていた低ボルテージ出力機ではないので普通に組めば良いと思います。
使い方
使い方ですが、電源オンオフとパフ操作のみ。他にはLEDの色を変更できます。
- 電源ON/OFF… ボタンを5クリック
- Vaping… PODを咥え、パフボタンを押しながら吸い込む
- LEDライトカラーの変更… 電源ON時にパフボタン3クリック→ライトが点灯したらパフボタンクリックで次の色へ(赤、黄、緑、青、藍、白、紫、消灯)
感想
ものすごく立ち上がりが速いです。
Joyetechでは最近まで1.85vの低ボルテージ出力を押していたせいで犠牲になっていたものがあったんだなと感じるぐらいすぐにミストが出ます。
低ボルテージ機も、僕以外の評価を見ると割と悪くない評価も散見できるので、そこまで悪くなかったのかと思うこともありますが、やはりVAPEは4v程度の出力が必要だと僕は思います。ワイヤーが最適化しきれていないのもあるとは思いますが。
ただ、出力と抵抗値のバランスより、ドローが軽いんですよね。そして味が薄いです。
塩ニコ対応を歌っている割には若干軽めのDL程度のドローで、もっとドローは重くても良いのではと思い、PODのエアホールをテープで3/4ほど塞いでみたところ、かなり味が改善しました。それでもMTLには程遠い、重めのDL程度のドローです。
取り込む空気の量次第でおいしく吸えるので、手間を惜しまないユーザーは試してみてくださいませ。味が薄く感じるのは取り込む空気の量が多すぎて薄まってしまっているためです。エアホールを少し塞いで取り込む空気の量を減らしてやれば改善します。
エアホールをかなり塞いでもコットンが焦げるようなことはありませんでした。
僕の総評としては、大きくて重い割にはスペックは低めという感想になってしまうのですが、それは僕がルックスやデザインよりも機能性を重視するからです。
同じようなバッテリー容量やPODのスペックでも、よりバッテリー容量が多く、スリムで携帯性に優れたデバイスは存在します。
個人的にはおしりのLEDライト部分がストラップホールになっていて、首もしくは腰から下げられるようになっていたらまた印象は違ったのかなとは思います。それなら本当にファッションアイテムになっていたかな?
まとめ
ユニークなデザインは、ユーザーの好みによってはそれだけで価値のあるものだと思います。
リキッドの漏れにくいリークレス構造はPODデバイスにおいて合理的。ドローが若干軽いのですが、ユーザーの工夫でどうにでもなります。
そのルックスに惚れ込んだ人は、愛機として使い込んでみてはいかがでしょうか?
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