Eleaf(イーリーフ)のVAPEスターターキット、Elven「エルヴン」のレビューです。
オートスイッチのPODデバイス。スティック型の軽量コンパクトなボディーは咥えVAPEにぴったり!なんと24gと超軽量!完成度の高いPODデバイスの登場です。
1.6オームコイル内蔵で、MTLに最適化。ニコチンソルト向けにチューニングされています。
このスターターキットの特徴
- 超軽量ボディーのスティック型PODデバイス!
今でこそ様々なフォルムのPODデバイスがリリースされていますが、初期のPODデバイスはJUULを参考にしたものが多く、myJETやPULSEなどスティック型のものが主流でした。
そういう意味ではどこか懐かしさを感じる形状ですが、軽量かつコンパクトなボディーは多くのPODデバイスで群雄割拠の時代を迎えた今であっても、十分に魅力的だと感じます。
詳細をレビューします!
商品提供:VapeSourcing
Eleaf Elvenの詳細
Eleafが新たにリリースするPODデバイス『Elven』
ボタンを一切持たない、オートスイッチの”ノーボタン”デバイスです。
軽量かつコンパクト。そしてスリムなスティック型のボディーデザイン。
実際、24gほどしかない本体は『咥えタバコ』ならぬ咥えVAPEするには最適で、唇で咥えたまま吸い続けることもできるのが魅力の一つです。
PODデバイスでは、ドロー(吸い込みの強さ)は固定で変更できないものがスタンダードですが、このEleaf Elvenは2段階にドロー調整が可能です。
原理は簡単。POD側面に空いているエアホールを、本体バッテリーの取り付け方向で塞ぐことで穴の空いている一方では軽めのドロー、空いていない側ではタイトドローで吸うことができます。
また、PODエアホールがボトム部分にないので、リキッド漏れしにくい構造なのもポイントです。
PODには1.6Ωコイルを内蔵しています。MTLと今流行りのニコチンソルトに合わせたスペックです。
カラーバリエーションは全5色。ブラック以外はメタリックな質感のペイントですね。塗装のラメ感にもこだわりが。Blue / Red / Gold / Silver / Black
スペック
サイズ | H 100 × W20× D106mm |
重量 | 24.0g(実測) |
出力モード | Bypass |
リキッド容量 | 1.6ml |
リキッドチャージ | Podサイドフィル |
エアフロー | サイド(コイルボトム)エアフロー(調整不可) |
コイル | POD内蔵型 1.6Ω |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 360mAh |
保護機能 |
|
メーカー公式サイト | https://www.eleafworld.com/elven/ |
パッケージ・内容品
Eleafらしさ前回のパッケージデザイン。
白をベースにしたシンプルなデザインで、前面には「Eleaf」「elven」ロゴと製品写真が。背面には内容品情報がプリントされています。
偽造防止のダブルステッカー式セキュリティーコード入りのステッカーは側面に貼られています。
内容品一覧
- Elven バッテリー本体
- Elven PODカートリッジ ×2
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル(日本語記載あり)
同梱品はシンプル。嬉しいのは消耗品の使い捨てPODカートリッジが2つ付属することで、予備を急いで用意しなくてもしばらく使っていけることです。
充電用ケーブルに日本語記載のあるマニュアル、そして謎の黒い小さい切れ端が入っています。Eleafのアトマイザー製品のほぼ全てについてくるものですが、外すときの滑り止め?正式には不明です。
バッテリー部分の詳細
elven本体バッテリーです。
スタンダードなスティック状なのですが、ラウンドしたフォルムが近代的な印象ですね。塗装やディシールの仕上がりも綺麗で、製品としての完成度は高い仕上がりです。
ブラックカラーは半艶ペイントですが、他のカラーはメタリック塗装になっています。
メーカーロゴと製品ロゴは控えめに、側面にプリントされています。
目立つように入っていないのが逆におしゃれさを演出していますね。
elven本体底のラウンドした部分に充電用microUSB端子が設けられています。
内蔵360mAhのバッテリーを充電するには、ここに電源接続した付属ケーブルを挿入します。
本体にはスイッチ類は一切ありませんが、microUSB端子付近にLEDランプが配置されいます。このランプのカラーによって、バッテリー残量を3段階に表示します。
カラーによって直感的にバッテリー残量がわかりやすく、使いやすいインジケーターですね。
赤色になったら、バッテリー残量はあと少しなので、充電が必要だとすぐにわかります。
POD部分の詳細
POD上部はマウスピースになっていて、ここを直接咥えて息を吸い込めば自動でスイッチが入り、コイルの熱で気化したリキッドをミストとして吸引することができます。
POD上部がラウンドしていて、バッテリーボトム部分と統一デザインですが、特に咥えやすいような形状にはシェイプされていないので咥え心地は悪くはないものの、特別よくもありません。「普通」です。
このデザインは、ルックスを重視したものになっているようですね。
バッテリー本体とPODカートリッジの接続は、PODに4つの凸があって、そこがPODに引っかかってホールドされているだけなので、PODを指でつまんで引っ張れば簡単に取り外すことができます。
かといって緩すぎて、不意に取れてしまうようなことはないようにホールドされています。
PODとバッテリーにはそれぞれ電極が設けられていて、バッテリーからPOD内蔵コイルに電力が伝えられる仕組みです。
PODのコイル付近のバッテリー形状は、PODのそこまで見える窓が開いているので、リキッド残量を最後まで確認できます。
PODデバイスだとタンク上部は見やすくても、下部分まで見えなくて、最後まで残量が確認できないものが多いですが、elvenはしっかり最後まで残量確認できるのがポイント高いです。
elven専用のPODカートリッジには、コイルが内蔵されています。
- POD 1.6Ωコイル内臓
コイルは非分解・交換不可です。PODカートリッジ自体が使い捨てタイプなので、数回リキッドをリフィル(再装填)して味が落ちてしまった場合には、カートリッジごと廃棄して新しいPODに交換します。
リキッドのチャージは側面から行います。
この部分は、バッテリー装着時にはバッテリー部分で見えないようになっている部分なので、リキッドを装填するときは、バッテリーから外した上でゴムプラグをさらに外してリキッドチャージホールを露出させます。
リキッドチャージホールは小さめなので、ユニコーンボトルなどの先が細い容器が必須です。
また、穴が小さいので勢いよくリキッドを注いでしまうと中の空気が外に抜けることなく、リキッドが下に落ちていかなくなってしまい最悪リキッドが漏れてしまうので、チャージするときはリキッドをゆっくりと注ぎます。
リキッドチャージホールの下には、側面にエアホールが設けられています。
コイルボトムエアフローですが、ボトム部分からリキッド漏れが発生しないように、エアホールはサイドから取り込む仕様です。
また、サイドから空気を取り込むのにはもう一つ理由があります。
それはドロー調整のためです。2段階にドロー調整が可能です。
elven本体バッテリー側面には片側にのみ小さな穴が空いていて、PODのエアホールをこちら側に向けて取り付けることでドローが軽くなり、また反対に向けて取り付けるとドローがタイトになります。
PODデバイスではドロー調整できないものが多いのですが、簡単かつ「こんな工夫で!」という発想でドロー調整を可能にしています。
PODの分解とコイル再構築
ここからは蛇足です。
使い捨てタイプのアトマイザーで、簡単・手軽に使えるのが最大のメリットであるPODデバイスですが、こうる交換ができないので、消耗品のコストが嵩むために、無理にビルドして使うユーザーもいます。
筆者はコイルの確認も含めて分解してみますが、この行為はメーカー非推奨。あくまでも自己責任で分解とコイル再構築にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
まず、最初のハードルは、PODカートリッジが分解可能であるかどうかです。
最初にワイヤーをクランプしている電極部分ですが、外してみると接着剤が使われているのがわかりました。そのため、ピンを抜くのがかなり大変です。
抜く段階で保持しているパーツが破損することも考えられますので、外すときは慎重に。
そして、ピンがはまっているプラパーツも外します。若干接着剤が使われているような感触で、抵抗感がありましたが、がっつり接着されているわけではないのでなんとか外すことができました。
ただし、個体差で接着剤が多めに使われているPODカートリッジもありそうなので、その場合は外すときにタンク側が切れてしまうことも考えられます。
あとはコイルが設置されているシリコンゴム製のパーツをユニットごと外すだけです。
ここまで外してみると、コイルレッグはピンで挟まっているのではなく、コイルユニットのボトムで曲げて切断されていて、ピンがそこに接するようになっている構造であることがわかりました。
そのため、接着されているピンを外す必要はありません。
Eleafのデバイスには珍しく、コイルは縦組ではなく横組みです。
個人的には横向きコイルの方が美味しいと思っているので、ポイント高いですね。そして、コイル再構築も簡単だと思っています。
ドライバーンすると、シリコンゴム製パーツが溶けてしまいそうなので、スペースドで組んでドライバーンなしで設置すればビルドできそうですね。
コイルレッグはシリコンゴムパーツに通したあとは、曲げて切断するだけでコイル再構築できます。
ビルドは比較的簡単にできそうです(接着部さえ外せれば)コイル再構築前提で購入するのも良さそうですね!
Eleaf Elvenの使い方
使い方ですが、スイッチが一切ない「オートスイッチデバイス」なので、操作はPODを咥えて吸い込むだけです。
- 電源ON/OFF… 操作なし
- Vaping… PODを咥えて吸い込む
吹き戻しの誤動作について
息を吸い込むのではなく、息を強く吹き込んでしまうとスイッチが入りっぱなしになってしまう誤動作が発生します。
ただし、誤動作しても10秒後には自動で電源がオフになります(自動カットオフ)
また、強制的にPODを外せばこの誤動作は解消されます。
誤って息を吹きこんだり、不意に吹いてしまって吹き戻しが発生してしまった場合には焦らずにPodを取り外し、その後再度Podを取り付ければ問題ありません。
感想とまとめ
まず最初に味の感想ですが、コンパクトなPODデバイスの割にはちゃんとしたVAPEの味が楽しめます。
悪くないです!もちろん、本格的なVAPEデバイスには到底かなわないのですが、その片鱗は楽しめますね!
ドローがしっかりと重いので、MTL(タバコのような吸い方)向けです。喫煙者がVAPEを始めてみようとして検討するデバイスとしては秀逸だと思います。
ドローがしっかり絞れているので、ミスト温度は高め。そのため、リキッドの甘みもしっかりと感じられますね。
ただ、昔のスティックタイプPODデバイスってほんっとうに雰囲気だけで味が出ていなかったので、そのタイプということで若干ひいき目もあると思います。味を求めるならペンタイプスターターですがニコチンフィーダーとしては秀逸だと思います。
軽くてコンパクト。そして味もそれなりに楽しめます。
また使い勝手が良いですよね!
軽いので、咥えたままVAPEするのに向いていますし、持ち運びに重宝します。
吹き戻しでスイッチ入りっぱなしになってしまうのが残念ですが、息を吹き込まなければ問題ありません。
ちょっと前はスタンダードだったスティック型ですが、今ではあまり見かけなくなってしまいました。このelvenをきっかけに、復興?またブームになるかもしれませんね!
なおかつ、リキッド漏れに強いのも嬉しいポイントです。
そして、2段階にドロー調整できるのもPODデバイスとしては斬新です。
最初見たときは、今までにもあったような焼き直し的商品かと思いましたが、PODデバイスの集大成のような完成度ですね!
利便性を追求するユーザーに!
通販はこちらから!
→ Eleaf Elven Kit 360mAh Pod System Kit [Vape Sourcing]
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コメント
ゴムは真贋判別用の磁石です
ラベルに近づけると僅かに付きます
なるほどですね!ずっと滑り止め用のゴムかと思っていました。謎が解けてスッキリです。態々教えてくださってありがとうございます!