dotmod(ドットモッド)のVAPEスターターキット、dotAIO SE「ドットエーアイオー・エスイー」のレビューです。
デザインが良い!ハイクオリティーなボックス型オールインVAPE!
プリメイドコイル仕様でBVCコイルも使える可変出力搭載デバイスです。
dotAIO SE の特徴
- ハイクオリティーでデザイン性の高いデバイス
- プリメイドコイル仕様のボックス型オールインワンデバイス
- aspire BVCコイル・RBAユニットが使用可能
ずっと気になっていて購入しましたので、特徴や使い勝手など詳細をレビューしていきます。
dotAIO SE とは?
dotmodのボックス型オールインワンVAPEデバイス、dotAIO SE「ドットエーアイオー・エスイー」です。
2019年にリリースされ、多くのユーザーに受け入れられている『人気デバイス dotAIO』のコストパフォーマンス重視バージョンです。
dotAIOは、『dotmodらしい』仕上がりとルックス・カラーバリエーションで、一目でdotmod製品とわかるぐらい特徴のある製品です。
では、その廉価版となるdotAIO SEは?ノーマルバージョンの違いは?
4段階出力調整機能や、搭載できるカートリッジ・コイルなど機能面はほぼ同じ仕様。
素材とルックスのみが違うのみにとどまる廉価版というよりも別バージョンと言える製品となっています。
では、dotAIOの特徴を詳しく見てきましょう。
ハイクオリティーでデザイン性の高いデバイス
アメリカ発のVAPEブランド、デザイン性が高くハイクオリティーなことで有名です。
アメリカデザイン・中国製造とすることで、上品で高級感のあるデザインとコストパフォーマンスという相反する部分を兼ね備えたプロダクツを多くリリースしています。
made in CHINAですが、中国VAPEブランドよりも作りが綺麗なのも魅力。
今までにも多くの優れた製品をリリースしています。
プリメイドコイル仕様のボックス型オールインワンデバイス
dotAIOのルックスは、アメリカ発のハイエンドAIOを彷彿とさせるものになっています。
Rev4がリリースされてから、2年以上が経過しましたが、今だに人気の衰えないデバイス。
今になって、中国メーカーからもこのデバイスをモチーフにしたボックス型カートリッジタイプのオールインワンデバイスが数多くリリースされ、一つのブーム・商品ジャンルとして認知されるまでに至っています。
そのジャンルに、優れたパッケージのデバイスを落とし込んできたのがdotmod。
マスプロ並みの価格なのに、機能や使いやすさなどを網羅した製品です。
aspire BVCコイル・RBAユニットが使用可能
dotAIOは『プリメイドコイル交換タイプ』です。
dotAIOオリジナルのものが付属しますが、このコイルはaspire Nautilus BVCコイルと互換性があります。
全く同じではないのですが、付属のエクステンダーアダプターを使用することでBVCコイルを使うことができます。
また、コイルビルド派には嬉しいRBAユニットもラインナップしています。
カラーバリエーション
全2色。白黒のみのカラーバリエーションです。
ちなみに色の違いは「パネル部分」のみとなっていて、このパネルは別売もされているので後から買い足して着せ替えを楽しむことができます。
ノーマルバージョンdotAIOは4色展開(黒・金・青・赤)となっていますが、素材・フィニッシュぐらいしか違わないSEでは、あえて色数を絞ることで通常版との差別化を図っているのでしょうね。
スペック
サイズ | H 78× W45× D23mm |
重量 | 149g(実測) |
出力 |
4段階調整 |
リキッド容量 | 2ml |
リキッドチャージ | PODサイドフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整可) |
コイル | プリメイドコイル交換式 |
充電ポート | USB-C |
バッテリー | 18650シングルバッテリー(別売) |
保護機能 |
|
パッケージ・内容品
内容品一覧
- dotmod dotAIO SE本体
- dotAIO Podカートリッジ
- dotAIO 専用プリメイドコイル(0.3Ω)
- dotAIO 専用プリメイドコイル(0.7Ω)
- 交換用ドリップチップ
- Aspire Nautilus BVCコイル用アダプター
- 予備パーツ(Oリング、パッキン)
- USB-C 充電用ケーブル
- ユーザーマニュアル(英語)・ステッカー
dotAIO SEの詳細
ハイエンドデバイスを彷彿とさせる、ボックスデザインのAIOスターター。
しかし、ただ単に「模倣・後追い」的な製品ではなく、しっかりと“dotmodらしさ”を感じさせるデザイン・ディティールに仕上げたことで、オリジナリティーすら感じさせる製品に仕上がっています。
亜鉛合金製のボディーは、ずっしりと重い重厚感。
『ステンレススチール仕上げ』とメーカーサイトには書いてありますが、多分メッキ処理だと思われます(パネル内部の質感から)
金属の下地の処理が丁寧なので、まるで鏡面磨きで仕上げたような質感に。
フラワーモチーフの細かい模様が美しいパネルデザイン、dotomodのロゴ入り。
この仕上がりも非常に美しい。
dotmod製品全般に言えることですが、価格は中華マスプロよりちょっと高い程度なのに、仕上がりはハイプライスな製品と同レベル。
価格以上の価値を感じさせてくれるのがdotmod製品だと感じています。
dotmod純正のオプションパネルが豊富なのも、dotAIOの魅力です。
dotAIO SEの2種類も含めると、14種類ものバリエーションが発売されています。
バッテリー
- バッテリー:18650シングル
- 出力:4段階調整
- パフ操作:マニュアル(ボタン式)
- 充電ポート:USB-C
- 保護機能:
- ショートサーキット保護
- オープンサーキット保護
- 抵抗値保護(0.3Ω-1.6Ω)
- PCB過加熱保護(75度)
- バッテリー低電圧保護(3.3V)
- ドライバーン保護(316ss)
では、ディティールを見ていきましょう。
dotAIO SEバッテリー本体には、周囲にLEDライトを配置したメインボタンがあります。
- パフボタン 電源ON/OFF、パフ操作
このボタンで操作できるのは、電源およびパフ操作です。
また、周囲のLEDランプによって、バッテリー残量や充電状態の確認が可能です。
そして、マグネット式パネルを外すとパネル内側に隠れて見えないボディー部分にもう一つボタンが配置されています。
小さめのボタンが内側に配置されています。
- サブボタン 出力調整
このボタンを電源ON状態で押すことによって、出力を変更することができます。
出力調整は「4段階」です。
ボタンを押すごとに、パフボタン部分のLEDが変化して出力がわかります。
0.3-0.5Ω | 0.7Ω | 1.2Ω | 1.6-1.8Ω | |
Very soft | 20W | 14W | 10W | 8W |
Soft | 25W | 16W | 12W | 10W |
Medium | 30W | 18W | 14W | 12W |
Strong | 35W | 20W | 16W | 14W |
パネルの見えない部分に説明が記載してあるので、説明書がなくともわかりやすいです。
液晶ディスプレイを備え、細かくワッテージが変えられるデバイスではありませんが、4段階も出力調整できれば十分実用的です。
さらには、保護機能によるLEDランプ点滅の説明も書いてあるので、パネルを外しただけでどんなエラーが発生しているのかが一目でわかります。
パネル内部ですから、デザイン性を損なわず、使い勝手にも配慮しています。
本体には18650バッテリーが一本収納可能です。
別途バッテリーを用意しなくてはならないので、購入のための費用が必要ですが、交換可能なので予備バッテリーを持ち運ぶなど日常使いでも便利です。
また、バッテリー寿命がきても交換すれば良いだけですから、デバイスは使い続けられます。
USB-C充電端子は本体側面にあり、本体充電に対応しています。
PODカートリッジ
- リキッド容量:2.0ml
- 素材:樹脂
- マウスピース:510DT 交換可能
- リキッドチャージ:サイドフィル(プラグ式)
- エアフロー:ボトムエアフロー(調整可)
- コイル:プリメイドコイル交換型(Aspire Nautilus BVC対応)
dotAIO SEのアトマイザー部分は「POD」タイプデバイスのようなカートリッジタイプです。
アクセスするには、バッテリー側と同じくマグネット式パネルを外します。
リキッド残量は、パネルのスリット部分から確認できるので、いちいちパネルを着脱して確認する必要はありません。
大きな窓ではありませんが、リキッド残量確認には十分な大きさです。
パネル内部にもパネルと同じ、フラワーモチーフの模様が入っているのがおしゃれですね。
カートリッジとドリップチップは着脱可能になっています。
2つの510DTが付属します。もちろん、交換できるタイプですので、汎用品も使えます。
デザインと内径の異なる2つのバリエーション、DL・MTLなど用途によって使い分け可能。
ちなみにカートリッジにはロックはかかりません。
最初、スクリューロック式かと思って、ドリップチップの取り付け部分にコインを使って外そうとしましたが、このパーツは外れません。
だって… 如何にもコインで回してね、って溝があるんですもの。
では、どうやって外すのかといえば、カートリッジ上部の突起部分に爪を引っ掛けて引っ張り上げるだけです。
コンタクト(コイルと本体の接続部分)がスプリング式になっているので、取り付けの時はボトム部分をはめ込んでから、押し込むだけです。
そして、反対向き(爪が下)だと取り付けできませんから、間違って爪を下にしてつけてしまって、外れない!というトラブルにはつながりません。
リキッドチャージは、シリコンプラグを外して行います。
側面にチャージホールが設けられているので、カートリッジをいちいち外す必要なし。
本体を横倒しにして、リキッドを注ぐだけでOKです。
ちなみに、プリメイドコイル式なのでカートリッジは交換式ではありませんが、破損時などには別売りの交換用タンクを購入することができます。
交換用タンクは透明(クリア)だけでなく、カラー付きもラインナップされています。
コイルは今主流となっているはめ込み式、スクリュー式のようにねじ込む必要はなく、Oリングでハマっているタイプなので、引っ張れば外れます。
コイル交換が簡単にできます。
ボトムパーツにAFC装備、ドロー調整可能です。
仕様からも分かる通り、ドローは軽め方向に特化したもので、タイトドローMTL向きではありません。
付属コイルは2種類です。
どちらもステンレスメッシュコイルとなっており、dotAIO SEの機能「ドライバーンプロテクション対応」となっています。
このオリジナルコイル、どこかで見たことがある形状だな、と思う人も多いはず。
そうです。あの有名なコイルの上部を伸ばしたデザインとなっています。
そのため、付属のアダプターを使えば、汎用性の高いコイルが使えます。
おそらくVAPEデバイスに使われるコイルの中で、最も有名だと言っても良いほどメジャーなコイルを使うことができるのは、メリットでしかありません。
下手なビルドよりも美味しいと言われるのがこのコイル。
ただ、惜しいのはAFCの仕様的に、ドローをあまり絞れないことですね。
BVC 1.6Ωで運用するのであれば、もっともっとドローをしっかり絞りたい。
そのため、BVCを使うのであってもサブオーム(1Ω以下)のコイルに向いています。
RBAユニット
dotmodが公式にリリースしている「dotAIO RBA」が、同じカートリッジを使うSEにも対応しています。
このユニットの詳細は別記事にてレビューしていますので、よろしければ合わせてお読みください。
dotAIO SEの使い方・操作方法
機能はシンプルで、説明書がなくても操作できるほど簡単です。
- 電源ON/OFF… パフボタン5クリック
- 出力変更…電源ON時にサブボタンを押す
- Vaping… 電源ON時にパフボタンを押す
電源オンオフ・出力変更・パフ操作のみで使えます。
感想
実用的かつ品質・ルックスが良い製品です。
実用面では『可変出力・18650・BVCコイル使用可能』なので、ずっと長く使えると思って購入してみましたが、個人的には若干工夫が必要でした。
付属コイル抵抗値が低いのは、MTLよりもDLに向いているということなのでしょう。
ドローが軽めなのですよ。タイトドローが好みなので、AFC全閉にしても軽い。
1.6Ω BVCコイル前提なので、エアホールエポキシ樹脂で塞いで調整しました。
吊るしの状態だと、タイトドロー派には向かないデバイスです。
でも、付属コイルが美味しいんですよ。特に抵抗値の低い0.3Ω。
DLで吸うならドローも快調、スカスカほどは軽くならずに丁度良い。
重めDL~軽めDLまでカバーできるドローですね。
DLユースで付属コイル使う前提ならかなり良いと思います。
まとめ
デザインと作りが良すぎる… つまりかっこいい!!
dotAIO SEて、汎用性・拡張性・機能的っていう実用的な部分を兼ね備えているという隙の無さももちろん、一目で好きになってしまうほどの魅力的なかっこよさだと思います。
上品・上質なのですよ。
それが、1万円もし内で手に入ってしまうんですから、多くのユーザーに受け入れられるのは当然ですよね。
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