VANDY VAPE「バンディーベイプ」のVAPEアトマイザー、Berserker V1.5 MINI MTL RTA「バーサーカー? バージョン1.5 ミニ エムティーエル タンク」のレビューです。
MTLに特化したタンクの進化バージョンがミニサイズに。
使い勝手の良い22mmバージョンがやはり登場しました。
このアトマイザーの特徴
- バーサーカーシリーズ最新作v1.5の22mmミニバージョン
詳細をレビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
BERSERKER V1.5 MINI MTL RTAの詳細
YouTubeチャンネル、Alex from Vapersがデザインしたバーサーカーシリーズの新作。
MTLに特化したタンクの進化バージョンです。
バーサーカーシリーズは、個性的なルックスとタイトドローが可能な優れた構造で世界的な大ヒット製品となり、有名なアトマイザーに。
そして、最新作「Berserker V1.5 MTL RTA」がリリース。
さらに、サイズダウンしたのBerserker V1.5 MINI MTL RTAは、初代の弱点を克服した進化版の22mmバージョンです。
ネーミング通り、このアトマイザーは『BERSERKER V1.5 MTL RTA』のMini版です。
Miniというのは直径サイズ。
ノーマル版が24mmなのに対して、Miniは22mmサイズです。
24mmサイズのノーマル版は完成度が高かっただけに「これで22mmサイズだったらな」と思ったら、初代バーサーカーと同じくやはりMini版もリリースされました。
ノーマル版との比較はこちらから。
カラーバリエーションは全4色。定番カラーが揃っています。
ノーマルバージョンとの比較
22mmサイズの『Mini版』であるBERSERKER V1.5 MINI MTL RTAを、24mmサイズのノーマル版と比較してみました。
結論から言うと、完全なサイズ違いです。
味に影響のあるデッキサイズやチャンバー&チムニーのスペック、エアホールサイズなど全てが共通で、違うのは外径(タンクのサイズ)のみ。
- 味に影響のある部分はノーマル版と共通
- タンクサイズのみが異なるサイズ違いバージョン
直径だけでなく長さも若干異なるのはリキッド容量の関係でしょう。
1.8mmほど全長が長くなっていて、デッキボトムとチムニーが長くなっています。
チムニーが少しですが長くなったことによって、より味にも好影響がでるものと予想するのは容易です。
Miniのトップキャップはノーマル版と異なり、スクリュー式ではなく90度ロック式です。
より利便性を重視した仕様に。
トップキャップ裏には、リキッド漏れを防ぐ全面パッキンが設けられています。
また、チムニー部分の接続部のデザインも若干異なっています。
ノーマル版ではドリップチップとの接続部分がテーパード加工されていたものが、Miniではフラットに。
個人的にはフラットな方が、ミストが段差でぶつかって液化しないので味には好影響だと考えます。
ただし、態々テーパード加工してあったのには意味があったのだととも考えられます。
デッキサイズ、チャンバーやチムニーも共通です。
味に最も影響のある「心臓部分」が共通なので、ノーマル版とMiniは味がほぼ同じのサイズ違いのアトマイザーと言えます。
もちろん、ボトムエアホールのサイズおよびバリエーションも共通です。
5ホール(1.0mm , 1.2mm , 1.4mm , 1.6mm ,1.8mm)仕様。
これだけ言えば、24mmのノーマル版からチェックしていたユーザーさんは各部の詳細を見なくても「味に優れたMTLアトマイザー」であることがわかるのではないでしょうか。
ここからはノーマル版と同じような説明になってしまいますが、より詳細を見ていきます。
スペック
リキッド容量 | 2ml (メタルチューブ 2.5ml) |
直径 | 22mm |
全長 | 33.8mm(DT、スレッド含まず) |
重量 | 55.0g(実測) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510DT |
コイル | RBA シングルコイル |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
素材 | ステンレススチール |
メーカー公式サイト | www.vandyvape.com |
パッケージ・内容品
パッケージデザインは今までのバーサーカーシリーズ共通の黒っぽいカラーリングではなく、VandyVapeのコーポレートカラーである青っぽい色合いに。
内容品一覧
- vandy Vape BERSERKER V1.5 MINI MTL RTA アトマイザー本体
- メタルチューブ 2.5ml
- ビルド用マイナスドライバー
- 予備パーツ(Oリング、デッキプラスネジ)
- エクストラパーツ(ドリップチップ)
- プリビルド クラプトン(30G * 2 + 38G) Ni80 0.7Ω
- ユーザーマニュアル(英語)
付属品もノーマル版とほぼ一緒です。
デザインとディティール
ルックスはノーマル版とほぼ同じイメージです。
初代Berserker MTL RTAのような個性的で癖のあるデザインから、より一般的なデザインへと進化しています。
AFCやトップキャップに入っているティアドロップ型の模様がアイデンティティーになっているのは初代と共通ですが、個性を感じたロゴやタンク部分のシーリングパーツが無くなって、よりシンプルなデザインに。
見た目のインパクトは弱くなりましたが、その分汎用性が増したデザインです。
製品クオリティーはノーマル版とほぼ変わらないように感じます。
今回提供していただいたブラックカラーは、シルバー(SS)に比べて「マスプロ感」が抑えめなのは、ボディーカラーとOリングの色がマッチしているからでしょう。
分解
大まかに分解してみます。
- ドリップチップ
- タンク
- デッキ
一般的なRTAと同じようなデザインです。さらに分解します。
パーツ点数などもノーマル版とほぼ共通です。
ドリップチップ
510ドリップチップが取り付け可能です。
付属するのは2種類のドリップチップです。
プリセットされているのは、金属のベース部分に樹脂製チップをドッキングしたもの。
2種類のカラーのチップが付属するので、色の好みで使い分けることができます。
金属のベース部分はヒートシンクのようなフィン形状になっていて、放熱性を考えたデザイン。
それに加えて、唇に触れる部分が断熱性を考えた樹脂素材に。
内径 3mm
さらにオール樹脂製で全長が長く、内径が若干太めのドリップチップも付属。
ルックスやビルドに合わせて使い分けることができます。
内径4mm
タンク
リキッドチャージには、利便性の高いトップフィルを採用。
ノーマル版はスレッドロック(ねじ式)だったのに対して、Mini版では90度ロック式に。
トップキャップの凸凹を合わせて、90度回してロックorロック解除する方式です。
リキッドチャージ時の利便性は向上したものの、確実にロックできるのと持ち運び時に不意に開きづらいねじ式に比べて信頼性は低下。
ただし、弱い力では開きにくいようにパッキンでテンションが調整されている上に、トップキャップの側面部分がタンク直径より細くなっているので、不意に開きにくくはなっています。
リキッドチャージホールが大きいので、スポイトボトルなど注ぎ口が太い容器でも問題ありません。
キャップ側面はほどよい厚みがある上に、滑り止めとデザイン性を兼ね備えたティアドロップ(涙)型の模様が彫り込まれているので、素手で簡単に緩みます。
タンクは3ピース構造(ガラスチューブ / チャンバー&チムニー / トップキャップ)です。
ガラスタンク(2ml)の他に、破損しにくい金属製タンク(2.5ml)も付属します。
ボトムフィルも可能です。
アトマイザーを逆さまにしてデッキを外し、タンク下からリキッドをチャージ可能です。
また、タンクにリキッドが残っていてもデッキにアクセスできますので、リキッドを無駄にすることなく、リウィッキングやリビルドが可能です。
また、チャンバーの裏側は綺麗なドーム形状です。
- チャンバー内径13.5mm
(初代バーザーカーやv1.5ノーマル版と同じデッキサイズ) - チムニー内径3mm(ノーマル版と共通)
ノーマル版と同じサイズです。
エアホール
エアフローはボトムエアフローです。
デッキ下にエアホール、エアホールにはドロー調整用のAFC(エアフローコントロールリング)を備えています。
エアホールは5種類。
ノーマル版と同じスペックです。
エアホールの上下にOリングを設けることによって、AFCとの気密性を高めている構造もノーマル版と共通です。
これも同じく初代バーサーカーよりも明らかにドローがタイト、AFCを全閉にするとほぼ吸えないほどタイトドローを実現しています。
また、AFCは着脱可能です。
AFCとデッキには凹凸があり、周り留めとして機能するので、AFCをつまんでタンクの取り外しが可能です。
デッキ
デッキは2ポール2スレッドのシングルコイル専用デッキ。
デッキのデザイン(ポストやエアホール、ジュースチャンネルの配置やサイズ)などはノーマル版と全くの同一形状です。
クランプ部分にはワイヤーレッグを這わせるための溝が彫られ、ビルドしやすいように工夫されています。
エアホールはオーバル型(長穴形状)。これもノーマル版と全く同じです。
ジュースチャンネルは大きめのオーバル型でボトム部分がタンクと直結。供給力がアップし、粘度固めのリキッドにも対応。
ジュースチャンネル下部のタンク底部分は中央に向けてテーパードしていて、リキッドを最後まで吸い上げられるように工夫されています。
ポジティブピン
ポジティブピンの出っ張り具合は実測0.73mmです。
インシュレーターはネガティブ側をカバーする仕様。
ピンが脱落してしまった時にも短絡を防ぐもので、ハイブリッド接続のメカニカルでの使用も意識した仕様に。
ダブルピン仕様のポジティブピン、緩めて出っ張り具合の調整ができる仕様です。
ピンを全て緩めると、デッキのポジティブポストを分解できます。
ポジティブピンやポスト周りの構造もノーマル版と共通です。
使用例
ビルド
ビルドは付属のMTL向けクラプトンコイル、ではなく、ノーマル版のレビューと同じビルドで巻いていきます。
Ni80 , 27ゲージ , 2.5mm軸 , 5巻
デッキデザインはノーマル版と全く一緒。
ポストのワイヤークランプ部には、頭の大きなネジが使われているので、単線の細線でもしっかりと挟み込むことができます。
細線をクランプさせるときはネジを外す必要はなく、デッキポールとの間に隙間を開ければ良いだけです。
コイルレッグワイヤーはスクリューに巻く必要はなく、デッキに沿わせるようにしてやってからポールのキワでカットするだけなので、非常にビルドは簡単です。
ボトムエアフローのセオリー通りにコイル位置はデッキエアホール直上にセットします。
コットンレッグはジュースチャンネルにあまり詰めずに、ふわっと乗せてやりました。
タンク底までリキッドを吸いきりたい場合には片方だけでもウィックレッグをタンクの底まで伸ばす必要があります。
感想
おいしさはノーマル版と同じく文句なくおいしいです!
ノーマル版のレビューの時に、『ちょっと長くなってもいいから2ml容量のTPD対応22mm版が欲しい』なんて言っていたら、予想通りというか、初代と同じくMini版が出てきました。
同時に発売してくれれば… VandyVapeさん商売上手ですね。
唯一のネガティブな部分が無くなって、より使いやすいアトマイザーに。
ノーマル版と比べて全長が1.8mm長いのですが、それでもコンパクト。
リキッド容量も0.5mlしか変わらないので、個人的には今回のMiniを強く推します。
まとめ
22mmサイズの味がめちゃくちゃ美味しいMTLアトマイザー。
シンプルなデザインが合わせやすく、初代バーサーカーの弱点が改良された進化バージョンです。
タイトドロー好きなら買っても損しない製品ですよ!
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