背が低く、美味しく、ルックスもそれなりに良い。
そして、購入しやすい価格、コストパフォーマンスに優れているのが魅力のRTAを多数リリースしているWOFOTO。
当ブログでも今までにSERPENT MINI RTA、Freakshow Mini RDA、Serpent Sub Tankをレビューで取り上げ、近々評判の良かったSERPENT MINIの後継機、SERPENT ALTOのレビューも執筆できる予定です。
そして、今回レビューするConqueror Mini RTAはデュアルコイルのRTAになります。
今回の商品は海外の大手通販サイト、電子たばこ製品専用ページもあり、お求めやすい価格が魅力のGearBestさんか提供してもらいました!
Conqueror Mini RTAのパッケージ、開封する
パッケージは最近のWOFOTOアトマイザー共通のサイズ
コンパクトさが魅力。良いパッケージだと思います。
側面には偽造防止のスクラッチ式コードのステッカー。
付属品です。
- Conqueror Mini RTA Tankアトマイザー
- ジャパニーズオーガニックコットン
- ビルド用ドライバー
- コイルビルドツール(Uの字)
- プリメイドツイステッドコイル*3
- 予備ガラスタンク
- 予備イモネジ
- 予備Oリング、カラーOリング(赤、青)
- ユーザーマニュアル
デュアルコイルアトマイザーなのにプリメイドコイルが複数個なのはご愛嬌でしょうか。補修部品やビルドツール、プリメイドコイルにコットンと至れりつくせりなパッケージ内容です。
マニュアル類は英語表記ながら写真で詳細がわかるので初めて使用する時も非常に分かりやすい作りになっています。
Conqueror Mini RTAの詳細
本体ですが、個人的にルックスは相当良いと思います。
Serpent Miniもショートで良いルックスでしたが、Conqueror Miniはその上を行っていると思います。
ロゴ類が全面に出ていないのも好印象、チャンバーの上側に製品名が入っているにとどまります。
この見た目は個人的にツボです。
Conqueror Mini RTAのスペック
リキッド容量 | 2.5ml |
直径 | 22mm |
全長 | 34mm ※スレッド、ドリップチップ含まず |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510 |
コイル | RBA デュアルコイル |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
素材 | パイレックスガラス、304ステンレス |
色 | Black , Silver |
WOTOFO公式サイトより
背が低いショートレングスでありながらリキッド容量は2.5mlと必要十分。
正面からみるとロゴ類が見えないのも良い!は個人の感想。
ハイクオリティとまでは言いませんが、仕上がりのクオリティも中々のものだと思います。
アトマイザーを分解していましょう。
パーツは、デッキ/チャンバー/タンク/トップベース/トップキャップ/ドリップチップの6ピース構造。Oリングなどの着脱は出来ますが基本的にこれ以上分解することは出来ません。
さて、アトマイザー上部のパーツから見ていきましょう。
ドリップチップはSerpentMiniと同様のものでは?と思います。
既にSerpentMiniは手元にないので見て比べることが出来ないのですが、ほぼ同様のドリップチップだと思います。
そして、リキッドチャージはトップフィル
タンクからネジ式のトップキャップを外すことで楽にリキッドチャージすることが出来ます。
最近の RTAはほぼトップフィルを採用しているので、機能の紹介をする度に「当たり前の機能紹介しないでよ!」って思われるかもしれませんが、タンクを外さないとリキッドチャージ的ないRTAも存在しますのでちゃんと紹介しておきます。
そして、そのトップキャップには
面取りした面にローレット加工が施されています。
これは機能的な意味でしょう。ローレット加工することにより、指との間に摩擦が生まれ、キャップを着脱しやすくなります。
固くて外れないシュチュエーションでも指がかかりやすくなるので、工具やVAPEバンドがなくても外せる場合もあるでしょう。
そして、これはデザイン面でも有効で、ボクはこの雰囲気が非常に好きです。
お次はデッキとタンクを分解します。
タンクはタンクのみで保持できるデザインになっています。最近レビューするRTAはほぼこのような構造を採用しており、アトマイザーを逆さまにしてタンクを外すことにより、リキッドがタンクに残っていても大丈夫なメリットがあります。
これはコットンの交換やコイルのリビルド時に非常に重宝する機能です。
タンクを形成するパーツは3パーツ。チャンバー/ガラス/トップベースです。
チャンバーの上部にはロゴのエッチング。Conquerorのロゴが刻印されています。アトマイザーの目立つ面に入るよりも、ちょっと隠れて入っていたほうが個人的には好きです。
そして、チャンバー裏の天井部はなだらかにテーパーしています。
側面にはデザイン的な台形のようなエッチングが施されています。
そしてミスト発生部も見てみます。
デッキとチャンバーを合わせるとこのような形です。
そして、チャンバー側面のスリットはジュースホールです。デッキに設けられているスリットよりリキッドがデッキに供給されます。
さて、デッキも詳しく見ていきます。
これがリキッドが通るスリットです。
デッキを上部がら見ていきます。
デッキは4スレッドタイプ。上部2箇所のスレットがネガティブ側、下部2箇所がぷじティブ皮になります。中央部の2つの穴はコイルにエアーを取り込むエアホールになります。
コイル固定スレッドはデッキサイドから操作します。
スレッドはマイナスネジで、付属工具で締める事ができます。
そして、エアホールですが
ボトムフローの本機ではAFCはデッキに設けられており、無段階調整が可能となっています。
そして最後にデッキ裏
ポジティブピンは金メッキ仕様。基本的に調整不可になります。
Conqueror Mini RTA ビルドする
ビルドですが、付属のプリメイドツイストコイルを使用します。
本機はコイルレッグの長さを予め決めておく必要があるアトマイザー。このタイプのアトマイザーは自分の印象では非常に面倒。いまいちコイルレッグの長さがなれるまでは定まらず試行錯誤する印象。
ですが!
本機には優れたツールが同梱されています。このUの字のツール、コイルを通すと、コイルレッグの長さぎめに使用できるんです。
これ超絶便利です!
このようにコイルを通して、ジグに触れた所で足を切ればいいんです。こんなに簡単で良いんだろうか。
見ている限り、他のブロガーさんが余り触れていない所ですが、ここは触れないとダメでしょう。コイルレッグ揃えてビルドするタイプの画期的なアイディアだと思います。簡単なことなんですけどね、創意工夫。
コイルレッグを揃えたコイル。これをデッキに挿入していけばOKなんです。それだけですね。
コイルをホールに突っ込んだらスレッドを締めてやればOKです。
そして先程のツールはビルド時にコイルの形が崩れないようにしておくのにも有効。
U字だから使いづらいと思いますが、コイルジグとしても使えないことはないです。
そして焼入れ。
ウィッキング。今回珍しく付属のコットンを使用してビルドしています。ウィッキングが汚いのはご愛嬌。。。
コイルの抵抗値は0.18Ω。心配な抵抗値。できれば18650シングルMODでの運用は避けたほうが良いでしょう。4V程度電圧をかけるとワッテージは90W程度。。。3.7Vでも75W程度と無理。
バッテリーの性能的にも18650であればデュアル運用を推奨いたします。
そして、タンクを取り付け、リキッドチャージすれば使用できます。
Conqueror Mini RTAのまとめ
まず、機能面。
ジュースコントロールは搭載されてはいないものの、
- トップリキッドフィル
- ボトムエアフロー
- リキッド残量があってもデッキにアクセス可能
と今時のRTAの機能は最低限備えている印象。ジュースコントロールが搭載されてば完璧だとは思いますが、2週間運用し、ジュース漏れ・にじみは皆無。気圧差などが発生するシチュエーションでは多少漏れそうですが、精度が甘いジュースコントロール機能搭載機よりもウィッキング次第ですが、漏れ耐性はありそうです。
運用面ではツールが付属するのでコイルビルドは前記の通り楽な印象。デュアルでコイルレッグを予め決めるタイプですが、ベロシティタイプのデッキと変わらないビルドのしやすさ。
これも前記の通りリキッド残量があってもデッキにアクセス可能なので運用面は○
そして味。
まずドロー。全開だとスッカスカまでは行かないけどかなり軽い部類。全閉だとかなり重いドロー、AFC調整に応じてドローを調整することが出来ます。
普通以上に美味いです。相性いいリキッドだとかなり美味しい。シングルでも美味しいRTAを最近レビューしていますが、リキッドによってはやはりデュアルで焚いたほうが美味しいのでこの辺は使い分け。リキッドの好みに依存されます。
マスプロダクツでショートレングスなデュアルRTAだと過去にレビューしたGoblin Mini V3がかなり良い出来でしたが同じぐらいの出来だと個人的には思います。
そして見た目が凄く良いんですよね。
見た目の系統的にSerpentMiniの系譜を感じるデザイン。
ちょっと気になるのはプリメイドコイルの抵抗値がかなり低いこと。写真の都合上、iStick PIcoに搭載しちゃいましたが、プリメイドコイルでビルドしてそのままシングル18650MODにのせるのには不安があります。テクニカルMODだからって過信してはいけません。バッテリーの性能を超える運用は危険です。
リビルドする際には最低でも0.3Ω以上でビルドすると良いでしょう。
味や見た目に個性があると言うと答えはNo。見た目だけならサペミニや今ならアルトがある。
あ、でもロゴやローレットのセンス的に細かい部分にこだわる自分的には本機が一番かっこいいと思います。
味もジュースコントロール搭載のゴブリンミニとどっこいどっこいです。
でも、この価格でこの出来ならかなりなレベルで合格でしょう!
背が低いデュアルコイルRTAを検討している人にはオススメのアトマイザーでした。
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即納/WOTOFO Conqueror Mini RTA – 2.5ml, SS
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