VANDY VAPE「バンディーベイプ」のVAPEアトマイザー、BONZA RDA「ボンザ アールディーエー」のレビューです。
VANDY VAPEお得意のコラボレーションアイテム!
10万人近いチャンネル登録者数の海外では人気のYouTubeチャンネル?The Vaping Bogan (https://www.youtube.com/channel/UCExqR7C-PZp9aTEF-hUIRsA)とのコラボレーションアトマイザーです。
それでは早速レビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
VANDY VAPE BONZA RDA の詳細
海外の人気YouTuber、「The Vaping Bogan」とのコラボレーションアトマイザー。
直径24mm、全長25.5mmボリューム感のある筐体のドリッピングアトマイザー、BFピンが付属しており、スコンカーに対応しているのも魅力です。デッキとエアフロー的にはシングルコイルにも対応していますが、いずれのビルドにしろ「爆煙」ユースのアトマイザーです。
The Vaping Boganのロゴであるドクロのエングレービングが目を引くRDA。上部のエアフローリングにもエングレービングが施され、デザイン性とともにエアフローリング操作性にも配慮されています。
提供品のGOLDカラーは金メッキによるもの。ムラなどはなく、質感も上々です。
VANDY VAPE公式サイトより
カラーバリエーションが多く、好みの色を選べるのも魅力です。
スペック
直径 | 24mm |
高さ | 25.5mm |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | ハーフインチ(810DT)/510DTアダプター |
コイル | RBA デュアルコイル/シングルコイル |
エアフロー | ボトムエアフロー |
素材 | ステンレス,レジン,ウルテム,デルリン |
BF対応 | ○ BFピン付属 |
VANDY VAPE公式ページより
パッケージ・内容品
パッケージはプラスチックケース。最近のVANDY VAPE製品の多くに採用されているものと共通のデザインとサイズのケースがここでも用いられています。
パッケージの上下は円形の透明なシールで留められています。
背面には内容品などの情報と、シリアルナンバー入りステッカー、そしてスクラッチ式セキュリティーコードの入ったステッカーが貼られています。偽造防止対策が施されています。
The Vaping Boganとのコラボレーションアイテムであることが強調されたパッケージデザイン。
内容品一覧
- BONZA RDA アトマイザー本体
- 付属品 エクストラ ドリップチップ(ウルテム/デルリン)、510DTアダプター
- ツール(ビルド用マイナスドライバー、BFピン取り付け用六角レンチ)
- 予備パーツ(Oリング、デッキネジ)
- ユーザーマニュアル
マニュアルは多言語で書かれていますが残念ながら日本語の記載はありません。
しかし、内容が単純であり、図解入りなので言葉がわからなくてもある程度理解できるよう工夫されています。
分解
本体を大まかに分解してみると、写真左から ドリップチップ / スリーブ&エアフローリング / デッキ に分解できます。デッキはさらに細かく分解可能。
ドリップチップ
VANDY VAPE製品らしい充実した付属品も魅力の一つ。好みに合わせて使用するドリップチップを変えることができます。付属するのはハーフインチ(810DT)ドリップチップが3つと、510ドリップチップを取り付け可能なアダプターです。
アトマイザーのドリップチップ取り付け部は、kennedy RDA , GOON RDAバドハーフインチ互換(810DT)サイズで、アトマイザー側にOリングが設けられています。510ドリップチップアダプターも付属するので、多くの汎用ドリップチップを使うことができます。
黒い樹脂製ドリップチップはデルリン製。
全長11.5mm、露出部の高さ7.5mm、外径16mm、内径9.5→10.5mm(逆テーパー)
耐薬品製など優れた特性を持つウルテム製ドリップチップ。
全長11.5mm、露出部の高さ7.5mm、外径17.5mm、内径9.5→10.5mm(逆テーパー)
マーブル模様が鮮やかなレジン樹脂製ドリップチップはイエロー系のベースに赤系と黒系の色が混ざったもの。公式ページの写真を見る限り、本体カラーに合わせた色のものが付属するようです。
全長11.5mm、露出部の高さ7.5mm、外径18mm、内径9.5→10.5mm(逆テーパー)
トップキャップ
エアフローはサイドエアフロー構造。片側5×3列 = 計15個 両側合計30個のエアホールがスリーブの中頃より若干上に設けられています。サイドエアフローはRDAならではのダイレクトににリキッドの味を楽しめる構造としてだけではなく、全長を抑えられる点からも人気のエアフロー方式です。
次にこのスリーブに設けられたエアホールの空き具合を調整することができるエアフローリングを見ていきます。エアフローリング上部には模様がエングレービングされており、デザイン製に配慮しているだけではなく、この模様部分が操作するときに指にかかるので操作性も兼ね備えていることがわかります。
このエアフローリング兼トップキャップには3つの切り欠きがあります。二箇所のエアフローに対して何故3つかと言えば、片側だけ開くシングルコイル対応もしていることがわかります。
キャップの裏側はエアフロー部分に段差があるものの、上部は綺麗なお椀型・ドーム形状になっています。
デッキ
デッキには全面に金メッキが施されています。これにより耐腐食性を向上し、通電性も向上させていると思われます。この仕様はGOLDカラーだけではなく、他のカラーも同様です。
デッキのポールは2ポール。片側に2つづつ固定部がある4post構造です。これによりデュアルコイルまでのコイルビルドに対応しています。
ポールの上部が空間を埋めるように、エアフローから入った空気の壁になったデザインで、これも相まってシングルコイル対応となっているようです。
コイル固定部が独特の構造。片側のポストは通常通りのホールが設けられていますが、もう片側のポスト、コイル固定部はスレッドの下部にプレートが設けられた構造です。
スレッドを緩めることで固定部のプレートが上下する構造。このポストの高さの違いにより、コイルレッグの高さの相違を吸収できるデザイン。メーカーはこれを”Fixed screw clamp post”(固定ねじクランプポスト)と呼んでいます。
ジュースウェルは深く、左右分割されてはいない一面がウェルになっているタイプで、多くの量のリキッドを保持できる構造です。
ポジティブピン
通常ポジティブピンとBFピンにはデッキ同様金メッキが施されています。
通常ポジティブピンはダブルピン仕様でデッキのポジティブポールネジ兼用ではないので、長さ調整可能だとも言えますが、筆者としては通電性低下や緩みなどの不具合防止の観点から調整をお勧めしません。ネジはきっちり締めて使用するのが適切です。
通常ピンの着脱の際は別途マイナスドライバーを用意する必要がありますが、BFピン着脱の際には付属の六角レンチを使用することができます。
BFピンのリキッド出口はウェルの底にあるタイプで、直接リキッドをウェルに供給します。
このタイプはコットンに染み込みきれないリキッドはスコンカーボトルに戻ってしまうので、ウェルにリキッドを貯めておくことができず、汚れたリキッドがボトルに戻ってしまうデメリットがあります。
MODマウント例
ビルド
ビルドです。付属のマイナスドライバーを用いても良いのですが、あくまでおまけのようなツールで操作性が悪いため別途精密ドライバーを用意するのが良いでしょう。100円均一などでも購入できます。
今回はカンタル24ゲージ、内径3.0mm、6ラップで巻いています。
シングルコイルにも対応していますが、基本的にはデュアルコイル前提のデッキですのでデュアルで巻いています。
コイルは仮固定後にジグを内側に通して位置の調整をしてやります。
ドライバーン後にエアフローの位置を再確認しました。ホールの縦幅がかなり大きいので、絞ってもドローはかなり軽そうです。そして、コイル周り以外にも空気が回ってしまうと味が薄くなりそうですが実際どうでしょうか。
コットンにはFiberFreaksを使用しています。
コットンレッグをジュースウェルに落とし込んだらビルドは完了です。リキッドをチャージして使っていきます。
感想とまとめ
見た目通りの爆煙RDA!!単線ビルド以上向け!!
ルックスからも分かる通り、スリーブのエアホール範囲が広く、縦列でしかトリミングしていけないため、レビューのビルドでエアホールは1/2ほどしか開けていません。それでもドローはかなり軽く、フレーバーが広がっているというより、味が薄く感じるので、コイル周り以外にもエアーが通っている証拠であると思います。
これにより、単線を超える、もっと熱量の大きなクラプトンコイルなどのビルドに向けた設計であると感じました。もしくは味よりもミスト量重視とも言えます。
味が濃すぎるリキッドを、程よい濃度でブハッとやりたいニーズには向いているとは思いますが、ビルドに合わせたエアフローに調整するのは苦手。クラウドチェイス機材として検討するのが良いと思います。
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