SteamTuners(スチームチューナーズ)がリリースするBillet Box専用アトマイザー、Insider「インサイダー」のレビューです。
SteamTunersといえば様々なアトマイザーのカスタムパーツが有名なギリシアのブランド、そのメーカーが作ったBilletBox専用のリブルタブルアトマイザーがInsiderです。
以前は品薄でプレミアム価格がついていたこともありましたが、今はタイミングさえ合えば本家WEB STOREで購入することができます。
それでは早速レビューしていきます。
BilletBoxのレビューはこちらから閲覧できます。
SteamTuners Insider のパッケージと内容品
エンボスが施された貼り箱がパッケージに用いられ、製品としてしっかりとしたパッケージに入っています。
内容品一覧
- Insider本体
- 予備パーツ(Oリング、イモネジ)
- オプションチムニー
- エアフローリング(黒、白)
BBアトマイザー SteamTuners/Insiderの詳細
Insiderのスペック
コイル | RBA シングルコイル |
エアフロー | ボトムエアフロー エアフロ調整可能 |
素材 | Stainless Steel PEEKインシュレーター |
Insider RBA is a rebuildable atomizer for the Billet Box.
Big air flow, easy access air flow control, two post design, and huge juice channels allows for easy builds, fast wicking, and big air flow for higher wattage builds. Bottom air flow design for flavourful vapour production.
Two chimneys included, a wide bore chimney for maximum air flow performance, and a tighter chimney for maximum flavour and MTL performance.
Full 510 threading allows users to dry fire the Insider in all of their own mods.
Included in package:
-Insider Large diameter knurled AFC ring in black Delrin and white Delrin to match your Boro tank colour
-Large bore chimney for greater air flow and vapour production
-Tighter bore chimney for more focused flavour
-Replacement orings
STEAM TUNERS(http://www.steamtuners.gr/)より
Insider RBAは、ビレットボックスの再構築可能なアトマイザです。
大きな空気流、容易にアクセス可能なエアフローコントロール、2つのポストデザイン、および巨大なジュースチャンネルにより、より高いワット数のビルドのための簡単なビルド、高速ウィッキング、大きなエアフローが可能になります。風通しの良い蒸気製造のための底部空気流設計。
2つの煙突、最高の空気流の性能を得るための幅広い穴の煙突、最大のフレーバーとMTLの性能のためのより煙突。
Full 510スレッディングを使用すると、インサイダーを自分のモッズのすべてで乾かすことができます。
パッケージに含まれるもの:
あなたのボロのタンクの色に合わせて、黒いデルリンと白いデルリンで大径のローレットAFCリングを
大気の流れと蒸気の生成を促進する大口径煙突
– より鮮明なフレーバーのためのより丈夫な穴の煙突
– 置換オルシング
Insiderのチムニー
Insiderにはチムニーパーツが2つ付属します。デザインは同様ですが内径が異なっています。
太い方が4mm、細い方が3.2mmです。
チャンバーの上部になる部分はテーパーしており、空気の流れを考慮したデザインになっています。
Insiderのチャンバー
チャンバーパーツは、デッキパーツにスレッドで取り付けできるようになっており、ねじ式なのでしっかりドッキングすることができます。
チャンバーとチムニーの接続部。チャンバーはドーム状になっており、チムニー部分はテーパーデザインになっています。
Insiderのデッキ
デッキはスタンダードな2ポールデッキ。ポールは中央からオフセットしており、エアホールも中央部にはないデザイン。
ポールをアップにしてみると、コイルの高さ及び、コイル取り付けホールも互い違いに高さが異なっています。コイルを取り付けるときにコイルレッグの高さの違いを吸収できるようになっていますが、コルの巻方向を考えて巻かないと、逆に合わなくなってしまうので注意が必要です。
上から見てみると、インシュレーターでポジティブとネガティブが隔てられているのがわかります。
エアホールは楕円をデッキに沿わせて変形させた形状になっています。
ジュースチャンネルはチャンバーパーツをかぶせると縦穴になるようになっています。このタイプはコットンを詰め込みすぎると供給が悪くなる、漏れを防ぐのを重視したタイプであると個人的には思います。
Insiderのエアフローリング
Insiderのエアフローリングはスレッド式で本体に接続されています。
BOROタンクにInsiderを取り付ける際にはエアフローリングを外して取り付けします。
白と黒、2色のエアフローリングが付属します。どちらもデルリン製です。好みの色をセレクトします。BilletBoxの標準BOROタンクは白ですが、オプションでブラックカラーも購入できるため、タンクカラーに合わせて変えることもできます。
他のRBAタンクと異なりエアフロー周りに加工が施されていますが、これはBilletBox本体に取り付けたときにエアフロー調整で回しやすくするためです。
Insiderのポジティブピン
エアフローリングを外して通電部分を見てみると、この部分は510スレッドになっており、通常のMODに搭載可能になっているのが特徴的で、専用アダプターなどを使用せずとも手持ちのテクニカルMODやオームメーターなどで抵抗値計測やドライバーンができる非常に重宝するディティールになっています。
ポジティブピンはデッキのポジティブポール固定兼用で調整は不可です。BilletBoxアトマイザーではポジティブ調整を必要としません。
SteamTuners Insiderをビルドしてみました
ビルドです。Insiderはエアフローリングを外せば510スレッドを持つMODに搭載できるためビルドが捗ります。スクリューヘッドはプラスドライバーです。
今回ワイヤーはNi80 26G、3.0mm、6ラップ巻いています。
エアフローがボトムエアフローなので思いっきりエアフローに近づけます。
今回コットンはFiberFreaksを使用。ウィッキングはあまりジュースホールに詰めすぎず、載せる程度にウィッキングする程度。漏れよりも供給不足を意識するのが良いと思います。
ビルド後はBOROタンクに収納します。
エアフローリングの切れ込みが張り出しているので、エアフロー調整が容易でやりやすい印象です。
BBアトマイザー SteamTuners/Insider のまとめ
SteamTunersが本気でデザインしたBillet Boxアトマイザー、Insider。
加工精度も良く、ディティールも徹底しており、デザインも良いと感じます。
エアホールスペック的に見ての通り、DL(直肺吸い)ユースに向いたアトマイザーです。エアフローを絞ってタイトドローにはできるものの、デッキ部のエアフローホール径のせいか、流速が確保できないためか、結果はあまり良くありません。MTLユースであればExocetやBILLETBRIDGE DOGGYを用いるのが良いでしょう。
DLユースのアトマイザーとして「超美味しい!!」という印象は受けませんが、Billet Boxで使う場合には選択肢が少ないのでOdis/The FLOWもしくはBastard coilを用いる他はありません。
筆者的な味の好みやBilletBoxの使い方ではExocetでMTL運用に勝るものではありませんでした。
購入方法
本家ショッピングサイト(http://www.steamtuners.gr/)から購入できます。
英語サイトなので若干ハードルが高いですが、住所を英語で入力でき、クレジットカードがあれば日本の通販とさほど変わらないのでチャレンジしてみると良いと思います。
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