Auguse(オーグユーズ)のVAPEアトマイザー、Khaos RDA/RDTA「カオス ドリッパータンク」のレビューです。
過去の名作を参考に、エアフロー構造を「トップtoボトム」に。
交換式エアフローパーツによって、MTL・DL両方が楽しめるアトマイザーです。
詳細をレビューしていきます。
商品提供:Everzon
Auguse Khaos RDA/RDTAとは?
新興メーカー”Auguse”のアトマイザー、Khaos RDA/RDTA「カオス ドリッパータンク」です。
製品名は”RDA/RDTA”となっていますが、RDTAスタイルのアトマイザーです。
さて、Auguseと言えばハイエンドアトマイザーそっくりなあのアトマイザーで一躍有名になったメーカーですが、今回リリースされた新作アトマイザーも某名作にそっくりな構造となっています。
Auguse Era RTAの特徴
- 直径22mmサイズのドリッパータンクアトマイザー
- 過去の名作にそっくり!?トップエアフローデザイン
Khaos RDA/RDTAの特徴を見ていきましょう。
過去の名作にそっくり!?トップエアフローデザイン
このデッキデザイン、4年ほど前に流行したあのアトマイザーにそっくりです。
デッキデザインだけでなく、シースルールックもそっくりそのままですね。
ただし、まるっきり同じのクローンと言うわけではありません。
Era RTAもそうでしが、過去の名作をオマージュしながらも、エアフローデザインやリキッドチャージ部など、随所に工夫が見られるのがKhaos RDA/RDTAです。
カラーバリエーション
全2色のカラーバリエーションが用意されています。
自分の好みに合わせてセレクトすることができます。
スペック
リキッド容量 | 2ml |
直径 | 22mm |
全長 | 31.7mm(DT,510スレッドを除く) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510DT |
コイル | RBA シングルコイル |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | トップtoサイドエアフロー |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- Auguse Khaos RDA/RDTA アトマイザー本体
- 予備パーツ
- Oリング
- デッキネジ
- エクストラパーツ
- エアフローパーツ
- スコンクピン(BF)
Auguse Khaos RDA/RDTAの詳細
全体的な印象は往年の名作にそっくりです。
まるっきり同じと言うわけではありませんが、古くからVAPEを愛好しているユーザーであれば「お、これは…アレそっくりだ」と感じるのではないでしょうか。
トップキャップ部分やボトム部分にはオリジナルのディティールが採用されているので、もちろん全く同じと言うわけではありません。
トップとボトムのローレット仕上げ雅音書印象的なディティールです。AFCの色が違うのもワンポイントですね。
パーツは大きく分けて4ピースに分解することができます。
ドリップチップ
交換可能な着脱式のドリップチップは汎用性の高い510DT仕様です。
付属品は樹脂製で、ボトム部分にデザインに合わせたローレットが刻まれています。
全長13mm、露出部の高さ8mm、内径4.5→5.5mm(逆テーパー)
半透明なルックも、本体のデザインに合わせたものです。
トップエアフロー
エアフローは『トップtoサイド』です。
アトマイザー上部から空気を取り込み、コイルサイドから供給します。
この部分が、参考にされたアトマイザーとの大きな違いですね。
往年の名作も同じくトップエアフローですが、コイルの上部にしかエアーが当たらないデザインでした。コイルの冷却性はKhaos RDA/RDTAの方が優れています。
しかも、2種類のエアフローパーツが付属します。
交換することによって、コイルに合わせたドローを実現することができます。
エアホールスペックだけでなく、ドリップチップにつながる上部の内径も異なります。
この仕様によってMTLとDLに対応しているのもポイントです。
トップキャップはOリングはめ込みなので、簡単に取り外しできます。
コイルビルド後でもエアフローパーツの交換が可能です。
トップエアホールにAFC、全開から全閉まで無段階にドローを調整することができます。
AFCパーツのカラーリングが異なるワンポイントデザインも印象的です。
デッキ
デッキはシングルコイル専用の2ポストデッキです。
イモネジで直接固定、穴位置は左右同じ高さです。
ポジティブピン
ゴールドメッキ仕様のポジティブピン、突出具合の実測0.63mmでした。
ポジティブピンでデッキのポストを固定しているため、緩めても突出具合は調整不可です。
ノーマルピンだけでなく、スコンクピン(BFピン)が付属します。
タンク
タンクはRDAに近いデッキの下部にある、通称「RDTA」デザインの構造です。
タンクへのリキッドチャージは、デッキにある煙突状のチューブ部分から可能です。
リキッドチャージは、トップキャップを外して行います。
ちなみに、参考にされたと思われる往年の名作よりはガラスに厚みがあるので割れにくいとは思いますが、ガラスチューブを外すときには構造的にチューブを押し出す必要がありますのでガラスチューブを外すときは破損に注意が必要です!
デッキパーツボトムのローレット加工は、見た目だけではなくてチューブを外す際に実用的なディティールです。
タンク部分のメタルパーツも分解可能です。その場合はポジティブピンを外します。
Khaos RDA/RDTAのビルド
それではKhaos RDA/RDTAをビルドしていきましょう。
オリジナル(?)と違って、ノッチコイル専用機ではなく一般的なワイヤーコイルでビルドするのを前提としています。構造自体はかなり似ていますが、エアーをコイルサイドに導くことができる構造なので、味的にも有利だと思われます。
シングルコイル専用のスタンダードなデッキデザインなので、ビルドは簡単です。
ただし、ビルド時にはガラスチューブを外す必要があるので(外さなくてもできなくはないですが、かなりやりにくいです)リキッドがタンクに多く残っている状態だとリビルドできないと考えた方が良いでしょう。
しかもデッキサイドにコイルジグガイドがついているので、ジグをここに載せて固定するだけでコイルを適切な位置に設置することができます。
ウィッキング前にエアホールとコイルの位置関係を確認してみても、コイルジグガイドで合わせればベストな位置でビルドできることが確認できました。
ウィックはRDAに比べてちょっぴり長めにカットします。
後はウィックホールにレッグを落とすだけです。
個人的にはウィックはあまり長めにしません。
供給が心配、と言う方はタンク底までウィックを伸ばしても良いとは思いますが、コットン分だけリキッド容量が減ってしまいます。
吸う時に傾けることを意識すれば、これで供給も問題ありません
アトマイザーのマッチング・使用例
感想とまとめ
オリジナルよりも汎用性が高い!RBAで楽しめるMTL・DL対応アトマイザー!
Auguseは”改良・カスタム”が得意なメーカーですよね!
参考となるものに工夫を加えて、それ以上にすることが得意なメーカーです。
はっきり言って「まるっきりオリジナル」という製品ではありません。
でも、それが故に優れている製品だとも言えます。
オリジナルは「ノッチコイル専用の爆煙向けアトマイザー」でしたが、それを「MTLもDLもいける味にも優れた機種」へと作り替えてしまいました。
シングルコイル仕様で「トップtoサイドエアフロー」構造はかなりレアです。
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